第九十二話 素敵な朝食と不穏な知らせ その一
皆様、お疲れ様です。
本日の投稿になります。
大殿筋、上腕二頭筋等々。
厳しい稽古と余計な乱痴気騒ぎによって筋肉の繊維一本一本がズタズタに切り裂かれ、押し潰され、これ以上無い悲鳴を全身の筋肉が泣き叫んでいた。
この悲惨な現状を端的に言い表せと言われたら。
疲労困憊。
間違いなくこの四文字を使用するでしょうね。
「いてて……」
少しでも動かせばそれ以上の行動は了承出来ないと筋力さんからのお叱りの声が響き、ズキンとした痛みが発生してしまう。
素敵であり恐ろしくもある朝食が始まるまで大人しく畳の上で伏せていよう。
それが最善策さ。
「レイド様。お疲れの御様子ですわね??」
「疲れたも何も……。皆は一周だけどさ、俺はもう一周余計に周回して腕の筋肉が疲れきっていますよ……」
『う――む。一周だとちと歯痒いのぉ。もう一周追加じゃ』
柔らかいお肉さんを乗せて歯を食いしばり一周を終えると、師匠が眩い笑みでそう仰った。
当然。
弟子である俺は師匠の命令には絶対服従の為。
『あんっ。振動が私のイケナイ何かを刺激しちゃうっ』
『出来の悪い騎手』 を乗せてもう一走り。一人気を吐いて回ったのだ。
御蔭様で今も強烈な筋疲労によって両腕が顔を顰めていますよっと。
「どこが痛みます??」
「両腕、かな」
馨しい香りを放つ伊草を直接鼻に当てながら話す。
俺の身を案じてくれるアオイには申し訳無いけども。起き上がって話すのも面倒だ……。
「失礼しますわ。――――。まぁっ!! こんなに硬くなって!!」
アオイが何気無く右腕を手に取り、か細い指で腕の筋力の疲労度を確かめて行く。
「これくらいしないと稽古の内に入らないんだとさ」
「無理はいけませんよ?? …………。どう、ですか?? アオイの手解きは」
疲労と痛みが溜まった筋力をアオイの細い指が丁寧に解して行くと。
「き、気持ち良いです……」
体にひしとしがみ付く疲労が血液と共に流れ出て行く感触に思わず情けない声が漏れてしまった。
整体ってこんなに気持ち良い物だったのか。
こ、これなら午前中の稽古にも疲れを残す事無く望めそうだ。
「アオイちゃん。何してるの??」
軽快な声と共にルーがやって来ると、興味津々といった感じで金色の瞳を輝かせてアオイの手元を見つめていた。
「レイド様の筋力を解しているのですわ」
「ふぅん。おっ!! 片側空いてるねぇ??」
何だろう。
この妙な杞憂を抱かせる発言は……。
「ルー。何もしなくていいからね??」
先に釘を打って行動を制しておかないと。
そう考え、意気揚々と俺の左側に回るルーへと言ってやった。
「大丈夫だって――。見様見真似でやってみるからさ!!」
「いやいや。やらなくてもいいよ」
しかし、彼女は俺の制止を振り切り。喜々とした表情を浮かべて左腕を何の遠慮も無く持ち上げてしまった。
「うん?? こう……。かなぁ??」
ルーが指先に力を籠めた刹那。
「んぎぃっ!!」
左腕に稲妻が迸りそれが頭の天辺まで駆け抜けて行った。
な、何!? 今の痛みは!?
人の姿ではあるが彼女は雷狼の血を受け継ぐ者。もしかして知らず知らずの内に雷の力を体外へ放出いるのかも知れない。
その力の片鱗が痛みと上手い具合に同調して苛烈な痛みに変化したのか??
「あ?? 痛かった?? えへへ。ごめんねぇ」
「も、もういいだろ?? 大人しく左腕を置いて向こうへ行きなさい」
無邪気にじゃれて来る頑是ない子供をあやす様に、父性溢れる声色で言ってやった。
これ以上触らせていたら腕が壊れかねん。
「やっ!! 御飯来るまで暇だもん!!」
もしもし?? そこのお嬢さん??
