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第二百八十六話 深層精神潜行訓練初日

お疲れ様です。


週末の深夜にそっと投稿を添えさせて頂きます。




 体力が削られ失った体力を補う為に空腹の体へ大量の食料を詰め込み、燦々と輝く太陽を遮る涼しい木陰で休むと果たして人体はどんな反応を見せてくれるのか。


 俺の目と鼻の先にその答えを単純明快に表現してくれる人物が居た。



「んがぁぁ」



 地面から顔を覗かせている木の根元に頭を乗せ、あなたは女性ですよね?? と。


 首を四十五度に傾け問い正したくなる姿勢で昼寝……。にはまだちょっと早いな。


 空に浮かぶ太陽はまだまだこれからも元気になるぞと叫んでいるので、正確に言えば昼寝前寝を享受していた。


 昨日と同様の早朝の稽古を終え、大量の朝ご飯を食べて休めばそうもなるさ。


 物事を良い方向に考えるのならこれから始まる訓練について物怖じしていない証拠だ。


 心臓に毛が生えたような度胸の強さにちょいと嫉妬してしまいますよ。



「ったく。ぐっすり寝てるなぁ」



 彼女の直ぐ隣。


 木の幹に体を預けているユウが呆れた顔でマイの寝顔を突いている。


 ユウもまた随分と落ち着いている感じかな。



「よっ。随分と落ち着いているな」



 地面に生える踏み心地の良い草の上を移動しつつ、休憩中のユウへ近付く。



「さっきまではこれからどうなるんだろうって考えて空を眺めていたけどさ。コイツの阿保面を見ていたら……。ね??」


 だらしない寝顔の柔らかそうな頬をツンツンと突く。


「緊張が解れたって奴か」



 俺もちょいと緊張しているし、彼女に倣うとしますかね。


 マイの横に立ち、膝に手を当てて安らかな寝顔を拝見させて頂いた。



「ふがっ!? ふにゃらぁ……」



 美味い御飯でも食べている夢でも見ているのか、口の端から粘度の高い液体が零れ落ち。妄想上の食物を口の中で転がして唇がむにゃむにゃと波打つ。


 堂々とした態度並びに何事にも物怖じしない姿勢は見習うべきだとは思うが、これから臨む訓練に対してもう少々真摯に取り組んで貰いたいものです。



「な?? 気が抜けちまうだろ??」


「あっちを見倣えと言って起こしてやろうかな」


「んばらっぴぃ……」



 この世の怠惰を全て詰め込んだような寝顔から、その時を待ち真剣な面持ちで休む方々へと視線を向けた。


 数十メートルの先の木陰。


 そこで休む彼女達は口数も少なく。



「ね――、リュー。朝ご飯食べ過ぎてお腹重たくない?? 私はほら!! もうへっこんで来たよ!!」



 基。若干一名を除き、少しでも体力を回復させようと各々が楽な姿勢で休憩を取っている。


 だが、表情からは緊張とも受け取れる硬い顔を皆一様に浮かべていた。



「止せって。起こしたら張り倒されるぞ」


「だよな。――――。ユウは、さ」


「ん??」


 どこに視線を置くか少々考え、周囲を見渡し。


「やっぱり怖いよ、な??」



 最終的に足元の薄汚れた小石に視線が落ち着いた。



「怖いねぇ。ん――……。何んと言うか」


 言い辛そうに右手の人差し指で頬をポリポリと掻く。


「怖い思いと新しい何かを掴めるかも知れない高揚感がせめぎ合っている感じかな。あたしの場合は」


「つまり、半々って所か」



「そ。あたしの父上やイスハ達。九祖の血を受け継ぐ者が通って来た道にあたし達も漸く足を乗せる時が来た。遥か遠く頂に鎮座する傑物達に肩を並べる好機だと考えるとさ、やる気が湧いてくるんだよね」



 ユウは凄いな。


 俺は……。物怖じ八割、向上心二割って所だし。



「あたしの中にはどんな御先祖様が眠っているのか。気にならないと言えば嘘になるし」


「とんでもない化け物だったらどうするんだよ」



 俺の場合はそれに当て嵌まる。


 巨躯を包む漆黒の甲殻は現世の最高の攻撃力を誇る武器をいとも容易く跳ねのけ、背に生える巨大な翼は嵐を呼び。憎悪に塗れた視線に捉われたら最後、恐怖で足が竦み両手の先に生える恐ろしい爪が命を奪う。



 最古の悪しき魔物。



 自他共に認める悪の塊と対峙して仲良くしましょうね!! と。馬鹿みたいな明るい笑みを浮かべて手を差し出そうとは到底考えられない。


 漆黒の龍の恐ろしい姿を前にしてその考えを考え付く者が居たら教えて欲しいよ。



「例え化け物でも子孫を滅ぼそうとまではしないだろう?? それにやばくなったらイスハやエルザード達が居るから何んとかなるって」


「それはまぁ……。そうだな」



 師匠達がこれ以上危険だと判断したら中止して下さるのだろうか??


