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第百話 魔力に長けた者の実力

皆様、お疲れ様です。


週末の深夜にそっと投稿を添えさせて頂きます。


それでは御覧下さい。




 緑の壁一面にびっしりと生え揃って蠢く植物達が此方の緊張感を否応無しに高めてしまう。



「ふぅ……。ふぅ……」



 微かな体温の上昇、日常のそれよりも浅く少し早い呼吸、そして抗魔の弓を持つ手に汗がじわりと滲む。


 普段は明確な殺意と敵意を持った敵と対峙しているが……。今回の場合は旗色が少し違う。


 相手は魔物やオークでは無く、単なる植物。


 顔に浮かべる表情である程度の気配や心情を察する事は叶わず、注意深く一挙手一投足を捉えなければならない。


 植物との初めての実戦、か。


 恐らく瓢箪の化け物はあの蠢く触手を使用しての攻撃を仕掛けて来ると考えられるのだが、問題は攻撃の範囲並びに速度だな。


 先ずは見に徹してそれを掌握すべきか?? それとも先手必勝を心掛けて壁に矢を撃ちまくるか。


 頭の中で多岐に渡る最善の戦闘方法を思い描いていると。



「今後の戦いに備えて体力を温存しておきたい。お主ら継承召喚は使用するな。素の力で撃退せい」



 俺と同じく緊張感を徐々に高めている師匠が口を開いて各々へ指示を与えた。



「了解、りょ――かい。こんな奴ら相手に使うまでも無いわよ」


「マ、マイさん。た、頼もしいです……。このまま見逃してくれませんかね??」


「ピナ。それは……。無理って話よ!!!!」


「ピィっ!!!!」



 マイがピナさんの背後から迫る触手を鋭い爪で切り裂くと。



「……っ!!」



 切断された触手の先端が地面に転がり無意味にのたうち回っていた。


 一切の気配を消失させて獲物を確実に捕らえようと無音で迫り、捕らえた獲物は恐らく上部にぽっかりと空いている穴に引き寄せて体内で消化するのだろう。


 理に叶った攻撃方法、並びに捕食の仕方なのだが……。


 特筆すべきはそこでは無い。



「うげっ!! 何だ、こりゃ……」



 ユウが目を丸めて地面を凝視する。


 触手の切断面から零れている透明な液体が地面に触れると、白い蒸気を発して鼻を突く鋭い刺激臭が周囲に漂った。



 うっ……。


 何だ、この匂い……。



「へぇ。面白い造りね」



 エルザードがその様子を捉えて興味津々に頷く。



「酸性の液体、ですか」



 お、おいおい。冗談じゃないぞ!?


 植物の蔦から何で酸性の液体が零れて来るんだよ。



「カエデ。酸って何よ」



 マイが地面から立ち昇る白い蒸気を物珍し気に眺めて問う。



「その液体に触れない事を強く勧めます。体に付着すれば皮膚がただれ火傷を負い。服に付着すれば溶けちゃいます」


「つまり……。出来るだけ近接戦闘を避けるか、液体に掛からない様に倒せって事??」



 恐らくこれが考え得る最善の戦闘方法だろう。


 全く……。初戦から厄介な奴を相手取るのは骨が折れますよ。



「正解です」


「了解。皆、聞いたか?? 気を引き締めろよ!!」


「あんたに言われなくても……。分かってるわよっと!!!」



 さぁ……。一回戦の始まりだな!!



「「「……っ!!!!」」」



 正面に聳え立つ壁一面から触手の波が俺達へ向かって一斉に襲い掛かって来る。


 数えるのも億劫になる程の瓢箪擬きから放たれた触手は空間の殆どを制圧。


 俺達に逃げ場は無いのだぞと分かり易く教えてくれていた。



 お生憎様!!


 何度も死線を潜り抜けて来た俺達はそんな攻撃じゃ恐れはしないよ!!



「食らえ!!!!」



 抗魔の弓を引き、赤き矢を触手の束へと穿つ。


 俺が想像した通りの軌道を描いて飛翔した矢が触手の束を貫き、一体の瓢箪擬きへと着弾すると。



「っ!?」

「おぉ、一応効果はあるみたいだな!!」


「…………」



 突き刺さった矢の隙間を縫い、あの透明な液体が地面へと零れ落ちて瓢箪擬きが絶命へと至った。



「ほっ!! それ!! しかしまぁ……。あれじゃのぉ」

「っ!?」



 鋭く襲い掛かる触手を蹴りで薙ぎ払い相手の動きを相殺。触手の動きが止まった所を踵の一閃で切断する。


 威力も目を見張る所なのですが、会話を継続しながらよくそんな動きが出来ますね。



「どうかされましたか!?」



 次々に襲い掛かる触手へ矢を掃射しながら師匠へと尋ねた。


 クソ!! 一体一体は弱いけど数が多過ぎる!!