俺の腕は玩具じゃないのですよ??
「よぉ、何してんだ??」
「あ、ユウちゃん」
ここで更に俺の心の空模様を不安一色に染め上げる足音が鼓膜に届いてしまった。
「今ね――。レイドの左腕を解き解しているんだよ」
「へぇ。ルー、代わってよ。あたしが一丁揉んでやる」
「ユウ、頼む。向こうに行ってくれ」
本来ならば此処は獰猛な肉食獣から逃れる草食動物の様に。目を疑う速度で体を起こして逃げの一手を取る場面なのだが。
如何せん、疲労の影響によって体が動かせる気配が無い。
「安心しろって。アオイの手捌きを見様見真似でやってみせるからさ!!」
「お、およしなさい!!」
素人がおいそれと他人の筋肉を触るもんじゃあありません!!
「え――と。こんな感じ??」
「あげぇっ!!!!」
よりにもよって一番疲れが溜まっている左腕の箇所を指で押し潰す物だから思わず悲鳴が漏れてしまった。
気が遠くなる痛みが腕を駆け抜けて行く。
「おぉ、悪い悪い」
「もう!! 私も触りたいからユウちゃんはあっち!!」
あっちとは??
ルーの言葉を受けて左側へ視線を送るが……。怪力無双の行方を見失ってしまった。
うつ伏せの状態だから視界が悪いのですよ。
「レイド――。座るぞ――??」
「は?? んぐぅ!!」
どこに消えたかと思えば。
背に女性らしい柔らかさを感じると同時にそれ相応の重みが背に圧し掛かってしまう。
「うっし。腰をグリグリしてやるからなぁ……」
「私はこっちを押してあげるよ!!」
「や……。止めなさい!! はぎぃ!!!!」
ユウが腰を押すと五臓六腑が途端に悲鳴を叫び、ルーが左腕を無邪気に構うと雷の体が全身を駆け巡って行く。
ちょ、ちょっと!? 痛過ぎやしませんかね!?
「ほぉれ。ここが気持ち良いんだろ?? 母上は父上のここを良く押していたからな――」
「うりうりうりうり!! どうだ!?」
どうだ!?
じゃあ、ありません!!
「お、面白半分で人の体を弄ぶのは了承出来んぞ……」
頭を傾げたくなる痛みが全身を襲う中、精一杯の声量で二人へ苦情を言ってやる。
「さっきから黙って見ていれば……。レイド様が痛がっているのに気付きませんの!?」
「アオイちゃんのは痛く無いの??」
「はい。心地良く疲れを解してくれています」
ここで彼女達の神経を逆撫でしたらどんな逆襲が来るか予想が付かない。
左腕を人質に取る女性と遠慮なく背中に乗る女性へ向かって出来るだけ丁寧に、そして静かに話してあげた。
「何だよ――。アオイは良くて、あたし達は駄目なのかよ――」
「そうだそうだ!! ひき肉だぞ!!」
「あ、あのねぇ。筋肉が疲れ切っているのに鞭を打つ人がいますか?? 後、ルー。それを言うのなら贔屓ね」
「そうしないと疲れが取れないだろ??」
「そ――そ――。ほら、鞭を打てば疲れも逃げるかもしれないし??」
どんな理論だよ。
「と、言う訳で。続きを……」
「だね――」
「や、や、止め……。んづぅがぁ!!」
腰に押し付けられた灼熱の溶岩と、左腕に迸る稲津が体を容赦無く無慈悲に痛めつけて来る。
腰から這い上がる痛みは首筋へ。
左腕の稲妻は肩口まで広がり痛みの嵐が体を縦横無尽に、勝手気ままに暴れ出してしまった。
「お止めなさい!!」
「どっせい!!」
「ていていていてい!!」
「あぉばぁっ!!!!」
痛過ぎて涙が溢れて来た……。
お、俺の体。どうなっちゃうの……。
「おはようござ……。って、一人の男性に三名の女性が群がって何をしているんですか??」
平屋の入り口付近から届いた声の主を涙で歪んだ瞳で見つめると。
本日も巨大な御櫃を両手で抱えているモアさんが平屋の入り口で首を傾げてこの惨状を見つめていた。
「レイドの体を虐め……。癒しているんだよ」
「今、虐めているって言いそうになったよな??」
咄嗟に言い改めた背に跨るユウへと言ってやる。
「気の所為だろ」
絶対嘘だし!! ちゃんとこの両耳で聞きましたもの!!