 未だ訓練の内容を伺っていないのでそう決めつけるのは尚早だな。師匠の御言葉を一字一句聞き逃す訳にはいかんぞ。



「何だ何だぁ?? 始まる前から下向いちゃって」


 ユウが軽やかに立ち上がると俺の肩をポンっと軽く叩いてくれた。彼女なりの励まし方なのだろう。


「仕方が無いだろ。自分には到底御せそうにない存在が内に秘めているのだから」


「しっかり前を向け!!」


 再び優しく肩を叩いてくれるかと思いきや。


「いってぇ!! もうちょっと優しく叩いてくれよ」



 背中に大袈裟な衝撃を受けて涼しい木陰からはみ出てしまった。



「はは!! そうそう、その顔だよ。あたしが好きな顔は」


 口角の両端をきゅっと上げるいつもの快活なユウの笑みが心地良い。


「辟易した顔が好きなのか?? もっとあるだろ。真剣な顔だとか、楽しそうな顔だとか」


 少なくともこんな顔が好みの女性は広い世の中を探しても早々見つからないだろうって。


「そういう事じゃあ無いんだよなぁ」



 そういう事??


 それは一体どういう意味だと問おうとすると野営地に続く道から四名の大御所が姿を現した。



「待たせたのぉ!! これから訓練の内容を説明する!! こっちへ来い!!」


 訓練着に身を包んだ師匠が訓練場の中央で腰に手を当て、大変聞き取りやすい声量と声色で此方へ催促した。


「おっしゃ!! 行こうぜ!!」



 景気の良い声と共に太陽の下へ美しい深緑の髪が現れる。


 心の中の言い表しようの無い黒い不安が光り輝くあの笑みにちょっとだけ解きほぐされてしまった。


 ユウ、有難うね。お陰様で前を向いて凶姫さんと対峙出来そうですよっと。



「そうだな。マイは起こさなくて良いの??」


「ん――。下手に起こしたら噛みつかれるからなぁ。…………。おい!! 早く起きないとあたしがお前さんの飯を全部食っちまうぞ!!」



 いやいや。


 あれだけ熟睡していたら少々大きな声量を放っても起きないでしょ。


 しかし、俺の考えはどうやら間違っていた様で??



