第二百二十二話 不義を断つ忠義の剣 その二
お疲れ様です。
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「ククク!! そうだ、それで良い。さぁ貴様の魂の鼓動を私に聞かせてくれ!!」
「無論だ!! 悪鬼羅刹を切り裂く魂の一撃を貴様に打ち込んでやるぞ!!」
只でさえ強力なガーナードの魔力が苛烈に上昇した様を捉えると私の体が刹那に後退しようとするが、それを戒め只前に出る為に体重を前に預ける。
そして両手で剣の柄を握り締め、夏の嵐の暴風を越える強力な風を纏って彼女の間合いに足を踏み入れた。
「食らえぇぇええええ――――ッ!!!!」
ガーナードの胴体を両断しようとして中段の構えから剣を薙ぎ払うが。
「貴様の剣技、魂の鼓動、圧倒的な殺意!! そのどれもが私の武を震えさせるぞ!!!!」
彼女は槍の柄で剣撃を容易に受け止めてしまった。
私の全力に近い一撃をこうも簡単に防ぐとはな……。だが、それでも私は私に課せられた使命を果たさなければならないのだ!!!!
「ウォォオオオオオオッ!!!!」
「ハァァアアアアア――――ッ!!!!」
私の剣とガーナードの白銀の槍が宙で何度も接触すると周囲の闇を打ち払う強烈な火花が飛び散り眩い閃光が刹那に視界を照らす。
お互いの体に纏う風が混ざり合うと私達を中心として風の渦が発生し、耳に届く風の音が強烈に上昇した。
剣技が弾き飛ばされても全身の筋力で剣を元の位置に戻して次の斬撃へと移行。
気力が途切れてしまいそうになると燃え盛る闘志でそれを補い、私の攻撃の数々を全て見事に受け止めているガーナードの姿を捉えて弱気になっている私に対しては己の震える魂の熱量で焼却。
目の前の敵だけを倒すべく私は気の遠くなる数の剣撃を見舞い続けた。
「ハァッ!!!!」
「くっ!?」
微かな隙が出来たガーナードの左半身に向けて鋭く突くと、戦いが開始されてから初めて私の切っ先が肉を心地良く食む感触を捉えた。
よ、漸く勝機が訪れたか!?
この機を逃すものか!! 貴様の魂ごと切り裂いてやるぞ!!!!
中段に構えた剣を上段に構えた瞬間、ガーナードの瞳が更に深紅に染まり常軌を逸した殺気が体の中央を駆け抜けて行った。
「私に一撃を与えた貴様の剣技、武は見事に尽きる!! だが、これで止めだ!! 我が奥義の前に平伏せ!!!!」
ま、不味い!! 距離を取らなければ……。
「嵐巻破滅!!!!」
ガーナードの連続突きが壁と見紛うばかりの面積に膨れ上がると正面から無慈悲に襲い掛かって来る。
槍の周囲には分厚い風の刃が纏わり付き、突き技を放つとそれらが周囲に爆裂的に解き放たれてしまった。
「グァァアアアアアア――――ッ!?!?」
無数の風の刃が体の肉を切り裂き肉の切れ間から夥しい量の出血が噴き出し、私達を中心に渦巻く風に巻き上げられて行く。
鋭い無数の突きが生み出す暴圧的な風が私の風を抑え込みそればかりか防御不能だと言わざるを得ない無数の強烈な風の刃を生み出す。
血の竜巻の中心で私は成す術も無く非情な攻撃の数々を受け続け意識が白い霧の中に包まれて行った。
な、何んと言う威力だ。これまで築き上げて来た武が塵芥に化す程の威力の技の前に私は……。
遂に剣を手放してしまった。
「はぁっ……。はぁっ……。漸く倒れたか」
ガーナードが槍の穂先を地面に突き刺し、己の体を支えながら地面に横たわる一人の戦士を見下ろす。
双肩を荒々しく上下させる様は疲弊具合を素直に表し、体全体から吹き出る汗が先程まで行われていた戦いの激しさを物語っていた。
「そんな温い攻撃を仕掛けて来るな!! 馬鹿者め!!」
「は、速い!!!!」
「そんな!? 私の攻撃が当たらないなんて!?」
「後はアイツを倒して島に上陸した奴等を撃退すれば我々の勝利だ」
ガーナードが二体の女戦士を相手に戦っている忍ノ者に向けて戦意を向けた刹那。
「……ッ」
土埃舞う戦場の中に一人の戦士が徐に立ち上がった。
