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第九十話 浴場とケダモノ達 その一

皆様、お疲れ様です。


本日の投稿になります。




 酒の力によって自我を失ってしまった淫魔の女王様と、楽しい夕食の雰囲気に呑まれて一切躊躇する事無く酒を摂取してしまった狐の女王様。その両名から与えられる理不尽な痛みと暴力に耐え抜いて見事輝かしい生を勝ち取った。


 只、その代償は余りにも大きく。頭部から脚部果ては五臓六腑までが発する痛みによって顔を顰め早く休息を取らないと命に係わるぞと泣き叫んでいた。


 それはあの馬鹿げた痛みを直に食らっている自分が一番よく理解しているので態々命令を下さなくても宜しいのです。


 あの御二人が俺達と同年代であればそのまま畳の上に放置して獣臭がたぁっぷり含まれた唾液を持つ陽気な獣の舌へ献上するのだが……。



 一方は我が師、もう一方は海竜の先生。



 流石に酔い潰れたまま放置するのは憚れると考えに至った俺は此方の気持ちも露知らず大変心地良さそうに眠る二人を平屋から師匠が暮らす母屋の部屋へ放り込んで……。


 基、親切丁寧に寝かしつけて今に至るのです。



 達人を越える達人、その更に上の実力を持つ二人から放たれる理不尽な暴力と。悪魔がニィっと歪に口元を曲げてむしゃぶり付く御馳走紛いが出される夕食擬き。


 生と死が混在する苛烈な戦場すらも生温い危険が潜む夕食から生還した俺を満点の星空に浮かぶ月が柔らかい笑みを以て祝福してくれていた。



「ふぅ――……」



 感嘆に近い吐息を漏らすと、白濁の温かい液体が体の芯へ静かに染み込む。



 温泉から放たれる白い蒸気が微風で揺らめき、快晴の夜空からは青い光が降り注ぎ幻想的な光景を更に昇華させていた。



 こ、こりゃ最高だ……。


 一日頑張った御褒美にはうってつけじゃあありませんかね。



「はにゃ――。溶けちゃうにゃよ――……」


「これは堪りませんね……」


「そうだろ?? 傷付き疲れた体を癒すのは食事と温泉。これに限るよ……」 



 温泉に浸かって安らぐ俺の傍らには器用に湯に浸かる虎猫と一羽の烏が俺と同じく甘い吐息を漏らして湯の有難さを享受していた。



 此処へ出発する前。



『レイドにゃん。どこに行くの――??』


『酔っ払いを運ぶついでに温泉に入るんだよ』


『温泉!! 行く!!』


『構わないよ。カエデ、いいだろ??』


『えぇ、世話を頼みます』



『東雲、あなたも行って来なさい。そして……』


『いえ、私は水が少々苦手でして。…………ふぅむ。分かりました。アオイ様の為に行って参ります』



 そんなやり取りがあって、一人と一匹と一羽の妙な組み合わせで湯に浸かっているのです。



「ちゃんと肩まで浸かるんだぞ――」



 以前俺が留守の間にカエデが此処で過ごしたと聞いたのでペロはどうか分からないが、東雲にとってこれは初めての温泉だ。


 湯に浸かる事はどうあるべきか、それを教えなければならん。



「肩まで?? もう浸かってるよ??」


「ペロは良いが……。東雲は浅く浸かり過ぎだ」


「実は……。羽毛が邪魔をして中々沈まないのですよ」



 あ、そうなんだ。


 水面に浮かぶ白鳥みたいな感じでプカプカと浮いているもんね。



「じゃあちょっと失礼して……」


「レ、レイド様!?!? な、何を……」



 風で発生する凪によって攫われそうになっている東雲の体をきゅっと胸に抱き。




「あっ、はぁ……。此処が桃源郷なのですねぇ」


「大袈裟だって」



 大袈裟な声を放つ烏を抱いて一緒に浸かってあげた。



「アオイ様も一緒に浸かれば宜しかったのですよ」


「そ――そ――。カエデにゃんも来て欲しかったなぁ」


「その場合。俺は同席出来ないな」


「何で??」


「何でって……。君達の御主人様の裸を見る訳にはいかないからだよ」



