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ディフェレンター  作者: 論です
1章 東洋編
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12話 学園の仕組み

小説書いてる時が1番楽しい...宿題に手をやりたくない!!

結局、休むと言っても、三十分程度だったので休んだ気はしていない。そう思いながら昼食を取るために制服に着替え、ハヤテと一緒に食堂に向かっていた。


「そういえばさっさカエデとエルモアは今日いないって言ってたけど、なに? 今日って登校日じゃないの? 学園ってサボっていいの?」


あの二人が学園にいないと言っていたので気になって聞いてみた。ついでに、学園の事について説明してもらうために。


「この学園は生徒の登校が自由なんだ。生徒達が一週間のうちで登校する日を自分達で決めて、その日だけ登校するんだ」

「それ全部休むやつ出てくるだろ、そういう時はどうするんだ?」

「流石に週一回は登校しなきゃいけないよ。それに休み続けると、授業に出てないから評価されなくて、遠征にも行けない」

「遠征って、他の町や村に行ったりするのか?」

「うん。月に一回、学園の教師が選抜した生徒が他の町に行くこと。それが遠征。遠征の目的は死徒の殲滅か情報収集だね。あとは国や町、村から頼まれた時とか」

「選抜と言ったが、一回の遠征に何人くらい選ばれるんだ?」

「学園全体の生徒が約三千人くらいで、選ばれるのは大体五百から六百人程度、引率の教師は六十人くらいかな。生徒はその人数の中から五人くらいのチームで行動する事になるね」

「そんなに行くのか、まあ十人二十人じゃ死徒を何体も倒せないか」

「それに遠征自体が一日で終わるとは限らないからね」

「どういう事だ? 何日が続くのか?」

「遠征に行く人数が多いと移動も大変だからね。それに今回はたまたま近かっただけで、遠くに行く時もある。最大でも二週間くらいは続くかな、それ以上は食料とかが切れて強制的に帰らされるけど」


今回というのはカナエ達の町のことだろう。あの町でミアや他の生徒達が助けに来てくれたことで、俺も町の人達も生きているのでそこは感謝している。


「それに被害が大きいとなかなか帰れないからね」


ハヤテは悲しそうな表情でそう呟いた。


「死にたくないなら遠征行かなくていいんじゃないか?」

「遠征に行くか行かないかを決めるのは本人だけど、そういう考え方をするならそもそも入るなって話。それに遠征の成果によって、学園側からの支給にプラスが付くんだ。そういう意味では遠征に行きたいって人は多いよ」

「ふーん、死ぬのが怖くないのかね」

「アルトは怖いのかい?」

「散々死ぬ思いしてここまで来たんだ。怖いけど、足が(すく)ことはないな」

「勇敢だね」


恐らくハヤテが入学してから何人も死ぬ仲間を見たんだろう。言葉や口調から切なさを感じる。

少し話題を変えようと別の事を聞いてみた。


「支給ってのはどういうのが配られるんだ? 支給プラスが付くと言っていたが、それの基準は?」


一度に何個も聞いて後から悪いと思ったが、ハヤテはひとつひとつ丁寧に答えてくれた。


「支給ってのは基本は日用品と資金、あとは食料だね。男女に多少の差はあるけど、大体全員同じのが配られる。遠征の成果によって変わるのは『特別支給』って言ってね、死徒の討伐数によって配られる物が変わるんだ」

「どんなものが配られるんだ?」

「生徒が望むものだね。例えば、銃の弾とか資金とかかな。遠征の翌月の最初の支給で配られるね」

「へぇ、そりゃ遠征に行きたがるな......いや悪い」

「いや、僕が勝手に暗くなってるだけだし、気遣わなくていいよ」


遠征の事を話そうとして表情が暗くなったハヤテを見ると考えさせられる部分はある。


(ハヤテにも色々あるんだな、普段明るいのはそういうのもあるのか)