「それより、皆さんお待ちかねの朝食ですよ!! 食べ残しちゃ駄目ですからね――!!」
「は――い!!」
「待ってました!!」
背の溶岩と左腕の稲妻が山盛りの白米に誘われ大部屋の中央へと走り出して行く。
「はぁぁぁぁ……。やっと退いてくれた」
人目も憚らず安堵の息を漏らして全身の力を抜いて畳の上に溶け落ちてやった。
何んとか危機を乗り切ったぞ……。あ、いや。本当の危機はこれからか。
素敵な朝食の中に悪魔の御馳走が紛れていないかどうか。集中力を切らさずに臨みましょう。
「ふふ。大変でしたわね??」
「アオイ。笑い事じゃないって、あの痛みは」
「御安心して下さい。アオイがいつでもレイド様の痛みを取り除いて差し上げますから……」
そう話すと男の性を多大に刺激する体をピタリと背中にくっつける。
「それはまたの機会でお願いしま――す」
「はぁ――ん。辛辣ですわぁ――」
唯一、正常通りに動く右腕でアオイの体をそっと退かしてやった。
……………………。
あれ?? もう動かせるぞ??
左腕は相変わらず痛みと疲れが残っているのに……。
アオイの整体のお陰かな。
「は、早く食べるわよ!!」
鼓膜をつんざく大声の主は言わずもがな。
既に見事な量の白米を丼へ盛り、逸る気持ちを抑えつつ。皆が輪になるのを今か今かと待ち詫びている。
「落ち着けって。焦っても白米は逃げないぞ」
食欲の権化の隣に座ったユウが若干呆れた様子で丼を見つめていた。
あれがアイツの一杯だもんなぁ。俺達の二倍位の量があるんじゃないか??
「ユウさんの言う通りですよ――。焦っても逃げやしませんよ。そうですよねぇ――??」
「え?? あ、はい。逃げませんよ……」
普段の優しい瞳とは真逆の瞳のモアさんが此方を捉えてしまったので思わず声がどもってしまう。
まぁ正確に言えば逃げないのでは無くて。逃げられないんだけどね。
さ、さて!! 気を取り直しましょう!!
腹を満たして次なる稽古に備えなければなりませんからね!!
本日の朝食は。
食欲を多大に誘う美しい艶の白米、黄色と白の織り成す色彩が否応なし人々の目を惹きつける卵焼き。
新鮮な山菜の煮付けに川魚の塩焼き。
「ふぅ――……」
例の物は確認出来なかったので人知れず安堵の息を漏らす。
助かりました。
朝一番からアレの登場は御免願いたいですからね。
「わぁぁぁ――――!! 生卵だぁ!!」
待っていました!! と言わんばかりに龍が生卵の登場に目を輝かせる。
「産みたて、獲れたてだから美味いぞ――」
「ど、どうしよう。いきなり卵かけ御飯は邪道よねぇ……。でも、いや……」
メアさんが運ぶ手元を惜しむ様に血走った目線で追う。
「お代わりすればいいだろ」
「ユウ。そうこうしている間に生卵が無くなったらどうすんのよ!!!!」
『いや。それは間違い無く起こり得ないだろう……』
俺を含む、何人かが同時にマイへと呆れにも似た視線を送った。
「下らない事言って無いでさっさと食べろよ」
「じゃあ、皆頂こうか」
メアさんの声を受け、姿勢を正し……。
「では……。頂きます」
「「「頂きます!!!!」」」
食を提供してくれた御二人、並びに命を提供してくれた食材達へ感謝の言葉を述べて食事を開始した。
先ずはどこから攻めるべきか……。
取り敢えず適度な量の白米を盛り、おかず一式を大皿に乗せて自分の席へと舞い戻る。
「うむ……。良い組み合わせだ」
白米、卵焼き、それと川魚。
本音を言えば汁物が欲しい所だが多くは望まない。
冷たい水だけでも十分だ。
この食欲をどこまでも湧かせる香りが俺の胃袋を大いに刺激してしまうので、何も気にせず本能の赴くままに栄養を摂取しましょう!!
