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ショートストーリーズ  作者: 松田葉子
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役に立つ仕事

Twitter投稿日:4月17日

小さい頃、人の役に立つ仕事がしたい、と思い看護師になるのが夢だった。


でも、テレビドラマや医療現場のドキュメンタリーでその仕事の大変さを見ていると自信がなくなり、勝手に諦めた。


他に役に立つ仕事は何だろうと模索した。


高校生の時、コンビニでバイトを始めた。


営業のサラリーマンや携帯会社のコールセンターの人、土方の人、飲食店で働いてる人、色んな職種のお客様がいた。


慣れてくると常連さんから仕事の話を聞くこともあった。


嬉しかった出来事の話になるとお礼を言われたことだと答えた人が大半だった。


私はそれで、働いてる人達は皆何かしら役に立ってる、何の仕事でもそうなのだ、という結論に至った。


なので私は興味のあるものに目を向けた。


食べ物を扱う仕事。


まず調理師免許取得の為に専門学校へ通うことにした。


働いてる母親に代わって時々晩御飯を作ることがあったのだが、家族に好評だったのが結構嬉しかった。


自分自身食べるのが好きなこともあり、もっと勉強したいと素直に思えた。


免許取得後は飲食店の調理場や焼き菓子屋で働き、自分の店を持った。


大きくはないが、お客様との距離が近いので直接感想を聞けるのが嬉しい。


有難いことに常連さんもつくようになったので、たまにリクエストを聞いてそれを作ることもある。


その料理の値段は常連さんに決めてもらうのだが、私としてはもう少し安く設定しても良いのに、皆ちょっと高めにつけてくれる。


もう少し金額下げても良いんですよと言うと、


「わざわざ作ってくれたものだし、しかも美味しいし、感謝の気持ちも入ってるから」


と話してくれてとても有難い。


お客様の笑顔が見れるとお役に立てたなと思うし、それを見て何より私自身が嬉しいので、この職につけて良かった。

久々の投稿です。

途絶えました、1日1話(笑)

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