表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
31/44

第31話:交差する影


夜の荒野――


静寂に包まれた薄暗い荒地で、レオは立ち止まった。


彼の前には二つの影があった。


一つは、無造作な筋肉質の鋭い目つきの男――アルバ。


もう一つは、黒いコートに身を包み、異質な存在――ナイトメア。


「……やっと見つけたぞ。アルバ。」


レオが低く呟くと、アルバはニヤリと笑った。


「何の用だレオ? 今は取り込み中なんだよ。」


レオはアルバを睨みつける。


「楽しんでるとこ悪いが、こっちも後がないんでな。余計な戦いをする前に話しがしたい。」


「“余計”な戦い?」アルバは肩をすくめる。「俺にとって戦いに“余計”なんてないんだよ。ただ、強いやつと戦う。それだけだ。」


「……相変わらずだな。」


レオはため息をついた。


すると、その横でナイトメアが静かに口を開く。


「フロントコードのレオが、こんなところで何をしている?」


仮面の奥からくぐもった声が響く。


レオは視線を向けた。


「まさかアルバと関係があるとは思わなかった。」


ナイトメアは動じない。


「アキトは元気か?」


レオはポケットに手を突っ込みながら、一歩前に出る。


「余計な話しをする気はない。アルバ……力を貸せ。強い奴と戦いたくはないか?」


ナイトメアを無視してレオはアルバに話しかけた。


アルバは興味なさそうに口を挟んだ。


「はぁ。こっちは今からその強い奴と戦いをするんだよ。邪魔すんな。話は戦ってから聞いてやる。」


アルバはナイトメアの方を向き、構える。


(ナイトメアの力も見れる良い機会だ。二人の力を借りれば有利になる)

レオは二人を見ながらゆっくりと構えた。


「なんだよレオ。いつになくやる気があるな。相当焦ってやがると見た。イイぜ!二人まとめて相手してやる。」


アルバはレオにも戦闘体制に入り、大きく構え直した。


ナイトメアはレオをじっと見つめた後、ゆっくりと笑うように言った。


「力で語るしかない様だ。」


次の瞬間、三人の間に張り詰めた緊張が走る。


交差する視線――


それは、避けられぬ戦いの前触れだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