「困る!!!!」


 ユウの目覚まし代わりの声を受けると目を疑う速さで上半身を起こしてしまった。


「は、はれ?? 御飯は??」



 ぼぅっとした表情で周囲を見渡し、二度三度パチクリと瞬きをする。


 その姿が俺達の笑いを刺激した。



「はは!! おいおい、寝惚けているのか??」


「全く……。お前の食欲には呆れちまうよ」


「は??」


「レイド!! 行こう!!」


「そうだな!!」


「あ、おい!! 置いて行くな!!!!」



 ユウと共に軽快な笑い声を上げ、体の向きを師匠達が待ち構えている訓練場の中央へと反転。


 寝惚け龍をその場に置いて訓練場の中央へと進み出した。



「「「……」」」


「――――。うむ、漸く揃ったのぉ」



 横隊に並んだ此方に向かい、師匠が満足気に一つ大きく頷く。


 その顔は何処か誇らしげでもあるが……。ほんの僅かに不安とも受け取れる表情が含まれていた。


 俺達が訓練に臨む事に対しての不安だと考えるのが妥当かな。


 不甲斐無い結果を招かない様に気を引き締めて臨もう。



「オホンっ!! では、これより本日の訓練の内容を……」


 師匠が一つ咳払いをして口を開くが。


「私が伝えるわ。ほら、あんた達。もうちょっと間隔を空けて並びなさい」



 それをエルザードが当然の様に遮り、師匠に代わって此方に指示を与えた。



「これ位で良いか??」


 左右の距離を十分に空けて彼女に問う。


「んっ、良い感じよ。お次はぁ……」



 エルザードが片目をパチンと瞑り、得意気に説明を続けるが。



「各々楽な姿勢で座れ」


 先程のお返しと言わんばかりに師匠が彼女の指示を遮った。


「ちょっと。私が説明しているってのに邪魔しないでくれる??」


「儂が説明すると言うておろうじゃろうが!!」



 お願い致します。


 これから大切な訓練が始まりますので集中させて頂けると幸いです。


 強い日差しが照り付ける大地に師匠の指示通り腰を下ろしてその様子を若干呆れた感じで眺めていると。



「先日話した通り、今からあなた達には精神に重みを置いた訓練を受けて頂きます」



 燃える瞳を互いにぶつけ合い、火花散る空間を縫う様にフォレインさんが優しい口調で続きを述べてくれた。



「具体的な訓練の内容は、まぁ凡そ察しているかと存じますが。九祖の血を受け継ぐ者は内に潜む者との邂逅へと臨み。レイドさんとアレクシアさんは自身の力を制御、沸き上がる力に対して飲み込まれる事が無い様に精神を鍛えて頂きます」



 制御、ですか。


 恐らくそれは叶わないと考えています。


 せめて……。凶姫さんと正面で相対しても恐れ戦く事の無い様、自分自身の精神を強く保てる努力をしましょうかね。



「ちょっと、何勝手に説明してんのよ」


「そうじゃ!! 抜け駆けは許さんぞ!!」


「あなた達では荷が重いと考えましたので」


「「はぁっ!?」」


「はいは――い。話がまた拗れそうなので、私が代わりに説明するわね」



 もうこの際、誰でもいいです。


 とは言えず。


 燃え滾る魔力を衝突させている三名から視線を外し、フィロさんの話に傾聴した。



「フォレインから聞いた様に、あなた達は今から九祖の血を引く者達と会って話をして貰うわ。要は御先祖様達ね。彼等はあなた達の心の真底に潜んでいる。そこはとても、とても深い場所なの。そこへと潜行する為にエルザードが全員に特殊な魔法を掛けるの」



「特殊な魔法ですか??」


 カエデが興味あり気に小さく言葉を漏らす。


「詳しい術式は分からないけど、精神を研ぎ澄ませる効果があるみたいで?? 彼等と会う為に最適な精神状態を保てる事を可能とした魔法なの」


「――――。ちょっと待って。今、最適な精神状態って言ったけどさ。会うだけでも精神がやられちゃう可能性があるって事??」



 だらしなく足を投げ出して座るマイが話す。


 もうちょっと慎んだ座り方を心掛けなさい。



「その通りっ!! 私達から見ても化け物級だと認めざるを得ない実力を持つ方々だからね。会うだけでも精神がコロっと壊れちゃう虞があるって訳」


「いや、楽しそうに怖い事をさらっと言わないでよね。相手が喧嘩売って来て、負けたらどうすんのよ」



 喧嘩をする前提で話をしても良いものだろうか??


