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『月曜日 昼休み』
俺達は、ライフと会話をしている。
校庭にはたくさんの、生徒がいる。
ライフはレース休みではあるが、サクラ先輩と報告挨拶で登校していた。
私達、レースで2着までに入った時は、報告挨拶をしないといけないの。
正直、1着報告なら意味あるけど……
2着報告は意味がないと思う。
カズキ、そんなことを言っては……
確かにそうは思うけど……
「うーん……」
「仕方ない。次だ!」
私聞いたんだけど、髪の差だったんだって!
髪の差!
つまり、5㎝くらいの差か!
うん!
髪の差……これは着順の距離だ。
距離の差を、2メートル、1メートル、槍半分、鉾先、髪の差……つまり髪の差とは本当に髪くらいの距離だったと言うことだ。
でも、これでも二着は二着……厳しいわね。
……
「次は勝つ!」
「そうだな、ライフ!ここで足踏み出来ないからな!」
大丈夫……みたいだね。
うん!
『月曜日 放課後』
俺と、アリーは、トレーニングをしている。
今週末は、レースになる。
だから、軽めに仕上げている。
今日は、ジムにてストレッチをしているの。
カズキは体が柔らかいわね。
アリー、嫌みだね。
本当に、柔らかいの!
「おーい、カズキ」
あっ、ライフ!
サクラ先輩も!
「少しだけ、筋トレさ」
「私は、ウォーキング」
休みなんだか、休んだらいいのに……
うん、俺も、同じ考えだ。
「軽めだから、軽め」
「コイツ、ガンと言ったら聞かないからな!」
ライフのいいところね。
いや、悪いところさ。
体を休める時は、休めないと!
「全くよ!」
ん?
レニーラ先生!
「体を休めないと、疲れはとれないのよ!」
「はい、レニーラ先生、スイマセン」
「大丈夫ですよ!」
「ダメよ!ライフ君、次は勝てる!だから慌てないで」
レニーラ先生が、励ましてる。
こら、カズキ!
「……カズキ君、私はね、イケるペアにはこんな感じよ」
聞こえたみたい……
「ライフ君、サクラさん、あなた方は素質があるわ!だから、慌てない!」
「……わかりました。ライフ、引き上げるよ」
「サクラさん……はい」
カズキ、レニーラ先生は素質って言ってたね。
それが?
ルーシー先輩とは、違うわね。
……ルーシー先輩は、弱いから。
悪いけど、言い切れる。
ステイヤーで活路を見いだして欲しいけど
「さて、帰った……ねえ、あなた達」
はい、何ですか?
……
「ルーシーさん達に、アドバイスしたの?」
はい、私達がステイヤーを勧めました。
「……そう、なるほどね!それじゃ!頑張ってね!」
???
何かあったようね。
『夜 自主勉強』
ラット先輩、ルーシー先輩、いいですか、
「……なんだい、カズキ」
「……」
率直に聞きます。
アリー、聞くよ。
お願い。
レニーラ先生に、何か言われましたか?
「……言われた」
「今度……つまり、今週のレースに3着に入れなかったら、そく引退しなさい!なのよ」
!!!
やっぱりですか。
おい、アリー!
「いいのよ」
「……今週は、俺とルーシーにとって、運命の週だ」
「レニーラ先生とのケンカみたいなものっすね!」
「レニーラ先生、引退要求したのか」
……
スイマセン、言葉がありません。
「いいのよ!」
「ああ、コレは俺達のことだ」
「そう、やるだけよ!」
がんばってください!
俺達も、応援します!
「ありがとう!」
「やるしかないな……ステイヤー距離、大丈夫だろうか?」
……
ラット先輩のスタミナを、俺は信じます。
「実は昨日、私達、ステイヤー距離を飛んだの」
「記録場を、借りたら運良く入れてね。結果はカズキ君の目は正しかった。タイムが良かったんだ」
本当ですか!
ああ……スタンダードより勝負できそうなんですか!
「うん!」
「終末は、やるしかない!」
がんばりましょう!
そうです、先輩!
「そうね!」
「レニーラ先生に、一泡噴かせるぞ!」
「がんばってください!」
「応援してるっす!レニーラ先生に勝て!っす」
アリー、先輩達の勝負が始まるね。
うん、そして、私達の勝負も始まるわ!
勝とう、アリー!
わかったわ、カズキ!




