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第百七十一話 有無を言わせない空の女王様 その二

お疲れ様です。


本日の投稿になります。


それでは御覧下さい。




 マイ達が馬鹿みたいに速い速度で去ってから約二時間後。


 アレクシアが説明した通り、男女合わせて十名のハーピーが月光降り注ぐ大地へと降り立った。


 此方の事情を汲んで随分と急いでやって来てくれた所為か。


 激しく肩を上下に揺らして荒い呼吸を続けて、それを整える素振を見せずあたし達の下へと素早く駆け寄る。



「お待たせしました!! アレクシア様の命により、馳せ参じました!!」



 顔中汗に塗れた表情のピナが先頭に立って話す。



「ピナ、元気にしてたか??」


「お元気そうで何よりです」


「ユウさん!! カエデさん!!」



 見知ったあたし達の顔を見付けるとぱぁっと明るい表情を浮かべ、あたしとカエデの手を嬉しそうに取る。


 あたしも久々に会えて嬉しいけどさ。


 レイドの状態を考えると諸手を上げて喜ぶ訳にはいかないからね……。



「皆の者、夜分遅くにすまぬ。狐一族を代表して礼を申すぞ」



 イスハが一歩前へ出て話す。



「いえ!! レイドさんの一大事です!! 以前、里を救ってくれた礼もあります。これ位じゃ恩を返せないですよ!! そうですよね、カエデさんっ」



 カエデの手を嬉しそうに取り、上下へブンブンと揺らすものの。



「再会出来て嬉しい気持ちは十二分に理解出来ますが。腕が千切れそうなので放して頂けると幸いです」


「あ、御免なさいっ」



 魔力がほぼ枯渇したカエデのちょいと疲れた声を受けて慌てて手を放した。


 カエデも本当は嬉しいのに素直に言えないんだろうなぁ……。


 いつもより少しだけ引き締まった顔が良い証拠さ。




「では、必要最低限の荷物を整え。早速ガイノス大陸へと向かって貰うぞ」


「分かりました!! ――――。所で、そのガイノス大陸はどこにあるのでしょうか??」


「此処から真西に向かって飛翔。恐らく明日の朝には到着出来るじゃろう」


「方角は理解しました。私達はアレクシア様と違ってそこまで速く飛べません。それ相応の速度で飛翔しますが、持続可能な時間は限られています。そこで!!」



 ピナが後ろで控える者達へ指を差す。



「空中で背負っている籠を他の者へと移して交代で飛翔します。これなら速度も維持出来ますし、我々も休憩出来ながら飛翔出来ますので」



 足りない速さは数で補う。


 ほぉ――。良く考えてあるな。



「では早速運んで貰おうか。一刻も早く主の下へ向かいたい」



 リューヴがすっと歩み出て、ピナの前に立つ。



「おぉ!! さっき見たおっかない顔の人ですね!!」


「おっかない??」



 その言葉を受けて、ぴくりと眉を動かす。


 まぁ、初対面だとそう思うわな。あたしも初めてリューヴの顔を見た時はおっかないと感じたもん。



「狼のリューヴと、ルーだよ――!!」



 ルーがリューヴの隣に立ち、もう一人の自分の体をちょいちょいと突いて軽い自己紹介をする。



「狼さんですかぁ。双子ですか?? 顔そっくりですね??」


「双子……。じゃあないけど。うん、まぁその捉え方でも構わないかな??」


「複雑な事情って奴ですねぇ」


「そうそう。複雑な情事って奴だよぉ――」



 ピナとルーが同時に、ウンウンと大きく頷く。


 ちょっと気の抜けた者同士、性格が合うのかもしれないな。


 後、お惚け狼。


 情事だと違う意味になってしまうので次からは気を付けようか。



「では、皆の者。籠の中に入って用意をしろ」



 イスハの言葉を受けると、ルーとリューヴが狼の姿へと変わり籠の中へ。


 そしてカエデも海竜の姿に変わると。



「くっ……。もうちょっと傾けてくれませんか??」



 小さな体を器用に動かして籠の中に入ろうとするものの。意外と背の高い籠に苦戦していた。



