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第三百四話 続 報告会 その一

お疲れ様です。


本日の前半部分の投稿になります。




 体の芯に残る巨大な疲労を拭う為に人はどの様な行動に移るべきか?? 世には様々な手法が数多存在する。


 ある人は。


「んっまぁぁい!! 今日の夕ご飯もざいっごう゛!!」


 食事を最善の選択だと考え、人よりも多く食事を摂って体を労わり。


 又、ある人は。


「はぁぁ、疲れたぁ。マイちゃん。私の御飯食べて良いよ」


「んひゃおっ!! 焼き魚さんも――らいっ!!」



 一切の行動を捨て去るべきだと判断して机の上に突っ伏して食よりも眠りを選択するのだ。



 此処へ来てから十二日。


 この星が生まれてからどれだけの時間が経過したかは定かでは無いが、恐らく十二日という日数は瞬き一つ。


 いいや、瞼を動かすとほぼ同じくらいの動作程度の矮小な時間であろうが。俺達にとっては途方も無く長い時間に感じてしまっている。


 疲労困憊、食欲不振、片頭痛等々。


 皆の様子は日々の訓練によって辟易を通り越し、体全身が虚脱してしまう程の物へと変容してしまっていた。


 只一人の人物を除いて。



「はらぁわぁん……。このお魚脂が乗って、さいふぉう……」



 俺の左隣。


 焦げ目が美しい焼き魚の頭に噛り付き、男らしい所作で噛み千切り。頭部、そして身の中に存在する全ての骨を鍛え抜かれた咬筋力で噛み砕いて喉の奥へと送り込む。


 全ての栄養を滞りなく摂取し終えると本日の夜空に浮かぶ星達よりも美しい目の輝きを放つ。



「にしっ。はぁ――……。うっま!!」



 当然、星が綺麗に輝けば月も三日月に湾曲する。深紅の髪の女性の笑みは疲労を感じさせる処か俺達に呆れをもたらしていた。



「良くそんなに食えるな」


 食後の茶を啜りつつ話す。


「これだけじゃ足りないわ。もっと食べたいのに……」


 己の前に置かれた空っぽの皿を見下ろし、残念感が満載された声色で小さく呟く。


「今日は精神に重みを置く訓練だっただろ。その日は食事が少ないんだって」


 これを良しと捉えるのは。


「毎日これ位の量が最適ですよねぇ……」



 俺と同じく美味しそうに茶を啜るハーピーの女王様だ。肉体鍛錬の日は泣きそうな……。いや、実際泣いているな。


 大嫌いな食べ物を食べ終えるまで遊びに行かせないぞと。


 両親に叱られ泣きながら食事を進める子供の様に胃袋にご飯を詰めていますものね。



「甘い!! 何度言ったら分かるのよ!! 御飯は食べれば食べる程強くなるの!!」


「それはマイさんの主観でしょう?? 御飯の量は適量が一番なんです。ねぇ、カエデさんっ」


 コクっ……、コクっ……、っと頭を上下に揺れ動かすカエデに問う。


「え?? えぇ。そうですね」


 あ、絶対聞いていなかったな。


 アレクシアさんの急な問いに重たい瞼を必死に開き、かろうじて彼女の問いに肯定をした。


「ほら、カエデさんもあぁ言っているじゃないですか」


「ふんっ。私は足りないのに……。うぎぎぃ!! アッチはずるいわよねぇ!!!!」



 マイがギチギチと奥歯をガッチリと噛み耳障りな歯軋りの音を奏でて悔しさと羨望が入り混じった、何だかよく分からない複雑な感情で後ろへ振り返る。



「さぁ……。もう少しで完食ですからねぇ……」


「や、止めてくれ!!!! こ、こ、こ、これ以上食ったら死んじまう!!!!」


「まぁっ。うふふぅ……。死んでしまうですと?? どの口が言うんですかねぇ??」


「そうそう。ユウが馬鹿みたいに強い魔法をぶっ放したもんだから、危くこっちが死んじまう所だったのになぁ――」


「そ、それはだな!! んぐっ!?」


「白米ですよ――。ちゃあんと咀嚼をしなさいね??」



 あの姿を捉えた普通の人達は口を揃えて言うであろう……。何んと酷い拷問であると。


 腹部、両腕、両足。


 ユウの体には淫魔の女王様特製の光の輪が括り付けられ、椅子に拘束されて強制的に座らされている。


 だが、顔だけはある程度の自由が効く様に光の輪からぽっかりと覗いていた。


 ユウの口からは痛々しい拒絶の声と悲壮な懇願が交互に放たれるも、世話焼き狐の二人は未だ怒りが収まらぬ御様子であった。



「んぐんぐ……。はぁっ!! もう食ったから許してくれよ!!」


「だ――めですよぉ」


「モア、次は焼き魚いこう!!」


「まぁ!! そうでしたね!! ピチピチ新鮮、食べればあら不思議ぃ。体も跳ねるように元気になるとお墨付きじゃあありませんか」


「あたしの体はそこまで単純に出来ていないんだよ!!」



 世話焼き狐さん達が怒り心頭なのは理由がある。


 今から遡る事数時間前、覚醒の力を得たユウが何の考えも無しに力を大放出。


 訓練場から南の方角の砂浜へと『新しい道』 を築き上げてしまったのだ。


 目を醒ました彼女から聞いたのだが。



『何かさぁ。わぁっ!! って力が湧いて来たからつい』



 と、いつもの快活な笑みを浮かべ後頭部をポリポリと掻いていた。


 ここが何も無い平原なら了承出来ますが、残念ながらこの島は狭くしかもその狭い範囲の中は野生動物や野営地も存在する。


 そんな狭い島の中で俺達の身の回りの世話をする彼女達へ向かい、馬鹿げた高さと威力を誇る岩の大波をぶっ放せばどうなるか??


