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今日も今日とて、隣のコイツが腹を空かせて。皆を困らせています!!   作者: 土竜交趾
過去編 ~素敵な世界に一時の終止符を~
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第百九十五話 覇王継承戦 決勝戦 第五試合 その一

お疲れ様です。


本日の投稿になります。




 陽性な感情が含まれた歓声が青き空へと向かって一直線に昇って行く。


 闘技場内に漂う空気はこの下らない戦いが始まる前よりも熱を帯び、この空気を一度吸えば例え戦いに興味が無い者でも否応なしに闘志が高められてしまうであろう。


 俺もその例に漏れず東龍側の待機場所に一人佇みこれから始まるであろう苛烈な戦いに備えて己の心を燃やし始めていた。


 覇王継承戦の決勝戦の勝敗は南龍の二勝、そして東龍の二勝の五分と五分。


 次期覇王の座を掛けての戦いは互いの総大将の手に委ねられている。


 この手が掴むのは栄光の勝利なのか、将又苦渋の敗北なのか……。


 それは定かでは無いが心に湧く闘志は前者を掴み取ろうとして今尚闘志の炎を燃やす。



 しかし、この体の奥から湧く高揚感は一体なんだ??


 生まれた地の愛する湖と四六時中対峙している時に湧く感情と良く似たモノにふとした疑問が湧いてしまう。


 本来であれば適当に戦い適当に戦いを終えて今頃は美味い空気をおかずにして湖に向かって釣り糸を垂らして優雅な時を過ごしている筈だった。


 己の生き甲斐と呼んでも過言では無い釣りを邪魔されて憤りを覚えるのは当たり前の事なのだが。それにも関わらずこの様な感情が湧くという事は……。


 恐らく無意識の俺はアイツ等に触発されて真の戦いを求めてしまっているのだろう。



 他種族を凌駕する龍一族と互角以上に戦い、互角以上の戦績を収めた不思議な力を宿す四名。



 奴等が森に落下してからというものの、静謐が漂っていた俺の人生は破壊し尽くされ喧噪という波が渦巻き慌ただしく時間が過ぎてしまっていた。


 時間という概念が見えてしまいそうな長閑な時を大切にしていた筈なのに今となってはあの馬鹿げた声が聞こえないのが少しだけ寂しいと感じてしまっている。


 全く……。本当に不思議な連中だ。




「ふぅ――……」



 これから始まるであろう最終決戦を想像して緊張しているのか、柄にもなく口から堅い吐息が漏れてしまう。


 覇王の座に全く興味が無いのだが、東龍の戦士の代表でいる以上。この戦いの場まで連れて来てくれた戦士達の心意気に俺は応えなければならない。



「グシフォス――ッ!!!! テメェ!! 分かってるんだろうなぁ!? 俺様達が必死こいて戦って来たんだから最後は絶対に勝ちやがれ!!!!」


 赤い装束に身を包んだ馬鹿その一が叫ぶと。


「そうだそうだ!! これからも日がな一日釣れない釣りに興じていたいのなら何が何でも勝利を掴み取りやがれ!!!!」


 それにつられて蓬髪気味の黒髪を揺らして馬鹿その二が続く。


「黙って治療を受け続けていろ。この軟弱者共が」


 二人の馬鹿に対して溜息混じりにそう言い放ってやると。



「「ハァァアアアアアア――――ッ!?!?」」


 フウタとダンが目を大きく見開き、大変分かり易い憤りを吐いた。



 ほぉ……。体が砕けてしまう勢いで馬鹿みたいに殴られ続けていたというのにアレだけの声量をもう放てる様になったのか。


 馬鹿その一と二の体が頑丈なのかそれとも治療係の治癒魔法の腕が良いのか……。



「あ、あの野郎ぉ。この戦いが終わったら絶対に釣りの邪魔をしてやる!!」


「ダン!! 俺様もその案に乗った……。んぉっ!? レイミーちゃん!! ハンナの素肌を触るのなら俺様の肌にも触れてよ!!!!」


 馬鹿その一が治療係の淡い青の光を放つ手元を見つめる。


「あ、あはは。フウタさんの治療は粗方終えましたので不必要な接触はしませんよ??」


「しかし、本当に驚きましたよ。剣が腹を貫いたのに臓器は全くの無事だったんですから……」



 南龍側の治療係が気を失っているハンナの様子を静かに見下ろしつつ話す。



「戦いの最中だったのに針の穴を通すよりも更に難しい……。いや、不可能と呼んでも過言では無い至難の技で相棒の腹を貫いたのか。剣豪ベンクマン。その名に恥じぬ腕前に驚くよりも先に呆れた感情が出ちまうぜ」


