第六十九話 懐かしき学び舎 その一
お疲れ様です。
休日の夕方にそっと投稿を添えさせて頂きます。
初冬の冷たい空気に包まれた部屋の中、温かい布団の中で正に完璧であると自負してゆっくりと寝返りを打つ。
一人勝手に完璧だと解釈したのは体調の事である。
体の芯に疲労が残る事も無く各関節、筋力にも違和感が無い。
本当に爽快な目覚めだよな……。
昨日の昼から硬くも柔らかくも無いベッドの上で深い眠りに就き、五月蠅い連中が帰って来ても夢現な状態で適当に返事を返し。
『レイド様ぁ……。心地良い眠りにアオイの香を添えさせて頂きますわぁ』
『死ねっ!! 気持ち悪い蜘蛛めがっ!!』
男心を擽るアオイの甘い声も。
『レ――イドっ!! 眠ってばかりだとつまらないから私と遊ぼうよぉ――』
『獣くせぇ足を乗せんなっ!!!!』
そして獣臭を振り撒く陽気な狼の襲来もずんぐりむっくり太った赤き雀が防いでくれたお陰で翌朝まで快眠を摂る事に成功出来た。
これだけの長時間の安眠を摂取出来たのはいつ以来だろう?? 思い出すのも困難な遠い、本当に遠い昔に摂取出来た気がする。
それ程の長い間、一人静かに眠り続けていた。
しかし……。眠り過ぎなのも問題があるみたいで??
いつもより大分早い時間に目が覚めてしまった。
「ふわぁぁ……」
誰にも遠慮する事なく大きな欠伸をして窓の外を見つめると。
そこには俺と同じく大きな欠伸をしている情けない姿の太陽が頼りない光を放ち、カーテンの隙間から早朝の知らせを告げていた。
もうひと眠り、してみようかな。
いや、でも。遅刻するといけないし……。今日提出する報告書を見直しておくか。
楽な部屋着のまま呑気にベッドから移動を開始して、机の上に置かれている鞄の中から紙の束を取り出す。
「ふぅむ……」
一枚一枚丁寧に見直していくが特にこれといった問題は見つからない。
此処の訂正印の多さは情けないけどね。
徐々に鮮明になって行く視界と頭で己が描いた文字を見下ろしていると……。
「…………。早いな??」
「ぬぉっ!? 気付いたか」
机の角から赤い二本の腕がにゅぅっと生え、お次にお惚け面の龍が現れた。
「そりゃあ目立つ色しているからな」
「あんたこそ随分と早い起床じゃない」
机の上をのそのそと歩き報告書の隣へと座り込み、そして適当に一枚を手に取ってフンフンと頷く。
龍のちいちゃな御手手には鋭い爪が装備されているので出来れば触れて欲しくないのが本音です。
傷付いた報告書を今から書き直す時間はありませんからね。
「昨日の昼からずっと寝ていたから流石に寝過ぎかと思ってね。それに、報告書の見直しもしておきたい。そう考えたのさ」
「びっくりしたわよ?? 部屋に帰って来て起こそうと揺さぶっても全然起きる気配が無かったもん」
「そんな事したのか??」
「いや、まぁ。流れ的に??」
どんな流れだよ。
「途中、蜘蛛とお惚け狼がちょっかいだしても起きなかったのを見て。あ、これは寝かさなきゃいけないやつだ。と、思った訳ですよっと」
マイが次の紙を手に取り話す。
