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今日も今日とて、隣のコイツが腹を空かせて。皆を困らせています!!   作者: 土竜交趾
過去編 ~素敵な世界に一時の終止符を~
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第二百五十八話 自己犠牲の精神 その二

お疲れ様です。


後半部分の投稿になります。




「私が悪に染まった貴女の魂を裁きます。苦しむ暇も無く魂が還るべき場所へと送り届けてあげますのでどうか御安心を!!」


 イリシアの目に恐ろしい殺気が宿るとそれに呼応するかの如く、彼女の足元から這い上がって来た数本の触手が私の体を捉えようとして真正面から向かって来た。



 来ますよ!! これから先はたった一秒の油断が隊の全滅に繋がる事を思考に刻み込みなさい!!



「ふっ!!」


 数本の触手の進行を阻むべく体の前に右手を翳して結界を展開すると、深紅の触手の先端が形容し難い動きを以て複雑な方向へと弾かれて行く。


 よ、よし。触手の攻撃力は私の結界を切り裂くまでには至らない……。


「甘い、実に甘いですねぇ。これが創造主様の正当な血を受け継ぐ者の実力だとは思えませんよ」


「くっ!!!!」


 結界によって弾かれた触手の後方から新たな触手が現れると私の結界が一秒にも満たない速度で粉々に砕かれてしまった。


 そして、その後方からは更なる触手が現れ深紅の血を彷彿させる触手が私の髪の先端を捉えた刹那。



「その言葉……。そっくりそのままお返ししますね!!」


 左手から風の刃を放出して眼前に迫った深紅の触手を切り落とし、私の体の上下左右に展開した触手には上方に展開した深緑の魔法陣から解き放たれた刃厚の太い風の刃が襲い掛かり強制的にその役割を終えさせた。



 ふ、ふぅ……。どうやらこの触手は斬撃には弱いみたいですね。


 私の結界を数手で破壊し尽くす攻撃力にどうしても目が向いてしまいますが着目すべきは触手の破壊方法でしょう。


 斬撃系の魔法の多用と結界を局所展開すれば深紅の触手の直撃を防げる筈。


 しかし、この触手の群れは彼女の魔力が続く限り永遠にあの魔法陣から這い上がって来るであろう。


 触手の破壊方法と取るべき戦術が判明した今、私が取るべき行動は只一つ……。


 そう!! 本体を行動不能にする事です!!



「死が目前に迫っても揺るがぬ咄嗟の冷静な判断、私の編み出した魔法を無力化する攻撃力、それと恐怖に染まろうとする心を押し留める勇気。ふむっ、貴女は遊び相手では無く敵とみなすべきでしょうね」


「それを奢りと言うのです。例え矮小な力しか持たぬ者と対峙しても最初から敵とみなすべきであると私は考えますよ??」


 イリシアの一挙手一投足と見逃すまいとして抗魔の弓を構えると。



「それは……。抗魔の弓ですか!! 我等創造主様が御作りなられた魔呪具をこの身を以て体感出来るとは夢にも思いませんでしたよ!!」


 彼女の目が新しい玩具を見付けた頑是ない子供の瞳の様に輝きを増した。



「さぁ!! 死に抗う生の輝かしい鼓動を見せて下さい!!!!」


 戦闘開始時よりも高揚した声でイリシアが叫ぶと彼女の足元の深紅の魔法陣の範囲が広がり、そこから夥しい数の触手が人に生理的嫌悪感を与える動きを以て出現。


「全てを覆い尽くせ……。我が断罪の鞭よ!!!!」


 両手を天高く翳すと周囲に展開した無数の触手がまるで我を失った獣の様に暴れ狂い始めてしまった。



 私の視界を全て覆い尽くそうとする触手が甲高い音を奏でて空気を撫で斬ると切れ味の鋭いナイフで水面を切る様に何の抵抗も受けずに太い幹を切り倒してしまう。


 彼女の体から放たれる禍々しい魔力の鼓動が私の肌を泡立たせ森の木々の枝を揺らした。



「な、何ですの!? この呆れた攻撃範囲は!!!!」


 この数と範囲は不味い!! 戦場には私以外にも存在するのですからね!!!!



