第二百二話 活発快活っ子達への指導 その二
お疲れ様です。
後半部分の投稿になります。
「ふふ、此処は任せても大丈夫そうですね。では私は夕飯の支度をして参りますので」
「あ、はい!! 頑張って下さいね――!!」
ニコっと明るい笑みを浮かべていい感じに経年劣化している家屋に向かって歩いて行った彼女の背に向かって威勢の良い声を放ってあげた。
俺が起きてからずぅっと世話になっているけども、マリルさんが作る料理ってめっっちゃ美味いんだよね!!
今日は何を作ってくれるのか。今からワクワクが止まらねぇぜ!!!!
「ダン先生、シュレン先生は??」
彼女達のやり取りを眺めて居たミルフレアちゃんが俺の存在に気付くとタタっと軽快な足取りでやって来る。
「シュレン?? あぁ、此処にいるぜ??」
俺がそっと静かに懐を開くともうお人形ごっこに飽きたのか若しくは辟易しているのか。
「……」
お尻の可愛い鼠ちゃんは眉付近の筋肉をぎゅうっと顰めて不退転の姿勢を無言のまま保持していた。
しかし、頑是ない子供にはその姿勢はほぼ無意味である。
「んっ」
ほら、そっちじゃなくてこっちでしょ??
そんな意味を含めて決して動こうとしない鼠ちゃんに向かって小さな両腕を伸ばした。
「某はマリル殿の仕事の補佐で疲れているのだ。今日はこのまま休む予定なのだが??」
「ダメ。シュレン先生はこっち」
「某は忍ノ者であって人形では無いのだぞ」
「しってる。でも、フウタが言ったとおりここでくらして行くのなら私の言う事をちゃんときくべきなんだよ??」
「あはは!! こりゃ一本取られたな!! シュレン、いい加減諦めてミルフレアちゃんに大人しく抱かれろよ」
絶対に動こうとしない鼠と少女の可愛らしいやり取りを聞いていると軽快な笑い声が自然と出て来やがる。
それ相応の実力者を退ける力を持つシュレンが年端もいかない子に良い様に言いくるめられている姿を見て笑わない奴はいないって。
「ダン!! き、貴様ッ!!!!」
「はい、行こうね」
「くっ!! 今は大人しく従おう!!!!」
可愛いお人形を漸く貰えた子供みたいに陽性な感情を全開に押し出す笑みを浮かべているミルフレアの両手に掴まるとそのまま懐から引き出されてしまった。
さてと、俺は夕食が出来るまでの間。不細工な造りの簡易家屋の制作に取り掛かろうとしますかね。
「おらぁぁああああ!! まだまだぁぁああ!!」
「いい加減根負けしやがれド貧乳が!! 加減するのも疲れんだよ!!!!」
口の悪い御二人が激しい拳のやり取りを続けている様を見つめつつ件の場所に移動しようとしたのだが。
「むっ!! ダン!! こっちに来い!!」
金色の尻尾をふっさふっさと左右に揺れ動かしている狐の魔物さんに呼び止められてしまいそれは叶わなかった。
「あのねぇ、お母さんはいつも言っているでしょう?? 年上の人には敬意を払えって」
ヤレヤレ。
そんな感じで溜息を吐くとフウタ達の攻防を見学しているイスハとエルザードの下へと向かう。
「私の母親はあんたじゃないんだけど??」
「冗談だって。それで?? 何か用か??」
ジロっと冷たい目で俺を睨み付けて来たエルザードの応対も程々にして今日もニパっと明るい笑みを浮かべているイスハに話し掛けた。
「お主暇じゃろ!? わしらは暇をもてあましておる!!!!」
どうしてこの子は俺が暇だと決めつけたのだろう??
