第二百五十三話 新たなる許嫁の登場
お疲れ様です。
本日の投稿になります。
冷たい木枯らしが吹く冬の季節。
人肌が自然と恋しくなるこの季節は、人々は暖を求めて焚火へ或いは囲炉裏へと向かい天然自然の力によって低下した体温を上昇させる。
息の合った友人達と火を取り囲み談笑に華を咲かせれば彼等の体にしがみ付こうとする冷たい冬の空気も悪態を付いて離れていく事だろう。
一年の終わりに近付く十二ノ月も中盤へと突入し、例年通りなら翌年に備えた行動に入るのですが……。
それはあくまでも文明社会の中で生きる人々の使命である。
木々の力が夏のソレと比べて弱まった天然自然の森の中で生きる俺達にとって文明社会の年末年始は只の通過点に過ぎない。
ちゅまり、生徒達に指導を施し己が強さを鍛え抜く行動に何ら変化は訪れないのだ。
「よっしゃぁぁああ――――ッ!! 隙み――っけ!!」
相棒が敢えて見せた隙に食い付いたフィロの目が殺気立つ様に血走り、愚直にそして勇猛果敢に突貫を開始するものの……。
「それは敢えて見せたと何度言えば分かるのだッ!!!!」
「うぐぇっ!?!?」
相棒が己の顔面に襲い掛かる真っ赤に燃える右拳を左手で微かに弾き、彼女の腹部にぽっかりと空いた隙に向かって正拳を突き出すとフィロの体は燕の飛翔速度よりも速く森の奥へと消失してしまった。
「うへっ……。いたそぉ――……」
お馬鹿な彼女の体が木々の幹に直撃し、そこから遅れてやって来たずぅんって重たい音に対して顔を顰めて口を開く。
この鼓膜に残る重低音からしてかなりの痛手を被っただろうなぁ。
「馬鹿者が。刹那に生まれた隙に容易く誘われて……。訓練ならまだしもこれが実戦なら確実に命を落としているのだぞ」
「ギャハハ!! ハンナ――。姿の見えない奴に説教垂れても意味がねぇって」
背の低い草々が生え揃う冷たい地面の上にだらしない姿で座るフウタが軽快な笑い声を放つ。
「――――。そ、そんな事くらい分かっているわよ」
おぉ!! よくぞ己の足で帰って来れましたね!!
唐紅の髪には途中で出会った細い枝が沢山突き刺さり、枝の先で擦れた服から覗く地肌は薄っすらと深紅に染まり、腹を抑えてぜぇぜぇと息苦しそうな呼吸を続ける顔は真っ青に染まる。
相棒のたった一発の攻撃で満身創痍の状態に追い込まれるもののその闘志の炎は絶えておらず彼女の瞳には真っ赤に燃える闘魂が宿っていた。
「ならば何故敢えて見せた攻撃に食らい付いたのだ」
「ハンナ先生が私の攻撃を躱すのは分かっていたんだ。それを返しの返し技で防ぎ、誘った攻撃を弾き返して一本取るつもりだったのよ」
誘い込んだ敵に対して愚直に向かい、相手の返し技を此方の返し技で当てるのは至難の技だ。
実力差がかけ離れている弱い相手なら兎も角、俺は相棒相手にそれを実践しようとは思いませんね。
どうしてかって?? フィロの状態を捉えればそれは容易く理解出来ようさ。
俺はあぁんな風に傷だらけになりたくないもんっ。
不必要な攻撃を食らいたく無ければ川岸で魚影を追う鷺の様にじ――っくりと相手を観察して痺れを切らした相棒の攻撃を迎撃する。
言わば待ちの戦法って奴さ。
それでも戦士か!! この臆病者め!! と言われればはい、そうですよ――っと軽く流してやるけどこれも立派な戦い方の一つなのですっ。
「フィロ、それはある程度の技術と実力を持つ者が取る戦略だ。お主はそのどちらも持っていない。大人しく見に徹するべきだったな」
「シュレン先生!! 分かり切った事を言わない!! 今は訓練だからその練習よ!! 練習!! 一か八か、伸るか反るか!! 私に誂えた様な作戦じゃない!?」
