第四十話 期待と失望が渦巻く戦場
お疲れ様です!! 本日の投稿になります!!
帰宅時間が大変遅くなり、執筆と編集作業を行っていたらこんな夜更けに……。
遅い時間の投稿になってしまい、大変申し訳ありませんでした。
それでは、御覧下さい。
絶対強者の燃え盛る闘志さえも両断を可能にする大戦斧が闇を切り裂く。
空を切る野太い音が響き渡ると同時、化け物の悲鳴にも近い大絶叫が大地上にこだました。
「ギャアアアアアアアアア!!!!」
大戦斧が鎌の分厚い甲殻を断ち切り。鎌の痛々しい切断面からは人の嫌悪感を多大に刺激する黒と緑が入り混じった液体が噴射して大地を穢す。
「ど、どうだ!? 御自慢の鎌を切り落としてやったぞ!!」
振り落とした大戦斧を真正面に構え直し、ユウが勝機を掴み取った声色でそう話すのだが……。
「ウグググ……。グァアアアアアア!!!!」
切断された面から黒色の触手が複数伸び、新たな鎌を形成。
「こ、この野郎……。い、いい加減に根負けしろって……」
その様子を見たユウが呆れた顔と声で化け物に言い放った。
「ユウ!! 下がれ!!」
左手に持つ抗魔の弓。
力を籠めて弦を引くと、朱に染まった矢が現れ。再生を続ける化け物の正中線へと狙いを定めた。
頼むぞぉ……。
突き刺さってくれよ!?
「おうよ!!」
よしっ!! 今だ!!!!
「はぁっ!!!!」
前衛を務めるユウが下がり、デカイ的を露出した化け物の体に狙いを定め。
勢い良く弦を放つと朱の矢が思い描いた通りの軌跡を描き、宙へ美しい赤の残像を描きつつ飛翔した。
「グオォッ!?」
此方の体力をごっそりと強奪した矢の効果は覿面。
化け物の分厚い装甲をぶち抜き、腹のド真ん中に命中すると同時に苦悶の声を放つ。
き、効いたか!?
「ゥゥ……。ウグゥゥゥッ」
深く突き刺さった矢は着実に相手の抵抗力を奪い続けている様だ。
その証拠に、化け物が此度の戦闘で初めて大地へと片膝を着けた。
「よし!! 皆、此処で……」
この機を千載一遇と捉え。全員で特攻を仕掛けようとしたのだが……。それは蜜よりも甘い軽率な考えでしたね。
「グググァッ!!!!」
矢が抜けないのなら、肉を切り落とせばいい。
極論中の極論に至った化け物は何を考えたのか、再生し終えた鎌で己の腹部を切り裂き。
切れ味の悪い包丁で生肉を無理矢理押し潰して切り分ける様な。
悪い意味で耳に残ってしまう鈍い生音を奏でつつ、矢の突き刺さった己の腹部を切り落としてしまった。
畜生。
大雑把過ぎる解決策だろ、ソレ。
「やる事が派手ねぇ……」
俺と同じ想いを抱いているのか。
マイが黄金の槍を肩に担ぎ、切り落とされた肉片が灰に変わるのを呆気に取られて眺めていた。
「さ――って。槍も、大戦斧も、小太刀も、抗魔の弓も駄目ときた。次なる手はどうするよ??」
ユウがマイの隣に並び、此方へと提案を促す。
「カエデが話していた通り、各々が最大戦力でも放ちますか??」
此方の左隣。
いつもの凛とした姿は鳴りを潜め。額に汗を滲ませ、若干荒い吐息を放つアオイが話す。
「まっ、その前に。もうちょい奴さんの体力を削るとしますか??」
「大賛成よ!! ユウ!!」
「おいおい、ちょっと待ってくれよ」
俺達の体力は無限じゃないんだ。最大戦力を放つ前に事切れたらそれこそ大事に至ってしまう恐れがある。
カエデでも、此処は慎重に事を進める筈。
もっと相手の出方を窺って策を練るべきでは??