多重展開マルチシールドッ!!!!」


「キャァッ!?!?」


 震える右手で剣の柄を必死に握り締めていたフォレインに襲い掛かった触手は私の結界によって阻まれ。


「さっすが先生っ!! 背中にも目が生えているのかと思える位に戦場が俯瞰して見えているわね!!」


 シュレンさんの治療を続けているエルザード達の体を両断しようとした数本の触手も激しい打撃音と共に弾かれ、私の目の前から向かって来た無数の触手は展開した結界の向こう側で歯ぎしりを続けていた。



 しかし大量に蠢く触手の攻撃力は依然保たれており。私の視界を覆い尽くす幾つもの触手が蠢くと結界が乾いた音を立ててひび割れ始めてしまう。



「アハハ!! お仲間達を庇う余裕はいつまで持ちますかね!! 自分の身を守る結界にもっと厚みを持たせた方が賢明ですよ!?」



 えぇ、私もそれが勝利を掴む為の最善な行動と判断だと思いますよ。


 しかしですね……。


 友を犠牲にしてまで得る黒い勝利よりも、美しく輝かしい完全完璧な勝利を得る為。人は時に自己犠牲と言う概念を強制履行しなければならない時があるのです!!



「そら破れた!!!!」


 私の体を包み込む結界が強烈な破壊音を奏でて破壊し尽くされてしまうと獰猛な肉食獣の牙がこの身を食らおうとして息着く暇も無く襲い掛かって来た。


 前後左右から向かって来る深紅の触手の束に覆われた此処は正に死しか存在しない絶死帯だ。



 シュレンさんやフウタさんは生徒達を守る為に此処へ身を置いたのですね……。


 私は貴方達に礼を述べる為に負ける訳にはいかない!!



嵐暴巻ディザスターストームッ!!!!」


 体の奥底に存在する魔力の源から急激に魔力を上昇させると体中の血が煮沸する様な熱さを帯びてしまう。


 その熱さに負けぬ様に逆巻く暴風の嵐を召喚。


 私の体を中心にして蒼天にまで駆け抜けて行く龍頭の様に、一つの竜巻が無数の触手を吹き飛ばすと深紅一色であった景色に勝利を呼び込む景色が映った。



「フォレイン!! 今です!! フウタさんを!!!!」


「分かりました!!」


 地上に逆巻く暴風によって彼の体がイリシアの近くから私達の方へ向かって来る様を捉えると同時叫び。



 ふぅ――……。正射必中を心掛けなさい……。


「はぁっ!!!!」


 本当に極僅かに見える標的へ向かって勝利の矢を解き放った。



 私の願いを込めた矢は深紅の触手達の僅かな間をすり抜けてイリシアの体を薄く包み込む不思議な淡い七色を放つ結界に着弾。


「流石は創造主様が制作された魔呪具ですね。私が丹精を籠めて張った反物理結界にも通じるとは……」


 着弾地点には矮小なヒビが生じ、彼女はその破損した箇所を感心した瞳の色で観察していた。



 森羅万象に遍く物理を閉ざすあの結界にもこの矢は通じる!!


 これなら私達にも勝機がありますね!!



「アンセスター『シリーズ』 と聞きましたが……。貴女以外にも当然存在するのですよね??」


 イリシアの足元に広く展開していた魔法陣の範囲が収縮し、防御態勢を整えた彼女に対して言葉を掛けてやる。


「フォレイン!! そこにフウタを置いて!!」


「えぇ!! 分かりました!!」


 会話を継続させつつ私の背後に運ばれて行ったフウタさんの様子を窺っていると、どうやら彼の命の鼓動は継続している様だ。


「……っ」


 今は力無く意識を失っているが何か切っ掛けさえあれば直ぐにでも目を覚ましてこの戦場で大暴れしてくれそうな力強い魔力を放っているのだから。



「えぇ、今も本体は深い闇の中で眠り続けていますよ。私が偶々早く目覚めただけで時間が経てば彼女達も目覚める事でしょう」


「本体??」


「ふふ、少し話し過ぎてしまいましたね。いいでしょう、では話したついでに教えてあげますよ。我々の本体は光さえも飲み込む闇の中で眠り続け、現世で活躍するのは言わば本体よりも力を落とした影。影で得た情報は本体に送り込まれ、本体が目覚めると同時に行動出来る様になっているのですよ」