さぁ……。いざ戦場へ!!!!
「うぎぅ……!!」
「どうしました??」
既に食事を始めている左隣のカエデが不思議そうな視線を此方に送る。
「ひ、左腕が重い……」
龍頭蛇尾ここに極まり。
勇ましく丼を持とうとした刹那、左腕に異常な重さと痛みを感じ取ってしまった。
く、くそう!! きっとルーの悪戯の所為だな!!
「朝の稽古の余韻ですね??」
「た、多分ね。ぐっ……。ぬぅ!!」
左腕に気合を注入させて丼を食べ易い位置に移動させる。
何で飯を食うのにここまでの筋力を使わにゃならんのだ。
「うんめ――!!」
「美味しいね!!」
俺が悪戦苦闘しているってのに、痛みを与えた二人は正面で喜々として食事を進めている。
悪戯に人の体を玩具みたいに弄びおって……。いつかその機会があれば逆襲してやるから覚えていなさいよ??
「お代わり!!!!」
「はっや!! マイ、もう少し良く噛んで食えよ」
「御米ちゃんが無くなる前に沢山食べなきゃいけないのよ!!」
重さと痛みが残る左腕を駆使して漸く一口分の白米を口へ運んだ時点でアイツは既に二杯目。
これ以上差を開かせる訳にはいかぬ。
俺も食事を進めよう。
そう考え白の中へ箸をくぐらせていく。
「仄かな甘味。それとおかずの塩気……。はぁ……。ここはいいわねぇ」
「はは!! そうやって満足気な顔を浮かべてくれると。私達も頑張って作った甲斐もあるもんだ。なぁ?? モア」
「えぇ。本当に、美味しそうに食べますよねぇ」
みるみる内に減って行く白米に喜びを惜しげもなく出して二人が頷く。
食材も本望だろうな、あぁして全部食べ尽くしてくれればさ。
「うっし!! 一杯目終了!!」
綺麗に盛られた白米を全て胃袋の中に収め、丼の底を確認するとお代わりを求めて輪の中央へと進む。
二杯目は勿論……。あの生卵を御飯に掛けて頂きましょうかね!!
ちゃちゃっと御米を盛って――。お次は生卵を取って……。
ホカホカの御米さんと醤油の塩気、更に卵黄の甘味とまろやかさが混ざり合った至極一杯を!!!!
「むっ??」
「おっ??」
「ありゃま。鉢合っちゃったな」
リューヴ、ユウ、そして俺。
三人がほぼ同時に中央で顔を合わせ、そして同時に生卵へと手を伸ばす。
「何だぁ?? 米の量、それっぽっちか??」
ユウが卵を取る際、俺の丼の様子を見て鼻を鳴らす。
「いやいや。初めは美味しく食べたいしさ」
「主、量が少ない。体を大きくする為にはもっと量を胃に詰めろ」
少ないかなぁ??
