第二百六十五話 訓練開始初日 その一
お疲れ様です。
本日の前半部分の投稿になります。
到着した砂浜と島の地形。そして太陽の位置から察して北に位置する森の中に出来た道を辿り野営地へと到着。
そこから更に凡そ十分程だろうか。
またもや森の中に出来た道を進み、適度に汗が滲む距離を踏破すると網膜に優しく無い光の雨が見えて来た。
「おぉ!! これまた広い空間だなぁ!!」
木々の柔らかい日陰から明るい陽射しの下に躍り出たユウが大空間の中、気持ち良さそうに声を漏らす。
先程の広間は寝所として最低限の広さを確保した場所なのだろうが、こちらは何を想定してこれだけの広さを確保したのかが容易に窺えた。
勿論、体を鍛え抜く為でしょうね。
乾いた茶の地面が大きく円状に広がり、外円部は森の木々と接している。
正面の奥には何やら器具みたいな三つの物体が確認出来るがここからではその詳細は窺えぬ。それだけ広いって事だ。
太陽の陽射しを浴びせられ目を細めて奥の物体を認識しようとしていると、師匠達が円の中心辺りでその歩みを止めた。
「ここがお主らを鍛える訓練場じゃ。体を鍛えるのは主にここと島を囲む砂浜の二か所と捉えて貰っても構わんよ」
ほら、当たった。
これだけ広ければ気持ちの良い攻撃を頂いても外まで吹き飛ぶ事は早々……。
ありそうだな。
常軌を逸した衝撃を受けた体は森の木々が優しく受け止めてくれるでしょう。
「魔法や精神の鍛練もここで行うわ。気分転換を兼ねて砂浜に行くかも知れないけどね」
師匠より大分距離を置いて並ぶエルザードが話す。
「フォレインさんはどちらを受け持つので??」
師匠とエルザードの中間地点で佇む彼女へと問う。
「私と今はここに居ないフィロは、イスハと彼女の補助役ですよ。模擬戦を手伝えと言われればそちらを、術式の構築の指導を受け持てと言われたらそちらを。都合良く使われる憐れな女性なのです」
都合の良い女と自虐されましても……。
「は、はぁ……」
何と返事を返していいのか分からず、社交辞令的な相槌を打っておいた。
「今日からの大雑把な指導内容を伝えておく!! 一日は肉体を鍛え翌日は精神を鍛える。これを交互に繰り返し四日分鍛えたら一日休み、これを只管繰り返すだけの単純明快な日程じゃ。お主らみたいな空っぽな頭でも理解出来るじゃろ??」
ふふんっと軽い笑みを浮かべた師匠が仰る。
「あんたの方がよっぽど空っぽじゃない」
「何じゃと!?」
「ほら、そうやって直ぐ突っかかって来る所がそれを証明してんのよ」
「こ、こ、このっ……」
「フォレインさんっ。あそこにある器具みたいな物ってなんですか??」
一触即発の雰囲気を一切合切無視してルーが挙手をする。
無視しちゃ駄目……。
まぁ今回は別にいいかな。施設の説明を受けに来たんだし?? これからの日程に影響を及ぼす恐れがあるから先ずはこの島に在る物を理解しておきたいのが本音だ。
「あぁ、あれですか。あれは主に筋力を鍛える訓練ですよ。近くで御覧になられます??」
「見ますっ!! 皆行こうよ!!」
「だな――。施設の説明を真面に出来ないんじゃ、あたし達が自分で見なきゃいけないし」
「避けるなと言っておるじゃろ!!」
「あんたが外してんのよ」
腹の奥に重く響く魔力を放ち続ける両名を無視し、フォレインさんを先頭に訓練場の奥に立つ三つの器具へと歩み出した。
頭上から照りつける太陽が悪戯に発汗させ乾いた土の上を歩む事数分。
問題の対象物を明瞭に確知出来る距離へと辿り着いた。
件の物体は三つ仲良く肩を並べて広い空間の外周部と森の境目に鎮座している。
背の高い同じ大きさの台形の物体が向かい合わせで立ち、その頭頂部付近には頑丈な棒が台形を繋ぎ、棒の中央部には滑車が付けられ縄の向こう側には大中小様々な岩がこちらを見つめていた。