「はぁ――……。あそこまで馬鹿だと逆に尊敬するわ。ねぇ――、レイドっ」
森の開けた空間の中央で雄叫びを放つフィロを捉えるとエルザードが溜息を吐きつつ我が子をあやす。
「……」
約二時間前に授乳したおかげか、我が子は地上に天使が現れたのかと他者に錯覚を与える程に本当に穏やかな寝顔で眠り続けていた。
「あはっ!! ダン!! ほら、見て!! 私の胸の中はマリル先生よりも心地良いからぐっすり眠ってるわよ!!」
「あのねぇ、俺の息子はお腹が一杯だから眠っているんだよ。お前さんのあやしかたが上手い訳じゃないからね??」
「そんな筈無いし!! 私が将来のお嫁さんだからねぇ――」
エルザードがレイドの黒き髪を嫋やかな所作で一つ撫で。
「ん――、ちゅっ」
「……っ」
頬に柔らかい口付けをするとその寝顔が更に昇華してしまった。
「エルザード、あかんぼうのせわがじょうずになったね」
「本当に器用ですわねぇ。私は傷付けてしまうかも知れないので触れるのが少し億劫になりますわ」
「俺様もまだちょっと怖いかなぁ――。しっかし、これだけ派手な音が方々で鳴っているのにも関わらずよく眠っているなぁ」
その点に関しては俺も頷くものがある。
付与魔法による炸裂音、常軌を逸した力を籠めた攻撃による打撃音、そして先程大地に轟いた着弾の音。
赤ん坊は己の周囲の音に敏感な筈なのにレイドときたらどうだい??
まるでその音の数々を母親の子守唄代わりにしてスヤスヤと眠りに就いているではありませんか。
「ダン、お主の子は将来大物になるやも知れぬぞ」
「俺もそう考えているよ。これだけの五月蠅さだってのに全然起きやしないもん」
フィロ達がギャアギャア騒いでいても大らかな気持ちでそれらを受け取り、子供の横着を眺める母親の瞳を浮かべて彼女達を見守り続けている我が子の成長した姿を想像していると。
「んはっ!? わ、わしは一体……」
俺から少し離れた位置でぐ――すかと深く眠る様に失神していたイスハがガバッ!! と上半身を起こして周囲を見渡した。
「よっ、漸くお目覚めかい??」
混濁する記憶を明瞭にしようとして何度もシパシパと瞬きを繰り返している狐ちゃんに声を掛けてやる。
「んぅ?? ん――……。はっ!! そ、そうじゃ!! ダン!! もう一回手合わせを願うぞ!!」
起きて早々に喧嘩を始めようとする君の根性は賞賛に値しますけども。
「頭を揺らされて失神していたんだ。もう少し休んでろ」
相棒の超激烈な指導ならまだしも、まだ体が出来上がっていない少女の体に鞭を打つ程俺は非情じゃあないんでね。
「ぐぬぬぬぬぅ……!! この行き場の無いいきどおりはどうすれば良いのじゃ!!」
「さぁ?? その辺りの木の幹にでも八つ当たりしたら??」
さてと!! 俺の指導は此処まで!! 此処からは我が子を愛しむ事に専念しましょうかねっ。
俺の体に纏わり付く三本の狐の尻尾を持つ少女の絡みを軽く受け流しつつレイドの方へ向かって歩み始めた。
「木を相手にしても強くはなれぬ!! じゃから後一回だけ付き合え!!」
「五月蠅い狐ねぇ。レイドが起きちゃうから馬鹿騒ぎするのなら森の果てでしなさいよ」
「はぁっ!? 今は稽古の時間じゃから指導を請うのは当然の事じゃろうが!!」
「それはそうだとしてももう少し声量を落とせ。ねぇ――、レイド。馬鹿が移っちゃうからあっちに行きましょうねぇ――」
エルザードがレイドを抱きつつイスハに背を見せた刹那。
「こ、この阿保淫魔めが!! わしの拳でせいばいしてくれる!!!!」
イスハの右の拳に火の力が宿り、隙だらけに見えるエルザードの背に向かって突貫を開始してしまった。
やべ!! あの角度は不味い!!