甚だ疑問が残るばかりですよ。
「お前さんが暇なのは理解出来たけども、俺は今からあのぶっさいくな簡易家屋の補修並びに建築作業に取り掛かろうとしていたんだけど」
戦う事以外は不器用な三名が必死に建てた不細工且不出来な家屋擬きを指差す。
「そんなものは後からでも出来る!! ハンナ先生達の手が中々空かぬ!! それまでの間、おぬしがわしらの相手をせい!!!!」
あぁ、はいはい。この休み時間を有効活用しようとしたのね。
「別にそれは構わないけど……。って、儂らって事はミルフレアとエルザードも相手にしなきゃいけないのか??」
「ミルフレアはまだまだお子ちゃまじゃから徒手格闘はむりじゃ!! わしとそこのチビっ子淫魔の二人を相手にせい!!!!」
「誰がチビよ。あんただって私と変わらない背じゃない」
「その内大きくなるからいいのじゃよ!!!! さぁさっさと始めるぞ!!!!」
はぁ――……。このまま押し問答を続けていると大切な時間を無駄に割く恐れがあるし。
ちゃちゃっと倒して作業に入りましょうか。
「イスハとエルザードの相手ね。了解了解、ほら掛かって来いよ」
彼女達から距離を取り、軽く腰を落として構えてやる。
「ぬふふぅ!! お主が眠っている間にわしらはフウタ達から何度もしどうを受けたからな!! もう既にかなりの腕に達しているに違いない!!」
「その話は聞いたけど本当に強くなってるの??」
「当り前じゃ!! ほぉれ見てみろ!! わしのすんばらしい足さばきを!!!!」
イスハが軽快に口を開くと左足を軸にした上段蹴りを披露するが……。
体の小ささもあってか、足が空気を切る音は何だか蟻の足音の様に頼りなく。例え今の蹴りが体の何処かに被弾しても全くの無傷で終えられる自信があった。
「何か……。親犬に必死に噛みついているけど全然効いていない事に全くの疑問を抱いていない子犬みてぇだな」
「わしを馬鹿にするのか!!!!」
「ギャハハ!! 地団駄を踏む姿もすっげぇ似合うぞ!!!!」
「こ、このおろかものめがぁぁああ!!!!」
お、来た来た!!
お馬鹿さんが俺の挑発に乗って予想通りの軌道を描いて向かって来ましたね!!!!
目を瞑っても余裕を持って捉えられる速度に馬鹿正直の真っ直ぐな軌道。
もしもこれが命をやり取りを行う戦場ならばイスハの命は瞬き一つの間に消失してしまうだろうさ。
「はいっ、お疲れ――」
俺の腹部に向かって愚直に突き出して来た右の拳を優しく掴んで後方に引っ張り、体が交差する刹那を狙って足を払ってやった。
「ギャンッ!?」
自分が当たると思っていた拳が空を切り尚且つ足を払われたのだ。
想定外の事態に受け身を取れなかったイスハの小さな体は坂道を転げ落ちて行くダンゴムシみたいに森の中へ向かってコロコロと転がって行ってしまった。
ふむっ、訳の分からん毒の眠りから覚めてから初めて結構真面目に動いてみたけども。体の各部位に異常は見受けられないな。
まぁ絶好調とまではいかないがある程度の本格的な戦いに臨める調子加減といった所か。
「な、なにすんじゃボケェ!!!!」
土と沢山の雑草に塗れたイスハが物凄い勢いで立ち上がると俺に向かって叫んでくる。
「何って、猪もおったまげる速度で突っ込んで来た馬鹿野郎の手を掴んで転ばしただけだけど??」
「もっとまじめにやらぬか!! わしはフウタ達と同じく拳のやり取りをしたいのじゃよ!!!!」
全く、この子は……。背伸びするのも大概にしなさいよ。
「イスハ、良く聞け。俺達はお前達に怪我を負わせない様、あくまでも指導用の力でお前さん達の相手を務めているんだ」
「じゃから!! 手加減は不要だと言っておるのじゃ!!!!」
「そっか、今の言葉……。絶対後悔するなよ??」
此処で大人の力を見せつけておくのも悪く無い。それに指導する側の本当の力を知っておくのもイスハ達の勉強になるだろうさ。
命のやり取りをしている戦士達の力はこの程度のモノなのだと知らしめてあげましょうかね。
「すぅ――……」
森の中に漂う素敵な空気をゆるりと吸い、体の奥に取り込んでから体内の空気を吐き出す。
両の拳を腰溜めの位置に置き、魔力の源から体全身に向かって徐々に流して行くと心臓の拍動が激しく鳴り始めた。
さてと……。寝起き一発目に相応しい力の発動をしましょうかね!!