「全員が一気苛烈に攻撃を加えようとしているのに、無策で突っ込むのはどうかなぁって思うぞ」
「安心しなさい!! 私にイイ案があるから!!」
貴女が発案する作戦は大抵、ろくな内容じゃあないからなぁ。
空に浮かぶ太陽も。
『ま、眩しいっ!!』 と。
顔を背けてしまう明るい顔で此方に振り返り。ニッコニコの笑みを浮かべつつ話した。
どれだけ一緒に行動していると思っているんだ。その笑みには騙されないぞ??
「何はともあれ!! 見ていなさいって!! ユウ!! 私に合わせなさいよ!?」
「へいへいっと。お好きにど――ぞっ」
「うっし!! はぁぁぁっ!!」
マイが右手を掲げ、爽やかな新緑の魔法陣を浮かべると。彼女を中心として風が渦巻き始めた。
これって……。
アレクシアさんが使用したあの恐ろしい風の魔法に酷似していないか??
一陣の強い風が頬を撫でて通過すると、ピタっとその風が止んだ。
「行くわよ!? 化け物!! 風爆足!!!!」
マイが叫ぶと同時。
ユウの隣にいた筈の彼女が、土埃が舞うと同時にその存在を消失させた。
えっ!? 消えた!?
「おらぁっ!!!!」
嘘だろ!?
一瞬で化け物の懐に到達しただと!?
奴まで目測、数十メートル以上あるってのに……。
何て馬鹿げた移動速度だよ。
「グォッ!?」
黄金の槍の石突で化け物の体躯を突き上げ、宙へと空高く舞った巨体を地上から追撃。
「っし!!!! もらっ……。ぬぅっ!?」
強風を纏って空高く舞ったまでは良かった。
アイツ、反撃を予想しなかったのか??
人の姿で在る限り、アイツは空で方向転換する術は持ち合わせていない。
「ガァアアアアッ!!!!」
化け物が空中で体勢を整え、宙に浮かびつつ地上から真っ直ぐに向かって来るマイを叩き落とそうと触腕を一塊にして拳を形成してしまった。
「や、やば…………。なんてぇ、言うと思ったかぁぁああ!? あぁんっ!?」
右足で何も存在しない空中を蹴ると衝撃波が発生し、化け物に対し九十度左方向へと素早く移動。
更に。
「もう一丁!!!!」
左足で宙を蹴って化け物の背後へと到達。
「くたばりやがれぇえええええええ!!!!」
反転すると同時に、がら空きの背中へと雷撃を叩き込んだ!!
「すっげぇ……。マイの奴。空中に足場を作っちゃったよ」
ポカンっと口を開けてその様子を見上げるユウ。
恐らく、風の衝撃波を利用したのだと思うのですが……。
詳しい原理は後で尋ねるとしますか。
「ユウ――――――――!! そっちに行ったわよ――!!!!」
自由落下しつつ、今も右肩に大戦斧を担ぐユウへと叫ぶ。
「おっしゃっ!!!! あたしの出番だ!!」
プルンと潤んだ唇を一舐めし、大戦斧を両手で構え……。
「グググ…………」
「地平線の彼方まで……。吹き飛びやがれぇえええええ!!!!」
上空。
四十五度の角度から迫り来る物体を御自慢の怪力を発揮して、地面と平行の角度で。
傍から見ても身が竦んでしまう恐ろしい速度の大戦斧の刃面を化け物の体に直接叩き込んだ!!
魔法??
いやいや。
物理こそが至上の攻撃よ!!!!
正にそれを体現した攻撃ですね。
「ギィィィィアアアアッ!!!!」
着弾と同時に、ズンっっと腹の奥を叩く轟音が破裂してしまった。
生身をブッ叩いた音じゃないよね?? 今の。
化け物が大地と平行に飛翔して行き、遥か彼方の闇の中から大地に叩き付けられたと此方に思わせる炸裂音が発生した。
今の二撃を受けても五体満足であるのなら、敵ながら天晴だと褒めてやろう……。
「いってぇぇ!! 手、痺れちゃった!!」
見て見て!!
