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アクムノハジマリ

次の日学校に行くと、竹内と太田とあと5人くらいで輪になって話していた。

笑いもたまにおきていた。でも、今は竹内と太田と喋る事が出来ないので、自分の席へ行って座った。 小音量だが7人の話し声は聞こえてくる。

「あ、今来た。あれが桐島っていっておれと同じ野球チームなんだどな、クソ下手で昨日アイツのせいで負けたんだよ」

「確かになんか運動出来なさそうな顔してるよなー」

「ちょっとこれから無視しよー」

「しかもな、アイツ一つ上の先輩にも嫌われてんだぜ」

「あらー、かわいそー」

おれの陰口を言ってるのは確かに太田と竹内の声だった。


そんなのが毎朝続いた。悔しかった。見返してやりたかった。でもそんなことは出来ない。おれには味方がいないから。



小学3年生になってから1ヵ月くらい時がたった。

試合の日はミスをするのが怖くてズル休みしたり、仮病をつかったり試合に出ないようにして試合から逃げていた。太田と竹内からも逃げていた。お弁当は階段のはしっこで1人で食べていた。






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