 俺も男の端くれ。


 興味が無いと言えば嘘になるが……。



『私の拳を受けて百回死んで、百回生き返ろ!!!! そしてぇ……。今まで与えた百回を超える攻撃力で百一回目も殺してやらぁぁああ――――!!!!』



 君はどうしてそうも無茶な道理を放って理不尽な暴力を与えるのかな?? と。


 恐怖どころか此方に感情を消失させてしまう程怒気に塗れた顔の御方に命を刈り取られてしまいますので、それは早々了承出来ませんね。



「アオイ様なら許してくれますよ??」


「カエデにゃんはぁ……。無理かなぁ?? 真面目な性格が邪魔して恥ずかしがりそうだし」


「それが普通なの。さ、二人共体を洗ってあげるから出なさい」



 温かい湯を吸い取った羽毛を抱いて湯を出る。


 そして、芸術家も思わず唸ってしまう経年劣化具合の椅子桶へと腰掛けた。



「毛繕い??」


「違う、体の汚れを取るんだよ。風呂に浸かり、垢を落とす。これは……そう。命の洗濯とでも言うべきだな!!」


「大袈裟にゃって――。でもまぁ洗って貰おうかな!!」



 ペロがぴょんと湯から飛び出て体を器用に震わせ水滴を吹き飛ばす。



「んんんん……。たぁっ!!」


「つめて。もう少し行儀よくしなさいよ」


「いつもの癖にゃよ」



 左様でございますか。



「じゃあ、先ず東雲からだな。…………、って聞いてる??」


「へ?? え、えぇ。勿論です。では、宜しくお願いします」



 俺の声を受けるとハっと我に返り黒の翼を大きく広げてくれる。


 成程。先ずは翼から、という事だな??


 濡らした手拭いで一枚一枚の羽を丁寧に磨き、汚れを濾し取っていきましょうかね。



「あっ……。くぁっ……。な、何の、これしき!! 集中力を乱す訳には……」


「集中力?? 一体何の話だよ」


「東雲はおんにゃの子だからねぇ。男に触られるのは弱いんじゃにゃい?? 私もおんにゃの子だけどね!!」



 はいはい。


 胸を張り、何故か偉そうに話すペロを尻目に東雲の翼を洗う作業を続けていた。



「触って欲しく無い所があったら言いなよ――??」


「そ、そんな所はありません。寧ろ、あっ……!! す、全てをレイド様に委ねても構いません……」


「東雲は大袈裟だなぁ。ほら、こっち向いて」



 徐々に体がそっぽを向いて行くので優しく正面を向かせてやった。



「へ?? …………。カ、カァアァッ!?」


「な、何々?? どうしたの??」


「あ――。レイドにゃんの全裸を見て興奮しちゃったね」



 興奮??


 他種族の異性の体に興味があるのかな、この子は。



「ア、アオイ様。こ、これ以上は私の心がもちません……。眼福……。極まりけり……」



 半分開いた目のまま意識を失うと、力無く首がカクンと倒れてしまった。



「だらしにゃいなぁ。レイドにゃん!! 次、頼みます!!」


「おうよ!!」



 恍惚の表情を浮かべて軽く痙攣している東雲を洗い場の石畳の上へそっと置いて、ペロの背に優しく触れて毛皮の洗濯を開始した。



「あぁっ……。くぅっ!!」


「どしたの??」


「レ、レイドにゃん……。女たらし、って言われた事にゃい??」


「いいや?? 二十年程生きて来たけど、そんな単語は浴びせられた事ないよ」



 おっ。ここの筋肉、凝ってるな。


 ついでに揉んでやろう。



「はにゃぁっ!? じゃ、じゃあ言ってやるにゃ!! こ、この女たらしぃ!!!!」


「意味が分からん。ほら、足借りるぞ」


「へっ!? そ、そこは駄目ぇぇええ――――!!!!」



 一匹の虎猫の絶叫が夜空の上へと吸い込まれて行くが……。


 撥水効果のある東雲の翼に比べて意外としつこい汚れが毛並に付着していたので。ギャアギャアと騒いで逃亡を画策する虎猫を確と抱き締め。洗い場での所作、並びに御風呂場での作法を体の奥底まで分からせてやった。

























