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第八十一話 彼女なりの証明方法 その二

お疲れ様です。


本日の投稿なります。


それでは、どうぞご覧下さい。




 全身を覆い尽くす冷涼な感覚が夢の世界へと飛び立って行ってしまった意識を現実の下へと引き戻す。


 それに伴い、痛覚という大変余計な感覚が体に宿り。覚醒を促す体と五感に抗い続けるのは困難であるとの結果に至り、まるで太い糸で縫い付けられた様に接着する重い瞼を徐々に開いた。



 先ず視界が捉えたのは頼りない光に照らされ、凹凸の激しい岩肌の天井にびっしりと生え揃う貝類。


 地上へと鋭角に向かって尖った貝類の先端に溜まった雫が此方に向かってポトリと落下。


 頬に衝突した雫のほんのりと冷たい感覚が、此処は現実であると知らせてくれた。



 あれから一体……。どれだけの時間が経過したのだろう??


 頼りない光は赤みを帯びている事から現在時刻は夕刻であると理解出来た。


 つまり、こんな状況だってのに数時間以上も眠ってしまっていた訳だ。



 妙に柔らかい岩の枕から差し込む光の方向へと視線を向けると、俺の想像した通り。朱に染まった光が海を照らし、さざ波が生み出した音が洞窟内の岩肌を乱反射して此方の鼓膜を刺激した。



 ここは……。洞窟か。



 反対方向へと視線を動かすと、直ぐそこに終着点を捉えた事から洞窟と呼ぶよりは岩穴と呼称した方が良いでしょう。



 でも、何でこんな場所で眠りコケていたのだろう??



 カエデを岩の淵へと乗せてそれから……。



「んっ……」



 成程、安眠出来ていた理由が分かりました。


 どうやら妙に柔らかい枕の正体は賢い海竜さんの太腿だったようです。


 その彼女は目を瞑って体をダランと弛緩させ。剥き出しの岩肌に背を預け、ゆるりと肩を上下させ大変心地良さそうな吐息を続けていた。


 中途半端に乾き、艶と湿気を帯びた藍色の髪が岩穴の入り口から吹き込む風に揺れ。その隙間から覗く端整な顔はまるで女神の微睡だ。



 少し薄めの唇が僅かに開いて外気を取り込み、優しく胸を膨らませ。


 整った眉は彼女の微睡を表すかの様に柔らかい弧を描き、見ている者を何処までも朗らかな気分にさせてくれた。



 う、うぅむ……。


 どこぞの木材店で木製の額縁を購入し。彼女を起こさない様に額縁の中に収め、遠目からいつまでも眺めていたいのですけども。


 状況が状況ですからねぇ。勿体無い……。



 それでも男の本能は馬鹿みたいに正直なので。


 微睡みの女神様が起きるその時まで見つめ続けていた。



「……」



 俺の視線に気付いたのか将又、吹き込む海風が覚醒を促したのか。


 カエデが徐に瞳を開き、ぼぅっとした表情を浮かべる。


 昼寝程度ではあの形容し難い寝癖は出現しないのですね。一つ勉強になりました。



「おはよう。カエデ」



 夕日に照らされた藍色の髪の女神様へと朝の挨拶を交わす。


 すると。



「――――。えぇ、おはようございます」



 体内の心臓がきゃぁっ!! っと叫び。


 顔を真っ赤に染めてしまう微笑を送って頂けました。




「怪我はしていない??」



 此方の羞恥を悟られまいと、この状況に相応しい質問を問う。



「庇ってくれたお陰で無傷です。しかし、全身ずぶ濡れですよ」



 嫋やかな指でしっとり艶々の髪を悪戯に触れつつ話す。


 咄嗟に抱き抱えて崖から飛び降りたのだけれども、怪我が無くて幸いだよ。


 俺達と違ってカエデは華奢な方に分類されてしまいますからね。



「マイが心配だ。地上へ戻ろう」



 まぁ、アイツの事だ。


 俺と違って万が一。いいや、億が一も偽物達に対して手加減はしないだろう。


 どちらかと言えばマイでは無く、それ以外の者の身が心配なのかも知れない……。



『ギャハハ!! テメェだけはボッコボコのギッタンギッタンにしてぇ!! 決して楽には引っこ抜かねえぞぉぉおお!!!!』



 そう、特にアオイだ。



 絶対この状況を口実に酷い暴力を揮っている筈。


 一生消えない傷を体に刻み込まれる前にも俺達があの大馬鹿野郎を御さなければならないのです!!



 敵を庇いに向かうのも可笑しな話だが……。何はともあれ、空白の時間に起きた出来事を把握せねばならぬ。



 そう考え、上体を起こして立ち上がろうとしたのですが。



「……ぃっ!!」



 目の奥から星が飛び出てしまいそうな痛みが右足に走り、思わず呻き声を上げてしまった。


 崖から飛び降りた時に負傷したのか??