丼の七割まで盛っているんだけど。
「ほれ、あたしはこれだけだぞ??」
丼の淵までピッタリ綺麗に白米が盛られ食欲を誘う白い蒸気を揺らしている。
量然り、盛り方然り。何とも美しい出で立ちだな。
「ほぉ。ユウ、私のも同じ位だぞ」
「お――。いいね――」
「俺も二人の盛り方を参考にすべきかな」
「そうそう!! 沢山食べて体を大きくしないとな!!」
俺達が輪の中央でキャイキャイと騒ぎながら丼に盛られた美しい形を見せ合っていると。
「…………」
マイが無言でずかずかと御櫃へ歩み寄り何の遠慮も無しに大量の米を盛って行く。
盛られた米は丼の淵を優に越え、それは世界の果てを見渡せる巨大な山へと成長。
あれだけの高さを誇る御米の山はさぞや不安定な動きを見せるかと思いきや……。
「ふむっ……」
自称玄人を宣言する彼女が築き上げたのは不動の山であった。
大きな振動を受けても山の頂上は揺れる事無く聳え立ち。俺達が築き上げた矮小な山を悠々と見下ろす。
「……」
「あいたっ」
そして邪魔だぞと言わんばかりに俺達の間に割って入り、素晴らしい所作で生卵を入手。
その去り際。
「………………………………。ハンッ」
俺達が築き上げた美しい丼を鼻で笑い飛ばして己の席へと戻って行った。
い、今の鼻笑いは恐らく。
『たったそれっぽっちしか食べられないの――?? ふび――んっ』
恐らく……いいや。
あの小馬鹿にした目付きと鼻息は俺達へ向かって確実にそう言っていた。
そして龍のあからさまな挑発を受けた雷狼とミノタウロスのお嬢様達のこめかみから、ブチッ!! と何かが千切れ飛ぶ音が部屋に響いてしまった。
「こ、この……!! マイ!! 絶対負けねぇぞ!!」
「鼻で笑うとは良い度胸だ!! 雷狼の恐ろしさを思い知るが良い!!」
「今日こそは勝ってみせる!!」
「アハハ。掛かって来なさいよ。有象無象、凡庸なあんた達なら三人掛かりでも返り討ちにしてやらぁ――」
「ふざけんなよ!? あたしだってやれば出来るんだ!!」
「その通りだっ!!」
「ユウ!! 俺達の底力を見せてやろう!!」
余裕の態度を見せる龍へ向かいミノタウロスと雷狼と男が食って掛かる。
大部屋でやりくりされている騒々しい様子を小さな御口でモクモクと咀嚼を続けながら海竜がじっと窺っていた。
「……っ」
彼女の目はそこだけでは無く、寧ろ他に注意を割いているようである。
例のアレが現れないか……。
疑心に塗れた海竜の藍色の瞳はその一点だけに注力し、最大限の警戒態勢を維持。
人知れず矮小な魔力を放出していざとなれば空間転移でこの部屋から脱出出来る様、一分の隙も見当たらぬ構えで食事を続けていた。
お疲れ様でした。
皆様の本日の夕食は何でしたか?? 私は焼きそばと御飯。この二つの組み合わせでした。
先ずは豚肉の細切れをささっと炒め、ある程度焼き目が付いたらフライパンから外し。キャベツを炒め。
そして、麺を水で解しながら炒め。此処で先程の豚肉を投入!!
塩胡椒とソースで味付けして火から外し。続け様に卵を片面焼き上げ。完成した焼きそばに真ん丸お月様、紅ショウガ、ほんの少しの鰹節を乗せて完成です!!
ピリっとした胡椒、まろみと濃厚な味わいのソースが絡み合った麺を一気に啜り奥歯で噛み締めればあら不思議。何度も咀嚼をしなくても素敵な味が口の中一杯に広がるではありませんか。
ある程度焼きそばを堪能したら目玉焼きを御飯の上に乗せ、黄身を少し潰して御飯を口へ掻っ込む!!!!
黄身と混ざり合った御飯と焼きそばを交互に口へと運び、気が付けば目の前のお皿が空っぽになっていました。
体には悪い食事ですが、心には大変優しい夕食でしたね。
それでは皆様、お休みなさいませ。