左から木製、煉瓦、そして……。鉄製。
器具の頑丈さが増すに連れて、滑車に繋がれている岩の量も増加している。
パッと見、自分の身の丈に合った量を選んで鍛える器具だと理解は出来たのだが……。
「う、む……。一番右の器具の重りは少々度を超えていないか??」
鉄製の滑車は、鍛錬大好き狼さんも若干慄く程の重量であった。
「この器具は手前の縄を掴み、向こう側に置かれている重りを引き上げ腕の筋力を鍛える器具です。左から右へ行くに連れて重量が増します。好きな重りを選んで鍛えて下さいね」
フォレインさんが柔和な角度で笑みを浮かべて普段と変わらぬ口調で仰られる。
好きな重りを選んで、か。
最初は左で体を慣らし、馴染んで来たら徐々に右へと移行していくのが正攻法だろうさ。
「ちょっとやってみようかな!!」
物は試し。
そう考えたルーが中央の煉瓦造りの器具を選び、縄を掴む。
「せ――のぉっ!!!! んぅぅぅうう!!」
おっ!! 浮いたぞ!!
使い古された縄が今にも切れてしまいそうな音を立て、渾身の力を籠めた腕が向こう側の重しを徐々に上げていく。
ルーは細身に見えて、意外と力あるんだよねぇ。
頂上に重しを到達させ。
「よいしょっと!!」
元の位置へと下げていった。
「どうだった?? 重さ的に」
「うんっ!! まぁまぁだったよ!!」
そのまぁまぁを細かく聞きたかったのだが……。
見た目以上に重量を感じる、だとか。腕が悲鳴を上げる重さ、だとかね。
「御覧の通り、中央の滑車はある程度の鍛錬を積んだ者でも負荷を感じる程度の重量です。それを加味して己に適した重量を選んで下さいね」
フォレインさんの仰った様に、自分に適した場所を選ぶべきだよな。
俺も試しに縄を引いてみようか??
腕を組み、三つの器具を眺めていると背後から何やら軽快な足音が聞こえて来た。
「ここに居たのね」
この声は……。フィロさんか。
丁度良い、龍族であられる彼女はどの器具で鍛えていたのか尋ねてみよう。
そう考え振り返ると。
「…………」
一匹の龍が頭の天辺にドデカイたん瘤を作り、喧嘩にボロ負けした負け犬の様な情けない顔を引っ提げ、項垂れながらふよふよと飛んでいた。
僅か数十分間の間に何があったのかと問いかけたくなるよな窶れ具合に笑いが沸々と込み上げて来る。
しかも。
何事も無かったかのように振る舞うフィロさんの笑みがこちらの笑いを更に増長させていた。
こ、堪えろよぉ。
ここで笑おうものならとんでもない仕返しが返って来るんだ。
友人が負傷した時、友として掛けてあげるべき言葉は当然。
『労わり』 又は、『気遣い』なのだが。
多くの時間を共に過ごした所為なのか、それともざまあみろと反省を促す意味を含めたのか。
思慮深い言葉とは思えぬ音が発生した。
「「「あはははは!!!!」」」
ほぼ全員の口から笑い声が発生し、続いて個人の感想が笑い声の中に混ざり出す。
「ぶっ……!! ぎゃはははは!! な、何だよ、マイ!! でっけぇたん瘤作ってぇ!!」
「だ、駄目!! マイちゃん……。あはは!! そ、そんなおっきなたん瘤見た事が無いよ――!!」
陽気組の二人は言わずもがな。
腹を抱えて笑い転げ。
「ふっ。ふふ……。余程酷く絞られたようだな」
「普段の行いを猛省したのですね??」
「あら――……。痛そうですねぇ……」
真面目組の面々も口元に手を当てて笑う始末。挙句の果てには。
「クスクス……。とてもお似合いですわぁ」
天敵であるアオイの口からも笑いを勝ち取った。
「あ、あんたらねぇ……。ボコボコにされた人の顔を見て笑うのは可笑しいだろうがぁ!!!! 労わるんだろぉ!?!?」
ごもっともです!!
