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プロローグ
.....ニャー〜ニャー〜
「んん..クロちゃんおはよ」
クロちゃんとは家で飼っている黒猫だ。僕の唯一の家族で喋り相手だ。目に入れても痛く無いぐらいには可愛い。そんな愛猫の鳴き声と朝日で起き上がろうとした。
『ガタ....』
立ちくらみが襲う。
「あはははは、面白いわねあんた。」
「え?」
無限と思えるような真っ白な空間に恐ろしく整った容姿に薄い金色の髪が天使を想像させる。
待てよ何処だここは?もしかして死ん
「そうよ死んだのよ、しかもペット用の給水器で溺れて、ふふふ」
は?何を行っているんだ?さっきクロちゃんの鳴き声で起き....た時か...。なんて死に方なんだ。
「だよね〜面白い死に方だよねーそんな君は転生したい??」
「したいです!!」
そう思わずとも口に出た。普通に考えてることと会話してるしこの人、鮮明に見えるし考えれるから夢じゃないよなこれ。
「夢じゃないよー何が欲しいー?」
何が欲しい?転生する上でって事かな?
「そうそうー」
「存在感が欲しいです!!」