「動かないで下さい。治療の続きをします」


「た、助かるよ」



 岩肌に背を預け、隊長殿の指示に従い足を投げ出した。


 縦に裂けた紺色のズボンに残る乾いた血痕の下から今もジワリと血が滲む。



「私の忠告を受ける前に動いたから傷口が開いたのです。先程までの努力が水の泡じゃないですか」



 も、申し訳ありません。



「俺が眠っている間、治療をしてくれていたのか??」



 負傷した箇所へと淡い水色の魔法陣を浮かべ、治療に専念し続ける彼女に尋ねた。



「えぇ。随分とうなされていましたが大丈夫ですか??」


「痛みは我慢出来るし、怪我はいつか治る。けれど、あの筍に命を奪われたら明るい笑みは戻っては来ない。だから……、直ぐに行かないとね」



 こんな時、もっと力があれば……。


 皆を守れる程の力さえあれば……。



 ユウが正体を現した時、相手を労わる余計な雑念を抱かなければマイやカエデが痛い思いをしなくても済んだ。


 リューヴと相対した時、甘さを捨てきれなかった所為でこうして情けない怪我を負い。剰え、仲間にさえ迷惑を掛ける始末。



 己の弱さと甘さに心底嫌気が差す。



 心の中に広がった痛みを伴う暗い感情を抱いたままそう話すと、カエデがふっと面を上げた。



「その気持は痛い程理解出来る。けど、この怪我では逆に足手纏いになります」



 流石、カエデだな。見事に的を射た辛辣な言葉を投げかけて来ますね。



 そう、足手纏い。


 俺は……。皆を守る事さえ出来ないちっぽけな存在。


 爪が皮膚に食い込み血が滲む程、拳を強く握り締め。何処にもぶつけようも無い憤りを誤魔化し続けていた。



「ねぇ、レイド」



 優しい声色を放ち、柔和な明かりを灯して此方を見つめる。



「誰しもが最初から強い訳じゃない。私は幼い頃から、両親から指導を受けて育った。貴方は違うでしょ??」



「天涯孤独の身として生まれ、運良く拾われた残念な人生ですからね」



 まかり間違って師匠の様な敬服出来る方の下で生まれ育ったのなら俺の人生は百八十度違ったのかも知れない。


 しかし、過ぎた時は戻せぬ。


 無い物強請りするよりも、強請る情けない心を叩き直して愚直に前を向くべきなのだ。



「人、ううん。私達魔物もそうだけど。それぞれ役割を与えられて生まれて来たんじゃないのかな??」


「役割??」



 俺の場合は……。


 考えたくはないけども、飯炊きの為。じゃあないよな??



「そう。レイドは死んではいけない。貴方がいるから私達は共に行動を続けているの。レイドがいなくなったら私達はきっと離れ離れになっちゃう」


「まさか。アイツが先頭に立ってギャアギャア騒ぎながら皆を引き連れて行くだろうさ」



『あそこに美味そうな飯屋発見っ!!!! おらぁ!! ついて来いやぁ!!』



 そうそう。


 辟易する五名を引き連れて大陸を跋扈するのだろう。




「気付いていないと思うけど、マイは貴方が考えている以上に責任感が強いんだよ??」


「アイツがぁ?? 責任感じゃなくて、食欲の間違いじゃないの」


「ふふ、それもそうだけどね。でも、私はレイドが居なくなったら寂しい……」



 んっ!?


 急にどうしました??



 寂しい想いを抱く子犬が母犬に甘える時みたいな声色を放っていますよ??




「あ、有難う。でも早々死ねない体なんだ。幸か不幸か分からないけどね」



 若干上擦った声を放ち、彼女のか細い肩に治療の礼を籠めて右手を添えて話す。



「私が……。貴方を守ってあげる。誰にもその役目は渡さない……」



 俺の手にそっと己の右手を重ねると、重なり合った二人の手を優しい瞳で見つめた。



 な、何んと言いますかぁ。


 物凄ぉくイケナイ雰囲気に向かっている気がしますが……。



「……」



 彼女の瞳を見つめるとそんな事は無いのかな?? と無理矢理思い込んでしまう自分も居た。


 心の中で危機を知らせてくれる衛兵さんも。



『……。ほぅ??』



 顎に手を当て、マジマジと彼女の端整な顔を魅入っていますし。


 危険、じゃあないよね??