「あはは!! カエデちゃんはその姿だと不便だよね――」



 籠から頭をにゅっと出してルーが揶揄う。



「少しでも皆さんの負担を軽減する為に変身するのですから。あ、どうも……」


「うふふ。どう致しまして」



 はにかんだ笑みの女性が籠を傾けてくれると、彼女は愛犬が我が家に帰って来た時の様な。


 大変微笑ましい瞳の色で海竜が籠の中に入るのを見届けた。



 後はあたしとアオイか。



 うん……??


 そう言えばさっきからアオイの声が聞こえないけど……。



「あれ?? アオイちゃんは??」



 ルーもあたしと同じ考えの様だ。


 大型犬よりも一回り大きな頭を忙しなく左右へ動かしていた。



「奴なら、レイド達と発ったわ。儂の目は誤魔化せん」


「何だよ。それなら言ってくれればよかったのに。ピナ、宜しく――」



 ピナの籠へキチンと体を収めると……。


 ん――。やっぱ狭いな。体のどこかしらが必ず籠の壁面に当たって閉塞感を覚えてしまう。




「アオイも……。責任感が強いからな」


「リューの言う通り!! アオイちゃんは冷たそうに見えて実は優しいんだよ!!」



 あたし達に出発を伝えなかったのはやはり、一人だけ先行するのが憚れたのだろう。


 気持ちは分からないでもないけど。一言二言言って欲しかったのが本音だ。


 そして、大問題はレイドにくっ付いている大飯食らいの龍だよなぁ――……。


 アイツの選択肢如何でレイドの未来が決定されると思うと、背筋がゾワっと泡立っちまう。



 でもまぁっ!!


 アオイとエルザードが付いていれば大丈夫でしょう!!



「ピナ、あたしこう見えて結構重いけど。行けそうか??」


「大丈夫ですけど……。ユウさんは皆さんみたいに質量を軽くする事は出来ないでのすか??」



 ルー達へ若干羨ましそうな顔を向ける。



「魔物の姿になれって事??」


「まぁ、そうなりますね」



 ふぅむ……。そう来ましたか。



「背丈が二階建ての家屋をゆうに超え、体重も数百キロ以上に膨れ上がり。こんなちっぽけな籠では到底収まり切らない姿になっちゃうけど。それでも構わないのなら変身するぞ??」



 あたしがそう話すと。



「そのままで結構!! 絶対変身しないで下さいね!!」



 可愛い御目目をきゅっと見開いて釘を差されてしまった。



「準備は出来たか??」



 イスハが此方の様子を伺うので。



「準備できたよ――!!」


「いつでも発てる」


「行けます」


「準備万端だ!!」



 各々が準備完了の報告を籠の中から告げた。



「良し、では運んでくれ。頼んだぞ!!」


「あれ?? イスハは来ないのか??」



 あっちの籠には装備と荷物が入っていて……。予備の籠はあるけども……。



「これ以上人数を増やしたら到着時間が遅れてしまうわい。向こうではエルザード、並びにマイの母親の指示に従え」



 腰に手を当てて話す。



「了解しました」



 姿の見えないカエデが声を出すと。



「では皆さん出発しますよ!!!!」


「「「ハッ!!」」」



 ピナ達、ハーピーが一斉に翼を羽ばたかせて籠がふわりと浮かび地上が徐々に遠ざかって行く。



 この宙に浮く感じ……。


 何とも言えない不思議な感覚だよなぁ。



「おぉ!! 初めて飛ぶけど……。変な感じだね!!」


「ふむ……。浮遊する魔法も面白いかもしれませんね」


「ピナ!! 飛ばしてくれよ!!」


「もう!! 暴れないで下さい!! では皆さん!! しっかり捕まっていて下さいね!! 行きますっ!!」



 ピナを先頭に、西の空へ向かって十の塊が飛び立つ。


 予想していたよりも小さな加速度にやきもきするものの、初っ端から飛ばしたら海のド真ん中で墜落する恐れもある。


 あたし達に出来る事は只大人しく籠の中で収まっている事さ。


 待ってろよ?? レイド。


 あたし達が絶対助けてやるからな!!!!