「それは何となく覚えているな。マイが何んとかしたんだろ??」
「そうそう。思いっきり蹴ろうと突撃したけど、避けられてさ。あんにゃろう……。遅そうに見えて意外と上手く避けるのよねぇ」
人の姿でスヤスヤと眠っているアオイを鋭い深紅の瞳でジロリと睨みつける。
「んっ……」
厚手のシーツ越しに艶めかしい声と布が擦れ合う淫靡な音が聞こえて来ると、あの中は一体どうなっているのかとイケナイ興味が湧いてしまった。
「同意するよ。アオイと真正面から対峙して攻撃を当てられる自信は無いな」
シオンさんそしてフォレインさんに伝授された卓越した体捌き、そして偶に使用する幻術。
俺達の中で彼女の回避能力は頭一つ飛び出ているでしょうね。
「体捌きもそうだけど。両利きなのがまたうっとおしいのよねぇ」
鬱陶しいって。
「そこは器用って言いなさいよ」
「え――。何かそんな風に言うと褒め言葉みたいに……。うん?? 何、これ??」
紙の山から一枚の紙を抜き取って話す。
「あぁ。それ?? 講義で挿絵でもあれば理解出来やすくなるかなぁってカエデと一緒に描いたんだ」
「ブッ!! アハハ!! 何よ、これ――!!」
俺が一生懸命描いた絵を見るなり腹を抱え笑い出してしまう。
「おい。それ、俺が描いたんだぞ??」
折角頑張って描いたのに笑い転げるとは一体どういう性格してんだよ。
少しは褒めたりしなさいよね。
「でしょうね!! これなら私の方が上手く描けるわよ――!!」
「喧しい。因みに……これがカエデの描いた奴ね」
彼女が描いたあの妙に可愛い挿絵を探し出して渡してやった。
「ふぅむ。こっちはまぁまぁね」
いやいや、どう考えても俺の方が的を射ているでしょうに。
「お前さんの美的感覚が捻じ曲がってるから俺の絵が可笑しく見えるんだよ」
小さな顎に指を当ててフムフムと頷いている巨匠擬きへ言ってやった。
「そんな訳ないでしょ。私は芸術には五月蠅いわよ??」
全く……。人の苦労を労おうともしない失礼な奴め。
「はいはい…………。あれ?? ちょっと待って」
「どしたの?? 丸々と太った豆に齧り付こうとしたら突然豆に手が生えて往復ビンタ食らった鼠みたいな顔をして」
それは慌てふためく。若しくは呆気に取られたという意味で宜しいでしょうか??
「いや、ほら。今魔女の影響で認識阻害がされて言葉が通じないんだよな??」
「そうね――」
何を今更……。
そんな風にのんびりと話して日曜日の午後の居間で寛ぐお父さんのだらしない姿勢を取る。
「だとしたらだよ?? 絵についてはどうなのかなぁって」
今、咄嗟に思いついた考えを話した。
「絵?? ん――。どうだろう。人間の絵は私も理解出来るわよ?? 風景画とか、人物画とか普通に」
「エルザードも人間が描いた絵を見て上手く描けていたって言ってたな」
先日のデート中、絵描きに俺と二人の姿を描いて貰ったが。エルザードに気になる様子は特に見られなかった。
あ、でも。カエデの一方通行にも似た魔法を付与させて人の言葉を理解していたから微妙な判定といったところか??