「ふぅ――……。んっ!!!!」
桜花状態とまではいかないが両手両足に火の魔力を籠め、苛烈に上昇させた魔力の圧を身に纏い改めてイスハと対峙してやった。
「さてさてイスハちゃん?? これからこの力を保ったままお前さんの体に何百発の拳を捻じ込んでやるけどもどうする??」
「くっ……!!」
俺の魔力の圧に当てられて自分でも気付かぬ内に後ろ足加重になっている彼女に向かってそう話す。
「本気で怒った先生よりも大した事ないじゃない。おら、そこのビビっている狐。私が加勢してやるから一泡吹かせてやれ」
俺の背後からエルザードの震える声が届く。
「誰が臆病者じゃボケェ!!!! わしは絶対に後退せぬぞ!!」
「そう言っているけどさぁ、自分でも気付かない内に俺から一歩下がっているぞ??」
軽く拳を握ったままイスハの足元を顎で差す。
「こ、これは次の突撃に備えての行動なのじゃよ!!」
そうやって苦し紛れの言い訳を放つって事は自分で認めているって事になるんだけどなぁ。
「ボケ淫魔!! わしに合わせろ!!!!」
「あんたが私に合わせなさいよね!!!!」
おっ!! 来た来た!!!!
正面からそして真後ろから中々の魔力を纏った二つの力が俺に向かって来やがる。
その速度は先程のモノと比べて二倍……、いいや三倍程度に増加したか。
まだまだお子ちゃまなのにもうそこまでの魔力を身に纏える事に感心する一方。
マリルさんが言っていた様に接近戦については赤子同然だと頷ける攻撃の軌道にちょっとだけ呆れてしまった。
本当に勿体ないよなぁ、こんなに強い魔力を纏えるならもっと違った戦法を取ればいいのに。
「貰ったぁぁああああああ――――ッ!!!!」
イスハが俺の顔面に向かって右の拳を放ち。
「後ろがガラ空きなのよ!!!!」
俺の死角から攻撃を企てたエルザードの激昂した声が鼓膜を震わす。
二点同時に襲い掛かる小さな体されど俺の心の水面を微かに震わす大きな魔力の波動を完全完璧に掴んだ。
「はい、またまた頂きました――!!!!」
「いじゃい!!!!」
「きゃぁっ!?」
体を斜に構えてイスハの拳の攻撃を躱し、体が流れた勢いを利用して背後から強襲して来たエルザードの体を掴んで反撃を企てた狐ちゃんの体に優しくぶつけてあげた。
「ちょっと!! さっさと退きなさいよね!!!!」
「おぬしがわしの上からどかぬか!!!!