 その結果は火を見るよりも明らかであり彼女達が怒りを覚えるのも止む無し、といった所か。


 幸い、誰一人として怪我一つ負わず。これまた幸いな事に剣山の波は野営地の何も無い所を通過して行った。


 前向きに考えるとすれば……。新しい道が出来て良かった、この言葉に繋がるでしょうね。



「そ、そろそろ解放してあげても宜しいのでは??」



 椅子に座ったまま体を半分捻り、今も出産間近の牝牛の様に重苦しい唸り声を上げつつ強制的に口へと食料を捻じ込まれている彼女の身を案じて声を掛けた。



「レ、レイドぉ……」



 此方に顔を向け、目の淵に涙が浮かび大変物悲しそうな顔で呟く。



「駄目に決まっていますよぉ。ほぉっら!! まだこぉんなに御飯が残っていますからねぇ」


 モアさんが右脇に抱える御櫃の中にはまだ半分程のお米さんが残り。


「こっちのおかずも後半分だからなぁ」


 メアさんが左手に持つ大きな皿には、体の状態によっては垂涎物のおかずさん達が乗せられていた。


「い、いいじゃん!! 半分も食べたんだからさぁ!!」


「良い?? ふぅん。私達の命を奪う事が……。良い、と仰るので??」



 モアさんが左手に持つ出刃包丁でユウの頬をペチペチと叩く。


 こっわ……。



「あ、謝ったじゃん!!」


「謝って済む問題じゃあありませんよぉ――。ほらっ、あ――ん??」


「ん――!!!!」



 口を横一文字に閉じて拒絶の意思を表すが。



「メア」


「あ――い。ユウはここが弱いっと」


 メアさんが光の輪に指を捻じ込み。ユウの脇、胸辺りに巧みな指捌きで刺激を与えた。


「きゃはは!! や、やめ……。もぐぅ!?」


「さ、楽しく咀嚼しましょ――ねっ」



 封印されていた入り口が開かれると沢山の白き冒険者達が喉の奥へと進み、お宝を探し求めて胃袋へと突入を開始してしまった。


 口を閉じても強制的に開かされ、開けたら開けていたで捻じ込まれる。


 正に地獄絵図だな。



「ぷはぁっ!! 誰か、助けてくれよ!! リューヴ!!」


「断る。今日は腹八分と決めているからな」


「ルー!! お前さんなら助けてくれるよな!?」


「え――……。眠いからいいや――」


「ちぃっ!! 薄情狼共め!! ――――ッ」



 お、おっと……。ほぼ泣いている顔の女性と目が合ってしまった。



「レ、レイド?? あ、あたしは苦しんでいるんだぞ??」


「その様ですね」


 あの目を見ては不味いと考え捩じっていた体を正面に戻す。


「いつかは助けてやったよな!?」


「えぇ。沢山貸しがありますね」



 頼む。これ以上俺に助けを求めないでくれ……。



「だろ!? じゃあ助けてくれても罰は当たらないよな!?」


「……」


「無視か!!!!」



 いいえ、無視ではありません。静観です。


 俺の行動如何によってはあの地獄へと引きずり込まれてしまう虞がありますのでね。


 余程の聖人君子では無い限り、地獄の蓋から伸びる救いの手を掴もうとは思わないであろう。


 誰一人として地獄の熱で焼かれる友人へ手を差し伸べる事は無かったが……。


 地獄の亡者を救うべく一人の英雄が名乗りを挙げた。



「ユウ!! 私が助けてあげる!!」


 深紅の龍へと変身して翼をはためかせると彼女の頭の上へ颯爽と舞い降りた。


「マ、マイ!! やっぱお前さんだけだよ!! 頼れるのは!!」


 救国の英雄の登場に曇っていたユウの顔が途端にパァっと晴れ渡る。


「ふふんっ。崇め賜え、愚者よ。我こそは聳える山を従えし龍族なり!!」



 大袈裟にピンっと翼を開くが。



「駄目に決まっているじゃないですか。皆さんの御飯、沢山食べたのでしょう??」


「え、えぇ……。駄目なのぉ??」



 モアさんの言葉を受け取ると分かり易くしゅんっと翼を垂れてしまった。



「じゃ、じゃあ!! 折半!! 折半ならいいでしょ!?」


「折半??」


 おかしな角度で首を曲げつつモアさんが問う。


「ユウが食べたら次は私!! 私が食べたら次はユウの番。ほら、代わる代わるって奴!!」


「ん――。それなら、まぁっ……」


「おっひょう!! 良かったわね、ユウ!! 半分食べて良いってさ!!」



 小さな龍の御手手で足元の緑をポンポンと叩く。



「言い方によっては後半分も食べなきゃいけないんだって……」



 でしょうねぇ。救い半分、絶望半分って所か。



「じゃあ、行きますよ――。はい、ユウさん」


「んぐぇ……」



 お願いだから吐かないでね??


 奇妙な声を上げつつも咀嚼した米をゴクリと飲み込み。



「お次をどうぞ――」


「あ――んっ!! んひっ。おいしっ!!」



 頭上の英雄は目尻を下げてこれぞ食を取る者の姿だと言わんばかりに咀嚼を始めた。



「これ、意外と楽しいかも……」


「モア!! 次私!! 私もやってみたい!!」



 変な遊びを見付けてしまったみたいですねぇ。


 交互に現れる絶望と歓喜の表情。


 世話焼き狐の御二人さんは陽性と陰性の表情を交互に見つめつつ、恍惚の表情を浮かべながら食料を差し出していた。



「さて、と。此方は此方で始めるとしますか」



 カエデの提案もあり、精神の鍛練があった日には夕食後に報告会を開いているのだ。


 各自の進捗具合や与えられた課題に対する取り組み。


 俺の場合は参考程度にという感じなのだが……。この報告会は九祖の力を受け継ぐ彼女達にとっては大変有意義らしいのだ。



 その甲斐もあってか、本日ユウとカエデが覚醒に至った。



 何だか置いて行かれた気がするのは気の所為でしょうかね??