 ◇




 心安らぐ伊草の香りと妙にあめぇ女の香が漂う部屋で横になり、体を弛緩させて食後の余韻を堪能していた。


 だが、それはあくまでも慎ましい量を食べた場合の心情さ。


 失った体力と傷付いた体を癒す為には自分で考えている以上にご飯を食べなきゃいけない。その所為か……。


 胃袋の中がとんでもないお祭り騒ぎだ。


 少しでも刺激を与えればそれが激しい連鎖となって何かが口元まで弾け飛んで来よう。



「こ、この私とした事が……」



 食べ過ぎて動けなくなるなんて。


 全く以て玄人失格だわ。



「食い過ぎなんだよ」



 私の隣で苦しそうに仰向けになり……。いいや、訂正しよう。


 苦悶の表情を浮かべる私とは違い、まるで実家の居間で寛いでいる様な落ち着き具合のユウが柔らかく口角を曲げて口を開いた。



「ユウ、あんた何杯食ったのよ」


「え?? ん――。五杯くらいかな」


「ご、五杯!? そんなの食った内に入らないじゃない!! おやつじゃん!!!!」



 こいつは何をしに此処へ足を運んだの?? 体を強くする為に来たんじゃないの!?


 このド素人めが、目的を履き違えているわよ。



「マイちゃんは食べ過ぎなんだよ。まぁ、その分私達が助かるんだけどね」



 ルーが狼の姿で寛ぎ安らかな表情で話しやがる。



「リューヴを見習いなさい。私に対抗した結果がアレよ」



 部屋の隅で今もハッ、ハッと苦しそうに息を荒げている狼を指してやる。



「喧しい。今は話し掛けるな……」



 仰向けの状態で今にも何かが生まれそうな荒々しい呼吸を繰り返していた。



「お――。マイちゃんに歯向かうなんて。勇気あるねぇ??」


 もう一頭の雷狼がすっと起き上がり、四本の灰色の足を動かしてリューヴの元へと移動して行く。


「歯向かった訳では無い。栄養を摂取せねば体は出来ぬのだ」


「そうよ!! リューヴ、良い事言った!! あんたは偉い!!」


「マイちゃんに言われると、何か馬鹿にされた気分にならない??」


「激しく同意しよう」



 くっ。狼二頭め。


 この状態じゃなきゃ噛みついている所よ。



「おぉ!! パンパンだ!!」



 興味津々といった様子でリューヴの腹をタフタフと叩こうと前足を上げるが。



「ルー、指先一つでも触れてみろ。その自慢の尻尾の毛を全部引き抜くぞ」


「じょ、冗談だって」



 翡翠の瞳の一睨みで尻窄んでしまった。


 情けないわねぇ。


 やるならちゃんとやりなさいよ。



「おまえさんも向こうに負けず劣らず……。これ、人一人分位入ってないか??」


「ちょ……。押すなぁ!!!!」



 まさか想像していた災難が自分に降りかかろうとは……。


 ユウが嗜虐心の塊を浮かべてツンツンと腹を突いて来る。


 それがきっかけで栄養の元となる彼等が大挙をなして一列縦に綺麗に並び。



『み、見えた!! 出口はあそこだぞ!! 我に続けぇぇええ――!!』

『おぉうっ!!!!』




 私の前歯の裏側目掛けて駆け上がって来やがった!!。



「うぶっ!? ぷぐぇっ……」


「お、おい。吐くなよ??」



「ぐむっ……。ぶはっ!! あっぶない。もう少しで栄養を逃す所だったわ」



 私と血と肉の一部になるのよ?? 逃がして堪るものですか。



「少し落ち着いたらもう一回風呂に行くか??」


「いいわよ。もう少しでボケナスも帰ってくるでしょ」