 断固たる思いを胸に秘め、未だ見ぬ大地へと飛翔して行った。






















 ◇






 暗き夜空に一筋の光が射す。


 漆黒の闇は東から昇る太陽の陽光から逃れる為に西へ、そして本日も元気一杯の彼が大欠伸を放って何処までも広がる大海原を照らすと……。ガイノス大陸の片鱗が朧に見えて来た。



 懐かしく、そして見覚えのある輪郭にほっと胸を撫で下ろし。肩の力を抜いて素敵な朝ご飯を……。


 とはいかず。


 常軌を逸した速度によって受けた痛みで体が悲鳴を上げており。落ち着きを戻した速度でも意識が朧に揺らいでいた。


 意識を失わなかった事、そして丈夫に産んでくれた母に感謝を述べたいが……。


 どうせならスパッ!! と意識を失い、心地良い夢を見ながら到着したかったのが本音よ。



 顎はいてぇし、首の筋もおじゃんだし、あろう事か眼球の奥もズキズキと痛む。


 たかが速く移動するだけで眼球の奥が痛くなるってどういう仕組みなのよ……。



「ぜぇっ……。ぜぇっ……」



 満身創痍の状態で籠の中を這いつくばってボッロボロになった結界付近に到着すると。



「み、見えまし……。た!!」



 遠く彼方に見えて来た大陸を捉えたアレクシアが枯れた声で話す。



「え、えぇ。そのようね……」



 息を絶え絶えに話し、そのまま妙に重たい体を捻って方向転換。



「私の家はこのまま直進で着くから大丈夫。大きな石の城が見えたら、中庭に降りて」


「分かりました……!!」



 良し、これで最低限の用件は伝えた。


 後は栗鼠と蜘蛛の状態を確かめてやっか。



 芋虫の動きを模倣して、クネクネと腰を動かす歩法でボケナスの下へと辿り着いた。



「エルザード、生きてる??」


「お陰様で……。丈夫に生まれた事を呪っている所よ」



 漸く落ち着きを取り戻したボケナスの傍らで細かい痙攣を続けている栗鼠がシュっと手を上げて無事を伝える。



「それには激しく同感するわ。おい、蜘蛛。起きてるか??」



 一応、ボケナスの上でぐったりとしている蜘蛛にも声を掛けてやるが。



「…………」



 意識は遥か彼方へ飛んで行っているようだ。


 一切身動きしないで複眼の輝きが消失していた。



 意識を失っても結界が壊れていない事は、コイツが意識を失う刹那。


 大量の魔力を注いだお陰なのだろう。


 ふんっ。貧弱な蜘蛛のくせに……。



 悪態を付くが、ボケナスを守りたい。その強き心は認めなければならないようだ。


 根性見せたわねと、伝えてやるのが友に対する心情。


 しかし……。私は死んでも褒め言葉は口に出さん!!


 オメェの役目は此れにて終了。そのままずぅっと気を失ってろや。



「み、見えました!!」



 アレクシアが明るい声を出すと、徐々に速度が低下。


 それと共に吹き付ける風も弱くなって来た。



「こ、このまま……。下降します。後は……。宜しくお願いしますね??」


「任せなさい。此処までよく頑張ったわね??」



 エルザードが籠の入り口を覆っていた結界を取り払い。籠の淵から顔を覗かせて労う。



 たった数時間で生まれ故郷に戻って来ようとは思いもしなかった……。


 だけど!!


 この速度に付き合うのは二度と御免だ。命が幾つあっても足らんっ!!!!