 いや、元々彼女達とは同じ舞台すら立っていなかったのかも知れない。焦燥感から来る歯痒さと言うべきか。


 開かれた差が途轍もなく大きく感じているのは秘密にしておき、今は素直に友人が達成した偉業を祝うべきです。



 いつもはカエデの第一声で始まる会議なのだが……。


「……」


 その彼女は今も長い瞬きを続けていた。


「――。カエデ??」


 俺が声を掛けると。


「す、すいません。では、早速会議を始めましょうか」


 大きく首を横に振り、微睡む意識を現実へと戻してから声を上げた。


「疲れているのなら進行役は俺が務めるよ??」


「いえ、大丈夫です」



 相変わらず無理するなぁ。こういう時位頼ってくれてもいいのに。



「オホン。皆さんも周知の事と思いますが本日。私とユウは覚醒へと至る手段を構築する事に成功しました」


「カエデちゃんおめでとう!!」


「カエデさん、おめでどうございますっ!!」


 ルーとアレクシアさんが慎ましい拍手を送ると。


「ど、どうも」



 年相応の照れくさい笑みを浮かべ、彼女達の好意を受け取った。



「話を戻します。私に与えられた課題は、物語を持って来いとの事でした。私は……」


「ちょっと待ってカエデ」


 話の腰を折っては悪いと考えたが、少々気になる事があったので言葉を発した。


「何ですか??」


「その解決策なんだけど、俺達に話しても構わないの??」



 今この時もカエデの内側から聞き耳を立てているかも知れない。それに、アオイの件もある。


 人に話してはいけない場合を想定して話の腰を折ったのだ。



「私の場合は構いませんよ」


「そっか。じゃあ続けて」


「私は提示された物語を本であると考え、ありとあらゆる本を持ち運んでは拒絶され続けました。そこで視点を変えてみたのです」


「「視点??」」


 俺とアレクシアさんが声を揃えて話す。


「本は物語を綴った物であると解釈するのでは無く。自分自身が物語りであると解釈しました」


「えっとぉ、それはつまり。カエデちゃんの人生そのものが物語って事だよね!?」



 ルーが威勢良く左手を挙手する。



「その通りです。私は……。自分でも気付かぬ内に驕り、自惚れていたのです。それが敗戦へと繋った。相手の立場になって思考を繰り広げ、同じ目線、同じ想いを抱かなければならない。私はあのクレヴィス擬きが弱き者だと高を括り驕った。相手の実力を見抜けなければ負けて当然ですよね?? 心の中に存在する自尊心を消失させ、真の己の弱さを認める。それこそが、彼女が求めた答えだったのです」



 傍から見れば完璧にも見えるカエデにもそんな心があったのか。


 優秀な彼女が、己を今一度見直せと問われる程に奢っていた。カエデが奢っているというのなら俺達は一体どれだけの時間を反省に費やせばいいのやら……。


 カエデの中に潜む御先祖様は彼女が優秀であるからこそ己が立つ場所を再確認させたのかも知れない。


 人の上に立つべき資格を持つ者として、そして俺達を説く者として。