「はは、土の上で転がる姿がよぉ――く似合うぜ??」
土の上で互いの体を掴んで乱痴気騒ぎを始めた二人の少女の姿を優しい目で見つめてやる。
「完璧な死角から攻めたのに……。後少しで攻撃が当たると思ったんだけなぁ――」
「おぬしの攻撃が当たるわけないじゃろう。それに比べて!! わしの攻撃は正にかんぺきの一言につきた!!!!」
「ばぁ――か。完璧だったら今頃ダンの顔面に当たっていたでしょ」
「馬鹿は余分じゃ!! このクソたわけが!!!!」
いかん、このままじゃ指導処じゃなくなるぞ。
「そこの水と油、耳クソかっぽじってよぉく聞きやがれ」
身に纏っていた魔力の圧を解いて子犬同士の一触即発の空気を咎めてやった。
「イスハ、お前さんは俺と同じで非詠唱型だろ?? その利点は詠唱型よりも速く魔力を発動出来る点にある。遠距離攻撃が出来ない事に悲観するんじゃなくてその利点をもっと磨いて武器にしろ」
「利点とはなんじゃ」
「相手の呼吸、瞬き、重心の置き方、体の構え、魔力の属性、相手の好む反復動作。目に映る全ての情報を精査して相手の行動を深く理解。それから自分の最も得意とする攻撃を当てる算段を考えろ」
とんでもねぇ強者に対して無策で戦いを始めればその結果は火を見るよりも明らか。
戦いの場において、相手よりも力が劣る者にとって最も大切なのは熟考する事だ。
此方が持つ武器が相手に通じるのか。敵はどの様な行動を好むのか。詰んだ盤面をひっくり返す奥の手は存在するか等々。
頭に思い浮かぶ考えの数は枚挙に暇がない。
勿論、フウタの様に直感に頼って行動するのも時に大切だが俺の場合はフウタ達に比べて戦闘経験値が劣るので強大な敵に対して幾つもの策を講じる必要があるからね。
「そ、そんな事を考えている間に敵にヤられてしまうぞ!!」
「そうならない為にも攻撃ばかりじゃなくて防御の姿勢が大事なのさ。いつか攻め一辺倒じゃあ倒せない相手にいつかぶつかる。その時に備えて躱す、受け止める技術を身に着けろ」
「む、むぅっ……。確かにいちりあるな……」
イスハが体の前で腕を組み、眉をぎゅぅっと顰めて言葉を漏らす。
「あはは!! 難しい言葉を敢えて使うと余計馬鹿に見えるわね!! あんたのちっぽけな頭じゃあ一生掛かっても解決策は見つからないかもねぇ!!」
その姿を捉えたエルザードが攻め時は此処だと言わんばかりに口撃を始めた。
「何じゃと!? きさまぁ……」
「まぁまぁ、落ち着けって。エルザード。お前さんは相手を深く見る事に長けている。それでもって状況判断に長けた思考の持ち主だ」
イスハとの最初の攻防の時、どこぞのお馬鹿さんみたいに襲い掛かって来なかったし。それと何より指導が始まってからずぅっと俺の死角に位置取っていたからねぇ。
「ふふん、馬鹿っぽく見えるけど見る目だけはあるわね」
あっれ?? 俺ってそんなに馬鹿そうに見えます??
「相手に挑発されても仲間が勝手に行動しても常に冷静で居ろ。イスハ達は一番後ろに魔法が得意なお前が居る事によって安心して前に向かえるんだからさ」
「それは分かっているけどさぁ。前衛がギャアギャア文句を言って来たらそれに指示を出すこっちもムカついて来るじゃん??」
「言うなればお前さんは指揮官だ。指揮官が指示系統を乱す訳にはいかん。お前は最後方から兵隊に向かって指示を出してふんぞり返っていればいんだよ。んで、仲間が泥だけになって傷付いてもケラケラと笑え。ひっでぇ面だなぁって!! それが最後方から指示を出すお前さんの役目さ」
「そっか、うん……。それは滅茶苦茶楽しそうね!! イスハとかフィロとかが傷だらけ泥だらけの姿になった姿を想像すると笑いが止まらないもん」
「だけど……。指示役の者が倒れれば指揮系統が乱れ、隊は総崩れになる恐れがある。エルザード。お前の役目は最後まで戦場に立って指示を出し続ける事だ。それだけは絶対に間違えるなよ??」
これだけは間違えて覚えて欲しくない為、ちょいと厳しい瞳を浮かべてエルザードの真ん丸お目目を注視してやった。
「脅さなくても理解しているわよ」
「これだけは間違えて欲しくないからしっかり伝えたのさ。ほら、周りを見て見ろよ」
茜差す大地の下で活発に動く者達に視線を送ってやる。
「此処に居る者達の一人がお前さんの指示の過ちで命を落とした姿を想像してみろ。とても居たたまれない気持ちになるだろう?? 後悔と自責の念が心を蝕み前に進む事を諦めるかも知れない。そうならない為にも誰よりも学べ、誰よりも心を強く持て。それがお前の真の役目さ」
「いい加減に当たりなさいよねぇぇええええ――――ッ!!!!」
「……」
フウタに向かって愚直に攻撃を繰り返すフィロの後ろ姿を真剣な眼差しで見つめているエルザードの頭をポンっと優しく叩いてやった。
「うん、分かった。有難うね?? 一応礼を言っておくわ」
「はは、やっと先生らしい姿を見せられて光栄だよ」
ちょっとだけ強張っていた双肩の力をフっと抜いて優しい瞳を浮かべている彼女の姿を見下ろし、此方も夕焼け時に相応しい優しい吐息を漏らした。
「皆――。そろそろ夕食ですよ――!!!!」
待っていましたよ!? その言葉!!
