第43話:「烈火の邂逅」
市街地・地下道
アキトがファントムと戦っていた同時期....
レオは静かに息を吐き、足元の瓦礫を踏みしめた。
「……..よくも仲間を傷つけてくれたな。」
レオの視線の前に立っていたのは、漆黒のコートを羽織る男――クリード。
「よう、A級のトップさん。」
クリードがニヤリと笑う。
「待ってたぜ。」
レオは肩を回しながら、ゆっくりとクリードを見据えた。
「こっちも会いたかったぞ。俺たちの仲間を傷つける奴がいるとわな。目的は何だ?」
「ま、いろいろ事情があってな。」
クリードは無造作に腕を上げると、剣のような赤いエネルギーを生み出す。
「まーお前らフロントコードが邪魔なんだよ。全員ぶっ倒してやるよ!」
「試してみろ。」
レオは瞬時に前に出た。
鋭い蹴りを放ち、クリードの体を狙う――
ガキンッ!!!
クリードは赤い剣でそれを受け止め、すぐに反撃の斬撃を繰り出す。
レオは紙一重でそれをかわし、すぐに距離を取る。
「……速いな。」
「そっちもな。」
クリードは楽しそうに笑いながら、再び剣を構える。
「そろそろ本気でいくぜ。」
クリードの周囲に赤黒いオーラが広がり、空気が一変する。
レオはその変化を察知し、身構える。
「やれやれ、こっちも本気を出さねぇとな。」
ゴォッ!!!
レオは刀を構えクリードの方へゆっくり歩き出した。
「――刻まれる覚悟はできたか?」
戦いの火蓋が切って落とされた。
その瞬間――
「お前ら、楽しそうにやってんな。」
低い声が響いた。
レオとクリードの間に、新たな影が降り立つ。
「――アルバ。やはり来たか。」
レオが驚愕の表情を浮かべる。
「なんだ。お前は?」
クリードも興味深げにアルバを見つめる。
アルバは無造作に肩を回しながら、レオとクリードを交互に見た。
「まー、お前提案に乗るのは釈だったが、強い奴と戦えるなら問題なしと判断してやった。」
そう言いながら、アルバの全身が黒いオーラを纏い始める。
「……面白ぇ。」
クリードがニヤリと笑う。
「お前も加わるなら、こっちも手加減はしねぇぞ。」
「望むところだ。」
レオは刀を握り直し、アルバに向かって不敵な笑みを浮かべる。
「二対一か? それとも三つ巴か?」
アルバが不敵に笑う。
「どっちでもない。今回はクリードが敵だ。」
「ならレオは手を出すな。こいつは俺様が倒してやるよ。」
戦場に、さらに熱が加わる――!




