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第二百七十五話 唐紅の追跡者

お疲れ様です。


週末の深夜にそっと投稿を添えさせて頂きます。




 間も無く訪れる闇の静けさの中に響くのは微かな鳥の鳴き声と己の微弱な呼吸音のみ。まるで私以外が存在しないかの様な静寂が森の中に漂う。


 昼間のそれと比べて随分と頼りない西日が緑の葉を美しく照らして、葉の先端から一滴の水が重力に引かれ落ちて茶の大地を潤す。


 その雫の音を聞き取れそうな程の静謐な環境が心地良く、思わず身を委ねてしまいそうになる風光明媚な景色だが。



 この静寂の中には確実に敵が潜んでいる。



 何処からともなく向けられる明確な攻撃の意思、私の指先一つの動きの音も見逃さないとする相手の研ぎ澄まされた感覚、そして言い表せぬ不気味な気配が漂い私の体に纏わり付いていた。



 つまり、先に動いた方が負けですか。


 参りましたわねぇ……。全く身動きが取れませんわ。



 低能で無能なお猿さんが食料を求めに向かったのはもう随分と前の事。有能な私はたった一人で傑物の類である彼女と相対していた。


 彼女の間合いと私の間合いでは勝負にならない程の差がある。これをどうにかしない事には勝機が訪れませんわね……。


 深い森の木々の合間には薄い極上の糸を張り巡らせ、触れる若しくは近くに身を置けば空気の振動で糸が揺れて相手の存在を察知可能。


 そして、地上には設置型魔法陣を幾つも配置して盤石の態勢を整えてその時を待っているのですが……。


 待てど暮らせど反応を捉える事は叶わなかった。



「ふぅ」



 蟻の吐息よりも小さな溜息を漏らし、頬から伝い落ちる汗を静かに拭い去った。



 この戦いは見方によってはあの忌々しい根暗蟷螂と想定して戦う事も可能ですわよね??


 フィロさんの間合いは彼女と同程度でしょうから。


 再戦に備え色々試行錯誤を繰り返しましょう。私は意外と根に持つ方なので。



 息を殺し、気配を消失させてフィロさんが罠に掛かるのを待ち続けていると聞きたくも無い間抜けな声が聞こえて来た。



「おらぁ――。クソ蜘蛛――。どこ行った――??」



 ちっ。何で今更ノコノコと現れたのですか??


 しかも!!


 直ぐ近くに彼女が潜んでいるとも知らずに自ら居場所を告げるなんて。余程死にたいようですわね。



「あっれ――?? この辺りからなんとなぁくきしょい蜘蛛と化け物の気配感じたんだけどなぁ??」



 魔力探知に乏しいあなたは直感で行動するのは理解出来ますが……。


 阿保面を浮かべつつ無警戒で森の中を歩み続ける姿を見つけると不覚にも少々同情してしまった。


 む、無能過ぎて憐れですわ……。私があの姿に生まれたのならとてもとても恥ずかしくて外出なんて出来ません。



 感覚に鋭いリューヴでしたら、今から通る木々の合間に張った糸に引っ掛かりませんわね。



「ぺぺっ!! 何だこりゃあ!! 蜘蛛の糸じゃねぇか!! きっしょい!! ネチャネチャするっ!!」



 案の定無能な彼女は折角私が張り巡らした防御網を破壊し。


 お次は……。あぁ、設置型の罠ですか。


 カエデなら罠に掛かる処か、その数歩前で歩みを止めじっくりと観察するでしょう。


 敢えて大袈裟に魔力を籠めていますので直ぐに気付く筈。



「はぁ。やっと取れた……。何で私が飯を食わずに踵を返したってのに、気持ち悪い蜘蛛の糸に引っ掛からなきゃならんのよ」



 あら?? 卑しい豚の如く餌を食らい尽くして来たのでは??


 これには少々驚きましたね。


 勿論、彼女が持つ能力に付いてではなく。自制心を持つ生き物だと知ったからです。



「やい!! 近くに居る事は分かってんのよ!! さっさと化け物退治して帰るわよ!! 夕ご飯……。アババババ!?!?」



 ことごとく罠に掛かるなんて……。


 よくもあれだけの無能で今まで生きて来られたなと思いますわ。


 私の嗜虐心がうっとりとしてしまう悲鳴を上げつつ雷の力で身を焦がして行く。


 どうかそのまま心臓を止めて下さいまし。



「ンガァアアアア!! はぁっ!! いって――……。ちょいと痺れちゃった」



 今日この時まで生存出来たのはきっとあの馬鹿げた体の作りの所為なのでしょう。


 私の魔法を真面に受けて平然と立っているのですからね。


 己の身体能力のみで罠から脱出し、焦げた髪を手で梳かして呼吸を整えていた。



 さぁ……。フィロさん?? 問題児の登場ですわよ??