そう言わんばかりに真っ赤に晴れた手の平を此方に差し出す。
「お疲れ様。しかし……。飛んで行ったなぁ」
月明かりの下で何んとなぁく土埃が舞うのは見えるのだけども。
相手の姿を捉える事は叶わなかった。
「とうっ!! へっへ――。やるじゃん、ユウ!!」
満面の笑みでマイが此方へと帰還すると。
「お前さんもな!!」
ユウが軽快な声を上げて彼女を迎えた。
「今の魔法、アレクシアさんの魔法を参考にしたのか??」
「正解っ!! いや、鳥姉ちゃんの魔法便利そうだなぁって考えていてさ。あれをそのまま真似するのは無理だったから、私なりに創意工夫を加えた結果よ」
へぇ。
馬鹿みたいに飯を食ってばかりじゃ無くて、ちゃんと努力していたんだ。
少しは見直したぞ??
「今ので倒せたかな!?」
「さぁね。倒せないとしても、多少なりに痛手を……」
ユウの続きの言葉は。
『与えられれば儲けもの』 だったのだろう。
「――――。ググッ……」
堅牢な大地に飛蝗擬きの剛脚を突き刺し、恐ろしく真っ赤に光る瞳の力は失う事は無く。いや、寧ろ。より強烈に輝いている様にも映ってしまった。
「くっは――。堪んないねぇ。ブッ叩いても、叩き潰しても、切り裂いても立って来やがる」
「いや、でもさ。左の触腕、ちょっと少なくなっていない??」
マイの言葉を受け、奴の触腕を観察すると……。
――――――――。
本当だ。
三本に減少しているじゃないか。
「再生速度が追い付いていないのでしょう。このまま攻撃を与え続ければ勝利は自ずと訪れますわ」
「その前にこっちの体力が尽きなければの話、だけどな」
不味いな。
じり貧になって苦戦してしまえば、隊長からお叱りの声を受けてしまう。
そればかりか。
『私の存在がどれだけ貴重であるか分からないでも無いですよね??』 と。
大変肝が冷える無表情を浮かべ。
月が浮かび、太陽が顔を覗かせる時間まで説教を食らいかねん。
「皆。疲れているとは思うけど、もう少し!! 気合を入れて戦うぞ!!」
抗魔の弓を肩に掛け、戦闘態勢を整えて発破をかけてやった。
「レイド様?? 弓は御仕舞になられるのですか??」
「まぁね。ほら、指がもう限界なんだよ」
太く分厚い弦が肉を食み、切り裂き。後数射で骨まで達してしまう所まで傷付いてしまっていますからね。
それよりも。
この弓は此方の体力を大量に吸収してしまう。
俺が倒れて皆に迷惑を掛けるのは憚れますから。
「ま、まぁっ!! 酷い怪我ではありませんか!!」
っと。
急に右手を掴むものだから驚いてしまいましたよ。
「後で治して貰える??」
「は、はいっ!! 私が誠心誠意を籠め、必ずやレイド様の御怪我を治してみせますわっ」
有難うね??
だけど、もう少し。離れようか??
女の香を感じ取れてしまう距離に身を置くので、さり気なく距離を置き。改めて化け物と対峙した。
「ウゴゴゴゴ……。グァァアアッ!!!!」
化け物が力を籠めると、背中の装甲をナニかが突き破り。
人の体等容易く貫通してしまうだろうと思わせる、鋭く尖った黒い爪を備える蜘蛛の節足が二本。背中側から体の前へと出現した。
獲物の体を穿とうと怪しく上下に蠢き、時折ビクッ!! と素早く上下に動く。
もう何を見ても驚かないよ。
好きに色々生やしてくれ。
「「え――っ!?!?」」
おや??
あなた達二人は驚いたのですね??