っと、声を大にして言いたいのは山々なのですが。
あなたの普段の振る舞いを鑑みれば当然だと考えに至ったので、俺は口を横一文字にして前歯の裏にまで昇って来た笑いを必死に抑え付けてやった。
「あらあらぁ?? まぁだ反省していないの?? 口調が乱暴になっていますよ――」
フィロさんがマイと俺達の間に立つと。
「ひぃっ!!」
マイの翼が左右へピンっ!! っと開き、そのまま地面へと落下。
フィロさんの足元で情けなく正座する形で萎んでしまった。
「ま、まぁまぁ。マイさんも相当反省している事ですので……。そろそろ無罪放免、じゃあないですけど。解放してあげても宜しいのでは??」
あの傍若無人の無頼漢がここまで萎れているのだ。
相当酷く物理的、精神的にも追い詰められた筈。これ以上の負荷は訓練に影響を及ぼしかねない。
そう考え、フィロさんの背中に向かって声を出した。
正面に回る勇気はありませんのでね。
「ッ!!」
俺の声を受けたマイの顔が瞬時にぱぁぁっと明るく咲き、首が千切れんばかりに上下へ激しく動く。
その態度だよ。お前さんが治さなきゃいけないのは。もっと慎ましくしていろって。
「そう、ですか。マイちゃん?? 反省した??」
「海よりも深く!! 私は反省しましたっ!!!!」
嘘臭い返し文句だな。
「ふぅん……。じゃあ、今日はここまでにしてあげるわ」
「ありがとうございます!!!!」
主君の許しを受けた一頭の龍が風を纏い俺達と合流を果たした。
「はぁ――。助かった……」
君は今の言葉を理解していないようだね?? フィロさんは。
『今日は』
と言ったんだよ??
この言葉が意味する事は、私がここに居る限り常に監視を続けているという事なのだ。
油断禁物の状態を保ちなさい。
「待たせたわね!! 大将の合流よ!!」
ユウの右肩に乗り、仰々しく話す。
「いつお前さんがあたし達の大将になったんだよ」
ユウがいつもの悪ノリに呆れつつ、龍の尻尾を指で弾いた。
「いてっ。ところでさ、コレ何??」
「あ――。腕の筋力を鍛える器具だって。ほら、縄があるだろ?? あの縄を引っ張って向こう側の重りを上げるんだとさ」
「ふぅん……。重さは左から順に重くなっていくって感じねぇ」
ユウと会話を続けながら興味津々といった感じで見渡す。
「フィロさんとフォレインさんはどの器具で鍛えていたんですか??」
肩を並べ、こちらの様子を眺めていた二人に問うてみた。
「私は真ん中と偶に右かしらね。フォレインは真ん中だったわよね??」
「えぇ。あの鉄製の奴は馬鹿げた重さですので」
では、何故作ったのだろう??