「あ、は――い!!!!」
白色の素敵な前掛けをしたまま家から出て来たマリルさんにそう叫ぶと誰よりも先に行動を開始。
「今日の夕食は何ですか!?」
お前さんは腹ペコの飼い犬かと突っ込まれてしまいそうになる勢いで彼女の前に到達して尋ねた。
「今日の夕食はダンさんが美味しいって言ってくれたシチューですよ」
何ですと!? それは聞き捨てなりませんね!!!!
「本当ですか!? あの味は何度味わっても飽きが来ない程に美味いですからね!!!!」
牛乳を主にしたシチューの中には野菜がゴロゴロ入り素敵な食感を舌に与え尚且つ!! まろやかな味に反し無い程よい肉の硬さがまた最高なのです!!!!
「こうしちゃいられない。では一番で食卓に着きますね!!」
「ふふ、そう焦らなくても食事は逃げませんよ??」
茜色の光に照らされたマリルさんの顔を記憶の海の中に確と記憶すると苛烈な勢いを保ったままイイ感じに経年劣化した扉を開いた。
「ああぁぁああ!! ちょっと待て!! 私が一番乗りなのよ!!!!」
「これフィロ!! わしの前を走るなと何度も言わせるな!!!!」
「ダン!! てめぇ抜け駆けは卑怯だぞ!!!!」
静かな森に不相応な叫び声が轟き、森の緑を突き抜けて朱色の空へと昇って行く。
その姿を捉えた一人の少女は小さな鼠を大切に抱いたまま呟いた。
「あれにまきこまれたらぬけだせなくなるね。シュレン先生、わたしたちはもう少しゆっくりしてから入ろうか」
「いや、某はそろそろこの拘束を解いて欲しいのだが??」
「ダメ。おいしい御飯も私が食べさせてあげるね」
「だから某は……」
「マリル先生のシチューは美味しいけど作りすぎるのがたまにきずなんだよ。でもね?? 皆で食べればたくさんたべられるんだ」
「そ、そうか。気が済むまで好きにしてくれ……」
彼女の手元で小さな鼠が己の主義主張を懸命に述べるものの、少女の光輝く瞳を捉えるとその抵抗は無意味だと悟ったのか。小さな抵抗を中止する決断に至るまで数秒も掛からなかったのだった。
お疲れ様でした。
パソコンの調子が急遽悪くなり、スマホから操作しているのですが……。
滅茶苦茶使い難くて辟易しております。
自分の操作方法が悪いのか、将又スマホの画面に慣れていない所為なのか。兎に角、パソコンの機嫌が直るまでこっちと併用になりそうな気がします。
さて、もう一話二話日常パートが続きましてそれからちょいとした事件に彼等は巻き込まれてしまいます。
長編パートが間も無く始まるので年末年始の休みを利用してがっつり執筆しようと考えていますね。
それに備えて体調管理をしっかりしなければ……。
それでは皆様、お休みなさいませ。