「守られてばかりも男らしくないな」


「ううん。そんな事ないよ」



 俺の右手に甘く指を絡め、澄み渡った美しい藍色の瞳でこちらの瞳をじっと見つめる。


 その瞳の奥を直視すると深い海の底へと引き込まれて行く錯覚に陥ってしまった。



「善処、するよ」


「私も頑張る。ね??」



 互いが互いを惹き付けてしまう引力を持ち、ほんの僅か。そう、蟻の歩みよりも遅い速度で互いの距離が狭まって行く。



「もっと、体を鍛えるよ。誰にも負けない位……」

「うん……」



 酷く親密な空気が両者の間に流れる。



 俺は藍色の瞳から目を離す事が出来なかった。まるで魅入られたかのように只管見つめ続けカエデも此方の想いを汲み、優しい色を灯して見つめ返してくれていた。




『私は貴方から目を離しません。だから、貴方も……』



 彼女の強い想いが空間を越え、人体の肉を越えて心に届いて来る。



 気付けば、等間隔に鳴り響いていたさざ波の音が消失。


 その環境音の代わりに彼女の長く甘い吐息と、互いの服が淫靡に擦れる音、そして自身の五月蠅い鼓動だけを聴覚は拾っていた。


 きっと、五感全てを彼女に捧げろと。この体は無意識の内にそう認識してしまっているのだろう。


 それ程に今の彼女は常軌を逸した魅力を備えているのだから。



「師匠の、所で鍛えようかな……」

「ついていく……」



 互いの体が接触し、心臓の鼓動が早くなる。


 端整な顔立ちが朱に染まり、そして濡れた唇がこちらを悪戯に誘う。



「酷く……。叱られるかも」

「私も、一緒に、叱られてあげる……」



 急接近を遂げた顔から放たれる甘い吐息が顔に掛かる。


 時折肌に当たる彼女の粘度を纏った甘い吐息がくすぐったさを増長するのと同時に、感情を否応なしに昂りさせ。そしてそれは留まる事を知らない。



 感情の昂りで心が裂け、頭がどうにかなりそうだった。



「俺だけ……。で、いいよ」

「ううん。私も、一緒……」



 こんな表情をするカエデは初めて見た。


 羞恥心が全身に広がり心臓が口から飛び出してしまう、そんな昂る感情を抑えているように彼女は己の胸に手を当てていた。


 そして、カエデがその手を離し。


 愛苦しい小動物を触れるように、此方の頬にそっと手を添えた。



「一緒、に……??」

「そう、一緒……」



 もう間も無く互いの顔が重なる、その時。



「「…………っ」」



 お互いの鼻頭が矮小に触れると、この雰囲気に流されては駄目だと理性が働き。


 刹那に正常な距離を保つが……。



「「……」」



 猛烈な炎を宿した男女の性は理性を軽く凌駕してしまい、彼女は俺の手をきゅっと強く握り締め。



「レイ、ド……。私が感染してない事を、貴方自身で証明して??」



 激情の赴くまま、静かに瞳を閉じて艶を帯びた唇を此方に向けて差し出した。



 何も考えられない状況に陥ると感情を持つ動物は本能に従ってしまう。


 そう、子孫を後世に残す為の序章を奏でようとしてしまうのだ。



 流石、賢い海竜さんですね。大変良い勉強になりました……。


 心が激情に焼かれながらも、最終最後まで生き残っていた小さな理性が働き。彼女の手を押し返そうとしたのだが。
















「――――。イヤ??」



 たった一言。


 いや、二文字がその理性を空の彼方まで吹き飛ばしてしまい。


 俺は……。無言のまま体を弛緩させ、彼女を受け止める態勢を整えてしまったのだった。

























「……………………。お客様ぁ。当店の従業員に対して、淫らな行為はご遠慮願いまぁぁぁぁっすぅ」



 大変親密な空気が流れる中。


 それと真逆の恐ろしい声を受け取ると同時に大絶叫を放ってしまった。



「キャァァァァ――――!!!!」



 男性だろうが、女性だろうが。


 心臓が急停止してしまう程の驚きを受けると、可愛い叫び声が出てしまうのですね。


 有難う御座います、恐ろしい腹ペコ龍様。本日も大変勉強になりました!!!!




「す、すいませんでしたぁぁああああ!!」



 カエデから夜空に流れる星よりも素早く離れ、怪我で痛む足に鞭を打ってキチンと二つに折り。


 海水が溜まった地面へと額を擦り付けて謝意を述べた。



「ひ、ひ、人様が汗水垂らしながら探してぇ……。捜索したっていうのにぃ。漸く発見した二人はなぁんと。チチクリあっているではありませんかぁ」



「か、返す言葉も御座いませんっ!!」



 お、お願い。


 こ、殺さないでくれ……。



「いつからそこに??」



 此方の慌てぶりを他所に、カエデさんは平然とした声で彼女に問うた。



「急接近警報が放たれた五秒前からよ」


「どうやってここを……??」



 ちょ、ちょっと様子を探ってみようかな。


 恐ろしい彼女に悟られない様に、上目遣いでその姿を確認すると。



「グルルルルルゥ…………」



 背に生える小さな翼を生かして宙に浮かぶのは日常通り。


 しかし、今現在の彼女は鼻頭に幾千もの皺を寄せ。嘯く声を放つ口からは岩をも噛み砕く牙を敢えて見せつけるかの様にちらつかせ。


 そして、地獄の炎も生温いと此方に抱かせる赤き魔力が身を包んでいた。



 み、み、見るんじゃなかった!!


