表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
57/1235

第五十五話 狐の女王

お待たせしました!! 本日の投稿になります。


それでは、御覧下さい。




 遥かなる高みに聳える山の頂。晴れ渡った青空にそれは壮大に映り、見る者全てに感嘆の言葉を吐かせるであろう。


 その山の中腹へと向かって威勢良く登り始めたのは良いが……。



 足の上下運動ってこんなにキツイものだったか??



 右足を上げて次に御待ちになる強面の石段の上に、足の裏をしっかりと設置。


 右足の全筋力を苛烈に稼働し、全体重を右の足に乗せて大地から全身を僅か数十センチ上昇させる。




 たった数十センチの上昇を左右交互に繰り返せば到着するのは理解出来ますけども……。



 問題は高さですよ、高さ。



 モアさんとメアさんの細い体からして、標高は低いと高を括った俺が間違いだった??


 よくよく考えたら御二人共日課として、この馬鹿げた数の階段を完走しているのだ。



 慣れている者にとっては朝飯前。


 しかし、不慣れな者にとっては一筋縄ではいかぬよねぇ……。



 登り始めて早五分で後悔という感情の欠片がポッと心の隅に湧いてしまった。




「レイド様っ。御肩を借りますわね!!」



 早くもこの長きに渡る階段に嫌気が差したのか。


 アオイが軽快な声を発すると同時に蜘蛛の姿へと変わり、いつもの定位置へと八つの足を接着。



 しかも、本日は糸のおまけ付き。



『絶対に私は此処から降りませんわよ!?』



 言葉では表さなくとも、粘着質な糸でその確固たる意志を知らせて頂きました。



「っと……。アオイ、ずるいって」



 此方の右肩にぴょんっと飛び乗った黒き甲殻の蜘蛛をジロリと見下ろす。



「私とレイド様の仲ではありませんか」


「はいはい……。上に到着したら人の姿に変わってね??」



「はいっ。畏まりましたわ」



 小さくなれるって便利だよなぁ……。


 こうして大きな人に運んで貰えるのだから。



「カエデは海竜の姿に変わらないの??」



 此方から数十段後ろをふぅ、ふぅっ、と。 もう既に息を荒げている彼女へ問うた。


 額からは汗が流れ落ち、細い顎先へと伝って行く。



 大丈夫かな?? カエデは頑丈な俺達と違って少々体の作りが柔ですので……。




「日頃の鍛錬の山積が実を結ぶのです。私は体力面に不安が残りますので……。少しでも己の弱点を克服……。ふぅ――……。する為に敢えて困難な道を選びます」



 流石です!!


 彼女には、是非ともこの姿を見倣って頂きたいものだ。




「ユウ!!」


「何」


「声、冷たいわよ!!」


「お前さんのウキウキした声色。んで、キラキラと輝く瞳があたしの頭の天辺を捉えているからね」


「なぁんだ、じゃあ言わなくてもいいわね!! とうっ!!!!」




 ユウの了解を得る間も無く龍の姿に変わり、綺麗な深緑の髪の上に着地。



「うっはぁ――。楽チン、楽チン」



 ぐでぇっと。


 深緑の髪の上で寝転がる彼女の事です。



 アイツは一度、誰かに説教されるべきだな。


 そう。


 泣き面を浮かべるまでにね。



「里を治める人って、どんな人なんだろうな」



 この永遠に続くかと錯覚させる上下運動の辛さを少しでも誤魔化そうと。


 誰とも無しに話題を振ってみた。



「滅茶苦茶強いって言っていたし。物凄くデカイのよ!!」



 強さは体の大きさに比例する訳では無いのですけどねぇ。



「デカイって……。ボーさん位に??」



 休日の昼食後、居間で寛ぐ父親の姿勢を取る龍に話す。



「ううん、もっとよ!! ほら、この山道に立ち並ぶ木々よりも大きいのよ」



 彼女の視線を追い、何気なく階段脇の木々に視線を移す。



 太い幹の上には上空から射す光を遮る緑の雲が広がり、体内から発せられる熱を少しでも和らげてくれている。



 鼻からすぅっと空気を吸えば……。


 ほら、素敵な山の香りが肺を満たし。朗らかな気分にしてくれるではありませんか。


 風光明媚で良い場所だよ。


 只、長い階段は余分ですけどね。





「あら?? レイド様……。もしかして、私の香りを??」



 いいえ、違います。


 木々の香りを享受しているのです。



 そして、その台詞は要らぬ戦いの序章を奏でてしまうので出来ればもう少し慎重に考えてから口に出して下さい。




「くっせぇ蜘蛛の香りなんか嗅ぎたくねぇわ」


「爬虫類擬きの嫌な臭いよりかはマシですわよ」



「――――――。はぁぁ??」



 ほら、始まった。



 憤怒の炎が籠められた深紅の瞳を此方に向け、怒りを誤魔化す様にユウの頭の上に四つの足の爪を突き立てた。



「…………」



 そして、龍の急襲に備え。いつでも前後左右に動ける様。


 アオイの八つの足が肩の肉を食む。



「マイ、爪が痛ぇ」


「アオイ。もうちょっと優しく足を押し付けなさい」




「もう慣れたでしょ!? 少し位血が出ても我慢なさい!!」


「まぁ!? レイド様!? 私の美しい足がお気に召さないと!?」



 あぁ、もう……。


 その力を別の方向に向けた如何ですか??



