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色々

作者: 青井 朱鷺

カーテンの隙間からもれる橙色の太陽光

おはようの合図

おはよう

眠気眼で食べる茶色のロールパン

ごちそうさま

いってきます

今日は予報通りの雲一つない水色の空

太陽が眩しく黒い瞳孔が小さくなる

眩しい

灰色のアスファルトを見ながら通学路を歩く

道端には黄色い菜の花

それとたんぽぽかな

そんな草花の横にある赤い自動販売機

ここでいつも飲み物を買う

お金を二百円入れ四十円のお釣り

金銀銅メダル

硬貨だけど

今日は良い天気だから学校に行かず公園へ行こう

此処からそう遠くない公園へ

着いたら茶色いベンチに座る

ただの日向ぼっこだ

日差しは強いが心地の良いそよ風が吹く

目を閉じれば何も無いのに観たそのままの風景が見える

これは天国か地獄か

うとうとして顔をぶつける

きっと明日には紫色の青痣が出来ているのだろう

顔は少し恥ずかしい

痣は中々消えないものでね

そんな事をしつつお昼ごはんも食べずに夕方まで時を過ごす

カラスの黒い影にカーカー鳴き声が帰る合図だ

陽の落かけが街を燃やす様だ


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