 大きな翼をゆっくり、そして空気を優しく撫でるように動かして花と土の香りが漂う中庭へ到着した。



「も、もう限界です……」



 地面に着くなり、こと切れた様に仰向けの状態で倒れ込み。静かにそして大きく呼吸をする。


 満身創痍とは正にこの事で美しい翼の羽は所々綻び、傷つき、色褪せていた。


 薄っすらと浮かぶ汗にへばり付く髪は程よく乱れ、端整な顔を朱に染めてはぁっ、はぁっと息を荒げる。



「お疲れ様。ゆっくり休んで」



 世界最強の栗鼠の姿から人の姿へ変わったエルザードが、見方によっては淫靡に映る顔で呼吸を続ている鳥姉ちゃんを労った。



「ひゃい。そうします……」


「よっと!! 懐かしい我が家に到着ね!!」



 私も彼女に倣って人の姿へと変わり、籠の中からボケナスを引っ張り出す。



「……」



 ふぅむ??


 容体は安定しているのか、普段の寝相と変わらぬ姿で瞳を閉じて静かに呼吸を続けているわね。


 だが、これはあくまでも一時の出来事。


 またあの発作が突如として発生する可能性が高いので一刻も早く父さんを見付けなければ……。



「むっ……」



 キショイ蜘蛛がボケナスの背中にへばり付いていたので。



「あらよっと」



 鋭い龍の爪で糸を引き剥がし、キショイ蜘蛛の体に触れぬ様。指先を器用に動かして蜘蛛の体を地面へと放ってやった。



「…………」



 地面を二度、三度転がり。ひっくり返って気持ちの悪い節足をわちゃわちゃと動かしていた。


 おぇっ、きっしょ。



「良し!! 早速父さんを探さなきゃ!!」



 高い石の壁に四方を囲まれた我が家の中庭。


 この家……。と言いますか。


 家と呼ぶにはちょいと大き過ぎるし城と呼ぶには小さい我が家。


 入り口である背後の門から石畳の通路が奥へ続き、その先にある扉へと向かって意気揚々と駆け出すと。


 一人の壮年の男性が静かに扉を開けて私を出迎えてくれた。



 白き髪に柔和な素顔。


 黒を基調とした執事服に身を包み、年齢を感じさせない真っ直ぐ伸びた背筋。


 その懐かしい面影に心が陽性の感情で包まれる。




「ベッシム!!!! 久々ね!!」


「これはこれは……。マイ様、で宜しいですね?? 若返りの魔法でも取得したのですか??」


「はぁ!? そんな魔法ある訳ないでしょ!!」



 こっちの状況も知らずにいつも通り落ち着き払った声を出したので思わず声を荒げてしまった。




「ある訳ない、ですか。世界は大変広いです。もしかすると、世界の果てにその様な魔法を詠唱する方がいらっしゃるかも知れません。私はマイ様が幼い頃からずぅ――っと伝えていましたよね?? 何事も確実な出来事は無い、と」




