1話 少年のある日
初めてのライトノベルを書きました。
初心者なりに頑張っていきたいと思っています!
よろしくお願いします!
✳︎自己紹介、バスケットボール、意識を戻した後の部分の文を訂正、追加致しました。
僕の名前は米田 小次郎。
17歳の高校2年生。友達によると少しせっかちだなと言われた。それだけかい?
どこの高校かっていうのは、それは聞かないでほしい。有名な高校でもないからね。
それで成績は校内での平均ぐらいで、部活には入っていない。
なぜなら、アルバイトをしているからだ。アルバイトを理由にしているけれども、世の高校生の一部は、部活に所属していながらアルバイトをしているから凄いものだ。僕では身体がもたない。
そのアルバイトとは清掃業で、週3から5ほど楽しく(そこまででもないが)働いている。
今は10月。秋で少し寒い。
今日は、金曜日でいつも通りアルバイトを終えるところだった。
「お疲れ様でした!」
「「お疲れ〜」」
そう返すのは、仕事場の先輩方だった。
アルバイトを始めた頃の僕は清掃に関しては水泳で言うところのトンカチだった。
そんな僕にも、先輩方はとても優しくわかりやすく説明してくれた。そんな先輩方が好きだった。そしてこのアルバイトも。
帰宅途中、なんとなく公園に寄った。
よくあるベンチに座り、ふと空を見た。
「今日も星見えないなあ」
小中学で将来はなにになりたいかと授業などで聞かれることがあって、友達やクラスメイトは大工や警察官、ケーキ屋などになりたいと語っていたが、今はどう考えているだろうか。一途に頑張っている人もいれば他の道を選んだ人もいるだろう。こんなこと高校生がなにを考えているんだと思われるだろう。
僕はこれからどうなるんだろうなあ
ぼーっとしていると、3人組が公園に来た。僕は目が少し悪く、細めで見てみると同じ高校の生徒だった。部活の帰りだろうか?そう思い少しの間その3人組を見ていた。
少し経った後
「よーし、明日は卓球の新人戦だ!優勝目指して頑張ろうな!」「「おう!」」そう大きな声で言うのだった。
その会話を聞いて、思い出したことがあった。そういえば、小学生の頃、クラブ活動で卓球を選択したことがあったことを。
当時の僕は、今もだけど運動音痴で50m走はクラスで後ろから2番目だった。バスケットボールでは、毎回ダブルドリブルをして笑われたり、仲間から何やってんだと言われた。今思えば、言われるだけよかったのかもしれない。
そんなある日、家でふとテレビの電源をつけた。画面に現れたのは卓球の全国大会の中継だった。僕は感動した。なぜかはわからない。けれど感動した。
小学校では、クラブ活動というのがあって、球技クラブやパソコンクラブなど様々なクラブがあった。そこで僕は卓球を選択した。という話があるのだが、あまり良い話でもないので、機会があったら誰かに語ろうかなと思っている。
風がビュウと吹き、ハッとした。あまり思い出したくないことを思い出してしまった。家に着いたらお風呂で嫌な思い出とともに疲れも洗い流そう。部活帰りの生徒はもうおらず、辺りの家々は真っ暗。どれだけの時間が過ぎたのだろうか。僕は急いで家に帰った。
そんな時に、起こるのであった。異世界転移が。
せめて両親にあってからがよかったかなあ。