子供時代 4
「ん〜何しよかなあ〜」
魔法も使えなさそうだし。暇だったから本に載ってる内容は全て覚える位には読み込んだ。剣でも振ってみようかな。
「お父さん〜剣欲しい〜」
「....お母さんに聞くんだよライト。(この歳で剣を振りたい?この前の英雄の冒険記の影響かな?ハクヤは剣士だったからハクヤに任せるか。)」
「お母さん〜剣欲しい〜」
「まあ、剣〜?いいわよ教えて上げましょうか?これでも有名な剣士だったのよお母さんは。」
お母さんが有名な剣士だったのは以外だ、だからお父さんはお母さんに聞けと言ったのか。
「うんー。教えてー!!」
「やっぱ辞めたいですお母さん死にます。」
何故かこのお母さんは奥義を教えるわよっ。とか言ってめちゃくちゃやり出した。全身怪我するししだしたらお父さんが回復魔法ってを初めて見たんだけどして貰って精神的に辛すぎる。しかも覚えるまで辞めさしてくれない。
「人間そんな簡単に死なないわよ〜ほらやるってんだからやる。」
「(....可哀想にライト。お母さんは人に剣を教える時は鬼の教官の様になると噂で聞いたことを忘れてた。ほんとに済まないライト今までありがとう。)」
《桜花斬》
辺りの無駄に生え散らかった雑草や花はライトの周りだけ断裂面が均等になり、切れた草や花は舞い上がった。
「まあ及第点わね。」
お母さんは鬼の教官の様な面影が無くなり何時ものお母さんに戻った風に見えた。やっと終われるのか初めて転生して死ぬかと思った。何十時間通してやったんだ。もう絶対お願いしない。剣なんか振りたくない。
「お母さん〜剣は当分良いかなあ勉強したい。」
「まあ、なら教科書ならいっぱいあるわよ。」
いっぱいあるらしいのでいっぱい勉強しようと思う。僕は特に勉強が嫌いと言うわけではないので勉学に励みます。絶対にもう剣は教わりません。