「物事を主観的又は一方向から捉えるのでは無く。客観的、双方向或いは俯瞰的に対象を捉える。自分でも気付かぬ内に思考、視野が狭まり自己中心的な考えに至ってしまう。驕りを、自惚れを、自尊心をかなぐり捨て純粋な自分を今一度見つめ直せ。ふむ……。それは私にも言える事かもしれん。参考になったぞ」


 リューヴが満足気に腕を組んで頷けば。


「あ――。リューは、自分は強いんだぁって考えているもんねぇ。カエデちゃんのお話、聞いて良かったじゃん」


 ルーはだらしなく左手で頬杖を付き、右手の細い指の先に生える爪で長机を意味も無くカリカリと掻いていた。



「それはこの場に居る者全てに当て嵌まりますし、強き力を持つ者の定めとも言えます。私の話が参考になったかどうかは分かりませんが心に留めて置く事をお薦めします」



 お薦めされましても……。俺自身はそこまでの力を宿していませんので驕りようも無い。強いて言うのであれば、龍の力を宿しているから増長するなと言いたいのであろう。


 増長処か、恐れ戦いているのが本音だ。


 対峙する度に全身の肌が泡立つ龍の力がどれだけ恐ろしい事か、そしてこれが自分の中に存在していると考えるだけでも心が凍てつき身動き一つすら取れなくなってしまう。


 妬み、嫉み、そして沸き起こる羨望。


 卑しいもう一人の自分の存在に気付き、カエデとユウの快挙に素直に祝ってやれない自分が情けなかった。


 彼女達と俺との差は一体何だろう。


 元々の才能の差?? 経験の差?? 


 恐らくこれは違う。


 彼女達は自分の中に存在する傑物との邂逅を遂げたのだ。それが指し示す事は一つ。



『心強き者』



 それを証明した。つまり、俺は……。心が弱いんだ。


 嘘偽りなく友人を祝ってやれない自分が良い例だ。それだけじゃない。


 凶姫さんが持つ力。破壊力や生きとし生ける者を憎む黒き心……。それが怖くて、怖くて仕方が無い。


 怖い……?? 違う。



『心地良い』 だ。



 あの力に身を委ねている時は心が多幸感に包まれ体の奥から温まる気がするのだ。


 破滅へと続く道、遠ざけるべきなのに自分でも知らぬ内にいつの間にかその入り口に足を乗せている。


 凶姫さんとの邂逅が思う様に進まず焦燥感に苛まれているから余裕が無いのだろうか。


 本日も。



『ねぇ――。あの貧乳の龍は美味しい物食べろって課題だったよねぇ??』


『その様ですね』


『だったらぁ。レイド君が人肉食べたら私の力を全部あげるよ!! 久々に脂肪がたぁっぷり乗った腸に齧り付きたいんだ!!』


『絶対無理です!!!!』



 十中、十。無理な難題を押し付けて来るものだから思わず叫んでしまった。


 鶏肉、牛肉ならいざ知らず。人の肉を食らえだぞ?? マイの課題が途轍もなく容易く感じてしまったよ。


 机の上で様々な会話、考察が飛び交う中。俺は一人口を閉ざして情けない心を戒めていた。


お疲れ様でした。


現在後半部分の編集作業中ですので次の投稿まで今暫くお待ち下さいませ。

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