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今日も今日とて、隣のコイツが腹を空かせて。皆を困らせています!!   作者: 土竜交趾
過去編 ~素敵な世界に一時の終止符を~
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第百九十二話 覇王継承戦 決勝戦 第二試合 その三

お疲れ様です。


本日の前半部分の投稿になります。


一万文字を越えてしまった為、前半後半分けての投稿となります。




 無尽蔵ともほぼ無限とも捉えられる大海原の水量を動かす海流の様に力強く蠢く音の波は闘技場内の空気を押し流し、流転させこの場に居る者達の体に多大なる影響を及ぼしていた。



「ビビヴァンガ!!!! 相手は虫の息だぞ!!!!」


「押せば倒せるんだ!! そのまま力で押し込んでやれ!!!!」


「まだまだだぞ――!!!! 東龍の兄ちゃんならアイツに絶対勝てるから!!」


「そうだ!! 自分を信じて前に出ろぉぉおお――――!!!!」



 体中に感じる痛みの度合いは彼等が放つ音の波によって刻一刻と膨れ上がって行き、もしも巨大なる敵と対峙していなければこの頭がイカレてしまう様な痛みを取り去る為に休息に徹するであろう。


 柔らかなベッドの上で何も考えずに横になり怪我を癒す為に嫌と言う程栄養を摂取。


 これまで頑張って来た体を労わる様に安寧を貪り鳥の清らかな歌声で目を覚まして温かな朝の太陽の光を、目を細めて見上げるのだ。


 しかし、それは決して許されない。


 何故なら俺が倒すべき敵は今尚戦闘場に足を乗せ、俺を倒そうとして闘志を高め続けているのだから。



「ぜぇっ……。ぜぇぇっ……」



 超超短期決戦でブッ倒してやるとして相手に啖呵を切った以上、此方から向かって行くのが当然の様に思えるのですが……。


 生憎この体は既に限界を迎えているのか、頭の命令を全く受け付けようとしなかった。



 利き手である右手を動かそうとすると。


『えぇ――。仕方が無いなぁ――』


 どう見てもまだまだ動けるだろう?? と。


 若干鼻に付くうら若き女性の拒絶の声の様に右腕の筋力が嫌々、渋々と頭の命令を受け付けて必要最低限の動きだけを見せて両足に対して機敏に動けと命令を下すと。


『今日は疲れたからもうお終いですっ』


 長年連れ添った妻に対して夜の運動会に参加の申し込むが速攻でプイっとそっぽを向いてしまわれた時の様に頭の命令を無視してしまった。



 自分から見てもそして傍から見ても立っているだけでも奇跡だと呼べる状態に陥ると、頭の四隅に敗北という文字が薄っすらと浮かび上がって来る。



 化け物を越える超ド級の力を持つビビヴァンガに勝てるのか??


 もしも先程よりも強烈な一撃を食らった場合、この体は原型を留める事が出来るのか??


 考える事を止めようとすればする程、後ろ向きな考えがポッポッと顔を覗かせてしまう。



 続々と湧いて来る後ろ向きな考えを先程相棒が俺に伝えてくれた言葉。


『自信を持て』


 この言葉で消し去り、頭の中を誰の足跡も存在せぬ白き雪原の如く白一色に染めて丹田の位置に気合をぶち込んでやった。



「ぬ、ぬぐぐぅぅうう!!!!」


 立つだけでも辛い状態で魔力の源から大量の魔力を体全身に流し、四肢に到達した魔力の渦をその場で留める為に全力を越える力で必死に抑え込む。



 力の森で習得した技術を発揮しなきゃいつ発揮するんだよ!?


 これまで相棒達と共に鍛えて来た時間は決して俺を裏切らない!!!!


 だから……。


 今此処で!! 奴を倒す為に!! 俺の全てを賭すッ!!!!