でも、マイの発言から察するに恐らく付与魔法を掛けられ無くても絵は理解出来るのでしょう。
「そうすると……。何で言葉だけが……違うな。どうして言葉と文字だけに認識阻害が起きているんだ??」
「細かい事に拘るわね。女々しい男は嫌われるわよ??」
「そいつは申し訳ありませんね。何で魔女は言葉と文字に絞って認識阻害を行ったのだろう……」
魔女が仕掛けたと言われる認識阻害。
それはこの大陸……。いや、ひょっとするとこの星全体に及んでいるかもしれない広範囲に解き放たれてしまった。
マイ達魔物はカエデの一方通行の魔法を付与されない限り人間が描いた文字、並びに言葉を理解出来ない。
そして、数百年にも亘る呪いが魔物と人間を乖離させてしまった。
魔女は魔物と人間の関係を断ち切る為に恐ろしい魔法を詠唱したのだろうか……。
「世界の理を変える程の魔法だし……。魔女の魔力が足りなかったんじゃない??」
「それもあると思うけど。魔女が認識阻害をした理由は気にならない?? どうしてそんな事をする必要があったのか。その目的は?? 何か考えれば考える程ドツボに嵌りそうだな……」
言葉と文字に絞った認識阻害、魔女の真の目的……。
繋がりそうで繋がらない事に言いようの無いもどかしさが頭を覆い尽くす。
「指導前にそんな頭抱えてどうすんのよ。そんなデカイ事考えていないで、今は後輩達の講義に集中しなさい」
「了解。お前にしちゃ随分と真面な事言うな」
肩の力をふっと抜いてお道化て言って見せた。
「お?? 何なら、御望み通り尻に穴を開けてやろうか??」
小さな口をあ――んと開き、ギラリと怪しい光が反射する鋭い牙をこちらに見せつける。
「参った。降参するよ」
「宜しい!!」
「何様だ」
普段のやり取りを繰り広げていると、頭の中で漂っていたもどかしさが霧散して陽性な感情が湧いて来る。
コイツの明るさの前じゃ、認識阻害も裸足で逃げ出すだろうよ。
それが良い所でもあるんだけど、もう少親身になって俺の考えを咀嚼して欲しかったな。
「んむぅ……。五月蠅いなぁ……」
俺達の会話を受けて目が覚めたのか。
ルーがモゾモゾと上体を起こして前足で器用にまだ眠たそうな目をグシグシと擦る。
「ごめんな、喧しくて。ほら、ルーが起きちまっただろ」
人差し指でマイの腹を突いてやった。
「おら、勝手に触んな。ルー、起きたのなら早朝のお店巡り行く??」
「いい……。もう一回寝る――……」
此方へ背中のふわふわの毛を見せて再び夢の世界へと旅立とうと画策する。
しかし、それをよしとしないのが彼女の厄介な所なのですよっと。
「起きなさいよ!! 散歩に行こうよ――」
「ユウちゃんにして……」
「それもいいわね!!」
おいおい。これ以上騒ぎを広げるなよ??
俺の心配を他所にフワフワと翼を動かして今も安らかな寝息を立てているユウの下へと移動を開始。
「とぅっ!! ユウ!! 起きて!!」
彼女の腹の上に爽快に着地すると、天まで轟く標高の恐山の周囲をゆさりと動かす。
お嬢さん??
そこは危険な場所だから気を付けなさいよ??
「ん――……。マイ、か??」
「そうよ!! 早朝御飯の旅に出ない!?」
「あたしはいいや……」
「おい――!! 寂しい事言わないでよ――!!」
「頼むから静かにしてくれ……」
龍の騒音から逃れる様にシーツに潜ってしまった。
俺もユウの立場なら必ずそうするだろうな。寝起きで聞きたくない声の上位に位置する声色と声量ですから。
朝の目覚めは優しい声に限りますよ。
そうすれば今日一日のやる気もグンっと上昇するのさ。
「お――き――ろ――!!」
それがどうした!?