 深紅と黒がギャアギャアと乗り物に叫んでいると、ふとユウと目が合う。


 そしてその目は。



『お互い大変だな??』



 優しい瞳で言葉の欠片を此方に送ってくれた。



「ユウ!! 何見てんのよ!!」


「レイド様っ!! いけませんわ!! あの様な下品なお胸を持つ牛に魅了されては!!」



「「はいはい、静かにしようね」」



 おっと。


 言葉も一字一句同じでしたね。




 永遠に鳴りやまない喧噪と、永久に続く階段。


 普段は喧しいと感じてしまう喧噪も、疲労を誤魔化す為。偶には役に立つ物だなと考えつつ。


 まだまだ終わりが見えない頂へ矮小ながらも確実に己の体の標高を上昇させて行った。








   ◇









 一体どれだけの数の石段を踏み、越えて来たのだろう。


 大粒の汗が額に浮かび頬を沿って顎下へと到達。


 歩む振動に雫が揺れ、重力に引かれて乾いた石に矮小な点を刻んだ。




 い、いい加減先が見えて来てもいいんじゃないのか??


 移動を開始してかれこれ一時間は経過しているぞ……。



「カエデ、大丈夫……」



 体力面に不安が残る彼女の姿を確認する為、振り返ると。



「………………」



 視界が届くギリギリの範囲で藍色の髪が静かに、そして僅かに揺れていた。



「あらぁ。随分と離れてしまいましたわねぇ」


「無理しないといいんだけど。ユウは大丈夫か??」



 俺の直ぐ後ろ。


 今日もド派手にアレが暴れ回っている彼女へ尋ねた。



「ん?? まぁ程々に疲れているよ。心配してくれてありがとっ」



 どういたしまして。



 そんな意味を籠めて一つ頷き、いい加減飽きて来た足の上下運動を続けていると……。



「うん?? 誰だ??」



 一人の女性が石段に腰かけ、ちょこんと座って此方を見下ろしていた。












 金色に輝く美しい髪、少々離れた位置ですので凡その身長は計りかねるが……。まぁ、一番背が低いマイより少し大きい程度であろう。



 上半身に白衣を、そして下半身には濃い青の……。



「アオイ。彼女が履いている下の服は何て名前??」


「あれは袴ですわ。どうやら道着、としての機能を持っているようですわね」



 袴、ね。


 珍しい服装だよな。



 もう間も無く彼女が腰かける石段に到着する。


 何て声を掛けようかと考えていると。




「なはは!!!! 何じゃあ、お主達。石段を登るだけでひぃこら言っておるではないか」



 にぱっ!! っと。眩い笑みを浮かべて此方を迎えてくれた。




 近くで見ると彼女の瞳の中にそれはそれは、大層綺麗な向日葵の花が一輪咲いているではありませんか。


 背は此方の予想通りマイより少々大きい程度、道着を着込んではいるものの。


 華奢な体躯は道着の上からでも存分に理解出来てしまった。




 こんな場所で何をしているのだろう??


 モアさん達同様、里を治める者に師事している方だろうか??