「ハァァアアアア……。ズリャァァアアアア―――――ッ!!!!」



 最高最強まで高めた魔力を一気苛烈に炸裂させて体内から飛び出してしまいそうになる魔力の渦を内部に留めてやると普段目に映る景色に、耳から届く音に変化が訪れた。



 空の澄み渡る美しい青が消え失せて白一色に変わり俺とビビヴァンガを取り囲む熱気溢れる観客達の姿もまた白に呑み込まれて消えてしまう。


 大地の茶と戦闘場リングの白濁も白へと変わり気が付けば俺の視覚は白一色の世界に佇む奴だけを捉えていた。


 観客達が放つ轟音はこの白一色の世界では消失し、その代わりに己の微かな吐息のみが耳に届く。


 あらゆる法則が通用する現実世界から一切の理が通じない白一色の世界に迷い込んでしまったのかと有り得ない錯覚を覚えてふと足元を見下ろした。



 桜花状態の時は桜の花びらが微風に乗ってハラハラと舞う様に己の魔力が揺れ動いていたが……。


 この状態だと春の嵐に舞う桜の花びらの様に己の魔力が足元で強烈に渦巻き、そして体全身に纏う魔力が上昇気流に乗る桜の花びらの様に激しく散り行く。



 春の終わりに近付き懸命に咲いていた桜の花が最後に見せる美しくも儚い姿。



 それは価値に表す事が出来ず、酒に酔いしれる花見客の心を掴んでは離さない風光明媚な景色だ。


 この極限に近い状態を言い表すのなら……。



 『桜花乱舞』 という言葉が相応しいだろう。



 極限を越えて極みの境地に達した者だけが見える景色とでも言おうか。


 一切合切の事象を捨て去り只敵だけを捉え続ける現実とは乖離した存在に昇華した己の力を見下ろしているとビビヴァンガが空気を震わせる狂った雄叫びを放った。



「ギィィアアアアアア――――ッ!!!!」



 あぁ、そうか。


 お前さんは俺と同じ様に敵だけを捉えているんだな??


 全てを捨てて只一つの事だけに力を注ぎ込む、だからその常軌を逸した力を維持し続けられるのだろうさ。


 今なら、そう今なら……。



「テメェと一対一タイマンが張れそうだぜ!!!!」



 腹の奥に力を籠めると俺の周囲を舞う桜の花びらが更に苛烈な動きを見せて空高く舞い上がって行く。


 その動きを合わせる様に力が足元から漲って来やがったぜ!!!!


 この極限の状態を保てるのは恐らく一分程度だろう。それ以上の発動は恐らく己の魔力が枯渇して死に至る。


 桜が舞い散る刹那に見せてくれる美しさ、儚さ、壮大さは捉えた者の心に深くそれが刻まれ未来永劫消える事は無いだろう。


 この刹那の力にもそれが宿っているとしてテメェの体に叩き込んでやる!!!!



「掛かって来やがれ!! 俺は此処にいるぞ!!!!」


 体を斜に構えて両手を顎の下に置く。


 心に浮かべるのは澄み渡った美しき水面、されど拳に宿すのは烈火を越える業火!!!!


 俺の全てを賭して……。テメェを越えてやるぜ!!!!


「ガァァアアアア――ッ!!!!」


 理性を失った獣が雄叫びを放つと俺に向かって突撃を開始する。


 風の速さを越える突撃は傍から見れば脅威と見えよう、しかし今の桜花乱舞の状態では奴の動きが手に取る様に理解出来た。


「グルァァアアッ!!!!」


 俺の体を攻撃範囲に収めたビビヴァンガが上空から強烈な速度の右の拳を打ち下ろして来る。


 空気の壁を容易く突破する拳の直撃を許せば恐らく二度と立ち上がれぬだろう。


 巨大な拳が顔面に迫り来る中。


 どういう訳か俺の心は一糸乱れぬ美しき水面を維持し続けていた。


 殺気や闘志、そして化け物級の魔力を籠めた攻撃は歴戦の勇士の心でさえも揺るがすのに……。何で此処まで穏やかな心のままで居られるのだろう??


「……っ」


 俺の命を狩りに来る攻撃に対して左手をスっと上げて、女性の柔肌を扱う様にビビヴァンガの肌に触れて軌道を微かに逸らす。


 そして流れた奴の体に生まれた隙に向かって烈火の闘志を籠めた右の拳を捻じ込んでやった。


「グボァッ!?!?」


 予想だにしていなかった反撃なのだろう。


 俺の一撃を受けたビビヴァンガの体が刹那にふわりと浮かび口から朱色の血を零して苦悶の声を上げた。


 普通の奴ならこのまま腹を抑えて蹲るのだろうが、テメェはそんな玉じゃねぇだろ!?


「アァァアアアアッ!!!!」


 微かに揺らいだ態勢を刹那の時間で立て直すと再び狂った獣の様に襲い掛かって来る。



 ほら、俺の思った通りじゃねぇか!!


 テメェは理から外れた獣なんだろ!? だったらもっとその常軌を逸した狂気を滾らせてみやがれ!!



