酒場、、、変わらないじゃん
イケメンが男たちを全員倒したあとイケメンはしばらくそこを動くなと言い男の服を漁ったのちに軽く頷いた。その後イケメンはもう行っていいぞと言い放ちどこかへ消えた。あれが俗に言うなろう系主人公とかいうやつなんだろうか…俺もあんな人生を送りたかった。来る日も来る日も仕事で忙しくそろそろ30歳になろうともいうのにまだ未婚彼女すらいない。この世界で上手くやっていけるといいな。元の世界に戻ってもどうせ社会の歯車としてこき使われるだけだしもういいかななんて思い始めた。最初こっちにきたときにはパニックで無い発想だった。
その後スペリオル王国に入国することができた。そこで襲撃にあったことを話すと役所のお偉いさんみたいな人が来てそのことについてよく教えてもらいたいと旅団のリーダーに聞いたため旅団のリーダーは包み隠さず全てを伝えた。その後聞いた話によるとイケメンは数年前に失踪したこの国の王子であの男たちはこの国の嗜好の悪いお偉いさんの息子だったらしい。正直あそこまでグロい死に方だと思い出したくは無いが、あそこまで残酷な殺し方をしなくてもよかったんじゃないかと今は思う。
そしてここで旅団とはさよならをした。あの旅団はずっと国の間を行き来しているからついて行き続けても意味がないと思ったからだ。そして俺はリーダーと抱擁を交わし(リーダーは男)いつか恩返しをすると誓った。ついでに寝やすい寝袋と安い宿屋の情報をもらった。
さぁこれからは自分の金で稼いでいかねばならない。そう思った俺はこんなファンタジーな街なら酒場でいろいろできるだろうと思い、現地の人に聞き酒場へ向かった。
どうやらこの世界の主な言語は5個しかなくこの地方の言語が前世でいう英語のようなものであったようだ。酒場に到着してすぐに聞こえてきたのは、野太い男たちの罵声……ではなく賑やかに談笑する中年のおっさんたちの声だった。なんだ…あんま変わらないじゃん。そう思いながら昼間から酒を呷るおっさんたちの横を通り過ぎ、バーカウンターにいる男前な兄ちゃんに俺はこう言った。
「いい仕事ないか?」
兄ちゃんは答えた
「あるよ。」
どうもjenuです。え?なんだって?この話はネタに振りましたはい。すいませんそろそろタイトル回収もしたいんですがまぁ段階を踏んでからですね。これがあなたの楽しみになりますように。