 馬鹿その二がもう殆ど塞がっている傷跡を見下ろすと安堵の息を放った。



 ハンナとベンクマンの戦いは熾烈を極め、どちらが勝利を収めてもおかしくない状況であった。


 勝敗を分けたのは純粋な剣技の腕前では無く勝利を欲する強力且単純な想いの差であろう。


 一人の戦士としてそして一人の男として貴様を素直に尊敬するぞ……。



「これより覇王継承戦、最終試合を行う!! 双方の大将は戦闘場に上がれ!!!!」



 進行役兼審判役の男から覇気ある声が放たれると緊張感が一気に最高潮にまで高まってしまう。


 硬度を帯びてしまった唾が喉を通ると微かな異物感を捉え、腹の奥が見えない手に握られてしまった様な有り得ない違和感を覚えてしまった。



 ふぅぅ……、いよいよか。


「……っ」


 無言のまま両の手を開いては閉じて緊張感を誤魔化していると東龍側の観客席から今日一番の声援が轟いた。



「グシフォス――!!!! 此処まで来たんだから絶対に勝てよ!!!!」


「グシフォスお兄ちゃ――ん!! 僕は必ず勝ってくれるって信じているからね――!!」


 もう少し声量を抑えて声援を送る事は出来ぬのか。


 鼓膜が辟易してしまうぞ。


「グシフォス様ぁぁああああ――――ッ!!!! 私達の為にッ!!!! いいえ!! 私の為に必ずや勝利を収めて下さいませぇぇええ――――ッ!!!!」


「あぁ、信じてそこで待っていろ」


 空気を盛大に震わす音の中で最も大きく、そして最も耳に残った声援を放ったシュランジェの声に対して静かに頷いてやった。



「は、は、は、はい!!!! ベッシム!! 今の御言葉を聞きましたか!?」


「えぇ、聞きましたけど……」


「グシフォス様はこの私の為に勝利を収めてくれると言って下さいました!! こ、これはつまり求婚と同義なのでは!?!?」


「そ、それはどうかと……。グシフォス様は我々に対して信じて待てと仰ったと受け取るべきでは??」


「違います――!! 今のは確実にッ!! 私に対する求婚の御言葉でした!!!! それともう少しきつく必勝の鉢巻を巻きなさい!! その所為で負けたらどうするの!?」


「そうだよ!! 僕も巻いているんだからね!!!!」


「わ、分かりましたからもう少し落ち着いて下さい」



 はぁ――……。一々訂正するのが面倒だ。


 このまま何も言わず戦闘場に向かうとしよう。その方が己の為であろう。



「ストロード様!! 我等南龍に覇権を齎して下さい!!!!」


「巨龍一族は決して負けません!!!! 勝利を信じています!!!!」


「「「「ウォォオオオオオオ――――ッ!!!!!!」」」」


 東龍の声援を凌駕する轟音が南側の観客席から轟き、それを背に受け続けている南龍の総大将が静か足取りで戦闘場の中央にやって来た。


「……」



 強力な闘気を纏い肩で風を切り威風堂々と歩く姿は対峙する歴戦の勇士さえも慄かせ、鋭い眼光に捉えられれば手に持つ剣を放棄して恥も外聞もかなぐり捨てて許しを請うであろう。


 修羅の道に長年携わっている。


 それを証明する様に武骨な顔や体の至る所には幾つもの傷跡が刻まれており、体全体に積載された筋力量は他者を凌駕する。


 湧き起こる闘志と闘気により黒髪が揺れ動き瞳の中には業火が宿り俺という存在を捉えると更にその炎が熱量を増して行く。


 奴を端的に言い表すのなら傑物を越えた化け物、とでも呼ぼうか。


 今からその化け物と一戦交える。そう考えると自分が少々不憫だと思えてしまうな。


 だが、ここで物怖じしている様では東龍の総大将は務まらん。



 貴様を倒して俺は……。


 誰にも邪魔されぬ静かな環境で己の生が燃え尽きるその時まで釣りに興じてやるぞ!!!!


 龍一族を統べる覇王の名を持つ者ならば誰も文句を言って来ないだろう。


 ふ、ふふ……。これ以上ない完璧な人生計画では無いか。


 例え肉が裂けようが、骨が折れようが俺は決して諦めん。そう……、何人も俺の釣り道を邪魔する事は出来ぬのだ!!