 右の視界の端から急に飛び出て来た攻撃に対しては上体を屈め、左足を軸にして放たれた右足の上段蹴りに対しては体を斜に構えて回避。


 更に巨大な壁と見間違えんばかりの攻撃の弾幕に対しては四肢を駆使して往なし、全ての筋線維が捻じ切れても構わない勢いで稼働させて躱した。



「はぁっ……。はぁっ……」



 額から零れ落ちて来る大量の汗が頬を伝って顎先に到達すると俺の動きに合わせて何処か遠くへと飛び去り、口から零れるのはこれでもかと疲労が籠められた重い吐息だ。


 ビビヴァンガの連続攻撃が俺の体力を、魔力を悪戯に削って行き気が付けば微かな重みを体の至る所で感じる様になってしまった。



 この状態で消耗戦は考えられない。


 そう、超超短期決戦で勝敗を決するのが最良の策なのだ。


 宙を軽やかに舞う蝶の様に華麗に躱し続けていてもいつかは打ち合いが要求される。それが戦いの場って奴の本質だ。


 勿論、それは理解しているさ。


 さぁって……。一世一代の大博打に出るとしますかね!!!!



「グググギギギギィィイイ――――ッ!!!!」


 己の拳が空を切るばかりで苛立ちを募らせる獣が一際強烈な雄叫びを上げると。


「ウォォオオオオ――――ッ!!!! ここだ!! こっちに来い!!!!」


 俺も獣に負けない咆哮を上げて勢い良く右足で戦闘場を叩いてやった。


 さぁここで決着を付けようぜ!! 男なら格好良く打ち合おうじゃないか!!!!



「ギギギィィッ!! グァァアアアアアアッ!!!!」


「掛かって来やがれ!! このとち狂った化け物が!! 俺が清々堂々と正面から打ち勝ってやらぁああああ――――ッ!!!!」



 俺の体に向かって解き放たれた雷撃を迎え撃つ為、此方も全身全霊の力を籠めた一撃をビビヴァンガの無駄にデカイ拳に直接当ててやった。


 その刹那、鼓膜をつんざく爆音が奏でられ視界が強烈に明滅する美しい橙の雷光が迸った。



「「ッ!?!?」」



 互いの拳が後方に弾かれてしまい双方微かに態勢が崩れてしまう


 ビビヴァンガとほぼ同時に態勢を整えると再び己の想いを籠めた一撃を互いの体に向かって解き放つ。



「ウォォオオオオオオオオ――――――――ッ!!!!」


「アァァアアアアアアアア―――――――ッ!!!!!」


 この世の理を越えた拳同士が宙で交差すると美しい着弾の轟音と白一色の世界を彩る美しい雷光が発生。


 互いの力と力を競い合う様にどちらが上なのか。白黒はっきりと決着を付ける様に俺とビビヴァンガは只目の前の敵を倒す為に苛烈な攻撃を加え続けていた。












「――――。お、おいおい。信じられるか?? ビビヴァンガと真正面から打ち合う奴が居るなんて……」


 カイベルトが戦闘場の上で繰り広げられている激闘を捉えると呆気に取られた顔のままで言葉を漏らす。


「私も正直驚いているわ。彼と正面からやり合えるのはストロード様くらいかと思っていたもの」


 ディアドラもまた彼と同じく驚愕の瞳の色で強烈な発光を放つ拳同士の接触を見つめていた。


「ビビヴァンガはこの大陸でも五指に入る実力を持つ。ダン、といったか。他所の大陸から来た者がよもやそれに食い込む力を持っているとはな」


 ストロードが体の前で腕を強烈に組み、込み上げて来る何かを隠しながら話す。


「よぉ、ベンクマン。お前さんも偶には起きてぇ……」


 壁にもたれてうたた寝をしていた副将に対してカイベルトが話し掛けるが。


「わはは!! 何だアレは!! 化け物同士の戦いかぁ!?」


 ベンクマンと呼ばれた者は既に目を覚まし、喜々足る表情を浮かべて傑物同士の決戦を捉え続けていた。


「お前さんが起きるって事は相当ヤベェ戦いなんだろうなぁ」


 カイベルトが微かに溜息を漏らすと再び戦闘場に視線を戻す。



「ストロード!! 俺もあそこに混ざって戦っても構わないか!?」


「その気は戦いの番が回って来るまで堪えていろ。向こうの副将はお前と同じ位の武の匂いがする。恐らく、一筋縄ではいかない戦いになるだろうからな」


「フフッ、いいぞ……。久々に血沸き肉躍る戦いが出来そうだ」


 ベンクマンがそう話すと再び壁に体を預けてその時に備えるかの様に浅い眠りに就いた。


「ストロード様。このままではビビヴァンガが……」


「安心しろ。奴は決して負けん」


「しかし……」


「あの二人の攻防はこの世の理から外れた戦いに見えるが、それでもこの世の摂理があそこに働いている」


「と、申しますと??」


「このまま戦いが続いて有利になるのは――――――」











「――――。ビビヴァンガだ」


 俺が静かにそう言葉を漏らすとシュレンが当然とばかりに頷いた。


「恐らくハンナの考えは正しい。非情が蔓延る戦いには幾つもの要素が複雑に絡み合い勝敗を決する。その一つの要素に体の大きさが関係するのは当然だからな」


「あぁ、その通りだ。体の小さなダンは自分よりも大きな体のビビヴァンガの攻撃を相殺する為に奴よりも強烈な力を捻り出す必要がある。その疲労が徐々に蓄積されて、いつかは打ち負けてしまうだろう」


