22話 異能と武器
台風15号くん...やってくれましたね...まさか2日間も休校にするとは......次回も頼みますよ...オーホホホ(フリーザボイス)
ダイチとの決戦で俺が勝利した事によりミアのパートナーは俺で確定した。と言っても特に変わった事はなく、強いて言うならミアを含めカエデやエルモア達と過ごす時間が増えただろうか...いやいつも通りだったか。ただ少し気になることが...
「視線を感じる」
いつものメンバーでの食事を終え一息した所で話し出した。
「まあ幼馴染やパートナーとは言ってもSランク3人と仲良くしてるんだしさすが視線くらい集まるでしょ」
どうでも良さそうに返したのは右隣に座ったハヤテだった。
「それに加え、お前はヴァイズ・レット推薦で入って評価戦でいい戦いをした。ついこの前にも決戦でダイチに勝ったんだから視線くらい集まるだろ」
横から入ってきたのは向かいの席に座るカエデだ。
「でも、俺の感じる視線ってそう言うのじゃなくてなんか観察されてるような感じなんだよ」
「観察かあ...まあほっとけばいいんじゃないか」
カエデの隣に座ったエルモアも興味なさげだ。確かに害はないからほっといてもいいのだが、気になる事は気になる。
そろそろ移動するかと立ち上がった所で後ろから肩を叩かれた。振り向かとそこにいたのは、以前会った白衣を着た少年だった。
「えっとお前は確か...Sランクのエンジニアだったよな?俺に何かようか?」
「ユスケ・ヒラノだよ、名前くらいは覚えておいて欲しいものだ...君に会いたい人がいるから食器を片付けたら医務室に一人で来てくれ、それだけだよ」
それだけ伝えさっさと立ち去ってしまった。ユスケの言葉に頭を傾けていると後ろから内容を聞いていたハヤテ達がニヤニヤと近づいてきた。
「会いたい人がいるからだってさアルト」
「誰だろうな?さっぱりわからん」
「もしかしたら女子かもね」
「女子がどうしたんですか?」
「アキハか。いきなり入ってくんなよ。てかお前ら用事は終わったのか?」
ハヤテと話していると突然用事があると言ってどこか行ってたアキハが話に割り込んできた。後ろにはミアもいる。
「もちろん。ばっちり終わりましたとも。特に何もしてませんけど」
「何もしてないんかい」
「そんな事より女子ですよ!もしかしてアルト告白されるんですか?」
「なんでそんな嬉しそうなんだよ、ユスケが呼んできたんだから違うだろ」
変に乗り気なアキハを引き剥がしながら聞く。
「ユスケは医療係ですから男女問わず色んな人と関わりますからねえ。ちなみに私が喜んでる理由はやっとアルトがミアから離れてくれるからです」
「パートナーだから離れる事はないだろ...おい!ミアそんな悲しそう顔するな!別に離れないから!」
「「あーあ泣ーかした」」
「お前らぁ!」
息ピッタリで煽ってきたハヤテとアキハを怒鳴る。何かとこの二人は仲が良いと思う。
腹たつけど。
「で?告白されたらどうするの?」
「まずなんで女子確定で告白される前提なんだよ」
俺の質問に二人は顔を見合わせ当たり前のように答える。
「だってアルトはあのダイチを倒したんですよ。しかも入って間もないのに」
「ダイチは女子から不人気だからね、それを倒したなら人気出ると思うよ」
「あいつの性格ならなんとなくわかる。それでもだ。仮に告白されても俺は断るぞ」
「「なんで?」」
またハモる。
ほんとになんでこいつらこんな息合うの?そんな疑問はさて置き俺は食器置き場に向かいながら答える。
「入ってまだ一ヶ月もだってないのに告られても逆に困る、ハーレム目指してるわけじゃないし。そもそも恋愛どうこう興味ない。俺は強くなって死徒を倒す為に入ったんだから恋愛に目を向けてる暇はない」
きっぱり言い切るとミアは何故か笑顔になり、アキハとハヤテは再び顔を見合わせた。そして何かを悟ったかのようにこちらに笑顔を向けてきた。と思えば...