「ほぅ?? 気負ってはいないようだな??」


 俺よりも高い位置にある顔が此方の様子を捉えると納得したような表情を浮かべる。


「当り前だ。貴様程度の相手に気負う訳ないだろう」


 体の前で両腕を組んでそう言ってやると。



「テメェエエエ――――ッ!! ストロード様に対して何て口調だ!!」


「生意気な口を叩きやがって!! 一生その口を開かなくしてやろうかぁ!?」


 南龍の観客席から野次という野次が巨大な波となって押し寄せて来た。



「ははは、口だけは御立派な連中共だ。野次じゃなくて実力で抑え付けてみろ。ほら、俺は此処にいるぞ??」


 俺の前に立ち尽くす巨躯の背後へと向かって視線を向けてやる。


「ぐ、ぐぬぬぅぅうう!! ストロード様ッ!! そのクソ生意気な野郎をぶちのめしてやって下さいね!!」


 己の実力では叶わぬと思ったのか、観客の一人が鋼の筋肉を纏う巨躯の背に向かって叫んだ。


「双方!! 使用する武器はあるか!!!!」


「俺は……、そうだな。継承召喚を使用するかも知れんがそれまでは素手で戦おう」


「俺はこのままでいい」



 相対するストロードは己の拳を審判役の男に向かって差し出した。



「持ち運んだ武器は使用しなくてもいいのか??」


 闘技場の壁際に立てかけてある馬鹿げた大きさの剣に向かって視線を送る。


「この世の道理も弁えていない小僧相手に武器を使用するのは憚れるからな」


 ふん、相変わらず苛つく目だ。


 その目はまるで弱者に向ける様な憐れみを帯びており、目の色がそして口調が俺の癪に多大に触った。



「それでは覇王継承戦、最終試合を始める!!!!」


「「……」」


 審判役の男性の声を受け取ると互いに距離を取り、その時に備えて戦闘態勢を整えた。



 さぁ、始まるぞ……。此処から先は一切気を抜くなよ??


 巨龍一族の統べる奴の攻撃力、防御力、魔力は俺と何ら変わりないのだから……。



「それでは……。始めぇぇええ――――!!!!」


「ハァァアアアアアア――ッ!!!!」


 戦いの開始の合図とほぼ同時に馬鹿げた力を纏ったストロードが一気苛烈に俺との距離を縮める。


「ちっ!!!!」



 回りから俺の反応速度を見れば出鼻をくじかれたと思うだろう。しかし、これは想定出来た事態だ!!!!



「はぁっ!!!!」


 小手先の技、攻撃は通用しないと考えたストロードが烈火の闘志が籠められた右の拳を俺の顔面に向かって思わず惚れ惚れしてしまう角度と速度で放つ。


「ふんっ!!」


 攻撃の範囲から半歩下がって初撃を回避。


 空振りによって生まれた隙が消失する前に奴の懐に潜り右の脇腹に向かって左の拳を直撃させてやったのだが……。



「温い。実に温い……。貴様の力はこの程度のモノなのか!?」


「ちぃっ!!!!」


 俺の拳はストロードの肌を微かに傷付ける程度に留まり、骨を、臓器を穿つ事は叶わず返しの左の拳が頭上を掠めて行った。


 風を切る強烈な音からして直撃を食らっていたら闘技場の壁に叩き付けられてしまっただろうな。



「「「「オォォオオ…………」」」」


 初撃からの返し、それからの攻防を捉えた観客達からまだ戦いが始まったばかりなのに感嘆の声が零れる。


「俺は少々貴様を買い被っていたかも知れんな」


 呆れにも似た重い溜め息を吐いて数段上の高みから俺を見下ろす。


「敢えて隙を見せて攻撃を受けてみたが……。貴様の拳からは何も伝わって来ない。こんな事なら奴等と戦った方が楽しめたかも知れぬな」


 ストロードがそう話すと今も治療を受け続けている馬鹿共へと視線を送る。


「安心しろ、俺も貴様を買い被っていた。いや、過大評価とでも言えばいいのか。力任せの打撃に己の実力を奢る慢心。見ていて涙が出て来る程だぞ」


「まだ戦いは始まったばかりだ。俺の真の実力を知りたければ本気で掛かって来い。さもないと……。貴様は惨たらしい死を迎える事になるぞ」


 ストロードがそう話すと微かに腰を落として攻撃態勢を整えた。



 また馬鹿の一つ覚えの突撃を仕掛けて来るのか?? それとも俺の実力を図る為に見に回るのか……。


 いずれにせよ素の状態では奴の体に傷一つ付ける事が出来なかったのだ。此処からは俺も付与魔法を使用するとしよう。



「取り決めでは相手を殺めてしまった場合は負けになるぞ??」


「無論それは承知の上だ。龍族の正統な血を継承する貴様を倒す為に俺は手心を一切加えぬ。そして、この戦いで巨龍一族が最も優れている種族であると証明するのだ!!!!」



 奴が双拳に馬鹿げた魔力を籠めると二度目の突貫を開始。


 瞬きの開始と終了の一秒の半分にも満たない時間で俺の眼前に到達すると右の拳を天高く掲げた。



 この攻撃馬鹿めが!! 俺がそんな隙の多い攻撃を食らうと思っているのか!?



