屈辱と絶望と幻想に打ちひしがれる俺の人生。
尖角100作品目の作品です。
いままで、ありがとうございました。
「腐ってやがる――」
俺は街の中のカップルを見て、そう言うのである。
見た目だけのカップル。
だけど、中身は全然バラバラで。
そこに愛なんかあるのだろうか?
ただキスをして、セックスをして、
「好きだ」「嫌いだ」と言葉を連ねているだけ。
気持ちが悪いね、 虫唾が走る。
嬉しいかい? 楽しいかい?
デートにデート・・・なにか意味があるのかい?
楽しいクリスマスか? 悲しいクリスマスか?
2人の夜か?2人の朝か?それとも一人だけの――。
神なんかいないよ。
いるならば、決して離れることなんてないだろう?
別れて、離婚して、 そして、不倫をする。
こんな世の中に神がいると思うかい?
それは紙に書いただけの世界。
小説でも、漫画でも、 ただの幻想ならばいくらでも書けるさ。
聖書なんてものに意味があるのかい?
約束なんてものに意味があるのかい?
時間だって守れない。
化粧に時間がかかるって?
知らないよ、そんなこと。
こっちだって、ファッションに気を使ってるんだ。
同じだろう?
ただ、違うのは時間を気にしないことだけ。
君はルーズなのさ。
時間にも、金にも、男にも、
みんな君は関係なしにグダグダなだけ。
時間は、約束は、守るもの。
守って初めて始まるもの。
集合時間の5分前集合。
そんなことはガキでも知っていることだよ。
ただ、それを守ろうとしないのは、君の性格なのか。
それとも人間の性なのか・・・。
俺は、君に言ったよね。
「俺は人間自体は好きだけど、嫌いになるのも早いんだよ」って――。
わかっていたかい?
この意味自体が。
「大好き」だって、この間の俺なら言っていたさ。
だけど、俺は君に今は違う言葉を投げかけるよ。
「俺の何処が良かったの?」
「それと、人生ってなんだろうね?」 と―――――。
これからも宜しくお願いします。