阿保狐の拳が振り切られてそれをエルザードが避けたらレイドに当たっちまう!!
「イスハ止めろ!!!!」
「くらぇぇえええ――――っ!!」
「おっそ。どうぞ避けて下さいって攻撃をみすみす当たる馬鹿は……。ッ!?」
俺の制止を無視したイスハの攻撃はエルザードの背に向かって放たれ淫魔の子は攻撃を予知していたのか、半身の姿勢で此方から向かって左手側に回避したのだが……。
「アァァアアアアッ!!」
イスハの拳がレイドの右肩付近に掠り我が子を包む服に瞬く間に着火。
レイドは熱さと痛みに悶える様に大泣きを始めてしまった。
「ぬぉっ!? す、すまぬ!! だ、大丈夫か!?」
「あんた本当に馬鹿じゃないの!? レイド、大丈夫!?」
エルザードが慌てて治癒魔法で治療を開始するものの。
「ギャァァアア――ッ!! アァァアアッ!!」
レイドの泣き声は止む事無く静謐が漂う森の中に彼の痛みを堪える悲痛な声が鳴り響いていた。
「レイド大丈夫か!?」
「お、おいおい!! テメェは馬鹿か!? 赤子を抱く奴に向かって攻撃を加えやがって!!」
俺とフウタが慌ててエルザードに駆け寄ると彼女から我が子を受け取り必死にあやすが、相当な熱さに参っているのか我が子は泣きじゃくるばかりであった。
「ダン!! そのまま抱いてて!! 私が治すから!!」
「頼むぜ。お――、よしよし……。お父さんですよ――!!」
「アァァアアッ!! アァ――ッ!!」
や、やべぇな。全然泣き止む素振がねぇぞ。それに焼け焦げた服から覗く赤子の肌はしっかりと焼け爛れているし……。
何とかしてレイドの痛みを取り除こうとしてあやしながら治療を続けていると森の奥から大変静かな足取りで一人の女性が姿を現した。
「――――。あら?? 昼寝から起きて不機嫌なのかしら??」
「マリルさん!!」
「「先生!!」」
俺とエルザード、そしてイスハが彼女の姿を捉えるとほぼ同時に駆け寄る。
「実はこういう事がありまして……」
俺が泣きじゃくるレイドをマリルさんに渡しながら事情を説明すると。
「成程。イスハとエルザードの横着で泣いちゃっているんですね」
彼女は特に表情を変える事無くレイドの傷口に向かって淡い水色を放つ魔法陣を当てて治療を再開した。
「せ、先生。申し訳ないのじゃ……。わしがこうげきを当ててしまって……」
イスハが三本の尻尾を地面に向けてシュンっと垂らしながら謝意を述べると。
「そうやって直ぐに謝ってくれるのは肯定出来ますが、赤子を抱いている人に向かって攻撃を加えるのは否定します」
マリルさんは鋭角に眉を尖らせて悪鬼羅刹をたじろがせる表情でイスハを叱りつけた。
顔こっわ!!!!
