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プロローグ

プロローグ


突然ですがお便り申し上げます


父さん、母さん、陽子へ


兄さんにも仕事が見つかりました


だから探さないでください


お金は通帳に入れます



話は変わりますが兄さん恋人が出来ました


兄さん泣きそうです


嬉しさからではないのですが


事の顛末をここに書きつづります


長くなりますが読んでください



~~~~~~~~~~~~~

~~~~~~~~~~~~~


「私としたことが三枚もある手紙なのにジュースをこぼしたせいで

最初の5行しか読めなくなってしまったわ」


「これは怒るわね

しょうがないこのまま出してしまいましょう」


「どうせあいつはここから私の許可なく出られないのだからわかるはずないもの」


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