「しかし……。強烈過ぎる圧だな。あの二人が放つ闘気と魔力で闘技場全体が揺れているぞ」



 黒頭巾に覆われたシュレンの目元が驚きの色に染まり、今も微かに揺れている地上を見下ろす。


 この心地良い揺らぎには観客達の声援も少なからず含まれているのだろう。



「すげぇぇええええ!! 何だよあの戦いは!!」


「速過ぎて何がどうなって……、どっちが有利なのか分からないけど兎に角!! 物凄い戦いだってのは理解出来るぞ!!」


「俺、この戦いを見に来て良かった。これを見逃したら絶対後悔していたもん」


「二人共――ッ!! 死力を尽くせよ――!!!!」


「「「「ワァァアアアアアア――――――ッ!!!!」」」」



 戦闘場のほぼ中央で激しい攻防を繰り広げている両者に音の波が襲い掛かる。


 その音に反応したのか、それとも……。もう残り微かな体力を燃焼させようとしたのか。



「ウォォオオオオ――――ッ!!!!」


「ググゥッ!?!?」


 ダンの瞳が強烈に光りビビヴァンガの圧倒的な攻撃の壁に対抗すべく全身全霊の力を以て打ち勝ち始めた。



「ほぅ……。一発でも食らったら重傷は免れない攻撃の壁に打ち勝つのか」


「襲い掛かる攻撃を一つ一つ丁寧に見切り、最適な攻撃方法と最低限度の力で打ち勝つ。相手の攻撃が良く見えて居る証拠の対処方法なのだが……」


「ダ――――ンッ!!!! テメェ!! そこで絶対に決めろよ!? じゃないと……。死ぬぞ!!!!」



 そう、治療を受け続けているフウタが叫んだ通り残り微かな魔力を再燃させた反撃は有効だが一歩間違えれば死に至る方法なのだ。


 諸刃の刃とでも呼ぼうか。


 己の肉を断ち、相手の喉笛を噛み千切って勝利を得る。


 恐らく奴はもう後が無いと悟ったのだろう。そうでなければあの様な決死行為に至る筈が無いからな。



「ドォォオオオオリャァァアアアアアア――――ッ!!!!」


「ウ、ウググゥ……ッ!?!?」



 左右の拳の連打、上下に散り乱れる両足からの雷撃が徐々にビビヴァンガを戦闘場の端へと追いやって行く。


 あれだけの体格差、魔力の差を埋める圧倒的な攻撃の波に俺は只々魅入っていた。



「ふっ、願わくば『味方側』 では無く敵側で奴の攻撃を味わってみたかったぞ」


 俺と同じ考えに至ったシュレンが微かに息を漏らす。


「あぁ、そうだな。奴は俺達に対してあの力を使用する事は無いだろう」



 組手を行う際に俺は常々言っていた、お前は優し過ぎるのだと。


 友を想う心は本当に温かくて素晴らしい事なのだが、それを武の世界にまで持ち込むのは武人としては認められない。


 優しさ、思い遣り、慈愛の心。


 普遍的な世界の中では肯定される精神だが武の世界ではこれらは全て不必要な感情なのだ。


 勿論、敵を敬う心は必要なのだが拳に剣に刀に。この様な想いを乗せて殺意を持つ相手に振り翳しても決して通用しない。


 これまで鍛え抜いて来た強さ、勝利を掴むという強烈な意思、そして相手を打ち倒すという殺気。


 戦いの世界で必要とされるのは生温い感情では無く殺伐とした心と鍛え抜かれた体と決意なのだ。



「ダンは優し過ぎるのが欠点だ。某との組手の時も何処か此方を案ずる思いが乗せられた拳を感じたぞ」


「それがアイツの良い所でもあり悪い所でもある。俺達は此処から奴の決意を見届けようでは無いか」


「あぁ、そうしよう」


 勝利と敗北を乗せた天秤が徐々にだが此方側に傾き始めた決戦の行方を見届ける為。


 ダンの勇姿を脳裏に焼き付ける様に一切の瞬きを排除して出会った頃よりも一回り大きくなった奴の大きな背を捉え続けていた。




お疲れ様でした。


サッポロ一番味噌ラーメンを食した後、後半部分の編集作業を開始しますので次の投稿まで今暫くお待ち下さいませ。

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