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槍呪(ワイバーン)  作者: クレヨン
スクール1年編
23/31

23

 『日曜日、夜間、スクール空港内』


 「アリー!カズキ!」

 「かったよ!」



 ラット先輩、ルーシー先輩!

 お疲れ様です。

 俺達見てましたよ。


 

 最後は気迫でかちましたね。



 「ラットたら、もうダメだーって、弱音ばっかり」

 「ルーシー、お前だって、後ろ行き過ぎだ、どうしよう……って言ってたくせに!」



 あら、ラット先輩、強気になりましたね。



 「ははは……」



 「へえー、この人達がアリー達の同部屋の先輩かあ」

 「勝ったらしいですね、おめでとうございます」



 「ありがとう、君達は?」



 「アリーと、カズキに負けたモノですよ」

 「こら、ストーク!……まあ!完敗だったけどね」

 


 なんだか、和気あいあいね!


 

 ……アリー、先輩達の目をみてよ



 へ?



 目が笑ってない……



 え!



 「先輩達は、ローカル線ですか。……ごめんなさい、変な意味ではないですよ。勝てるレースを選ぶ……これは常識ですから」

 


 「まあ、僕達の生きる道がわかったからね。ここで活路を開きたい」



 ……



 まあまあ、二人共、ここまでにしましょう。



 カズキ……



 今言えるのは、前に進むことだけですから。

 自分達の前を突き進む……違いますか?



 「そうだな、僕も同じだ」

 「私も、カズキくんに賛成」



 「……やれやれ」

 「ストーク、あんたの負け!レース以外にも負けて!」

 「はいはい……」



 『寮 部屋中』


 ふうー、帰ってきた。



 それにしても……カズキ、寮って言ってるけど……



 うん、わかる!

 寮って言っても、何百人いるんだろう?

 バスの中が、狭かった。

 


 「おかえり、4人」

 「おめでとー、4人!」



 なんだかなあ……ライフにサクラ先輩。



 まあ、あまり気にしない。



 「そうそう、まず、ルーシー先輩、ラット先輩、初勝利おめでとうございます」

 「先輩達は、これからっす」

 「そして、アリー、カズキ」

 「正直……つえー!」

 


 サクラ先輩、ライフ、ありがとう。



 ああ、ありがとう。



 「これから、勝ちまくる!」

 「練習あるのみね……アリー、カズキ、ありがとう。アナタ達に勝たせてもらったようなものよ」



 いいえ、お役にたてて嬉しいです。



 アリーに同じくです。



 「なあ、アリー!お前たちは強い!ポイントもしっかり奪ったしな」

 「なあ、カズキ!来年はもちろん、ミストラルオークスだな!」



 ライフ、プレッシャーをかけるな!



 そうよ、ライフ!




 ねえ、アリー。



 何、カズキ。



 勝て良かったね。

 俺達も、先輩達も。



 うん!



 ……だけど



 どうしたの?




 ルリア、タクミ……少し気にならないか?



 スラトさんの言葉ね。

 少し気になるよ。

 だけど、学年違いだから……




 ダービーでは?



 ……カズキ、今は前を!

 そして、ミストラルオークス……これよ!



 ……



 




 



 



 

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