 貴女ならこの機会を絶対に逃さない。



 私は好機到来と考え、背の高い木の幹の上で呼吸を止めてその時を待った。



 きっと、いえ。優秀な彼女は必ずあの無能な猿に向かって行く筈ですわ。


 そこを頂きましょう……。うふふ。蜘蛛は狡猾な生き物なのですよ。


 レイド様ぁ、アオイが今から勝利の報告を持ち帰りますわねっ。


 私が彼女の鉢巻きを持ち帰ると。



『凄いじゃないか!! アオイ!!』


 大変素晴らしい笑みで私を迎えてくれるのですっ。


『い、いえ。これが普通なのですわ……』



 そ、そんなっ。頭を撫でて下さるなんて!!


 アオイの髪がそんなにお好きなのですか??


 先日の一件、そして日常生活において時折私の髪にさり気なく視線を置いていますものね。


 御安心下さいませ。


 アオイの髪、四肢、そして体。その全てはレイド様の所有物なのでお好きな様に触れても構いませんのよ??



『アオイ、やっぱり君は凄いよ。ほら、俯いていたら君の顔が見られないだろ??』



 彼が私の細い顎に手を当て、視線と顔全部を強制的に上へと向かせた。


 え?? もしかして、もしかしますと……。



『だ、駄目ですわ。皆さんが見ています』


『関係無いさ。今日ここで君の唇を奪うんだ……』


『あっ……。んっ……』



 彼と唇を合わせ、淫らな唾液を大量に含んだ舌同士が淫靡に絡み合いそして……そしてぇ!!



「化け物退治に来たけど、いなけりゃしょうがないかっ。か――えろっと」



 折角レイド様との幸せな光景を堪能していましたのに。気持ちの悪い声で興が冷めてしまいましたわ。


 無能な龍が間抜けな声を出して踵を返したその時。



「……ッ」



 まな板の右後方約五メートルの位置に僅かな力を感知した。



 やっと、やっと見付けましたわ!!!!


 馬鹿な娘に指導を施そうと考えたのが仇となりましたわね!?


 気配を発したのは一秒にも満たない。ですが、私に掛かればその僅かな時間でも感知する事が出来るのですよ。



「お腹空いたなぁ……。今日の晩御飯何かしら……。いや、待てよ?? このくだらねぇ訓練は明日の夕方まで続くって言っていたから。嘘よね!? 夜御飯も抜き!?」



 阿保で本当に助かります。そのまま的を演じていて下さい。


 あなたは今獰猛な獣に狙われているのですよ??



「……」



 ほぉら、出て来た……。


 夕闇の影に紛れ一切の音を立てずに一人の女性が木々の合間を、気配を殺しながら移動し。まな板の背後を襲う絶好の位置に身を置いた。


 木の影に隠れて襲うつもりですか。普通過ぎますわね……。


 あのお馬鹿さんを速攻で倒し、組み伏し難い私に時間を割くのが狙いなのでしょうか??


 彼女の意図を汲めず、判断に躊躇していると。



「参ったなぁ……。晩御飯も抜きかぁ――」


 呑気に森の散歩を楽しむまな板の背に向かい。


「ッ!!」



 ついに魔の手が襲い掛かった。


 木の影から素早く身を現し、一陣の風を身に纏って急襲を開始する。



 迷ってはいけませんわね。


 これは正に千載一遇の大好機。見逃す手はありませんわ!!!!



「……っ!!」



 私は機会を見計らい彼女とほぼ同時に木の上から奇襲を始めた。


 フィロさんの視線と意識は今、実の娘に釘付け。こちらには一切注意を振っていない筈!!


 案の定、真上から強襲する私の存在には全く気が付いていないようだ。


 無能な猿の背に向かって風を切り裂く移動速度で襲い掛かり、手を伸ばせばもう実の娘の背に届く距離に居る。



 大好機ですわ!! フィロさんの鉢巻きまで、後少し!!


 その時に備え指先に蜘蛛の糸を忍ばせ落下を続けるが。



「んっ?? おぉ!? これ食べられそうね!!」



 まな板が木の枝の先に生っている普遍的で矮小な木の実を発見して方向転換してしまった。



 馬鹿!! 何故、そこで方向を変えるのですか!?


 阿保が方向を変える事になれば当然フィロさんも方向を変える。


 こちらから見て微かに左へ方向をずらしてしまった。



 真上からの急襲だったのに!!