「それだけの力なんだから……。あんたはほ、本体なのよね??」


 エルザードの震える声が私の背を小さく突く。そしてその言葉の波が彼女の鼓膜届くと。





「クスッ、残念ですね。私は…………。影ですよ」


 イリシアの口角が冷徹な悪魔の様に歪な角度で上昇し、目元は漆黒の夜空で怪しく輝く三日月の様に湾曲した。






「「「……ッ」」」


 余裕を持ってフウタさん達の力を無力化出来る力を有しているのにアレは本体では無く幻影……。


 驚愕の事実を目の当たりにした私達の口からはヒュっと乾いた音が零れてしまった。


 で、では彼女が話す事が真実ならば本体は今以上の力を有している事になりますよね??



「まぁ私の様に優秀な影も居ますが中には己の楽しみを優先させる影や、己の研究を優先させる影や、愛に狂う影。そして本体よりも随分と思考能力が劣るお馬鹿な影が存在しますよ。もしかしたら数か月後、或いは数年後にこの大陸の何処かに登場するかも知れませんのでその時は挨拶を……。あぁ、失礼。今日此処で貴女達はその生の輝きを消失させるので彼女達に挨拶は不要でしたね」



「私達の敗北を勝手に決めつけるのはどうでしょうかね。それはあくまでも貴女の主観である希望的観測でしょう??」


「御安心下さい。今、それを証明してみせますから……」


 イリシアが右手を空に向かって掲げると触手達が活動を再開させ形容し難い動きを見せ始めた。



 また触手の攻撃ですか!! 馬鹿の一つ覚えもいい加減にして下さい!!


 ですが馬鹿の一つ覚えと言う事は戦術を変えなくても良いという事です!!


 戦場に存在する者達へ結界を張って攻撃を防ぎつつ、触手の合間を縫って抗魔の弓で貴女の結界を破壊し尽くして命を貰い受けます!!!!



「エルザード!! 可能な限り結界を厚く保つ様に魔力を放出しなさい!! フォレインは万が一の時に備えて剣でフウタさん達を守りなさい!!」


「分かってる!! 魔力が尽きても結界の厚みだけは保ってみせるわ!!」


「先生!! 私達の事よりも目の前の悪を断って下さいまし!!!!」



 出会った当初はまるで素人が制作した様な陶器の様に壊れ易く、脆い危うさを与える二人でしたが……。


 死が蔓延る戦場でも恐れる事無く私の背に懸命な声援を送ってくれる二人の覇気ある声が私の心に勇気を与えてくれた。


 有難う、エルザードフォレイン。貴女達の声援を、願いを無駄にする訳にはいきませんよね!!



烈炎衝塊ファイアストライクッ!!!!」


 右手から大火球を召喚して触手の壁に向かって放射。


「風よ立ち塞がる敵を切り刻めッ!! 三日月風刃クレッセントセイバーッ!!!!」


 大火球が着弾して発生した濃厚な黒煙へと向かって大範囲の風の刃を放つと、風の刃が纏う強力な風圧が爆炎を吹き飛ばし更に大火球の衝撃によって硬直している深紅の触手の束を華麗に両断した。



「クフフッ……。物凄い魔力ですねぇ。私が生まれた時代でも十分に通じる威力ですよ??」


 そして、地面から生え伸びる朱の雑草を刈った先に現れた悪へと向かって弓の照準を定めた。



 先程と同じ場所へ矢を当ててその結界を剥します!! 