そうこうしているうちに食堂に着いた。

扉を開けて入ると俺達を見た途端......正確には俺を見てこちらに一人の少女が近づいてくる。

黒い髪をツインテールで結んだ黒い瞳、俺やハヤテより少し小さい少女は、目の前に来た所で下から覗き込むようにこちらを見つめてくる。


「あなたがミアの言っていた男子ですね!」


その言葉に食堂にいた全員の視線が俺に集まる。

集まる視線を気にせず、俺は少女の名を聞いた。


「だとしてあんたは?」

「人に名前を聞く前に、まず、あなたが名乗るべきでは?」

「いきなり人の顔をまじまじと見てる癖に何を言うか、それにミアの言ってたということは俺の事はもう知ってんだろ?」


俺の言葉に少女は驚いた表情する。

その後一度後ろにいたミアの方を向いて、小悪魔のような笑顔で話し出した。


「さすが、ミアが見込むだけはありますね。なかなか頭が良いようで、特別に名乗ってあげましょう」

「褒めてもらったことは有難いが、名乗るなら早く名乗ってくれ。こっちは腹が減ってるんだ」

「そんな急かさないでくださいよう。しょうがないですね」


ちょっとイラっときた。

なんだろうこのなめられてる感じ。ユキナに似てる。少女はこちらのことを気にもせず、胸を張って名乗り出す。


「私はアキハ・サキリ。Aランクで、ミアに近づく男を滅多斬りにするミアの大親友です!」

「かなり物騒な挨拶だな」


今の発言で何人の男子生徒が縮こまっただろうか。

自分のランクを言うあたり、俺だけでなく周囲への威嚇を含めてだろう。後ろのハヤテも目を逸らしてるし。


「こうでもしないと、いやらしい男子達はミアを狙ってきますからね。アルト君もミアに近づいた時はボコボコにしますので」

「近づいただけでボコボコにされるとはな、あと君なしでいいぞ。そっちの方が慣れてる」

「わかりました。私もアキハでいいです。これから互いに仲間ですので、よろしくお願いしますね」

「さっきまでの発言を聞いて後ろから刺されないか心配だが、まあよろしくな」


少し心配は残るものの互いに認め合ったということで握手をした。それを見ていたミアが立ち上がり、こちらに近づいてきた。


「アルト、編入おめでとう」


短くそう言いこちらの手を握ってきた。


「えっ? ああ、うん、ありがとう。入れたのはミアのお陰だけどな」


ミアは握手のつもりで握ってきたのだろう。

でもいきなり握られると俺からすればかなり心臓に悪い。そのうえ、後ろからアキハが睨んでくるので尚更。俺は無理矢理に手を離し「じゃあこれで」と言い空いてる席に向かう。

最後にミアの方を見ると寂しそうな顔をしていたのでうしろめたい気分になった。


(くっそ、やっぱ慣れねぇなぁ)


食堂のおばちゃん事サシさんに昼食をもらい、ミア達とは離れた席にハヤテと座って、話しながら食事を取る。気になった場所としてランクについて聞いた。


「ランクってなんだ? さっきもアキハが言ってたけど」

「ランクっていうのは生徒一人一人に付けられる評価さ」

「評価? 学園側がつけるのか?」

「うん。基本は異能力をどれだけ使えるかとか、死徒に対してどれだけ戦えるかで決まるね」

「へぇ......」

「ランクは高い方からS.A.B.C.D.Eの六段階に分けられるね。ちなみに僕はBランク、真ん中だね。」

「ランクの基準は?」

「それが生徒達には開示されてないんだ。教師達がつけてるから僕らじゃ基準がわからない」

「そこ隠す必要あるのかね?」

「さあ、でも何か隠したい理由はあるんでしょ」


そう言ってハヤテは一口サイズに切られたハンバーグを口に運ぶ。俺もつられてご飯を食べようとした時、食堂の扉が開いた。既に何度も人の出入りが行われていたため今更といえば今更だが俺にとっては違かった。

扉から入ってきたのは二人の少年だった。その姿を見間違えるはずはない。


「カエデ! エルモア!」


周りに食事している生徒の視線を気にせず、俺はその場を勢いよく立ち上がり彼らの名を呼んだ。

出てきました!...出てきました...もう少し伸ばしていいと思いましたけど、こっちの方が展開としては面白いかなぁと思いここで切り上げました。自分的にも面白かったんで、本格的に話をしたり関わるのは次回からですね。早く書きたい!!


最後までご愛読ありがとうございます。次回も是非見てください。

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