「どうして御作りになられたのですか??」
「この器具は鍛錬を想定したエルザードが作ってくれてね?? 一番重たい鉄の奴はイスハがどうしてもってごねたから作ったのよ。注文した彼女は、注文した事を後悔しながら死ぬ思いで引っ張っていたけどさ」
師匠の特注で作成されたのか……。
「師匠は持ち上げられたのですよね??」
「力を解放してね。素の状態じゃあとてもじゃないけど無理だったみたいよ??」
ふぅむ、成程。
つまり、競う訳では無いが。アレを素の状態で持ち上げられれば師匠の力を越えた事を証明出来る訳だ。
フィロさんの言葉を受け、鉄製の器具の前へと進んだ。
「お?? 何々?? 持ち上げてみるの??」
「あぁ、物は試しって奴さ」
先程の余韻を滲ませた陽性な声のユウに返事を返しつつ、他の二つより二回り太い縄を両手で掴んだ。
随分としっかりした作りだな。
馬鹿げた量の岩にも耐えきれると想定した作られたんだから当然と言えば当然か。
よしっ!! 己の力を試してみよう!!
腕に気合を注入し、奥歯を噛む砕く勢いで噛み。渾身の力を籠めて太い縄を引っ張った。
「うがぁぁぁああ!! 上がれぇぇええ――――ッ!!!!」
全体重を乗せ、縄を引っ張ろうがまるで動く気配が無い。
全身の筋肉がアレを動かすのは不可能だと悟るまで必要な時間は一分も要さなかった。
数十秒後には肩で息をし、縄を掴んだ摩擦熱で痛む手の平を優しく撫でつつ肩を落としてしまった。
「何よ、情けないわねぇ」
人の姿に戻ったマイが片眉を上げ、片方の口角を上げて俺を見上げた。
「あんなの無理に決まってんだろ」
「私の手に掛かればあれを上げる事なんて朝飯前よ。見ていなさい」
意気揚々と向かい、縄を掴むが。
「うぎぃぃいいいい!! さっさと上がれやぁぁああ――――!!」
縄を掴みながら跳ね、反動を生かして引っ張り上げようと画策する姿がどこか憐れに映る。
言わんこっちゃない。
「マイ。代われ」
今度はリューヴの番か。
縄にぶら下がり、プラプラと横へ揺れ動く彼女を強制的に排除して縄を掴む。
リューヴなら上がりそうかな??
僅かな期待感を胸に抱いて様子を見守るが。
「くぅっ!!!! なんて重量だ!!」
俺達同様、憎き相手を微動たりとも動かす事は叶わなかった。
あの重量は立ち向かう者達を絶望の淵へと叩き落とす壁だな。化け物級じゃないと上がらないって。
「リューヴ!! 退いて!! 私はまだ本気出していないから!!」
「邪魔だ。魔力を開放すればどうとでもなる!!」
一本の縄を取り合う二人の女性を何とも無しに眺めていると、師匠の声が届いた。
「なはは!! 遊んでおるのぉ」
「師匠。アレ、どうやったら動かせるんですか??」
三本の尻尾を楽し気にピコピコと揺れ動かしている彼女へと尋ねた。
「アレを動かすにはコツがいるのじゃよ。魔力を開放し、丹田に力を籠め。一気呵成に力を爆ぜさせれば動く!!」
「はぁ……」
要約すると。
素の力じゃ無理って事ですね。
ここに居る間、アレを持ち上げる事を一つの目標に加えますか。師匠に喜んで貰いたいし。
「まだ説明すべき場所は残っておるが、先程の寝所で稽古用の服に着替え。三十分後にここへ戻って来い」
「了解しました。いよいよ訓練の始まりですね??」
「そうじゃ!! 内容は集合後に話す。さっさと着替えて来い」
師匠の美しい曲線を描く口角を見ると気合が湧いて来たぞ。
長く苦しい訓練になるだろうが、耐え抜いてみせる!!
あわよくば大魔の力を宿す者達と肩を並べられる実力を身に付けよう!!
拳を強く握り、己を鼓舞していると……。
何やら重々しい軋む音が周囲に響いた。
何?? この音……。
音の正体を確かめる為に振り返ると。
「ふんっ……。ふんっ!! ふんがぁぁああ――――ッ!!!!」
力持ちのミノタウロスさんが鉄製の器具の前でわんぱくをしていた。
気迫溢れる声を放ちつつ、右手、左手を交互に動かし。向こう側にいる重りをゆっくりと、そして確実に頂点へと運んでいた。
う、嘘でしょ……??
