我が歌姫へ 壊れかけの私より
掲載日:2023/03/30
この身体が、
液状の栄養剤でなくても
食事がとれるなら。
この身体が、
あなたと楽しく語れるほどに
余力を備えた身体なら。
この身体が、
初めて出会った
あなたのことを
思い出せたなら。
私はきっと、
なにかの拍子に
嗚咽と共に涙を
流すこともなくなるのでしょう。
私もまた、
いつかあなたの前で笑えることを、
あなたの笑顔が見られることを、
祈っています。
いつの日か、
あなたと会える
ヘルマン・ハウスクネヒトに
なれた日に。
それまでは、
意地でも生き延びてみるとします。