 この戦いは是非を問わぬモノ。


 結界を破壊して貴女の命を奪います!!!!


 この戦場の運命を決す弓の弦に力を籠めて引き、己の想いと願いを乗せた矢を放とうとした刹那。



自重決壊グラビティバースト



「うぐっ!?」


 イリシアの目が深紅に染まり鼓膜を聾する爆音が周囲に轟くと私の両手……、いいや。体全身がまるで鉄の様な重さを持ってしまい弓から手を放して地面に倒れ込んでしまった。



 こ、この魔法は……。重力操作か!!


 不味い!! 直ぐにでも皆の重力負荷を解除しないと隊が全滅……。



反重力アンチグラビティ……。ッ!?」


 地面に平伏したまま詠唱行動に移るものの、この巨大過ぎる隙を見逃す程相手は愚かでは無い。


「抗魔の弓を自在に操る貴女だけなら私とイイ勝負をしたかも知れませんね。ですが、貴女は背負うモノが多過ぎた。それが敗因なのですよ」


 結界が剥がれ落ちほぼ無防備な状態の私に向かって深紅の触手が襲い掛かって来たのだから。



 一度移行した詠唱行動を中止して結界を展開するのには時間が掛かり過ぎますね。例え結界を展開したとしてもあの距離から襲い掛かって来る触手には到底間に合いそうに無い。



 ならば、私の命を犠牲にしても生徒達の命を最優先すべきだ。


 それが指導者足る私が取るべき行動なのだから……。



「せ、先生ッ!! 何で私達を助けたの!? 自分の身を守りなさいよ!!」


「マリル先生!! は、早く結界を!!!!」


 死角から届く生徒達の悲壮感に塗れた声が鼓膜に届くと私は死の恐怖よりも先に安堵感を覚えてしまった。


 重力操作で動けずに藻掻き苦しむ彼女達を救えた。そのままでは死しか選択出来ない中でその枷となるたった一つ、されど強烈な条件を解除出来た。


 この世に残すのはほんの矮小な功績だがこれが貴女達の運命を別つ事になるのなら喜んでこの命を捧げましょう。


「「先生――――――ッ!!!!!!」」



 ダンさん、御免なさい。


 貴方と二人で思い描いた素敵な世界へ旅立つ夢は叶いそうにありません。私の代わりに生徒達にそして……。


 私の大切なレイドにこの世の不思議と危険を体験させてあげて下さいね。


 深紅の触手が放つ灼熱の温度を顔の肌で捉える事が出来る様になると私は小さく息を吐き静かに瞳を閉じてその時を待った。












































 しかし、待てど暮らせど気が遠くなる痛みは訪れず。その代わりに森に一陣の強烈な風が吹き荒れて喉の奥がひり付く様な大量の砂塵が舞い上がる。


 そしてその数秒後。


 私の心を何処までも温めてくれる男性の声が戦場に確かに響いた。




「ふぅっ。全く……。俺の奥さんに手を上げるとは良い度胸してんじゃん」




 え?? まさかこの声って……。


「よっ、マリルさん。大丈夫かい??」


 本当に……、貴方という人は何度私を驚かせれば満足するのですか??