 あ、あれは悪魔をも越える悪魔の姿じゃないか!!



 速攻で面を下げ、再び額を岩肌へと擦り付けた。




「匂いを辿って来たのよ。崖の手前で途切れていたから、崖下にでもいるんじゃないかなぁってさ。そして、私の勘は見事的中――」


「そうですか。では、地上へと戻って彼女達の怪我を治療しましょう」



 お??


 なし崩し的に解放される感じかしら??



「よ、四人はどうなったのかな??」



 さり気なく、慎ましく彼女に声を掛けたのだが。



「次ぃ、口開いたらぁ。あそこで波打つ海にてめぇの首がぷかぁ、ぷかぁって浮かぶから」



 だ、駄目だぁ!!


 龍の逆鱗に触れたら最後、俺の命は瞬き一つの間に掻き消されてしまうだろう!!




「ご、御免なさい……」



 再び額で塩水を味わう破目になってしまったとさ。



「彼の質問に答えて下さい」


「ちっ。安心しなさい、皆仲良く夢の中よ。背中の筍も剥がしておいたし」



 舌打ち、必要でした??



「そうですか。では地上に戻りましょう。レイド、立てますか??」



「あ、はい。一応……」



 試しに一つ跳ねてみたが、右足に矮小な痛みが生じる程度であり。これなら問題なく歩けそうだ。



「あんた、怪我したの??」


「カエデの背後から襲い掛かるリューヴから逃れる為、彼女を抱えて崖から飛び降りたんだ」


「へぇ。――――。あ、こっちか」



 ん??


 どうしたのかしら??



 俺の右足に向け、ちいちゃな龍の御手手で三角形を形成しちゃって。


 まるで狙いを定めているみたいですよ??



「うっしゃぁぁあああ!!!! てめぇ自身の血溜まりでぇ、窒息しさせてやるよぉぉおお!!」



 俺の悪い予感は何故、いつも的中するのでしょうかねぇ。


 刹那に燃え上がった赤き魔力が炸裂すると同時、悪魔的な速度で深紅の龍が負傷箇所へと急襲。



「いっでぇぇぇぇええええええ!!!!」



 まるで真っ赤に熱した焼鏝やきごてを直接肌に押し付けられた様な痛みが生じ、目に涙を浮かべながら叫んでしまった。



 お、俺が悪いのは理解出来ますけども。


 しょ、少々威力を間違っていませんかね!?


 ほら、折角治療して貰ったってのにまた血が滲み出しちゃったし……。



「へっ、手加減してやったんだ。有難く思えや」


「あ、有難う御座います……」



 何で殴られて礼を言わなければならんのだ。


 だが!! 猛省しているのは事実であります!!


 雰囲気に流されてはイケナイ。明瞭な意思を持って親しき仲に相応しい行為に及ぶべきであると。彼女は痛みを以て教えてくれたのだから。



「おら、手下共。行くぞ」


「分かりました。レイド、行きますよ??」


「りょ、了解しました」



 スタスタと出口へと向かって歩み出す二人に対し、此方は右足を引きずりながらたどたどしい足取りで向かう。




 それにしても、さっきのカエデ。こう言っては何ですが、物凄く、天井知らずに、滅茶苦茶可愛かったよな??



 でもさ、カエデがあんな風になるのって珍しいよね??



『んふっ。レイド様っ』



 アオイは兎も角、真面目な彼女が……。



「どうかしました??」


「何でもない」



 俺の視線に気付いたのか、カエデが何とも無しに此方へ向かって振り向く。


 アレは一種の気の迷いとして捉えておこう。




 彼女達は大魔の血を受け継ぎし傑物。対し此方は雑種も雑種。一山幾らの存在なのだ。


 身分が違い過ぎますって……。



 もう一人の卑しい自分は惜しい事をしたと、年相応に悔しがり。


 真面目な自分はこの出来事を戒め、猛省し、この愚行を繰り返すまいと心に固く誓う。



 両者の激しい衝突が心の中で繰り広げられると何とも言えない後味の悪さが口と心の中に染み渡り、疲労と精神の疲弊を滲ませた体は大きな溜息を吐き尽くし。


 西から射す赤き日が待ち構える出口へと、まるで山の様に巨大な猛省という名の鉄球を引きずりながら向かって行ったのだった。





最後まで御覧頂き誠に有難う御座いました。


深夜の投稿になってしまって大変申し訳ありません……。


それでは皆様、おやすみなさいませ。

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