 えぇい!! 作戦変更ですわ!! 横から鉢巻きに糸を絡め……、奪い取る!!



 右手に確知出来ない程度に魔力を籠め、フィロさんのほぼ真横から糸を放射した。



 良し!! 着弾まで後少し!!


 糸は最短距離で彼女の鉢巻きへと直進。



「……っ」



 私は完璧な勝利を確信して口角を上げたが……。



「――――――――。くすっ。惜しかったわね??」


 糸の向かった先は彼女の鉢巻きでは無く、地面から生える薄汚れた草であった。


「なっ!?」



 まさか!? 今の攻撃を避けるのですか!?


 有り得ませんわよ!!



「はいっ。一人脱落っ」

「ぐぅっ!!」



 着地で乱れた体勢では彼女の攻撃を躱す術はなく。恐ろしい速度の右の拳が腹部にめり込み、それと同時に鉢巻きを奪取されてしまった。



 胃から酸っぱい物が込み上げて来る一撃を食らった私の体は地面の上を転がり続け、漸く停止したかと思えば味わいたくも無い土の味を感じてしまう。


 レイド様、申し訳ありません。後一歩、及びませんでしたわ……。


 悔しさを滲ませた瞳を浮かべつつ立ち上がった。



「ぎぃやっ!? びっくらこいたぁ……。あ、あんたら何してんのよ」



 私達の存在に今更気が付いたまな板が声を上げる。



「マイちゃん?? 今の攻防に気が付かないようじゃあまだまだね」


「は?? あ、あぁ。いや、勿論気が付いていたわよ??」



 誰がどう見ても嘘と分かる表情ですわねぇ。


 左右の瞳は気持ち良く泳ぎ、忙しなく手を動かす様は大変滑稽に映りますわ。



「ふぅん。じゃあ、アオイちゃんはどうやって私をここへ誘い出し。そして、どんな方法で倒そうとしたのかしら」


「え、えっとだな。気色悪い糸をそこらじゅうに張って。んで、さっきの痺れる罠で足止めして倒そうとしたのよ」


「二割正解って所ね。あの糸は私の居場所を察知する為に張った物、そして罠は引っ掛かれば儲けものって所よね??」



 フィロさんが陽気な笑みを浮かべて私を見つめる。



「三割正解ですわ」



 私がそう話すと。



「ぷぷっ!! 微妙な正解率ねぇ……」


 体内から込み上げて来る笑いが溢れ出ない様に愚か者が口を抑えるが。


「御黙り」

「いっでぇ!!!!」



 まな板の頭の天辺に素晴らしい拳骨が降り注ぎ、笑いの代わりに苦痛で悶える声が飛び出て来た。



「糸は触れずとも空気の振動で相手の居場所を察知します。設置型の魔法陣は直接対決に備え、そこに誘導する為に設置したものですわ。まな板を餌にしてフィロさんを誘い出し。上空から掠め盗ろうとした作戦です」


「餌にすんな!!」



 はい、無視しますわ。


 あなたには付き合いきれませんので。



「ふぅん。成程ねぇ……。娘が出て来なければ、この周囲一帯吹き飛ばして強制的に姿を引きずり出してやろうと考えていたけど……。そこまでする必要なかったのか」



 何んと言う力技。


 それをやられてしまっては後手に回ってしまいますわね。



「母さん頭使うの苦手っぽいもんねぇ」


 少なくともあなたよりかは狡猾ですわよ??


「馬鹿仰い。あんたが思っている以上に頭脳戦だったのよ?? お陰で夕方まで掛かっちゃったもん」



 今度は力を少々抑えた拳骨で頭を叩く。


 良い音ですわねぇ。きっと中身が入っていないから良い音が鳴るのでしょう。



「一々娘の頭を殴るな!!」


「気にしないの。さてっ!! アオイちゃんの鉢巻きは奪ったし?? 後はあなたの鉢巻きだけね」


「あ、そうだった」



 己の額に巻かれた鉢巻きに手を当てて話す。


 呑気ですわねぇ。恐らく、これから最も惨たらしい指導が始まるというのに。



「ここからは大変分かり易い戦いになるわねぇ……」



 娘を痛め付ける事に高揚してしまったのか。


 にぃっと嬉しそうに口角を上げてまな板を見下ろす。



「ちょ、ちょいと待ちなって。私達はこれからも訓練が続く訳だし?? 負傷したら不味いと思うのよねぇ」



 フィロさんの恐ろしい顔の影響か、それとも肩から滲み出る殺意の鼓動にあてがわれた所為か。


 まな板の気持ち悪い顔と体から大量の汗が噴出して後退りを始める。


 今から自分の体がどうなるかと理解しているのでしょうねぇ。恐れ戦く姿がなんと愉快に映る事か。



「もし、仲間を見捨ててあのまま食事に行っていたら首根っこ掴んでガイノス大陸に持ち帰って、生まれて来た事を後悔させてやろうと考えていたけど。あなたはここへ帰って来た。だから……」