マイとユウが蜘蛛の節足を捉え、ぎょっとした顔のまま驚きを表現した。
「く、蜘蛛の足!! きっしょ!! きしょわぁああああああ!!!!」
「レイド様っ!! 私の足はあぁんな気持ちの悪い物ではありませんわよね!?」
アオイの足、ね。
蜘蛛の姿の時の足の事だと思うけども。
「うん、普通にカッコイイ足だと思うよ??」
チクチクした毛がちょっとだけ生えているのが残念だけど……。
「カ、カッコイイ!? はぁんっ……。これはもう……。仲睦まじい夫婦の会話ではりませんかぁ」
どこをどうまかり間違えたらその結果に至ったのだろうか??
甚だ疑問が残ります。
「ちぃっ。野郎めぇ……。こっちだって超格好良く形態変化出来るんだから!!」
形態変化??
マイの奴、龍の翼を生やす事が出来るのだろうか??
彼女の言葉を受け、こんな時に不謹慎ながらもちょっとだけワクワクしてしまった。
「ふふんっ。刮目せよ!!!!!! ずぁぁぁぁ――――っ!!」
彼女がユウの肩を掴んで飛び上がると。
「とうっ!!!! 超最強合身!! マイ=シモンの完成よ!!」
誰かアイツにドデカイ石を放ってやってくれ……。そして、俺が抱いてしまった期待感を返せ。
ユウの肩に跨り化け物に向かって堂々と黄金の槍の切っ先を向けるアイツの後ろ姿を見つめていると、何だか悲しい涙が溢れてしまいますよ……。
「あのな?? これは合身でもなんでもなくて。只の肩車って言うんだぞ??」
「ユウ!! それは違うわよ!! あんたの分厚い腰と超絶ふってぇ足によって素晴らしい土台を得て。上半身である私の選別眼を以てすれば、叶わぬ敵などいぬわぁいっ!!!!」
「邪魔だから降りろ。それと、あたしの腰は普通で。そこまで足は太くないっつ――のっ」
「モゴブッ!?」
大戦斧の柄で頭を叩かれ、舌を噛む愚か者。
その姿に痺れを切らした化け物が超最強合身、マイ=シモンの下へと触腕による攻撃を開始してしまった!!
「や、やっべぇ!! おい!! 退けっ!!」
「ぬぁっ!! あぶなぁぁああああああああいっ!!」
「うっそだろ!? うげっ!!」
突撃して来た化け物の攻撃が着弾する刹那。
土台であるユウの肩を踏んづけ、上半身役の馬鹿野郎は化け物の攻撃を見事に回避。
しかし、踏んづけられた彼女は反応が三つ遅れ。
化け物の触腕を真面に食らって吹き飛ばされてしまいましたとさ。
「ふ、ふぅっ!! ど、土台には。こ、こ、こういう使い方もあるのよ!! いや――。今の攻撃は本気で危なかったわ」
やれやれ、間一髪!!
額に浮かんでしまった冷や汗を袖口で拭いつつ、ふ――っと息を付く。
大馬鹿野郎は放っておいて。
「ユウ!! 大丈夫か!?!?」
数十メートル先で横たわる彼女に向かって声を掛けると。
『……』
ムクリ。
と、立ち上がり。闇の中で怪しく光る二つの目をギラつかせながらマイの背後へと恐ろしく遅い速度で歩み寄る。
う、うぉっ。こわっ!! あの顔!!
化け物もユウの纏う圧を感知して警戒しているのか。
「グルル……」
迂闊に手を出すべきでは無いと判断し、ユウの圧を注視していた。
「んおっ!? 何だ、化け物!! 私にビビってんのかぁ!! あぁん!?」
違いますよ――っと。
あなたの後方から迫り来る大魔さんに慄いているのです。
ゆっくりと、確実にマイの下へと進み。
彼女の背後に到着すると肩をツンツンと突いた。
「おっ!! あはっ!! やっぱユウよね!! ちょっと血が出ているけど全然平気そう……。ぶぅっ!?」
両の手の平でマイの頬を万力で掴むと、端整な顔がくしゃっ!! と歪み。ついでに、台詞も笑える物へと変化する。
あの顔……。
何処かで見たような気が……。
――――っ!!