「そんな事より!! お父さんはどこ!?」



 柔和な態度と表情を変えない彼に物凄い剣幕で近寄って尋ねる。



「御主人様は……。はて?? 随分と前から御姿を見かけませんね」



 口元に指を宛がい、考える仕草を取る。



「じゃあ母さんは!?」


「フィロ様は自室にて休まれていると思います。早朝ですので、余り騒がしいのは……」



「分かった!! ありがとう!! そこで倒れている蜘蛛と鳥姉ちゃんを私の部屋で休ませて!! エルザード、レイドを抱えて行くわよ!!」



 言葉の波を捲し立て、私は血の繋がった自分の母親を叩き起こす為。一陣の風となり扉へ駆けて行った。









 ――――。



「はぁ。もうちょっと落ち着きなさいよねぇ」


「左様で御座います。…………。所で、エルザード様。彼の様子は??」



 丁寧な言葉遣いを使用しながら気絶したアレクシアを抱え、そして蜘蛛の御姫様を彼女の腹の上に乗せる。


 見かけによらず力持ちねぇ。


 年寄りの冷や水、とはならなかったか。



「回復する傾向が見られないわ。正直、お手上げって感じよ」



 ぐったりと倒れ込む旦那さんを両腕で抱えながら話す。



「昨晩、フィロ様と相談されていた御様子ですが……」


「大方貴方が想像した通りの展開になるわ」



 この大陸に訪れたのはあくまでも序章。


 私が考えた通りならこれから忙しくなるわよぉ……。



「左様で御座いますか。では、マイ様は直ぐにでも出発すると考えますので軽い携行食を御用意致します」


「ん、ありがとね」


「フィロ様の御友人に対して不躾な真似は覇王に仕える執事失格で御座いますから」



 アレクシアを抱えながらお馬鹿なオチビちゃんが向かって行った正面の扉では無く。


 中庭を取り囲む石作りの右翼側の扉へと向かって行った。



「ふぅ……」



 彼が立ち去ると疲労を滲ませた吐息を吐く。



「ねっ、レイド。私達こぉんな遠い大陸に来たんだぞ??」



 私の腕の中で静かに眠る彼に小さく語りかけてあげると。



「……」



 彼は無言のまま静かに呼吸を続けていた。


 本当なら一緒に訪れて色んな所に連れて行ってあげたかった。


 貴方の知らない世界はこんなにも素敵に光り輝いているのよと教えてあげたかった。


 でも、今はそんな矮小な願いでさえ叶わない。


 

「早く治して、一緒に色んな所に出掛けましょうね」



 私の願いを小さく唱えると、彼の口がむにゃりと動く。



 ふぅむ……??


 これは、つまり。接吻キスをして下さい――ってお強請りしているのよね??

 

 あはっ!!


 昏睡状態でも私の魅力に気付くとは……。困った旦那さんねっ。



「では、頂きますっ。ん――――っ……」



 腕の中で眠る我儘な王子様へ向かって麗しい御姫様から御目覚めの接吻を贈ろうとすると。





「何しとんじゃおらああ!! さっさと連れて来いやぁぁあああ!!」



 麗しい御姫様の口付けを邪魔する敵役の悪い龍の姫がけたたましく扉を開けて現れた。


 も――。


 折角良い感じだったのに。台無しだわ。



「はいは――い。王子様と御姫様が今から向かいますからねぇ――」


「こんな時にふざけんじゃねぇぞ!! 乳もぎ取ってテメェの口に捻じ込んでやろうかぁ!? ああんっ!?」



 うるさっ。


 朝も早くからよくもあぁして叫べるものね。


 これ以上のんびりしていると本当に噛みつかれてしまいそうなので。



「そう焦らないの、無乳のお馬鹿さん」


「だ、だ、誰が無乳だ!!!! 寄せれば少し位……。ある筈っ……」


「それはほぼ無いって認めた事よ。もう少し言葉の勉強をしなさい」


「喧しいっ!! 早くしないと日が暮れちまう!! 大体!! あんたは……」



 飼い主の帰宅に嬉しさを誤魔化せない馬鹿犬の様に、私の周りを走り回る無乳ちゃんを尻目に。


 私は旧友が眠りこける部屋へと向かって自分で決めた速度で歩み始めた。




最後まで御覧頂き有難うございました。


本日の夕食は先も述べた通り、味噌ラーメンだったのですが……。


このインスタントラーメンでも私なりに拘りがあるのです。先ず第一にインスタントの味噌ラーメンといえば、サッポロ一番味噌ラーメンですね。


あの縮れに縮れた麺無しでは生きて行けません。


鍋に張ったお湯を温める横で野菜と豚肉を炒め、焼き上がったら火を止めてラーメンを調理。


茹で上がったラーメンに野菜炒めを乗せて最後に!! 生卵を優しく乗せれば簡単だけど御馳走の完成です。


野菜炒め乗せラーメンを啜り、その傍らにはホカホカの白米。


こういうのでいいんだよという夕食でした。



それでは皆様、お休みなさいませ。

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