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ショートストーリーズ  作者: 松田葉子
14/18

2人だけの世界

Twitter投稿日:無し

カーテンは閉じてる。


来た時についてたテレビと電気は、事が始まる時に消した。


時計はデジタルだから秒針の音もない。


完全防音、とまではいかないけど、よっぽど激しかったりしなければ他のとこの音も聞こえない。


聞こえるのは私たちが発する音だけ。


口付けの音、吐息、服が擦れる音、私たちが愛し合う音・・・。


世界には私たち2人しかいないのではないかと錯覚してしまう。


私は彼を感じたくて、彼に応えたくて何回もすがり付くように愛した。


いつの間にか寝てしまったようだ、時計を見ると6時過ぎだった。


遮光カーテンなので室内は相変わらず暗い。


街は動いている時間なのに、ここは何て静かなんだろう。


彼の寝顔、普段は中々見られないのでそれを独り占め出来て嬉しい半面、現状に悲しくもなる。


「・・・おはよ、起きてたんだ。カーテン開ける?」


「おはよ。ううん、開けたら2人だけの世界じゃなくなっちゃうから。」


「おいで。また来ようね。」


「うん・・・。」


彼に抱き締めて貰って、今この時の幸せを噛み締めた。

ラブホに行くと2人だけの世界って感じがするなぁっていうまんまのやつです(笑)

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