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槍呪(ワイバーン)  作者: クレヨン
スクール1年編
28/31

28

 『翌週 金曜日 期末テスト終了』


 終わったね、アリー!



 うん、これからテスト休暇ね。

 


 

 ……今日から日曜までは、魔女棟、普通棟はオフになる。

 だけど、候補棟は日曜日に、競技をする日になっている。

 どうやら、レイコが日曜日に出るらしい。

 


 レイコが……男衆は?



 同学年らしいよ。

 一度飛んで、しっくりきたようで伴侶の契りを交わすつもりだって!



 じゃあ、日曜日は!



 ああ、応援だ。



 そう、さて今日だけど



 「街に繰り出そぜ!」

 「おー!」


 

 「たまには、気分転換だ」

 「フフフ……」



 部屋のみんなと、遊びにいくんだ。



 今日は門限も大目に見てくれるのよね!




 「毎日、大目に!」

 「ハイハイ」



 アハハ……



 ちなみにアリー、明日は……



 ナタリー、ロックのつきあいよ。

 あっ、そうそう!

 ローランも、日曜日レースに出るらしいわ。



 知ってるよ。

 一つ上の先輩だって!

 魔女候補は!



 へえー……



 「日曜日は、俺も応援だ」



 ライフも?



 「ムーラン、レイコの晴れ姿を見に行かねーと」

 「確か、候補棟の時の友達だろ?」

 「はい、サクラさん」



 『街中  喫茶店』


 今、私達と部屋のみんなは、喫茶店に来ている。

 どうしたの?カズキ。



 別に……

 レイコとキスした喫茶店とはいえない……



 なーに?聞こえない!

  


 なっ、何でもないよ!



 「ここの、ケーキ、うめー!」

 「コラ、ライフ……もう、恥ずかしい」



 ライフはライフですよ。

 ねえ、アリー



 ふふふ、そうね!



 「ウーン、香ばしいコーヒー!」

 「ラット、ミルクとお砂糖入れすぎよ」

 「苦いだろ」

 「……変なの」



 …………



 どうしたの、アリー?



 いい時間ね。

 こういう時間、好きなの。

 何気ない今が



 わかるよ。

 俺も好きだ。  

 いい、友達、いい先輩……

 俺達は恵まれてる。



 うん!

 このお茶、美味しい。

 確か……



 何?


 

 レイコと来た喫茶店よね。



 ……うん。



 いい喫茶店、カズキ……



 なんだい、アリー



 美少年だね。



 な!



 アハハ……

 カズキ、照れてる。



 アリー、解脱する気かい?



 これくらいで解脱するほど、呪いも嫉妬深くないわよ。

 


 「なあ、アリー」



 はい、サクラ先輩



 「私達、スプリントの重賞を狙う」

 「ああ、5月半ば少し強気に行く!」



 そうですか。

 頑張って下さい。

 


 アリー、おそらく5月半ばには、俺達もレースになる。

 ファイナルオウカ、重賞に出る。



 重賞挑戦!



 うん、16歳限定のG3レースだよ。 

 避けて通れないレースのはず!



 「そうだな、カズキ達ならそこは当然の通り道だな」

 「確かに、アナタ達は人気になるわね」




 「1番人気っすよ」

 「そうね、アリー、人気を裏切ったらダメだぞ」

  


 アリー、1学期最後は、重賞挑戦だ。



 わかった!

 がんばりましょう!



 「僕達も、頑張ろう。実は、6月始めにローカル戦に行く。ミストラル競技場の反対にある場所だが、結構長いレースが盛んな場所だ」

 「そこで、レースを続けますよ」



 そうですか。

 ラット先輩、ルーシー先輩も、がんばって下さい。

 


 また勝って下さい。

 みんなの目が変わっていきます。

 俺も応援します!



 「ありがとう」

 「ありがとう、アナタ達に会えたことに感謝します」



 アリー、ここのパンケーキも美味しいよ!



 本当!

 でも、太るから止める。

  


 すいませーん!

 パンケーキ、俺と彼女に追加お願いします。



 こら!カズキ!



 「アリー、少しなら大丈夫だ」

 「そうだな、ライフの言うとおり!」



 ……もう。

 ……すいません、小さめで!



 じゃあ、俺も小さめで。






 




 



 



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