何、アレ……。地獄の門番も裸足で地の果てへと逃げ遂せてしまう怖さじゃん。
子を持つ母親の強さ、恐ろしさをマリルさんの表情から垣間見た気がしますよ……。
「ほらね?? あんたの馬鹿の所為でレイドの体に消えない傷が出来ちゃったじゃん」
「ぬぅっ!? 先生!! レイドの傷は消えぬのか!?」
エルザードの声を受け取ると垂れていた尻尾がピンと天に向かってそそり立つ。
「今は小さい傷跡ですけど、体が大きくなればこの傷跡も大きくなるでしょうね」
「ウゥッ……。ヒグゥッ……」
本物の母親の匂いや温もりを感じたのか将又痛みが引いて来たおかげか。レイドの泣き声は少しずつであるが収まりつつある。
「どうしましょう。レイドの傷跡が深く残っちゃったら……。これは責任を取らなきゃいけませんよねぇ」
マリルさん?? もしかして狂暴な狐さんに何かけしかけるおつもりで??
何か妙な声色ですし……。
「わ、わしも女じゃ。もしもレイドの傷跡が消えぬようなら責任を持って、め、めとってやるわ!!」
「はいっ、良く言えました。今の言葉を忘れない様にね??」
顔を朱に染めているイスハの頭にマリルさんが優しく手をポンっと乗せると。
「はぁぁああああ!? 何であんたが私の男を横取りする流れになるのよ!! 大体!! 責任を持つのならレイドから離れて行きなさいよ!!」
エルザードが激昂して今も優しくイスハの頭をヨシヨシと撫でるマリルさんに食い付いてしまった。
「エルザード、良く聞きなさい。この子は近い将来貴女達と共に広い世界へと旅立つかも知れません。その時、誰かが側に居てあげれば危険も減るでしょう。貴女が想像しているよりも世界は危険に満ちています。だから、誰かがレイドを側で支えてあげる必要があるのですよ」
マリルさんが仰った通りこの世は少し視線を逸らしただけで危険が視界に飛び込んで来る程に危険に満ちている。
俺がこの冒険に出発して出会った危険を数えれば容易く証明出来よう。
誰かと共にその危険を乗り越えれば素敵な絆が生まれるのは目に見えていますが……。
「う、うむっ。わしが側で支えてやるのじゃ!!」
「あんたは路傍の石でも愛でていなさいよ!!」
「嫌じゃ!! わしがレイドに戦い方をおしえてやるのじゃ!!」
耳を覆いたくなる喧噪や目を背けたくなる骨肉の争いは不要だと思うんですよねぇ……。
キャピキャピした女の子達ならまだしも、コイツ等は常軌を逸した力を有していた九祖の力を正当に受け継ぐ傑物共だ。
今はその力は大した事無いが、成長して大人になればその力は恐らく膨大なモノへと膨れ上がる。
それを間近で受け止めたらどうなる事やら……。
今から我が子の身が心配で、心配で仕方がありませんよ……。
「ギャハハ!! 今からレイドの嫁を決める戦いでも始めるか!?」
フウタがこの機を逃してなるものかとして悪乗りを始めると。
「上等よ!! おら、そこの阿保狐。私があんたの尻尾を丸焦げにしてやるから掛かって来なさい」
「腐れ淫魔が!! 狐こそしこうのしゅぞくであると今日こそしらしめてやるわ!!!!」
阿保鼠の言葉を真に受け止めてしまった二人が可愛らしいじゃれ合いを静かな森の中でおっぱじめてしまった。
「よけるな!!」
「あんたの攻撃が遅過ぎるのよ。ふわぁ――、何?? その拳には亀でも宿ってんの??」
「はぁ――……。まぁ何んとか丸く収まって御の字ですよね」
出会った当初よりも格段に上達したイスハの付与魔法と、卓越した回避能力の片鱗を見せてくれるエルザードの姿を見つめつつ直ぐ後ろに居るマリルさんに話し掛けたのだが。
「本当に可愛い……。誰にも渡さない。私だけの子……」
いつもの優しい声とは真逆の低いマリルさんの声を捉えてしまった。
うん?? 何やらちょぉっとだけおっかない声色が聞こえましたけども……。
「どうかしました??」
「え?? いえ、何でもありませんよ??」
振り返るとそこにはいつもの優しいマリルさんの笑みとレイドの安らかな寝顔だけが存在していた。
今聞こえた怖い声は俺の気の所為かしらね??