「だそうですよミア。残念ですねえ。折角連れてきた相手がミアに興味が無いようで」
「どうしてそこで私に振るの...?」
突然話題が自分に振られた事でミアが困った表情をしている。どこか嫌そうな顔をしてるように見える。
「私はアルトに学園に入って欲しくて推薦しただけで他意はない...」
「えーそうなんですかー?」
ミアの反応につまらなそうにするアキハ。
未だ謎だった推薦理由が聞けて嬉しかったのだが...他意はないか...別に俺の事を思って欲しい訳ではないが、それだけというのもなんか寂しい。口に出すと地雷だと思うので言わないが。
「とにかく、行ってみればわかるだろ。一人で来いって言ってたし帰ってきたら話すよ。じゃあ」
そう言い食堂を出た。後ろからついてくるかと思ったが意外にも誰もついてこなかった。
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医務室に着くとヒラノが部屋の前に立っていた。それから「中に居る」とだけ言い残しどこか行ってしまった。
扉を開け中に入るとそこにはユスケと同じく白衣を着た茶髪の男がベッドに腰をかけていた。
(女子じゃなくてよかったが、誰だ?)
誰だ?と聞くよりも早く男は答えた。
「君がアルト・シャドウだね。僕はトオル・タキマ君を呼びた自体張本人で、Sランクのエンジニアさ」
「Sランクのエンジニア...ユスケと同じ」
「そう、ユスケと同じで君達をサポートする立場さ。よろしく」
自分の名を名乗ったトオルという男はベッドから立ち上がり握手を求めてきた。否定する理由もないので握手を返した。
「さて、さっさと話してしまおうか。短く話すつもりだけど立ちながら話すのもなんだからね」
そう言いトオルは俺を椅子に座らせた。本人ははベッドに座った。
「僕は学園で武器を作るエンジニアでね。入学当初から君を観察させて貰ってたけど、なかなか凄いね。あんな武器でダイチを倒すなんてね」
「どういう意味だ?」
「普通の武器で死徒の頸を切ったところで効果はないよ。場合によっては切れないこともある。異能力に対抗しようなんて尚更無理がある。それでも君は勝ったんだ凄いよね」
それから短く話すと言った事を忘れ長々と説明された。なんとなくは理解出来た。結構難しいこと言ってたけど。というか視線の犯人こいつだったのか。
「つまり、死徒や異能力の技を斬るには特定の武器じゃないと異能力本来の力の半分も引き出せないから無理だと...」
「そういうこと。そして僕は君らが死徒と戦える為に武器を作ってるってこと」
「じゃあ俺を呼んだ理由は俺の武器を作ってくれるということか?」
「そうなんだけど、悲しいことに今武器を作るための素材が枯渇していてね。もうそろそろ秘書の人が来て張り出す頃だと思うけど、君とミアさんの2人で依頼に行けって出る筈だからそこで素材を取ってきてほしいんだ」
「なんでお前が俺らが依頼を受ける事と素材がそこにあるって知ってるんだ?」
「上の偉い人から聞いたからとだけ言っとくよ。その人達には近いうちに会うだろうからそれで聞くといいよ。じゃあ話は終わりだから、素材はミアさんに聞いてね。じゃあね」
話を終えるとさっさと帰ってしまった。
(長々と話した癖に帰るのは早いとか、この学校は自分勝手が多いな)
俺は「しょうがない」と呟き掲示板へ向かった。
当たり前のように掲示板の前には多くの人が固まっており遠くから見た結果、トオルが言ってた通り。
「アルト・シャドウ、ミア・ヴァイズ・レット。二人には北の村ヤヌスの偵察を命じる」
と書かれていた。
その後同じく掲示板を眺めていたハヤテ達と合流し、頭を抱えながら食堂で話し合うことにした。
終わり方どころかこの回いるか?と思うほど雑な気もしますが、気にすると無駄に長くなりそうなのでここまで。
次回アルトくんとミアちゃん依頼に行きます。2人だけです。2人だけです!
あと活動報告にも書くべきだと思うんですがちょっとめんどくさくて書いてないのでここで報告します。
新作書きました。と言ってもまだプロローグだけで、連載も来週からですので始まったとは言い難いですがまあ書き始めましたという事です。
新作書き出したおかげで俺のモチベーションがだだ上がりです。
最後までご愛読ありがとうございます。次回も是非見てください。
余談なんですけど、いつもこのご愛読って書いてるんですけどこれご朗読って書くべきですかね?いや多分意味としては間違ってないと思いますけどなんか違和感があったりなかったり。まあ自分の中ではご愛読が定着しちゃったんでご愛読で行きます。