 このままじゃじり貧に陥らないか!?



「いや、な。壁の背後に潜む鬱陶しい邪気がどうにも気になるのじゃよ」


「邪気?? ユウ!! 伏せろ!!」


「っとぉ!!!! へへ。レイドありがとね!!」



 右の視界の端。


 力任せの格闘を繰り広げているユウの背後から忍び寄る触手を矢で穿ってやった。



「馬鹿隊長は嗅覚が鋭いのねぇ――」


「馬鹿は余分じゃ。おい、脂肪。感知魔法は使えぬのか??」


「ん――。『重唱』 なら可能よ??」



 重唱??



「先生。このままじゃ埒があきません」


「私も今、それを思っていた所よ。……っと」



 右手に浮かぶ淡い緑の魔法陣から呼び寄せた風の刃で襲い来る触手をいともたやすく切り落とす。


 軽く退けるなぁ……。


 こちとら、体力を消耗しつつ一生懸命矢を穿っているってのに……。



「カエデ。重唱、出来るわよね??」


「勿論です。先生の魔力に合わせるのは難しいので私に合わせて下さい」



 エルザードとカエデが部屋の中心で背合わせに立ち、集中力を高め始めた。


 何をする気だ??



「はぁ――い。皆聞いてね――。今からカエデと重唱詠唱デュオスペルをして。敵の親玉を索敵するわ。それまで、私達をやらしい触手から守るよう――に」



「了解だ!!」



 作戦の内容は完璧に理解したのですが。



「…………ところで、師匠。重唱詠唱とは??」



 これが全く理解出来ないのです。



「異なる者が同じ類の魔法を詠唱する事じゃよ。重ね合わせた魔法の威力は絶大。しかし、魔力の波動を合わせるのにちと時間が掛かるのが玉に瑕。高度な魔法を詠唱出来る者しか使えぬ高等技術じゃ。感知魔法が阻害されておる今、それを打ち破る為に魔力を高めるのじゃよ」