「そう、ですか……。所であの可愛らしい喧嘩は止めなくても宜しいので??」
「うりゃりゃりゃりゃぁぁああああ――――ッ!!!!」
激烈な拳の連打を繰り出すイスハの小さな背を指で差しつつ問う。
「ダンさん達の指導のお陰でイスハの魔力操作と付与魔法は格段に成長していますよね!! それにエルザードの戦況を俯瞰して見る能力も相手の攻撃を躱す回避能力も向上しています。共に切磋琢磨して高みへと昇り続けているので止める必要はありませんよ」
あ、いや。俺が言いたいのはそういう事じゃなくてですね??
子供の安眠を阻害する騒音を排除すべきだと思うんですよ。
「は、はぁ……。それはどうも……」
「うんうん!! ダンさん達に接近戦の指導をお願いして正解でしたよ。彼女達も日々上昇して行く実力にきっと満足している事でしょう」
生徒達がメキメキと成長して行く姿を止める必要はあるのか。
彼女の煌びやかに光る両目はそれを如実に語っている。
マリルさんの言う通り、此処でじゃれ合いという名の訓練を止めるのは無粋ってもんか。
「レイド――。このままじゃお父さんの立ち位置が危ぶまれちゃうかも……」
母親の中で引き続き眠り続ける我が子のプニプニの頬を優しく突いて話す。
生徒達の喧嘩を止められず、母親の小言にも逆らえず、果ては顎でこき使われる未来予想図が朧に見えて来ちまうよ。
「ダンさんの立ち位置は元々低いですけど??」
何ですと!? 今の言葉は聞き逃せませんぜ!?
「エ゛ッ!? そうなの!?」
「ふふっ、冗談ですよ。さ、レイド……。静かな御部屋でお昼寝の続きをしましょうね」
「いやいや!! 待って下さいよ!! 今の言葉の真意を教えて下さいまし!!」
「今は駄目です。レイドが起きちゃいますからね――」
「そ、そんなぁ!!」
我が子を大切に抱き母屋へとスタスタと歩いて行くマリルさんに食らい付くものの彼女はどこ吹く風。
「ギャハハ!! ダン――!! 今から尻に敷かれているのかぁ!?」
「ふっ、貴様に誂えた様に似合う姿だな」
「某もハンナに同意しよう」
相棒達の揶揄いを受け取ると軽快な笑い声が森の中に響く。
この弾む様な軽い空気は俺に良く似合っていると自覚しているけども、まかり間違ってお父さんの立ち位置が大地よりも随分と下方の地下に下げられたら堪ったものじゃあありませんからね!!
「ど、どうにか格上げを所望します!! せめてもう少しだけ!!」
「それは無理な願いですね。さ、気持ち良いお昼寝をしましょうね――」
「え、えぇっ…………」
何とかして父親の立ち位置を母親の立ち位置まで引き上げようと懇願するが……。
マリルさんの前でそれは豆粒よりも小さな希望であり決して叶わぬ願いであると、乾いた音を立てて閉じられてしまった母屋の扉の前で一人寂しく立ちながら自覚してしまった。
お疲れ様でした。
次話からいよいよ過去編の終盤へと突入します。過去編完結まで後少しなのですが、完結までは気を引き締めて執筆を続けて行きます。
今月はこれまで通りに投稿出来るのですが、来月十月は私生活が忙しくなる為投稿速度が遅くなってしまいます。そして十一月は本当の忙しくなるので中盤辺りまで投稿は難しくなりますので予めご了承下さいませ。
ブックマークをして頂き有難う御座いました!!
間も無く迎える過去編終盤執筆に向けての嬉しい励みとなりました!!!!
それでは皆様、お休みなさいませ。