「そ、そんな!! 貴様!! 既に動ける体ではなかろう!?」
ガーナードの瞳に宿っていた勝利の光は驚愕の色に染まり、口からは素直な驚きの言葉が出て来る。
強敵と幾度も刃を交わして来た本物の戦士が驚愕する事象。
それが現実の下で起きていたのだ。
「ぜぇぇ……。ぜぇぇええ!!!!」
口から必死に空気を取り込んで呼吸を整え、たった一発だけ打てるだけの体力を回復させて行く。
額から零れ落ちて来る深紅の液体が左目に掛かり視界を閉ざし、頬に抜けて行く血の流れが口に入ると枯れかけていた闘志が徐々に熱量を帯びて来た。
次の一撃が私の最後の攻撃だ。これを外せば私は……、死ぬ。
そこに恐れは無い。そう、レオーネ様が無事で居られるのなら……。
「何が貴様をそこまで奮い立たせるのだ」
まるで水の中で聞いている様な濁った音が鼓膜を震わす。
「忠義、忠誠、平穏……。私の剣には一族の想い全てが乗っている。た、例えこの身が滅びようとも我々に仇なす敵をか、必ずや討つであろう……」
「そうか、それでは貴様の矜持を我が槍で破壊し尽くしてやろうぞ!!!!」
私が攻撃の段階に入るよりも早くガーナードが先程の奥義を放つ所作を見せてしまった。
こ、此処までか……。敵の魂を討てぬ弱き自分が憎いぞ。
敗北が迫る中でも私は剣の柄を握る力を緩めず、両の瞳に映る一人の戦士が放つ武の結晶を只々捉え続けていた。
そしてガーナードの突き技が放つ風の刃の猛威が眼前に迫ると、例えこの身が滅びようとも決して聞き逃す事の無い美しき声色が鼓膜に届いた。
「風舞夜想曲……」
背に純白の翼を生やしたレオーネ様が華麗に舞うと周囲の暴風や風の刃が彼女の下へと吸い寄せられて行く。
「な、何だ!? わ、私の風の刃が……!!!!」
周囲の風、空気、空圧。
空間内に存在する空気全てを制圧して操るハーピーの女王の秘奥義が放たれるとガーナードが驚愕の表情を浮かべた。
「さぁ、舞い散れ。我こそは風を司る女王なり……」
私の視界全てを覆い尽くしていた風の刃が向かった先は……。それを発生させた張本人だ。
「く、くっそぉぉおおおおおお!!!!」
全方向から襲い来る己自身が発生させた風の刃を穂先で切り裂き、切り落とすがレオーネ様の操る風の刃は彼女の迎撃をすり抜けて確実に敵の肉を傷付けて行く。
負傷箇所から吹き上げる血液は風に舞い上げられ我々の頭上から血の雨となって降り注いでいた。
「「「「……ッ」」」」
血の雨を浴び続けながらも歴代女王の中で最も美しく気高い空の女王の舞いに戦場が息を飲む。
それは倒すべき敵を目の前にしている私でさえも例外では無かった。
「すぅ……。ふぅ……」
嫋やかに揺れる腕の先にある細い指が空気を優しく撫でると風が吹き、両足が大地を蹴り彼女の体が宙に舞うと風が嬉しく笑い我々の体が揺れ動く程の強さを放つ。
目に映る全ての空間の中に存在する風の刃はレオーネ様の指示に従いガーナードの体のみを狙い続けていた。
レオーネ様の体を中心として荒れ狂う風。
それはまるで平地に突如として出現した竜巻を彷彿とさせるが不思議と恐怖は感じ無かった。
何故ならレオーネ様の舞いは自然の猛威を凌駕する程の美しさを放っていたのだから。
「レオーネ様!? お止め下さい!!!!」
刹那に魅入ってしまっていた己を戒め、今も美しい舞いで風を操り続けているレオーネ様に向かって叫ぶ。
強力無比な舞を使用し続ければ自ずと勝利が訪れるであろう、しかし彼女の体は強力な魔法に耐えられない体なのだ。
「コホッ!! ゴフッ!!」
現に美しい舞いを披露しながら顔を歪めつつ咽ているのが良い証拠だ。
このままあの舞いを続ければ命は無い。
だが、彼女は己の体を案じる私に向かって決意ある視線を向けた。
「ランドル!! い、今です!! 貴方の剣で私達の道に立ち塞がる壁を斬り伏せるのです!!!!」
「ッ!! 分かりました!!」
貴女の決意、想いは確と受け取りました!!
