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『日曜日、夜間、スクール空港内』
「アリー!カズキ!」
「かったよ!」
ラット先輩、ルーシー先輩!
お疲れ様です。
俺達見てましたよ。
最後は気迫でかちましたね。
「ラットたら、もうダメだーって、弱音ばっかり」
「ルーシー、お前だって、後ろ行き過ぎだ、どうしよう……って言ってたくせに!」
あら、ラット先輩、強気になりましたね。
「ははは……」
「へえー、この人達がアリー達の同部屋の先輩かあ」
「勝ったらしいですね、おめでとうございます」
「ありがとう、君達は?」
「アリーと、カズキに負けたモノですよ」
「こら、ストーク!……まあ!完敗だったけどね」
なんだか、和気あいあいね!
……アリー、先輩達の目をみてよ
へ?
目が笑ってない……
え!
「先輩達は、ローカル線ですか。……ごめんなさい、変な意味ではないですよ。勝てるレースを選ぶ……これは常識ですから」
「まあ、僕達の生きる道がわかったからね。ここで活路を開きたい」
……
まあまあ、二人共、ここまでにしましょう。
カズキ……
今言えるのは、前に進むことだけですから。
自分達の前を突き進む……違いますか?
「そうだな、僕も同じだ」
「私も、カズキくんに賛成」
「……やれやれ」
「ストーク、あんたの負け!レース以外にも負けて!」
「はいはい……」
『寮 部屋中』
ふうー、帰ってきた。
それにしても……カズキ、寮って言ってるけど……
うん、わかる!
寮って言っても、何百人いるんだろう?
バスの中が、狭かった。
「おかえり、4人」
「おめでとー、4人!」
なんだかなあ……ライフにサクラ先輩。
まあ、あまり気にしない。
「そうそう、まず、ルーシー先輩、ラット先輩、初勝利おめでとうございます」
「先輩達は、これからっす」
「そして、アリー、カズキ」
「正直……つえー!」
サクラ先輩、ライフ、ありがとう。
ああ、ありがとう。
「これから、勝ちまくる!」
「練習あるのみね……アリー、カズキ、ありがとう。アナタ達に勝たせてもらったようなものよ」
いいえ、お役にたてて嬉しいです。
アリーに同じくです。
「なあ、アリー!お前たちは強い!ポイントもしっかり奪ったしな」
「なあ、カズキ!来年はもちろん、ミストラルオークスだな!」
ライフ、プレッシャーをかけるな!
そうよ、ライフ!
ねえ、アリー。
何、カズキ。
勝て良かったね。
俺達も、先輩達も。
うん!
……だけど
どうしたの?
ルリア、タクミ……少し気にならないか?
スラトさんの言葉ね。
少し気になるよ。
だけど、学年違いだから……
ダービーでは?
……カズキ、今は前を!
そして、ミストラルオークス……これよ!
……