 デロンデロンに酔っ払ったイスハを送り届けるついでにカエデと蜘蛛の使い魔を引き連れて三十分程前に出掛けて行ったからね。


 ドスケベ姉ちゃんも飲み過ぎなのよねぇ。イスハもそれに負けじと飲んでいたし……。


 大の大人がみっともないったらありゃしないんだから。



「カエデ――。後で御風呂行くけど、どうする――??」



 大部屋の隅でちょこんと座り、持ち込んだ本を静かに読むカエデに話しかけた。



「構いませんよ。お付き合いします」



 よしっ。良いノリだ。そして蜘蛛は無視っと……。


 ふふっ、我ながら完璧な計画じゃあ……



「アオイはどうする――??」



 しかし、我が親友が放った声によって私の完璧な計画が早くも音を立てて崩れ去ってしまった。



「ちょっ。何で呼ぶのよ」



 寝ころんだままユウのムチっとした太腿を爪先で蹴ってやる。



「こういうのはな。皆で入る方が気持ち良いんだよ」



 んむぅ。それは否定できないけども。


 別に蜘蛛は置いて行ってもいいじゃない。


 ほら、私達から距離を取って目を瞑って壁にもたれているし。



「あれ?? アオイ――、どうした――??」


「寝てんじゃないの。ほっておこうよ」



 でもなぁ……。


 眠っている割にはやたら眼球が動いているし、それにぃ。



「んはぁ……。はぁっ。素敵ですわぁ……」



 何やら頻繁に足を組み変え、昂る感情を誤魔化す様に内股を気持ち悪く掏り合わせている。


 何してんだ?? アイツ。


 きっしょ。



「アオイちゃ――ん。起きて――。もう少ししたら温泉行くって――」



 ルーが灰色の足でポンっと蜘蛛の太ももを叩く。



「え?? あ、あぁ。分かりましたわ。行きますのでその時が来たら教えて下さいまし」



 そう話すと直ぐに目を瞑ってしまう。



 ……………………。



 怪しい。


 私の天才的直感がそう叫んでいた。


 いつもの食後ならカエデと何やら雑談を交わし、ルーのしょうもない遊びに嫌々ながらも付き合っている。


 しかし、今日はその気配は無く。皆から距離を取って只管目を瞑っているのだ。


 何故、目を瞑るんだ??



「ルー。ちょっと来て」


「は――い。んしょ。呼んだ??」



 仰向けになる私の眼前に、無駄にデカイ黒い鼻をむんずと近付けて話す。



「距離感」


「あぁ……。はいはい……」


「頼んで悪いけど。蜘蛛の顔にあんたの獣臭を吹き掛けてやって」


「ちょっと!! 私の息ってそんなに臭いの!?」



 一度は引いた獣くせぇ鼻が近付いて来たので。



「近い!!」


「びゃっ!!」



 狼の横っ面へ万人がお手本にすべき華麗なビンタを放ってやった。



「いったいなぁ。もぉ……」


「今、私に鼻をくっ付けたようにアイツにもやって来て?? 出来るだけ派手にね。んで、目を開けるかどうか。その確認だけお願い」


「んぅ?? はいはい。アオイちゃ――ん!! 私の口臭匂うかなぁ!!」



 へっ、阿保蜘蛛が。食らいやがれ。


 私の放った刺客が蜘蛛の上に覆い被さり、荒々しい息を顔全体に吹きかける。



「ちょっ……。お退きになって!!」



 こうやって見ると……。


 一人の女が狼に襲われているようにしか見えないわね。


 街中だったら速攻で通報されてしまうだろうさ。



「ね――。こっち見てよ――!!」


「止めなさい!! 汚らわしいケダモノめっ!!!!」



 ふぅむ。


 意地でも目を開けないつもり、か。


 何でだ??