そうだ!! 梅干しだ!!
マイの深紅の髪と、真っ赤に染まってしまった顔が皺くちゃに歪んだあの種子の姿を脳内に浮かび上がらせた。
「う゛ぁにすんのう゛ぉ!!!!」
「――――。はぁ??」
「ぉ、ぉぉ。ごめん……」
声、ちっさ!!!!
「あのさぁ――。お前さんが馬鹿しなきゃ。あたしはこうして額から血を流すことは無かったんだけど??」
「ノリよ!! う゛ぉり!!!!」
「あっそ」
短くそう話すと、天へ向けて顎をクイっと上げる。
「う?? 鼻のう゛ぁか。みぜでぐれうの??」
あ。
あれは痛い奴ですね。
何の警戒も抱いていない愚者へと。天から正義の鉄槌が下されてしまった。
「見たいのならぁ……。間近で見せてやらぁあああああああ!!!!」
「ヴォンバッ!!!!」
常軌を逸した速度で頭を振り下ろし、負傷した額をマイの額へと直撃させる。
な、何。今の音……。
金属同士を激しく衝突させたような鈍い音が……。
「ちっ。馬鹿野郎が……」
「か、カペペ……」
口から泡を吹き、体全体を激しく痙攣させる深紅の髪の女性。
因果応報、此処に極まり。そこで猛省していろ、大馬鹿野郎さん。
「やいっ!! 化け物!! お前さんも今からこんな風に塵屑にしてやるからな!! 覚悟しておけよ!?」
地面の横たわる生塵を指す、ユウ様。
俺もあぁなりたくないからな。
ユウに対しての言動には注意を払おう。
「だ、誰が塵屑だ!!!!」
あ、復活した。
「お前だよ、お前」
「頭蓋骨が変形して馬鹿になったらどうしてくれんのよ!!」
「もう既に人知を超えた馬鹿ですからね。心配は御無用ですわよ??」
「元々馬鹿じゃん」
「いや、それ以上悪化する恐れは無いから安心してもいいぞ」
おぉっ!!
三者三様、全く似た言葉を発しましたね!?
「て、てめぇら……。もういい!!!! 面倒だ!! 三人の下僕、良く聞けっ!!」
「ユウ、どうする?? 俺が前に出ようか??」
「いんや。あたしが前に出るよ。アオイは引き続き、後方から援護してくれ」
「畏まりましたわ」
愚か者を放置し、簡素な作戦を立て。化け物と向き合うが……。
「聞けや!!!!」
「いってぇ!!」
何で俺に攻撃を加えるんだよ!!
しかも、槍の切っ先で尻を突きやがった!!
「何するんだよ!!」
「私が超最強の技を仕掛けるから、あんた達は時を稼ぎなさい」
「あんまり当てにしてないけど……。その時間は??」
「三分!!!!」
指を『四つ』 立てて三分とは??
まぁ、概ね。三分という意味でしょう。
「は――。分かったよ。じゃあ、三分間だけ休ませてやるから。その間にしっかり回復しておけよ??」
「ふんっ!!!! 下僕共!! 私が魔力を溜めている間、やられるんじゃないわよ!?」
「へいへい。当てにしないで戦っているよ」
右に同じです。
ユウと共に肩を並べ、今にも襲い掛かって来そうな気配を放ち続ける化け物の体真正面に体を置いた。
さぁ……。
果てしなく続く、再生能力に抗うとしますかね!!!!
龍の力を解放し。ユウと肩を並べ、襲い来る巨悪の連続の塊を打ち返し続けた。
最後まで御覧頂き、有難う御座いました!!
そして……。
ブックマークをして頂き有難うございます!!!!
うだるような暑さの夜にぽっと湧いたこの嬉しさを励みに、執筆活動を続けさせて頂きますね!!