そう言わんばかりにシーツを捲り、その中へ頭だけを捻じ込んで叫ぶ。
「…………。んぅっ!!」
「へっ!?!? きゃぁぁああ――っ!!」
あ――あっ。いってらっしゃい、生存不可能な大魔境へ。
ユウの手が伸び、マイの体を掴むと強引にシーツの中に引きずり込んで行ってしまう。
「ボ、ボケナス!! た、た、助けて!!」
「安心しろ、死にやしないって。大体、寝ているユウの近くに寄ったお前が悪いんだろ」
「こ、この!! 人でなし!! クソ真面目の石頭っ!! 甲斐性無しの裏切り者――っ!!!!」
酷い言われようだ。
ここで改心でもするのなら、助けてやろうとする気持ちが芽生えたのかもしれないのに……。
君は最終最後の好機を失ったのだ。
「い、いや……。やめて……」
小さな龍の抵抗虚しく、徐々に赤が白へと飲み込まれて行く。
「あ、そうそう。言ったっけ?? 帰りは明日になるからそれまで自由に行動してていいからね。お金は後でカエデに渡しておくから」
「今そんな事話す!?」
「だって、今しかないだろ?? もう直ぐ窒息地獄に行って気を失うんだからさ」
「そ、そんな……。ユウ!! 離せ!! 離して下さい!!」
「あはは、無理無理。ユウの力の前じゃ俺達の力なんて蟻以下だよ」
「ち、畜生!! あんた覚えていなさいよ!? 生きて帰ったら……。この恐怖をあんたにも味合わせ……。いやああぁぁあぁ!!!! ンブビッ!?」
はい、御愁傷様です。
よぉし。報告書も見直したし、そろそろ着替えて出発しようかな。
椅子に座ったまま体を一伸びさせ。体を解して立ち上がる。
「んっむぅぅう!! たふふぇふぇ――!!」
龍の大絶叫を他所にゆるりとした所作で椅子から立ち上がった。
お――、まるで数名の子供がシーツ内で楽しい遊びをしている様に派手にシーツが暴れていますね。
ユウのアレは本日も絶好調って所ですね。
着替えは……。あぁ、ベッドの下か。
「ふぁなふぇ!! もんんうぅ!!!!」
あの大魔境ってさ。もがけばもがく程、深い底に沈んで行くんだよなぁ。
そして呼吸する度に周囲の空気が薄れて行き、生命活動を維持する為に必要な空気が消失。
徐々に薄れて行く意識によって足元がふわぁっと軽くなっていくのだ。
「カエデ、起きて」
「…………。ん??」
軍服に着替え終え、カエデのベッドの前にすっとしゃがんで彼女の様子を窺う。
半分寝惚けた藍色の瞳、重力に逆らった有り得ない寝癖の角度。
そしてまだ夢現で頭の中が鮮明になっていないのか、ポ――っとした瞳で俺の顔をじっと見つめている。
「これ、明日までの皆の食費ね。帰って来る迄カエデ達も自由にしていいから」
「……。分かった」
俺から現金を受け受け取るとシーツの中に仕舞ってくれた。
よし。これで準備完了!!
出発しましょうかね!!
「んふぁ……。ふぉうふぁめ――……」
向こうも決着が着いたな。
シーツの激しい動きがパタリと停止して漸く部屋に静寂が訪れた。
「マイ、どうしたの??」
「何を考えたかしらんが、寝ているユウに近付いたんだ」
「自殺志願??」
「ハハ!! そうそう。もう少し寝たらマイを解放してやって。じゃ、行ってきます」
「いってらっしゃい。頑張ってね……」
御寝坊さんに軽く手を上げて大変甘い女香が漂う部屋を後にした。
後輩達の指導、か。
そんな大それた事は分不相応だとは思うけど、任されたからには全力を尽くそう。
しっかりと睡眠の摂れた体で意気揚々と、そしてまるで背に羽根が生えた様な軽い足取り本部へと向かい始めた。
◇
気分爽快な心模様に相応しい天気が一日の始まりを祝福してくれている。
心地良い青が空一面に広がり、それがどこまでも続き俺の気分を更に高揚を加速させた。
まだ少し早い時間なので西大通りの人通りも少なく、それも高揚感に多少の影響を与えている。
気持ちが良い天気で気分が良いけども。正直、指導云々については自信無いんだよなぁ……。
講義の内容は頭の中に入れて、何となく話す内容は覚えてきた。
けれど……。独りよがりの講義にならないか?? 此方の考えが確と相手に伝わるのか?? 等々。心配の種は早々尽きない。
後輩達の指導とは言え余り気が進まないのは事実だ。
頭の中で講義で話す内容を反芻していると、早朝の人通りの少なさからか。想像していたよりも早い時間に本部へと到着してしまった。
「レイドです。報告書を持って参りました」
レフ准尉、起きているかな??