「とても長い階段ですからね……。所で、モアさんとメアさんを見かけませんでしたか??」


「彼女達ならもうとっくにこの上へと登って行ったわい」


「そう、ですか。所で……」



 年寄りの御方の言葉使いを放つが。


 どこからど――見ても。齢十五、六の顔を持つ女性に対し。ふと気になった事を尋ねてみた。



「何じゃ??」



 カクンっと小首を傾げる様がまぁ可愛らしい事で。



「後ろに生えているのは……。尻尾、ですよね??」



 小麦色に輝くふわっとモコモコの毛並。


 その毛の先端は白く、その白く染まった毛で階段の上を指したので気になったのですよ。



「そうじゃよ――。ほれ、三つじゃ」


「おぉ……」



 こりゃあ驚いた。


 本当に三本の尻尾が腰付近から出て来たよ。



 一本一本が別々に動き、一つは此方に手を招く様に動き。


 もう一つは今も忙しなく山の天辺を指していた。



 器用に動かしますね。




「お主達も狐の女王に会いに行くのか??」



 ちょこんと座った姿勢から、ぴょこんと立ち上がり。


 此方を見上げて話す。



「その通りです。里を統べる者が女王だとは初耳ですけどね」



「儂が案内してやるっ!!」



 小さく細い胸をむんっと張って話す。



「いや、案内も何も……。一本道ですよ??」


「良いから儂の言う通りにせい!! とう!!」


「わっ!!」



 石段を蹴り、瞬く間に俺の肩へと跨り。



「ほれっ!! 出発せぬか!!」



 ポコンと俺の頭を叩いた。



 俺は馬じゃないんだけどなぁ……。


 だが、此処に置いて行くのも気が引かれますのでね。



「了解しました。では、出発します!!」


「うむっ!! 頼むぞっ!!」




 初対面の人に向かってこう言っては失礼ですけど……。


 小さい子供ってさ。


 大人の肩に乗ろうとするよね?? 高い所から見る風景が好きなのか、それとも只々高い場所が好きなのか。




「むぅっ!? ユウ!! あっちの方が高い所に居るわよ!!」



 そうそう。


 あんな感じで強請るんだよね。


 もっと高い所へ昇れと。




「それで??」


「抜かされた事が気にならないの!?」


「全然気にならないね」


「駄目よ!! ほらっ!! 追いつけ!! 気合入れる為、お尻叩こうか!?」


「あ――!!!! 鬱陶しい!! 少し黙ってろ!!」



 最後は子供の相手に疲れたお父さんが怒って子供は沈黙。



「ぐぇぇ……。は、放せぇ!! 中身が飛び出るぅ……」



 全方向から体を圧縮され、べぇっと舌を出して苦しむ姿を見ていると。


 何となくだけど、お子様を持つお父さんの気持ちが少しだけ理解出来てしまいました。








   ◇










 おびただしい量の水分と体力を失い、もうここで倒れて寝てしまっても構わない程に疲れ果ててしまった体が石段の終着点を捉えると、残り僅かの体力が再燃。


 頭があそこへ向かって行けと全身の筋力に命令を発し、俺の体はその命令に従ってグングンと勢いを増して登り続けた。




 やったぁ……。


 やっと終わりが見えて来たぞ……。




「本当に長かった……。アオイ、疲れていないか??」



「はいっ、レイド様の御蔭ですわ」



 漆黒の複眼で此方を見上げ、二本の前足をわっと上げた。




「これ、さっさと登らぬか!!」


「あいたっ!! もうちょっと優しく叩いて下さいよ」


「お主は儂の言う事を聞いておればいいのじゃ!!」



 溜息混じりに分かりましたよと伝え、頭の天辺に突き刺さった拳に顔を顰める。



 そして……。



「これで…………。最後!!!!!!」



 最後はちょっとだけ大袈裟に足を着け、待ち望んでいた山の中腹へと辿り着いた。




 着いた――!!