 邂逅と仰っていたので、話合いが前提なのに。



「そうならない様に彼女の有難ぁい魔法があるんじゃない。もしかして、ビビッてる??」


「はぁ?? 世界最強である私が恐れる事象があれば教えて欲しいものだわ!!」


「あ、そう。じゃあ前哨戦じゃないけど、一本逝っとく??」



 フィロさんの唐紅の髪が刹那にふわっと逆立つと。



「ご、ごめんなさい」



 だらしない足を綺麗に四つに畳んで頭を垂れてしまった。



「あはは!! 流石のマイちゃんもお母さんには勝てないよねぇ!!」


「うっせぇ!!」


「冗談はこれ位にしておいて……。死があなた達の直ぐ後ろに立っていると考えて貰っても差し支えないわ。危険が付き纏う訓練になるから気を引き締めて臨む様に」


「「「……」」」



 彼女の口から出て来た単語。


『死』


 その言葉を受けるなり、全員が一様に固唾を飲み込んだ。


 肉体を鍛える鍛錬は多少なりの危険が伴うが、此度の訓練はそれを超える物だと自覚しているからであろう。


 硬い液体が胃袋に到達し、静かに鳴っていた心臓が僅かばかりに鼓動を速める。


 俺の体もここからは心を入れ替えよと物言わずとも自分自身に警告を発した。



 分かっているって。


 そう怖がるなよ……。恐れは恥じる事は無いんだ。恐れに立ち向かわず背を向ける事が恥じなのだから。



「良い緊張感ね。あなた達なら大丈夫。私達が付いているんだから大船に乗ったつもりでいなさい」


「泥船、の間違いでしょ??」



 マイがいつもみたく、片眉をクイっと上げてフィロさんを見上げた。



「ふふ。後でもう一回説教ね」



 二人の視線と視線が重なり合うとそれ以上の言葉を発せず。両者の視線を通じて己の想いを語り合う。


 流石母娘と言うべきか。


 視線一つを交わすだけで分かり合うのは絆の深さの証明って事かしらね。



「お待たせっ!! 早速行ってみようか!!」


 フィロさんの後方からエルザードが現れ、彼女の肩にポンっと手を乗せて話す。


「今からあんた達に魔法を掛けるけど。最後に何か聞きたい事ある??」


「はいっ!! 私とリューは元の体に戻った方が良いですか!!」



 エルザードの問いにルーが元気良く挙手して問い返す。



「ん――、そうね。最初は一つの体でやってみましょう」


「分かりましたぁ!! リュー!! 行くよ!!」


「あぁ、了承した」



 二人が徐に立ち上がり体の正面を向け合うと、両の手を合わせる。


 そして。



「「ふぅぅ――……」」



 二人の体から白と黒の魔力が滲み出ると同時に混ざり合い美しい灰色へと変容。


 上空で光り輝く太陽よりも強力な眩い閃光が放たれ刹那に周囲を照らす。


 腹の奥にズンっと響く桁違いの魔力の圧、そして大地の砂が矮小に揺れ動く様に思わず目を見張ってしまった。



「うっへぇ。凄い魔力だな」


 俺の右隣りでその様子を見つめていたユウが感嘆の声を出す。


「久々に見たけど……。まぁ、確かに凄いな」



 常日頃から『半分』 に欠けていた魔力が元通りになった。


 これこそが彼女達の本来の力なのだ。



「リュー!! いくよ!!」


「あぁ!!」



「「合一ユニオン!!!!」」



 白と黒の互いの魔力が徐々に重なり合い、そして体が溶け合う様に重なると常軌を逸した魔力が発せられ目を開けていられない光量が解き放たれる。


 そして強力な発光が収まると。



「……」



 右目は翡翠、左目は金色。月が怪しく光る夜空の下で初めて出会った時の彼女が出現した。



「待たせたな」


 声色はリューヴ、そして体躯も彼女だが。


『おぉ!! 久々に一緒になると何か不思議な気分だねぇ!!』



 彼女の体の中からはルーの声が響いて来た。


 正確に言えば念話、ですけども。



「あんたらさぁ。それだけ馬鹿げた力なんだから、最初っからそうしていなさいよ」


「マイ、前にも言っただろう。長い時間この状態は保てないと」


『そうそう!! 体はリューが担当しているんだけどさぁ。心は私なんだよねぇ。リューが滅茶苦茶するから私に負担がすっごい掛かるんだよ??』



「いや、負担云々話されても合体?? とでも言えばいいのかしらね。兎に角。そんな風に二人一つになった事が無いから分かんないわよ」


 それは一理あるな。


『いいですよ――っと。どうせ、私の苦労は人に理解されませんからねぇ――』


「準備は良い??」



 フィロさんがそう話すと、リューヴが列に加わり楽な姿勢で地面に座り両の瞼を閉じた。


 俺達はそれを合図と受け取り全員が心静かにその時を待つ。


 周囲の空気が張り詰め緊張感が自然と高まり口の中が乾く。


 いよいよ、か。


 初対面では無く、そして何度か姿を見ずに会話をした所為か幾分か気分は楽ですけど。凶姫さんと会う事自体が危険なんだよな。



「じゃあ……。いくわよ」



 俺達と同じく地面に座したエルザードの体から血よりも濃い深紅の魔力が溢れ出し、音も無く大地へと零れ落ちる。


 そしてその深紅が大地を這う蛇の様にして俺達へ一直線に向かって来た。



「お、おい。これ、触っても大丈夫なのか??」


 目前に迫る深紅の波打つ線を見つめて話す。


「大丈夫よ――。それ、私の魔力だから」



 そうなんだ。


 それなら、と考え高を括って目を閉じた。



「あ、そうそう。触れたら多分気絶すると思うけど体には害ないから。――――――。多分」


「「「最後までしっかり言え!!!!」」」



 誰かさん達の咆哮が鼓膜を震わせたと同時に馬鹿げた衝撃が体全身を駆け抜けて行く。



「ぐおっ!?」



 爪先から腰へ、腰から脳天へと雷撃が駆け巡った後。俺の意識はどこまで続くのか窺い知れない本当に深い闇の中へと堕ちて行ったのだった。




お疲れ様でした。


次の話から彼女達の内に潜む者達が初登場します。連載開始前のプロット段階から書いていた人達を漸く紹介出来るかと思うとちょっと緊張してしまいますね。


上手く紹介出来るかどうか不安が残る次第であります……。


それでは皆様、良い週末をお過ごし下さいませ。

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