 ふむ。


 それは納得出来ましたが……。


 今は戦闘中なので此方を見ながら仰るのは如何な物かと。



「師匠後ろです!!」


「うん?? おぉ。ほいっと」

「っ!?」



 いやいやいやいや。敵の姿を捉えないでよく撃退出来ますね。


 師匠の背後からさり気なく迫り来る触手を強烈な回し蹴りで壁まで吹き飛ばしてしまう。


 威力もさることながら、目に見えぬ相手へ的確に攻撃を当てる事に舌を巻いてしまいますよ。



「児戯みたいなものじゃて。そりゃそりゃぁぁああ!! 儂は此処におるぞ!! 掛かって来いっ!!」



 既に触手の襲撃の速さ、間合いを把握したのだろう。


 楽し気な笑みを浮かべ今も溌剌と四肢を、目を疑う速さで動かして触手に対抗していた。


 師匠の動きに触発されたのか、激烈な肉弾戦が大部屋の各所で同時に発生している。



「どぉおりゃぁああ――!!」


 マイが襲い来る触手の束を蹴落として。


「ふんっ!! どっせい!!」



 ユウが束を纏めて力任せに壁へとぶん投げる。



「はぁっ!!」


「遅いですわよ??」



 リューヴの鋭い爪が触手を切り裂き、アオイのクナイが正確に瓢箪擬きを捉え。



「あぶっ……。てい!! たぁっ!!」


「ひゃぁっ!! ちょっと!! そこは駄目ですぅ!!」



 ルーが弾いた触手がピナさん服の隙間に潜り込み、彼女の『何か』 を捕らえて搾り上げてしまった。


 うん、これはいけませんね。



「ピナさん!! 動かないで!!」



 厭らしい触手へ向かって矢を穿ち、数本纏めて寸断してやった。



「わぁっ!! レイドさん!! 助かりましたぁ!!」



 どういたしまして。


 ピナさんが服の中に潜り込んでいた触手を取り出し一息つく。




「カエデ!! 後どれくらい!?」



 マイが襲来し続ける緑の触手を相手取り、楽し気な笑みを浮かべてそれを容易く撃退。



「おらぁ!! じゃんじゃん掛かって来いやぁぁああ――!!」



 これじゃ全然物足りないといった感じで壁に蠢く瓢箪達へお代わりを所望していた。


 触手の動きは俺でも目で追える程の速度。


 つまり、目で追えない速さで動くアイツにとって瓢箪擬きから生え伸びる触手は欠伸が出る速度なのだろうさ。



「ん……。後、一分」


「一分ね!! 楽勝、楽勝!!!!」



 マイ達にとって朝飯前。いや、息をするより容易い事であろう。


 しかし……。俺にとってはちと厳しい状況ですけどね。


 絶え間なく矢を穿ち続けているその影響か。次第に右腕の傷跡が顔を顰め始めてしまった。


 鋭い痛みが腕を襲い肩口へ駆け上がり。そして全身へと駆け巡り矢を放つ速さが鈍ってしまう。



 ちっ……。


 近接戦闘に切り替えるか?? でもそうすると後方から矢の援護が途切れ分隊で行動出来る範囲が狭まってしまうし……。



「…………。そろそろ限界か??」


「いえ。まだ大丈夫です」



 師匠が此方の様子を横目で確かめながら話す。


 速攻で看破されちゃいましたか。



「痛む様なら格闘戦に切り替えろ。この先もあるのじゃ。無理はいかん」


「了解です。自分も、そう思っていた所ですから!!」



 弓を背負うと同時。



「「っ!!!!」」



 二本の触手が俺の体を捕えようと鋭く風を切り裂き向かって来た。


 刃厚の太い短剣を素早く抜刀。



「ふっ!!!!」



 勢いそのまま右の触手を払い、そして左の触手を切断。


 痛みの残る右腕を使用したが……。どうやら普段通りに動かせそうだな。



「ふむっ。動きのキレは大丈夫そうじゃな」


「多少は痛みますが。泣き言は言っていられません。このまま……。耐え忍びます!!」



 口では威勢の良い言葉を放ったが……。



「「「…………」」」



 どれだけ撃退しても触手の波は止む事は無く、寧ろその量を増加させて四方八方から怒涛の勢いを保って襲い続けている。



「ちぃっ!! 流石に鬱陶しい量ね!!」


「あぁ!! マイ!! そっち行ったぞ!!」


「わ――ってるわよ!!」



「わっわっ!! リュー!! ちょっと手伝ってよ!!」

「泣き言を叫ぶな!! 己の力で処理しろ!!」


「ひゃあっ!! わ、私を食べても美味しくありませんって――!!!!」



 俺達の体力は無限では無い。ほぼ無限に這えて伸びて来る触手に対してこのままじゃいつか……。



 カエデ、エルザード。


 まだか!?