「もう一度攻撃の初歩から勉強し直して……!?」


 ストロードの正中線に出来た巨大な隙に攻撃を加えようとした刹那、猛烈な寒気が背筋に迸る。


 この寒気は恐らくあそこに飛び込めば必敗に繋がる攻撃がこの体を穿つと無意識の内に判断した結果だろう。


「ズァァアアアアアア――――――ッ!!!!!!」



 ストロードが天に掲げた拳を一気苛烈に振り下ろすと、俺の体を捉えずに通過して行ったその拳が戦闘場リングの堅牢な表面を穿ち鼓膜が破裂してしまう爆音が発生した。


 岩よりも硬い奴の拳が戦闘場の岩を砕き、常軌を逸した攻撃力によって砕け散った岩のつぶてが放射線状に広がって行きその余波が体全身を襲う。



「うぐっ!?!?」


 大人の拳程度の大きさの礫が腹を叩き、細かい砂礫が両目を塞ぎ、尖った岩の破片が顔面の皮膚を切り裂く。


「全く……。後先考えずに攻撃に特化した拳は厄介極まり無いな」


 ストロードからかなりの距離を取り、頬から地面に向かって伝い落ちて行く深紅の液体を右の手の甲で拭いつつ話す。


 直撃は免れたが攻撃の『余波』 を受けただけで戦闘場の端まで吹き飛ばされてしまった。


 もしもあの攻撃を馬鹿正直に受け止めていたらこの体は原型を留めていなかったかも知れない。



「それは褒め言葉か??」


 地面に突き刺さった右の拳を引き抜き、再び体の正面を此方に向ける。


「好きに捉えろ。今の攻撃を続けても貴様は俺に決して勝てぬぞ。威力は十分だが速さが足りんからな」


「それはどうだろうな。貴様はその付与魔法の速さを生かして攻撃を躱し続ける事が出来るかも知れんが全ての余波を避ける事は出来ん。そして俺はこの心臓が動き続ける限り今の攻撃を何度でも打ってやる」



 速さで俺に劣るアイツは恐らく今の攻撃で己の優位性を微かに見出した筈だ。


 馬鹿力に任せた攻撃を続けて俺が弱るその時を狙って確実に止めを刺す。


 馬鹿の一つ覚えとはよく言ったものだが……。その馬鹿を続ける事によって馬鹿が裏返り天下無双の一撃となり得る。


 これ程恐ろしい馬鹿の一つ覚えはこの世に存在しないだろうさ。



「グシフォス――!!!! もう少し向こうで戦えや!!!!」


「そうだそうだ!! 石礫が滅茶苦茶飛んで来ていってぇんだよ!!!! それにこっちは怪我人がいるんだぞ!!」



 馬鹿その一とその二が放った憤りの声が微かに萎えかけていた闘志を燃やしてくれる。


 ふっ、良い機会タイミングで声を掛けてくれるな。


 ここで礼の一つや二つを述べるのが友に対する態度なのだが、アイツ等は礼を受け取ると確実に増長する。


 これ以上ふざけた雰囲気を放てば折角燃え始めて来た俺の闘志が消失してしまう恐れがあるから礼よりも辛辣な言葉を掛けてやろう。



「頑丈なのが貴様等の唯一の取り柄なのだろう?? 空っぽな頭を無理に使わずある程度頑丈な体を張って仲間を守ってやれ」


「誰が無能な壁役だごらぁぁああ!!!! こちとら壁になりたくてなっている訳じゃねぇんだよ!!!!」


「お母さんは貴方をそんな風に育てた覚えはありませんからねぇ!!!!」


「兎に角絶対に勝てよ!? 俺様達の勝利を無駄にするんじゃねぇぞ!! この釣り馬鹿がぁぁああ!!」


「あぁ、そこで俺の勝利を刮目しろ」


 何人にも侵されざる俺の聖域に遠い地から勝手にやって来た者達に対して一瞥を送ると改めて化け物と認めざるを得ない傑物と対峙した。


お疲れ様でした。


投稿がいつもよりかなり遅れてしまって申し訳ありません。目が回る様な忙しさも今週までなので来週の頭か中頃には通常通りの速さで投稿が出来るかと思われます……。


読者様の下へ一早く新しい話をお届け出来る様に、何んとか倒れずに今週を乗り越えようと考えています!!!!



沢山のいいねをして頂き有難う御座いました!!


読者様の温かな応援が励みとなりますよ!!!!



それでは皆様、お休みなさいませ。

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