「女王の御身を守る黒翼の戦士の名において敵を討つ!!!!」
さぁ、今こそ終焉の時ッ!!!!
二人の想いが乗った必勝の剣を貴様は受け止められるか!!!!
勝利を願う刃よ、今こそ敵を斬り伏せろ……。此れぞ我が不敗の剣技なり!!!!
奥義……!!!!
「然斬空制!!!!」
黒翼と剣に全魔力を籠め、剣を握る力を最大限にまで高めると一気苛烈に上空へと舞い上がる。
土埃が舞う地上とは違い一切の塵芥が含まれていない清らかな空気を胸一杯に取り込むと上昇時と何ら変わらぬ苛烈な勢いで地上へ向かって降下を開始した。
頬を傷付ける風の強烈な勢いが闘志を高め、豆粒以下の大きさであった敵の姿が徐々に大きくなって行く様を捉えると心に灯る闘志の炎が最高潮にまで高まる。
「ズァァアアアアアア――――ッ!!!!」
全力では足りない!! 渾身の力を余裕で越える会心の力で貴様の魂をも両断してみせるぞ!!!!
「こんなものぉぉおおおおおお――――ッ!!!!」
平穏を願う里の者達の想い、平和を愛するレオーネ様の御心、そして彼女を守り抜くと誓った私の決意を乗せた必勝の刃がガーナードの白銀の槍の柄に直撃した。
両の掌に掴んだ感触は確かな手応えだが此処で剣を引いては駄目だ!!
貴様の体を、魂を切り裂きこの手に勝利を掴み取るまでこの剣は止めはせん!!
「貰ったぁぁああああああ!!!!」
戦神をも切り伏せる強力無比な力を帯びた我が刃が白銀の槍の柄を両断。
不退の剣はそのまま空間を薙ぎ払い、遂にガーナードの体を切り裂く事に成功した。
「ギィィアアアアアッ!?!?」
傷付いた肉の合間から血が噴き出し我々の勝利を彩る深紅の液体が噴出。
「我々の勝利だ」
「うぅ……」
地面に両膝を着け、二つに分かれた槍を力無く持ち続けている敗者へと向かって剣の切っ先を向けてやった。
このままコイツの頭蓋を叩き切れば真の勝利が我々に訪れるであろう。
彼女達に傷付けられた里の者達の表情を思い出すと漆黒の憎悪が胸の中に渦巻いて行く。
無抵抗なガーナードの体に目掛けて剣を振り下ろそうとしたその時。
「――――。ランドルト、そこまでです」
力を解除したレオーネ様から清らかな声でありながらも女王の強力な覇気が含まれた声色が発せられた。
「しかし……」
「彼女を斬り伏せるのは容易いです。しかし死という負の連鎖は未来永劫続き、我々の里にいつか襲い掛かって来るかも知れません。私が……、いいえ。私達が重く黒い鎖を断たなければならないのですよ」
「分かりました。レオーネ様がそう仰るのなら」
忠を尽くす主からの命に従い左腰に剣を収めると疲労を籠めた長い吐息を宙に向かって解き放った。
「ふぅっ、見事であったぞ。ランドル殿」
「シュレンさん……」
二体の敵を無力化した彼が私の下に静かな歩方で向って来る。
「上空へと舞い上がり強烈な力を籠めた一撃を空から打ち込む。風を操るハーピー一族の特性を生かした素晴らしい剣撃であった」
「お褒めの言葉を素直に頂戴しましょう。しかし、私が今の技を放てたのはレオーネ様の御助力がなければ成し得ませんでした」
双肩の力を抜き、かなりの疲弊具合を見せている彼女へと視線を送った。
「ふたりのあいの力がわるい人をやっつけたの??」
私の柔らかい視線を勘違いしたミルフレアさんが何の遠慮も無い言葉を放つ。
全く、時に子供はとんでもない勘違いをした言葉を放つ時があるので困ったものですよ。
「ち、違いますよ!! 私は只の従者であって……」
