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事件発生(8)

今回はちょっと短めです!

ブクマありがとうございます(///∇///)

 


 ~ギルバート(騎士団長)視点~


 俺の幼なじみアルバート・フロワールの一人娘を捜し走っている時にみつけたそこには、大きな杖を持った老人とその人に抱えられた小さな女の子がいた。


「クレア……!」


 アルベルトがその光景を見た瞬間二人に、正確には女の子に走りよって行った。


 あぁ、あれがアルベルトの娘か。

 アルベルトとは休みの日も合わないから見にも行けないし会場ではいつも警備の方をしてるから実際に見るのははじめてだな、眠っててよくわからないがこりゃまた美少女だ……

 あとこんなアルベルト初めてみたわ。



 うん、でも今それどころじゃない……



「セヴェール様!?」



 なんでこんなところにいるんですかあんたっ!


 クレアを抱えていた老人……もといセヴェール様はこの国の筆頭魔導師であり、この国唯一の"創造魔法"の使い手である。


 この方が作った魔法のお陰でこの国は消えなかった、もしくは繁栄したと言えるほどすごい人物。もう国宝も国宝、超国宝な方だ

 そんな方がなぜここに……



「おお、これは久しいなアルベルトとギルバート

 遅かったな」



 愉快そうに笑いながらセヴェール様はアルベルトにクレアちゃんを渡していた。


 えぇー……そんな軽ーい感じに渡しちゃうんですね、もっと労ってあげて、クレアちゃんとアルベルトを。


 アルベルトは娘が無事だということがわかったからなのかなんなのか、セヴェール様が愉快そうに笑っていることも気にせず、"ぎゅっ"と娘を抱き締めて泣いちゃっている。

 そうだよね、めちゃくちゃ心配してたもんね、仕方ないよね……


 でもいま俺の脳内整理を手伝ってほしい!

 温度差ヤバい……

 感動の再会に涙しそう。でも感動の涙じゃない、戸惑いの涙……!


 なんでいるのセヴェール様、俺緊張で身体がガタガタ震えてるんだけど、あ、寒いからかな!?



「お前達が捜していた娘は保護しておいた。軽く"ヒール"をかけといてやったぞ。身体に異常はないはずだ。


 ギルバート、ここはお前が居れば問題なかろう。先にこのアルベルトは屋敷に返すぞ、よいな」


「は、はい!」


 セヴェール様はそういうとアルの襟首を持ち何か詠唱を始めた。長い詠唱のあと突如辺りが明るく輝くと、次の瞬間にはセヴェール様もアルベルトもクレアちゃんもいなくなっていた



「……魔法ってスゲーな」



 しかも今の"空間魔法"上級の"転移"だろう?

 あの人何種類専門魔法使えんの?極めてるの?怖いんだけど……


 ちなみに俺も魔法使えるけどなぜか無属性魔法の"強化"だけできる謎のタイプ。


 憧れるわー、セヴェール様。

 こればっかりは才能だってわかってるけどやっぱりいいなぁ魔法……

 俺も諦めずにもう一回最初っから勉強してみっかなー。



「あ、こんなことしてる場合じゃねぇな!


 おいお前らフードの男だフードの男!遠くには行ってないはずだ手当たり次第に捜せ!」



読んでくださりありがとうございます(///∇///)

明日も投稿しますのでよろしくお願いいたしますm(__)m

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