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『金曜日 スクール空港内』
スクール空港内で、フライト申請をしている。
受付室の書類とは違う署名をして……と!
カズキ、面倒よね。
本当だよ、どうして受付室で出来ないのかな?
「いろいろ、あるんだろう」
「そうしときましょ!」
ルーシー先輩、ラット先輩、フライト時間は?
俺達は、一番最後だったかな?
「そろそろだ」
「ローカルは、その名の通り、ローカルな場所だからかな」
遠い順に早い飛行機……わかりやすいです。
……カズキ、オウカ競技場は、近かった?
いや、遠いよ。
ただ、セントラルはどんな場合でも、一番最後になる。
ふうん……
「そろそろ、いく!」
「勝って帰ります!」
がんばって下さい!
がんばって下さい!
『オウカ競技場、スクール専用機内』
オウカ競技場にいく生徒は、私達以外にもかなりいるのね。
ライバルもいるのか。
「ねぇ、そこのアナタ達!」
ん?
はい、何ですか?
「多分、こいつらだ」
……カズキ
……うん!
「ははは、警戒するなって!俺はストークだ」
「私は、イルイザよ!」
名前は出てなかったはずですよ。
「見てわかった。このレースの予想新聞からだ」
予想新聞ですか?
私達、見てないからわからない。
「イルイザ、スマートの新聞記事を見せてあげな」
「はい、わかりました………これ!このまま、見ていいわ」
あっ、ありがとうごさいます。
読もう、アリー!
うん
『第7レース 展望』
ミストラル・オークスのタイムトライアルでもあるこのレース、一番人気アリーには逆らえない。彼女はこのレースがポイントマッチ初戦ではあるが、その飛行力は全てが認める所である。どんな展開、どんな状況なったとしても、勝ちは義務である。二着争いは混戦模様となりそうだ。オッズでは同校であるイルイザが二番人気ではあるがどうなるか?ともあれ、アリーは人気に絶対応えるはずである。ここは揺るがないであろう。
スラト
あの、ゴブリンか!
凄いプレッシャーを背負わせてくれるな!
本当だ!
なんだか私達、不安になるよ。
「いや、お前らは強い。俺もお前らのレースを記録室で観るまでは頭を捻っていたが……」
「正直、悔しいわ……強い!」
いえ、俺達はようやく、槍呪のレースをする駆け出しです。
そうです。
プレッシャーだなぁ。
「あはは……」
「ともあれ、レースでは敵だからね」
それは……
望むところです!
アリー!
……っあ!
「気にするな、当然だ」
「私達も、手加減しないわ」
「ポイント的に言って、俺達はクリアしてるしな」
「こーら!」
なぁんだ……
……
「じゃあ、失礼する!そろそろ離陸だ」
「競技場で会いましょう」
いい先輩方ね、
……アリー、ポイント的にクリアしているなら、どうして出場するんだ?
え?
もし、クリアが本当なら……何かある。
……
「なかなか、いいこ達ね」
「確かに、アイツらがマークしているのも、無理はないな」
「ミストラルオークスは、学年違いなのに」
「その先を、アイツらは見据えたんだろう」
「噛ませ犬になるの?」
「ああ、借りをつくる。それに、俺達が勝つかも知れんし!」
「……楽しみね」