 本当に長かったよ……。




 膝に手を当て、熱い吐息を吐き出し。


 呼吸を整えてからふと顔を上げた。




「ほぉ――。こりゃまた、広い空間だな」



 がらんと開いた空間の先になだらかな緑の丘が待つ。


 山を切り開き斜面をここまで平坦にするのにはさぞや苦労したのでしょう。



 なだらかな丘の先には見ていてちょっとだけ心配になる平屋が建ち、その直ぐ脇には遠目でも理解出来る井戸が併設されていた。




 右肩に蜘蛛、両肩に狐さんを引っ提げ。




「遅い――!! さっさと来いや――!!!!」



 開いた空間の中央で待つマイとユウの下へと到着した。




「お前さんはいいよな。ユウの頭の上に乗っていたのだから。ユウ、お疲れ」


「おう!! 所で、そっちのお嬢ちゃんも付いて来ちゃったの??」



 荷物の中から手拭いを取り出し、汗を拭いつつ俺の頭の上へと視線を送った。




 そりゃまぁ、気になりますよね。


 頭の上に少女の顔が乗っかっていれば。




「誰がお嬢ちゃんじゃ!! 馬鹿乳め!!」


「馬鹿は余分ですよ――。おぉ!! カエデ!! こっちこっち――!!」



 ユウが後方に元気良く手を振るので、振り返ると。




「ぜぇ……。ぜぇ……。も、もう暫く階段は登りたくありませんね……」




 目も開けていられない程の大雨。


 その雨も思わず二度見する程の量の汗を流すカエデが、今にも死んでしまいそうな呼吸を続けながら合流を果たし。




「はぁ、はぁ……。ふぅ――。ここは空気が美味しいですね……」



 ペタンと尻餅を付いて空を仰ぎ見た。



 白の長いローブの上に乗っかる顔は汗塗れ、そして裾で汗を拭うと端整な顔に笑みが現れる。



 困難な仕事を達成した瞬間って、どこか嬉しくなっちゃうよね。


 彼女の輝く笑みがそれを体現していた。




「そうじゃろう?? 空気は澄んで、マナの濃度も平地に比べれば濃い。体を鍛えるのには持って来いの場所じゃからな」



「それで?? 狐の女王様は何処にいるのよ」



 人の姿に変わったマイが、腕を組みつつ今も俺の肩に乗る狐さんを見上げる。



「こら。もう少し口の利き方に気を付けなさい。申し訳ありませんね、この人。少々口が悪くて……」




「なはは!! 儂は寛大じゃからな!! 許してやるわい!!」


「なぁにが寛大よ。早く案内してよ、その為に態々登って来たんだから」



 貴女では無く、ユウが運んだのですよ。



「それ程に、早く会いたいのか??」



「当たり前じゃん。挨拶を交わして、御飯を食べるんだから」



 御飯ではありません。


 目的を履き違えています。俺達は狐の里にお邪魔させて頂く挨拶の為に、此処へと参ったのです。




「ふふん。そうかそうか、狐の女王に会いたいのか。ほっっ!!!!」



 狐さんが元気良く俺の肩から飛び降り、俺達の前へと堂々と立つ。



 そして、ちいちゃな御口からは想像出来ない言葉が飛び出て来た。



















「儂が…………。この里を治める女王じゃ」



「――――――――。はい??」



 おっと。


 今のは宜しくないですね。



 オホンと咳払いをして、再び口を開く。



「もう一度、御聞かせ願えますか??」



 万が一、聞き間違えた可能性もありますからね。



「良いぞ。儂が、狐の女王じゃ」



 残念。


 合っていました。





「儂の名は、イスハ=ヴォルペじゃ!! 確とその頭に儂の名を刻んでおけ!!」




 腕を組み、堂々たる姿で声を張るのですが……。


 体が小さい為。中々しっくりこないのは気の所為でしょうか。



「「「は、はぁ……」」」



 皆の目が点になりつつも、彼女はその姿勢を崩す事は決して無かった。




「お主達は何故、此処に来たのじゃ??」



 パチパチとお目目を瞬きつつ話す。



『カエデ。正直に話しても大丈夫かな??』



 魔力探知だっけ??



 エルザードさんの強さを最初に確知出来たのはカエデだ。その彼女ならあそこに立つ狐の女王の強さを理解出来る。


 里を統べる者が弱い筈が無い。


 いや、全ての魔物さんに当て嵌まる訳じゃないけど……。


 経験上。


 女王又は王足る者は皆、素晴らしい力を備えていましたので。




 そう考えて、念話で尋ねてみた。




『大丈夫ですよ。身長は私よりも小さいですが、体の奥底からは桁外れの魔力を感じますので。恐らく、彼女が此処を治める女王でしょう』



 途中の文は必要だったのかな??


 まぁ、皆迄問いません。



 ふぅむ……。それなら……。




「えっと……。実は、ですね」



 任務の途中で出会ってしまった淫魔の女王さんの御戯れによって此処に転移させられ。


 三日後に俺達を迎えに来る事を端的に説明した。



「――――――。ふぅむ、相分かった!!」


「淫魔の女王、つまりエルザードさんなんですけど……。彼女に対して有効な策はあるのでしょうか??」


「在るには在るぞ」



 おぉ!!


 なんという僥倖だ!!



「本当ですか!?」



「勿論じゃ。お主達は今日から三日間、此処でみっちりと儂が鍛えてやる。そうすれば、奴にも対抗出来る力を手に入れる事が叶うやも知れぬ」



 確定では無い、のですか。


 だけど、何もしないよりかはマシって奴かしらね。



「此処で鍛えて僅かな可能性に賭けるか。それとも……。平地へと向かい、野垂れ死ぬか。さぁ……。どうする??」



 どうするも何も……。


 答えは決まっています!!



「ご指導ご鞭撻の程、宜しくお願いします!!!!」



 美しい角度で腰を折り、覇気のある声で返事を返した。




「なはは!!!! うむうむっ!! 儂に任せておけば、一難去ってまた一難じゃ!!」












 ――――――――――。



 あっれ??


 それって余りいい意味じゃないですよね??




 太陽も踵を返して逃れる明るい笑みを浮かべている狐の女王様。


 あの笑みは一縷の望みに縋る者達の気持ちをポッキリとへし折るのではないかと。


 俺達は一抹処か、巨大でとても大きな不安しか覚えなかったのだった。


最後まで御覧頂き有難うございました!!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