「ふふ、そうですよ?? 覚えておいて下さいね?? 愛の力はどんな力よりも強力な事を」
私が狼狽える一方でレオーネ様は頑是ない子供の意見を真に受けてしまった。
「うん、おぼえておく。シュレン先生、おつかれさまでした」
「あぁ、後は他の連中達を待つばかり……」
闇が蔓延る森に向かってシュレンさんが視線を送りつつ口を開くものの闇の中から現れた人々の影によって閉ざされてしまった。
「あらっ?? やはりもう状況は終了していましたか」
東の方角からは出発時と然程姿を変えていないマリルさんが。
「んぉ!? こっちもド派手に暴れ回っていたみたいだな!!」
「五月蠅いぞ。もう少し静かにしろ」
北の方角からは少しだけ傷が目立つハンナさんを先頭にフウタさん達が。
そして南の方角からは……。
「あ、あぅぅ……。血、血が足りなくて足元がふわふわするぅぅ……」
「しっかり歩かぬか!! これじゃあ皆の者にしめしが付かぬじゃろう!!!!」
血だらけのダンさんとそれに発破を掛けるイスハさんが現れた。
あ、あはは。皆さん、御無事で何よりですよ……。
誰一人欠ける事無く島の中央に集合した事に安堵の息を漏らしたの束の間の出来事でした。
「レオーネさん!! 御無事でしたか!?」
「えぇ、疲れてはいますが何んとか無事ですよ」
マリルさんが疲弊したレオーネ様の下へ駆け寄ると彼女の身を案じる様に覗き込み、それを受けた我が主君は柔らかい笑みを浮かべてマリルさんの厚意を受ける。
「ここの奴等は全員ぶっ倒れているって事はシューちゃん達が倒して……、ってぇ!! ダン!? お前大丈夫なのかよ!?!?」
「こ、これが無事に見えるのかい?? 今にもぶっ倒れそうだから何とかしてくれよ」
そしてフウタさんは此処に居る誰よりも酷い傷を負っている彼の症状を捉えると素直な驚きの声を上げた。
「ふっ、貴様の位置に敵幹部が居たのか」
「まぁな。相棒の所はどうだった?? 肩の傷を見る限りそういう事だと思うけども」
「詳細は後で話す。今は傷の治療に専念しろ」
「お、おうっ。ってな訳でぇ!! マリルさぁぁああん!!!! 傷だらけの自分を優しい力で癒して下さいましぃ――!!」
ハンナさんの言葉を受けるとダンさんがマリルさんの下へと足を引きずりながら向かう。
その速度と来たら……。大量出血を伴う傷を負っているのにも関わらず、女性との待ち合わせに遅れた男性よりも早くそして軽やかであった。
「ダンさん!? その傷でよく此処まで来れましたね!?」
「え、えへへ。作戦を遂行するのが自分の使命でしたのでぇ。ささ!! 優しく抱き締めながら傷を癒して下さいませっ」
彼が男らしく服を脱ぎ負傷箇所を露呈させるが、不思議な事に傷口からの出血は確認出来無かった。
「あれ?? 一応、血は止まっていますよ??」
「持ち合わせの薬草で止血したのですよ。でもね!? 聞いて下さいよ!! あの馬鹿狐が水筒の水をぜぇんぶぶちまけてしまいまして。何を考えたのか知りませんが狐の姿に変わると自分の唾液を使って薬草を練り合わせたんですよ!? それで獣臭くてぇ臭くて堪らないのですっ」
「あ、あはは。そうだったんですね。それでは治療を開始しますので横になって下さいね」
「はぁいっ」
ダンさんが背の低い草が生え揃う地面に横たわり治療を受ける姿勢を取る。
「うんっ、これなら直ぐに治りそうですね」
「お、おほぅ……。下から見上げるのもまたオツなものですなぁ」