「だから??」



 爪先の震えが足を伝わり上半身へ到達。


 生まれたての小鹿も目を見開く痙攣ぶりを発揮していた。



「七割殺してやるわ」


「ほぼ死んでんじゃん!!!!」


「仲間と別れる選択肢を取ったあなたが悪いの。じゃあ、そういう訳で」


「ちょ、ちょっと待っ!!!! んぶぐぅうう!?!?」



 私でも見失う速度の右の拳が顎を捉え。



「はいっ。もう一発っ」


「ぱぎぃいいい!!」



 浮いた体にもう一度、鋭い右の拳が突き刺さった。


 常軌を逸した拳速と繋ぎ目の無い攻撃。誠に素晴らしいですわね。


 普通、あの威力を放ったら初撃と二撃の合間に隙が出来る筈なのに……。



「ほらほらぁ。逃げないと、死んじゃうぞ――??」



 右の拳が腹を穿ち、吹き飛んだ先に先回りして背に左の拳を捻じ込む。


 更に吹き飛んだ先に……。


 何だか目で追い続けていたら疲れて来ましたわ、少し休憩しましょう。



「い、いやぁぁああああ――――!! ご、ごろざれるぅぅううっ!!!!」


「ふぅ――……。疲れましたわね」



 阿鼻叫喚が鳴り響く森の地面に腰を下ろして疲労を含めた息を吐き出した。


 まな板の体が軽いのは理解出来ますが、魔力を殆ど籠めていない状態で良くもまぁあそこまで人の体を吹き飛ばせますね??



「に、逃げさせろやぁ!! ふ、吹き飛び続けて……。うごけ……。ガピィ!!!!」


「口が悪いから地面に下ろしてあげなぁ――い」



 あれが龍の指導方法ですか。とてもではありませんが真似しようとは思いませんわ。


 反面教師として、後に生まれて来るであろう我が子の指導方法の参考にしましょう。



 レイド様っ。勿論、子供はたぁくさんがいいですわよね?? アオイはぁ、んふふっ。八人姉妹を所望しますっ。


 八という数字は蜘蛛一族にとって大変縁起が宜しい数字ですのよ??



「じ、死んじゃう!! 死んじゃうってぇぇぇえええ――――ッ!!」


「安心しなさい。八割死亡に留めてあげるから」


「さっきより増えてんだろうがああ!! いやあぁあぁあ――――ッ!!」



 まぁ!!


 もっと子供が欲しいのですか!? アオイの体……。壊れてしまいますぅ……。



 死に対抗する絶叫が虚しく響く中、白く美しい髪を持った女性が頬を朱に染めて嬉しそうに顔を横に振る。


 もう間も無く太陽が沈み漆黒の夜に備えて眠りに就こうとしていた鳥達は、森の中に響く轟音に対して迷惑そうに顔を顰めて木々から飛び立って行ってしまった。


 しかし、彼等が向かった浜辺にも白い髪の女性が嬉しそうな顔を浮かべて二人の女性を痛め付けていたので、慌てて方向転換を余儀なくされた。



 いつもは静かなのにどうして今日に限ってこうも五月蠅いんだ。



 日常の安寧と静寂を求めて彼等は忙しなく島の上空を飛び回り続け。太陽が沈み、暫く経って漸く鎮まった大地から眠りへと就く許可を受けて森へと降り立った。


 しかし、それでも遠く彼方から聞こえて来る人間達の明るい声に心地良い眠りを妨げられて顔を顰める。


 彼等が安らかな眠りに就いたのは月も目を擦る程のどっぷりと夜が更けた頃であった。



お疲れ様でした。


この御話を以て鬼ごっこは終了です。


次話からは少しの日常パートを挟んで訓練が開始されます。


肉体関連の話はサクサク書いているのですが、精神面の話になるとどうしても筆の速度が落ちてしまいます……。


各々の心の中に潜む者達はクセが強いので困ってしまいますよ。早めに仕上げて早くお披露目したいですね。



そして、ブックマークをして頂き有難う御座います!!


週末のプロット執筆活動の嬉しい励みとなりました!!!!



それでは皆様、お休みなさいませ。



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