「…………。ふぅ、皆さん。お待たせしました」


「待たせたわね。カエデ、行くわよ??」


「分かりました」



 彼女達の声を発端に、迸る閃光を放つ魔法陣が部屋の中央から部屋の隅々まで地面を伝い、放射線状に広がって行く。



「朧に浮かぶ幻影……」

「霞に包まれ、渺渺足るその存在……」



 エルザードとカエデが魔力を高めていくと共に地面の魔法陣が強烈に明滅を開始。


 その光量はもう既に目を開けているのも辛い程だ。



「「我の下に……。偽り無き真実の姿を現せ……」」


「さぁ、行くわよ?? カエデ!! 私に合わせなさい!!」

「分かりました!!」




「「光捉センシティブ……。解存在エグジスティング!!!!」」




 二人が馬鹿げた出力の魔力を解放すると魔法陣から光が放射され部屋を満たして行く。


 それはまるで皮膚を通過して体の奥深くまで届きそうな程の光量だ。



「うっひょ――!! すんげぇ!!」


「あぁ。見事だ!!」



 ユウとリューヴも二人の魔力の波動に感嘆の声を上げる。



 す、凄い……。


 地面から迸る魔力と彼女達二人から放たれる圧で大気が揺れているぞ。


 これが重唱の力、か。



「……。見つけたわよ」

「えぇ。そこ……です!!」



 二人が正面の壁を捉え鋭い風の刃を重ねて放つ。


 頑丈な漆黒の城壁さえも両断出来てしまいそうな分厚い刃が向かい来る触手を跳ね除け、蔦を無慈悲に切り払い。


 二人の傑物が放った刃が茨の壁を容易に突き抜けて行った。


 そしてその数秒後……。




「キシャァァァァアアアアアア――――――ッッ!!!!」




 風の刃が通過した壁から形容し難い色の粘液が濁流の様に大量に漏れ出すと。



「「「「…………」」」」



 壁一面から湧き出ていた瓢箪擬きが一斉に萎れて地面へと力無く落ちて行く。



「…………。おぉ!!」



 どうやら茨の壁の奥に瓢箪擬き共を操っていた親玉がいたようだな。


 親玉から受けていた力の源を断たれては奴等も活動出来まい。



「ふむっ、まぁまぁでしたね」


「初めての共同作業にしては上出来だったわ」



 魔力と魔法に長けた者同士の重唱詠唱の威力、それに恐ろしい威力を備えた風の刃を同時に放つ息の合った連携も見事であった。


 師弟関係の強さにちょっとだけ嫉妬を覚えてしまいますよ。



「カエデ、凄いじゃないか!!」



 彼女のか細い肩に手を置き、素直な感想を言い放つ。



「い、いえ。これ位が普通なのです」



 僅かに頬を朱に染めてそっぽを向いて口を開く。


 途轍もない魔力を放った所為で疲れちゃったのかな??



「ねぇ――。私は褒めてくれないのぉ??」



 エルザードが右手の人差し指で俺の背をツンツンと突く。



「十分凄かったよ?? ってか。エルザードにとっては容易い事だろ」


「まぁ、そうだけどぉ。あっ。ねぇ!! 御褒美は!?」


「御褒美??」



 お嬢さん、一体それは何の事ですか?? 



「だってぇ。私がいなきゃここで皆苦しんでいたし?? 容易く解決したからぁ。少し位見返りがあってもいいかなぁって」


「残念ですけどそんなものはありません。大体、見返りを求めて戦うのは動機としては不純だろう」


「んぅ。もぅ……。軽い、接吻でいいわよ……」



 俺の肩をきゅっと掴み、目を閉じて顎を静かに上げる。


 こんな状況で何を考えているのやらと額をぴしゃりと叩いてやりたい気分だが……。



「ん――……」



 親鳥に餌を強請る雛鳥の様に此方へ向かってクイっと顎を上げる愛苦しい様と、彼女の美貌も相まって刹那に思考が停止してしまった。



 やっぱりエルザードって……。普通に可愛いよね??



「――――。ほれ、臭い者同士。この緑の蔦が好みじゃろ??」


「っ!! くっさ!! ちょっと!! 何て物顔に近付けるのよ!!」



 師匠が千切れた触手を掴み、エルザードの顔へと向ける。


 酸性?? だっけ。


 その液体がべったりと付着していますから例え動かなくなったとしても、人の顔に近付けたら危ないですよ??



「お主には臭い物がお似合いじゃ」



 師匠が地面へ無造作に触手の破片を投げ捨て、新たに現れた一つの通路へと軽い足取りへ向かって行く。



「あのクソ狐めぇ……。どうやって仕返しをしてやろうかしら」


「今は休戦したら?? ほら、まだ先も長い事だし」



 フッサフッサと三本の尻尾を軽快に揺らす師匠の後に続き、肩を並べて歩くエルザードに言ってやる。



「ふんっ。百倍にして返してやるんだから……。絶対酷い目に遭わせてやるっ」



 そういう事をしなければ素直に尊敬するのに。


 もう少し己の立場を理解して行動して貰いたいものですよ……。



 さてと、初戦は退けた。


 次の大部屋に待ち構えているのは果たしてどんな植物なのやら……。右腕の調子も宜しく無いので願わくば矮小な力で制圧出来る植物を所望します。



 鼻腔の奥をツンと刺す刺激臭に別れを告げ、心安らぐ清涼な空気が漂う通路を進みながら大きく息を漏らした。




お疲れ様でした。


本日の執筆の御供は……。今も耳に突き刺さっているワイヤレスイヤホンの音楽ですね。


この後書きを執筆している時の曲は。



『あなたと合体したい』


勿論、卑猥な意味ではありませんよ??


一万年と二千年前から愛している。このフレーズを聞けば大多数の人があぁっ!! と頷くのではないでしょうか。


そう、今聞いているのは『創世のアクエリオン』です!!


作品を知らない人でも曲自体を知っている人は多いのではないでしょうか。それ程に有名な曲ですよね。


イントロは儚いギター調から始まり、サビへと向かって熱さを増していくこの感じが堪りません!!


このアニメの登場人物で私が一番好きなのは……。不動GEN指令ですね。


「合体は爆発だ!!」 等々。素敵な台詞を度々叫び、思わず体の前で両手をパンッ!! と合わせたくなってしまいます。


こんな夜更けに何を語っているのかと、読者様達の鋭くも呆れた声が聞こえてきますのでプロット作成へと戻ります。



それでは皆様、お休みなさいませ。

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