マリルさんが前屈みになり治療を開始するが、怪我を理由に厭らしい目で彼女の体を舐め回す様に見上げた。
そしてそれがきっかけとなり今日一番の喧噪がこの地に渦巻く事となってしまった。
「き、貴様ぁ!! わしがちりょうをしなければ死んでいたのだぞ!? それにもかかわらず先生をいやらしい目で見つめおってぇぇええ!!!!」
「うげぶっ!?!?」
イスハさんの蹴りがダンさんの丹田の位置に直撃すると彼の口から出てはいけないナニかが飛び出しそうになる。
「先生!! そんな奴の治療よりも私達の活躍を聞いてよ!! 何んと私はたった一人で二体の敵を倒したのだっ!!」
「はぁっ?? あんたが活躍出来たのは私の後方支援があったからでしょう?? フォレインもハンナ先生の背中ばかり見つめていないで何か言ってやってよ」
「へっ!? え、えぇ。皆一様に奮戦して見事戦場を制圧する事が出来ましたわ」
「シュレン先生。んっ……」
「何だミルフレア。某はこれから制圧した地に残して来た敵達を此処まで運んで来るので構っていられぬ」
はぁ……。レオーネ様の御体の事もあるのでもう少しだけ静かに過ごして頂けないだろうか??
私が何か言葉を発してさり気なくこの喧噪を咎めようとするが。
「――――。ランドル、素敵な喧噪ですね」
我が主君からこの喧しさのお許しの声を頂きそれは叶わなかった。
「レオーネ様の御体に響くので一言声を掛けようとしましたが……。どうやら私の力ではとても御せそうにありませんね」
「こらぁ!! 逃げるなぁぁああ!!」
「これ以上出血したらマジで洒落にならねぇから逃げるに決まってんだろうが!!!!」
牙を剥き出しにして駆け回る狐さんから逃れようと懸命に走っているダンさんの大きな背に視線を送りつつ話す。
「ふふっ、まだ雀蜂一族の問題が残っていますが今この時だけは素敵な五月蠅さの中で過ごしましょう」
薄い桜色の髪を嫋やかに撫でると小さく温かな吐息を零して彼等に視線を送っていた。
その横顔は安寧に包まれており事件が一段落した事を此方に如実に伝えている。
「ふぅぅ――……。えぇ、レオーネ様がそう仰るのなら」
私も彼女の美しい笑みを見届けるといつまでも止みそうに無い音の流れを見つめながら双肩の力を全て抜き、そして復讐の刃を与える機会を与えてくれた時の神に感謝しつつ体内に残る疲労全てを含めた重々しい溜め息を戦地の中で吐き捨てたのであった。
お疲れ様でした。
どうしてもこの話を書き終えたかったのでいつもより投稿が遅れてしまいました。大変申し訳ありませんでした。
さて、四月という事で新年度が始まりましたね。新しい出会いが多い事かと思いますが、私の場合はプロ野球が始まる事にワクワクを抑えられません。
今年はどの球団が優勝するのか、どの様な素晴らしいプレイを見せてくれるのか。時間が許す限り観戦して行こうと考えております。
続きまして、現在過去編を執筆しておりますがもう間も無く佳境へと突入します。過去編完結後には速やかに現代編の執筆作業に取り掛かる次第なのですが、現代編の主人公視点で書くのは久々ですので中々苦労しそうですよ。なるべくお待たせしない様に読者様に提供しようかと考えております。
沢山の応援、いいね。そしてブックマークをして頂き有難う御座いました!!
新年度一発目の嬉しい知らせに執筆活動の嬉しい励みとなりましたよ!!!!
それでは皆様、お休みなさいませ。