アレって動く物なんだ。
「だぁぁああああっ!! どっせぇっい!!!!」
一際力強い声を放ち、遂に頂点へと岩達が到達。
そしてユウが手をぱっと放すと、地面に落下した重りが地面を揺れ動かした。
はは、地面が揺れ動いたぞ。それだけの質量を誇る物体を持ち上げる腕力、ね。
大魔の力を宿す者に肩を並べようと画策していた俺の気持ちがポッキリと容易くへし折られてしまった。
「ふぅ――……」
縄から放した手をパンパンと払い。
「……」
先程、無謀な挑戦を試みた俺達三名それぞれに優越感に満ちた視線を送り。
そして。
「…………………………。ハンッ」
私の力はどうだと言わんばかりに鼻で笑いやがった。
「は、はぁっ!? 上等じゃない!! 上げてやんよお化け西瓜がぁ!!」
「主!! 負けたままでは示しがつかん!! 三人で上げるぞ!!」
「ユウ!! 見ていろよ!? 上げてやるからなぁ!!」
三人で競う様に縄へと群がり。
「「「せ――――のぉっ!!!」」」
個では叶わぬと悟った俺達は集となって化け物へと立ち向かった。
「お――お――。上がっていないぞ――??」
ちぃっ!! 優越感に浸りおって!!
「マイ!! もっと力を入れろ!!」
「うっさい!! これでも全力……。おぉ!? 浮いたわよ!?」
リューヴの背で重りの位置は窺えぬが、縄が僅かばかりに移動した感触を掴み取った。
「声を合わせて引くわよ!! い――ちっ!! に――っ!!」
先頭で発破を掛けるマイの掛け声に合わせて縄を引くと、俺達の動きに合わせ岩達も徐々に上がって行く。
いいぞ!! この調子だ!!
「遊びも程々にせいよ――。集合時間に遅れても知らぬからな――」
く、くそう!!
後少しで頂点に辿り着くというのに!!
全く動かん!!
「う、腕が千切れる!!」
「主……。悪いがそろそろ限界だ!!」
「俺も、無理だっ!!」
加速度的に上昇して行く摩擦熱に手の皮が悲鳴を上げ、これ以上は燃え滾る熱に耐えきれないと体が勝手に解釈して思わず手を放してしまった。
偶然かどうか分からないがリューヴも俺と同時に手を放す。
つまり、あの縄を支えるのは先頭で発奮しているマイの両腕のみになる訳だ。
物理法則は嘘を付かない。
それを証明する様に重りは無慈悲に地面へと向かい。相対する彼女の体を元気良く空へと引っ張り上げた。
「のぉぉぉぉ!?!? 手を放すなよおおぉぉ……!!」
おぉっ、綺麗に飛んで行ったなぁ――。
宙へ投げ出されたマイの体は美しい放物線を描いて森の中へと消失。
最後に残された咆哮が虚しく周囲に鳴り響いた。
「さ、さて!! 皆戻ったし。俺達も戻ろうか!!」
「そうだな!! 訓練に遅れては不味いからな!!」
リューヴと顔を合わせて大きく首を縦に動かすと、随分と小さくなった皆の背を目指し小走りで駆け出した。
その数十秒後。
「龍の裁きを受け取りやがれぇぇええ――――ッ!!」
「ハゴスッ!?」
背骨のど真ん中に途轍もない衝撃を受け取ると地面を転げ回り。
耳を疑う汚い言葉で罵られながら地面に転がる小石を沢山平らげてしまったのは自明の理であった。
お疲れ様でした。
本日はこの後、野暮用で出掛ける為。後半部分は帰宅後に編集作業を加えてからになります。
今暫くお待ち下さいませ。