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ショートストーリーズ  作者: 松田葉子
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骨の行方

Twitter投稿日:4月2日

「私が死んで骨になったら、地元の町が一望出来る見晴らし台から骨を撒いて。そこが私の一番好きな場所だから。」


死ぬ前によくばあばが家族皆にそう話していた。


気分がシャキッとするような青空のある日、ばあばの骨壺を抱きながらその見晴らし台に来た。


確かに今日みたいな天気のいい日は見通しもよく、気持ちがいい。


町にばあばの骨粉が舞い降り注いでるところを想像した。


美化されそうな話だけど、僕は風に人の骨粉がさらわれて降り注いでるっていうのを知ったら正直言うと気持ち悪い、嫌だって思うから撒かないよ。


でも、天気のいい日は今日みたいにここに連れてくるからね。

母親に昔、沖縄の海に撒いてくれと言われたことがあり、割と最近まではそうしようと思ってたけど、よくよく考えたら他の人は嫌だよなと思って書いた話です(笑)

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