 私の心は貴方程頑丈に出来て無いのでもう少し手加減して欲しいのが本音ですよ……。


「はいっ、大丈夫です」


 静かに瞼を開くと一人の男性の本当に大きな背中を見つめながらそう伝えてあげた。



「そうですか、それなら良かった」


 彼の背中は窮地に陥った姫君を救う英雄の様に頼もしく、例え大勢の殿方の誘いを断って来た絶世の美女でもあの背中を視界に捉えてしまえば鉄壁の心が傾いてしまうであろう。


 ダンさんの背中の大きさ、体中から滲み出る不屈の闘志、そして強大な敵に立ち向かう勇気ある姿勢はそれだけの威力を備えていた。



 私もその例に漏れず強敵と対峙しつつも私の前から決して動こうとしないダンさんの背に見惚れていると。



「おっしゃああああ――――ッ!! 龍族の問題児の登場よ!!」


「わしもおる事をわすれるな!!」


「エルザード!! シュレン先生はぶじ!?」


 地上に舞い降りたハンナさんから僅かに遅れて私の生徒達が青き空から森の木々を突き破って大地に到着した。


「安心しなさい。出血は完璧に止まっているから」


「よ、良かった!! ほ、本当によかったよぉ……」


 ミルフレアが今も気を失い大地の上で横たわるシュレンさんの体に寄り添うと彼女の小さな瞳から矮小な雫が彼女の頬を伝い落ちて行く。



「げぇっ!? な、何よ!! あのふざけた魔力の圧は!? マリル先生がちょ――可愛く見える程なんだけど!?」


「だから言ったじゃろうが!! 本物の化け物であると!!」


 凍てつく真冬の空から降り注ぐ粉雪の様に舞う砂塵のカーテンが徐々に晴れ渡り、その向こう側から現れたこの世の理に反する力を持つ傑物を龍の姿のフィロが捉えると口から素直な驚きの声が鳴り響いた。


 龍族の異端児である彼女が心に思う事とハンナさんの考えも一致している様であり。



「気を付けろ。奴の触手はかなりの威力を有しているぞ」


 白頭鷲の姿から人の姿に変わり体の真正面で剣を構えている彼は強烈な警戒心を放ちつつイリシアを捉え続けていた。



「お前さんの剣の刃こぼれを見れば一目瞭然さ。さてさてぇ?? テメェが何処の誰かは知らねぇが俺の奥さんを傷付けたお礼はさせて貰うからな!? 覚悟しろよ!!!!」


「クスッ、手練れの増援ですか。そして態々運命の子を連れて来て下さって有難う御座います。探す手間が省けて嬉しい限りですよ……」


 イリシアがイスハの胸元で静かに眠る我が子へと視線を向けるとただでさえ強烈な魔力が跳ね上がり空気が、森が震え始めた。



 くっ……。何て魔力ですか。


 力を解放しただけでこの場を制圧出来そうな圧を持っていますね。ですが、我々は力だけでは屈しません。



「ちっ、これまで相手にして来た奴等が可愛く見える程だぜ」


「あぁ……。だが俺達の闘志は命尽きるその時まで消えぬぞ」


 そう、ハンナさんが仰った様に私達は命の鼓動が続く限りそして魂がこの世に現存する限り戦う事を義務付けられた戦士の様に戦い続けるのです。



 レイド……。私達が貴方を守ってあげるからね?? だからそのまま安らかな夢に包まれたまま静かに眠り続けて下さい。



「良いですね……。良いですねぇぇええええ!! 腐った平和が蔓延る現代の戦闘でこんなにも心が高揚するとは思いもしませんでしたよ!? さぁ、もっと私を楽しませて下さい!! 忌まわしき血を受け継ぐ者達よ!!!!」


 我が子の安らかな寝顔を脳裏に、記憶の海の底に刻み込むと私は強烈な不屈の闘志を胸に宿しタガが外れた獣の様に狂う傑物と改めて対峙したのだった。





お疲れ様でした。


私生活が忙しい為、投稿がいつもより遅れてしまって申し訳ありません。


さて、これからの御話の展開に付いてなのですが数話進んだ先から過去編最終話までは前書き後書きを一切書きません。要は話の雰囲気を大切にするという奴ですね。


私のくだらない私生活の話で雰囲気をぶち壊すのはちょっと……、憚れますので。


相も変わらず私生活が忙しい為に次の御話もいつもより遅れての投稿になるので予めご了承下さいませ。



沢山の応援、いいね、そしてブックマークをして頂き有難う御座いました!!!!


読者様の応援が枯れ果てた体力に活力を与えてくれる様ですよ!! 本当に嬉しいです!!!!



それでは皆様、引き続き連休をお楽しみ下さいませ。


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