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第23話「激突の刃」


廃墟の戦場──

アキトとアルバの戦いは始まる。周囲の瓦礫は剣戟の衝撃で粉々に砕け、廃墟の静寂を破る激しい音が響く。


「やるじゃねぇか。」アルバは楽しげに笑いながら、拳を振りかざす。その一撃はまるで爆発するかのような衝撃を伴い、地面を深くえぐる。


アキトはその攻撃をギリギリでかわし、すかさず双竜を纏った腕で切り刻むが、アルバは一瞬の隙も見せず、刃の軌道を手のひらで弾き飛ばす。


「お前、本当に龍を操る力を持ってるのか?」アルバは挑発的に問いかけた。

「刀を捨てて龍を使い俺相手に肉弾戦か。舐めてるのか!」


アキトは息を切らしながらも双竜を腕に纏わせながらも、冷静さを失わないよう努める。

「舐めてなんかないよ。お前は強い。」


「だがそのどこか余裕がある感じ、気に食わねぇ.....が面白い!」


アルバの圧倒的な力──

アルバはその言葉に笑みを浮かべ、再び地を蹴る。その瞬間、彼の姿が消え、次の瞬間にはアキトの背後に現れていた。


「遅ぇよ!」


アルバの蹴りがアキトの背中を襲う。アキトは反射的に双竜を背後に放ち、防御に回るが、衝撃で大きく吹き飛ばされる。


「くっ……!」アキトは瓦礫の山に叩きつけられながらも、すぐに立ち上がる。額から血が流れていたが、その目はまだ戦意を失っていない。


「いいぞ、その目だ!」アルバはさらに興奮したように叫ぶ。

「もっと俺を楽しませてくれよ、アキト!」


アキトの反撃──

アキトは呼吸を整え、冷静にアルバの動きを見極める。


(アルバの動きにはパターンがある……一瞬の隙を狙えば、なんとか勝機はあるはずだ。)


アルバが再び突進してくるのを見て、アキトはその攻撃をギリギリでかわし、カウンターの一撃を放つ。その一撃はアルバの肩をかすめ、彼の動きを一瞬止める。


「ほぉ、やるじゃねぇか。」アルバは楽しげに言いながらも、明らかに驚いた表情を見せる。


「まだ終わりじゃないよ。」

アキトは両腕の拳を握り、双竜がさらに大きく腕の周囲に纏った。

「あんまり技の名前つけるの好きじゃないんだけど....」その瞬間一瞬でアルバの後ろにアキトが移動したかに見えた。時間さでアルバの周りに連続で刃が放たれ続ける。

「双竜・迅斬撃」

アキトが数少ない双竜の技の名前である。


「くぅ」

アルバが初めてうめき声をあげた。


双竜が織りなす斬撃が、アルバの動きを止めた。

だが無数の斬撃を浴びたアルバの体は刃の跡が少し残る程度で血は一切出ていなかった。


アルバは突然大きく跳躍し、アキトとの距離を取る。そして、笑みを浮かべながら言った。

「面白ぇ……お前、予想以上にやるな。でも、まだまだだ。」


そう言うと、アルバは全身の筋肉を膨張させ、一気にスピードとパワーを増した攻撃を繰り出してきた。


「この技でもダメなのか」

アキトは必死に防戦するが、アルバの力に徐々に押されていく。双竜の斬撃の音が響き、アキトの足元の地面が崩れる。


「これで終わりだ!」アルバが渾身の一撃を繰り出した瞬間、アキトは力を振り絞り、双竜を纏った腕を振った。


その一撃はアルバの拳をかすめ、彼を大きく後退させる。


一時の静寂──

アルバは攻撃の手を止め、興味深そうにアキトを見つめる。

「いいな、アキトつったか……お前はもっと強くなる、いや隠している...か。次に会うときは、もっと面白い戦いを見せてくれよ。」


そう言い残すと、アルバは悠然と立ち去った。アキトはその背中を追おうとするが、全身の疲労に膝をつき、足が動かない。


「肉弾戦はきついな。」アキトは虚ろな目で呟く。


ゼロが肩に乗りながら、軽くため息をつく。

「双竜を憑依させすぎたな。」


「今回はなんとかなったな。」

レオがそう言うと撤退の指示を皆に出した。



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