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イギョウガゴトク

作者: 水鏡良芽

人間はまるで化物だ。






死んだひとみは怪魚のよう。


盛るまなこは野獣のよう。



美声は船人を惑わす人魚を思わせ


悪声は不幸を告げる黒鳥を彷彿とさせる。



肌は時には天使を連想させ


またある時は岩石を想像させる。



細き指は小人と似ていて


太き指は巨人と変わらない。



良心はまるで聖者の如く


悪心はまるで悪魔の如し。



そう、人は元より化物とはとても似ている。



瞳も声も、肌も指も。そして、心さえも。



そうであるのに化物と罵るは些か滑稽に写る






ヒトデナシの私からすれば

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