慎ましい力で扉を叩いて許可を願うと。
「――――。入ってよ――しっ」
家屋の屋根でぼ――っと地面を眺めている鳩の無気力さにも勝るとも劣らない間延びして、だらしない声色が扉の中から響いた。
「失礼します」
「ん――。おはよう、早かったな」
眠さの欠片が残る表情でレフ准尉がそう仰る。
傍らには飲みかけの紅茶と、これまた読みかけの新聞。
部屋の中に充満する豊潤な茶葉の香りが素晴らしい朝を演出していた。
「人通りが予想以上に少なかったので。こちらが報告書になります」
「はいはい。確認するからこれでも飲んで待っていろ」
机の上に置かれている急須の中から空のコップへ美しい朱の液体を注いでいく。
「一応、伺いますけど。それって……」
「ん?? あ――。安心しろ、この前ぬす……。んんっ!! 拝借した紅茶は全部飲んじまったよ。これは私が実費で買って来たふつ――の紅茶だから安心して飲め」
ほっ、それなら……。
静かに椅子を引いて着席。淹れたての紅茶の熱さに注意しながらゆっくりと口へと迎える。
おぉ……。美味い。
先ず舌が感じたのは香ばしい茶葉の香。
そして微かな苦みがまだ完全覚醒に至っていない舌を目覚めさせてくれた。
「はぁ――……。美味しいです」
「そりゃどうも。おい、ここの書類。何んとかならなかったのか??」
彼女が苦言を吐いた紙は勿論、訂正印の多さが目立つ箇所だ。
「資源を無駄にする訳にはいきません。それに訂正印も提出可能なギリギリの回数ですから……」
「体の良い言い訳をするな。これは上層部に提出する正式な書類なんだぞ?? 例えそうだとしても、見てくれの悪い書類を上官へ差し出すんじゃない」
「申し訳ありません……」
大体、そこはトアの奴が話し掛けて来たのがいけないんですよ。
今度会ったら文句を言ってやろうかな??
いや……。止めておこう。
どうせあんたが悪いって言われて一蹴されてしまうだろうし。
憤りを誤魔化す為にぐいっと残りの紅茶を口に放り込んでやった。
「まっ、こんなもんだろう。次から気を……どうした??」
「ゴホッ!! い、いえ。何でもありません」
紅茶の熱さで目を白黒させていた俺の表情を見てレフ准尉の目が丸くなる。
いきなり部下が咽ていたら誰だって驚くでしょうね。
「慌てて飲むからそうなるんだよ。もう出発するか??」
「えぇ。遅れると教官達に迷惑が掛かると思いますので」
必要最低限の荷物を詰めた鞄を肩から掛けて立ち上がる。
「そっか。ビッグスに宜しく伝えておいてくれ」
「了解しました」
「ん――」
此方へ向かって手を二度左右に振り、読みかけの新聞へと手を伸ばす。
「あ、そうだ。指導を終えたら一応こっちに顔を出せ。お前がどんな指導して来たか聞いておきたいからな」
「勿論そのつもりでしたよ」
「それなら良し。ほら、さっさと行け。私は情報収集に余念がないのだっ」
今度は犬を追い払うかのように、忙しなく手を振る。
俺は飼い犬じゃありませんよっと。
それに情報収集っていっても王都内の広告欄の事じゃないか……。
「ほぅ――……。新作の服が三割引きねぇ……」
ほら、新聞下段の広告を見て舌なめずりしてますもの。
「では、行って参ります!!」
「うるさっ。朝はもっと静かにするもんだぞ」
飼い犬の細やかな逆襲に飼い主が顔を顰めて睨みつけてしまう。
危険な任務地へと赴く訳ではないが、もう少し愛想良く見送ってくれてもいいじゃないか。
大分古くなった木の扉を開け、本日からお世話になる訓練所へと気持ちを切り替え。普段のそれと比べて大股で向かい始めた。
お疲れ様でした。
今から少し出掛けますので後半部分の投稿は日付が変わる頃の投稿予定です。今暫くお待ち下さいませ。
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いや、本当に嬉しいです!! この嬉しさを執筆活動に変えて精進させて頂きますね!!
それでは引き続き、素敵な休日をお過ごし下さい。




