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ショートストーリーズ  作者: 松田葉子
18/18

舞台裏で

Twitter投稿日:8月2日

「どうだった?」


「面白かったです、転げ回るシーンとかめっちゃ笑いました」


「あそこね、稽古中に痣作ったことある」


苦笑いしながら話す貴方。


今日は彼が出演した舞台を観に行ったのだ。


終わった後こうやって少し会話するのが恒例。


勿論私だけではなく、他のお客さんとも話す。


彼は少し周りをキョロキョロと見てから言った。


「そうそう、ちょっと渡したい物があったんだよ、こっちついてきて」


「?はい、何でしょう」


今は誰もいない舞台裏に私を連れてきた。


「渡したい物って何です・・・」


と言いかけたら口付けをされた。


1回目は軽く、2回目は抱き寄せられ、深く、長く・・・私たちの吐息が熱くなって混ざり合うまで。


「だ、ダメです、こんな所で・・・」


やっとの思いで口にすると


「こんなにキスしてから言ったって、拒んでるようには思えないけど」


「ズルいです・・・」


そう言うと今度は両手が使えないよう壁に押さえつけられながら口付けされた。


私は気持ちが昂って


「・・・っもう・・・我慢出来な・・・」


と漏らすと、口付けはそこで終わってしまった。


しまったって何、そこでその先までしたかったってこと?!


頭の中でぐるぐる考えていると、彼は私の頭をぽんぽんしながら


「今の、凄いえっちだったね」


と囁きながら言った。


私は恥ずかしいやら怒りやらで顔が赤くなってるのを自覚していた。


「今度続きしようね」


「べ、別にいいです・・・」


それよりも今お預けを食らった状態がしんどい、とはとても言えずそのまま黙っていた。

ふと思った妄想をそのまま書き綴りました(笑)

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