 今日の稽古はそこまで疲れるって訳でも無かったし。よっぽど眠たいって訳でも無さそうだしぃ。



「……………………。あぁ!! そうか!!」


「うおっ。どうしたの、ユウ。夕飯の品を買い揃えた帰宅途中で買い忘れた品を思い出してしまった主婦みたいな声を出して」



 隣で寛いでいたユウが何かを思い出した様に上体を起こして叫ぶ。



「使い魔だよ!! 使い魔!!」


「使い魔?? ペロと烏がどうかしたの??」



 何が言いたいんだ?? この乳牛は。



「ほら!! 東雲を召喚した時さ。あいつの固有能力は千里眼って言ってなかったか!?」


「っ!!!!!」



 そ、そういう事かぁ!!!!


 あんにゃろう。


 クソ烏が見ている光景を自分の瞼の裏で見ている訳か。



「やっと気づかれました??」


 カエデが本から視線を上げて話す。


「ちょっと。気付いていたのなら言ってよ」


「アオイにもレイドにも。双方害はありませんので放置していました」


「何々?? どうしたの??」



 ルーがこちらの様子を窺いに戻って来るので。


 蜘蛛が目を開かない理由を話すとピンっと耳を立て、驚きを表現した。



「うっそ!! ずるいじゃん!! 私も見たい!! マイちゃんも見たいでしょ!?」



 いや。それはどうでもいい……。



「ん――。まぁ、逆は不味いけど。レイドは男だし……。別にいいか」



 特に害が無いと悟ったユウが気を抜いた声を出して、これまた体をクニャクニャに弛緩させて畳の上に溶け落ちてしまった。



「いやいや。おかしいでしょ。覗かれてんのよ?? アイツ」


「主の体か。ふっ。筋力の付き方は参考にしたいな」



 リューヴはリューヴで見当違いの方向の意見を言っているし。



「一応注意しに行ったら?? あたしは後でも良いと思うけど」


「動けないのよ!!」



 このパァンパン!! に膨れ上がった腹を見ての発言かっ!? んんっ!?



「偉そうに言うな。じゃあ……ルー。レイドに知らせに行ってやれ。おまえさん、覗かれていますよってね」


「了解!! 風より速く向かいまぁす!!」



 言うが早いか。


 爽やかな緑の光が狼の体を包むと、一陣の風を纏って平屋から出て行ってしまった。



「はっや。マイより速いんじゃないか??」


「冗談。まだ私の方が上よ」


「この腹で良く言うもんだ」



 ゆるりと人差し指を私のお腹ちゃんに向けて降ろして来るので。



「押したら……。殺す!!」



 あ――んっと御口を開いておっそろしい威力を持った龍の牙をちらつかせてやった。



「おぉ。こっわ」



 あの馬鹿タレが。蜘蛛の使い魔なんか連れて行くからそうなるのよ。


 お人好しにも程があるっつ――の。


 よぉし……。動けるまでもう少しの辛抱だ。


 腹の具合が良くなったらあのクソ烏を懲らしめにいってやろう。



 そう心に誓い、私の腹を押そうと画策して時折そ――っと襲い掛かって来る横着な指先に睨みを利かせ。寛げそうで油断できない中途半端な休息を続けていた。




お疲れ様でした。


本日は後書きでも申した通り炭酸風呂に浸かって来たのですが……。思いの外、指先と筋力の疲労が癒えましたね!!


風呂上りにスカっとした炭酸飲料を飲み、夜御飯時には大変混雑するまぜそば屋に少し早めに到着して夕食を摂り帰宅。


その後はホラー映画を御供にプロットの執筆をしていました。


また下らない映画でも見ているのだろう?? と。皆様の冷たい視線が体に突き刺さりますが、無音よりも何か聞いていた方が私的には集中出来るのです。


と、まぁ。


いつも通り下らない休日を過ごしていました。



いいねをして頂き有難う御座います!!


週の初めに嬉しい励みとなりました!!



それでは皆様、お休みなさいませ。

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