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今日も今日とて、隣のコイツが腹を空かせて。皆を困らせています!!   作者: 土竜交趾
過去編 ~素敵な世界に一時の終止符を~
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第百八十九話 傑物を倒す秘策 その二

お疲れ様です。


後半部分の投稿になります。




 夜空に浮かぶ星々達の瞬きは本日も大変麗しく、地上から見上げるそれはまるで美女の優しき瞳の瞬きの様に見えて来る。


 美しい女性の瞬きが体を穿ったのならそれはもう素敵な金縛りにあってしまうでしょう。


 我を忘れ、考える事を止めて只々女性の瞳を直視する。


 そうする事によって男性が持つ強力な性欲を体全身に漲らせ、女性の了承の声を頂いたのなら歓喜の雄叫びを上げて一夜を共にする。


 数えるのも億劫になる程の大昔から行われて来た人の生殖行動の前兆を夜空に見出そうとするが……。



『あ、あの――……。夜空はそういった邪な考えを持つ為に存在しているのは無いのですよ??』 と。



 たぁくさんの星々から汚物を見る様な目で見下ろされてしまったので煩悩を瞬き一つの間に霧散させ、大変清らかな心を胸に抱いて口を開いた。



「ふぅっ……。全く、いつになったら帰って来るのでしょうかねぇ」



 野営地のド真ん中で夕食の準備を完全完璧に終えて横着坊主達の帰りを待っているが、誰一人として帰って来る気配を見せないので素直な憤りを吐く。


 時刻は星の位置からして恐らく午後七時頃だろうか。


 大変平和な家庭ではそろそろ家族全員が食卓に着いて今日一日にあった出来事をおかずにして素敵な夕食が行われる時刻だ。



「我が家の夕食は七時って決めているのに。遅刻した子には御飯はあげませんっ!!」



 考えようによっては頑張って作った夕食を独り占めに出来る、そう考えると陽性な感情が沸々と湧いて来た。



 本日の夕食はベッシムさんから御裾分けして貰った御米を使用したおじや、力の森から湖に帰還してたった二時間で釣り上げた大量の川魚。


 そして残りわずかな干し肉と素敵で豊潤な香りを放つ果実が夕食を彩り豊かに装飾する。


 短時間の間にこれだけの食物を用意する己の手腕に思わず唸ってしまう。


 アイツ等を待っている間に冷えちゃう恐れがあるので一足先に頂こうとしますかね!!



「頂きま……、っす」


「今戻ったぞ」


「ほぉっ、中々に良い匂いがするな」


 ちっ、一人で飯を堪能しようと思った矢先に帰って来やがったか。


「遅いぞ――。我が家の夕食は七時前後って決まっているでしょうに」


 ハンナとシュレンが野営地に戻って来ると只今の挨拶もそこそこに並べられている食器の前にドカっと座り。



「腹が減った。さっさとよそえ」



 剰え食事の礼も言わずに、世の主婦が聞けば必ずと言って良い程激昂してしまう甲斐性無しの夫の台詞を吐いて空のお椀を此方に差し出しやがった。



「あ、あのねぇ!! お母さんは貴方達の飯を炊くだけに存在している訳じゃないのよ!?」


 ハンナが差し出したお椀を持つ手をペチッと叩いて叫ぶ。


「偶には自分でよそってはどうだ??」


 優等生の三男であるシュレンがパチパチと軽快な音を奏でている篝火の上に乗せられている鍋から熱々のおじやを己のお椀に入れながらそう話す。


「偶にじゃなくて毎度毎度自分で入れやがれ」


「ふんっ……」


 疲労の色が濃く浮かぶ顔のハンナがヤレヤレといった感じで重い腰を上げると。


「きゃっ」


 俺の肩をグイっと押し込んで鍋の下へと向かって行った。


「ハンナとシュレンの進捗状況はどうよ?? それとフウタはまだ帰って来ないのか??」



 一足先に用意し終えた夕食の前に座って二人に問う。



「某の進捗状況はそうだな……。良好だと言えよう」


 己の前に並べた食事に一つお辞儀をして食事を始めたシュレンがそう話し。


「俺の場合はまずまずといった所か」


 ハンナも微かに頭を上下させて食に礼を述べると物凄い勢いでおじやを口の中に運んで行った。



 口調と声色、そして表情からして二人共かなり疲れている。


 シュレンは術式の構築に魔力の増強、んでハンナは天下無双八刀の月下美人の扱いだっけ。


 どちらも一朝一夕じゃ習得出来ない無理難題だし、疲労が積もって行くのは致し方ないといった所か。



「貴様の方はどうなのだ」


 中々に御立派な大きさを誇る川魚の頭から豪快に食んだハンナが問うて来る。


「力の森の中で魔力が抑えられた状態で四肢に魔力を送り流す事は徐々に慣れて来た。でもさぁ、それを両手に留める事が難しいんだよねぇ」



 未だに痺れが残る両手を見下ろす。


 魔力の源から流れて来る魔力を留め様として奥歯を食いしばっても無駄な努力ご苦労さん!! っと。


 大勢の警備員で守備を固める館からいとも容易くお宝を盗み出した怪盗が颯爽と去るかの如く、俺の両手から魔力が消失してしまうのだ。



 普通の状態なら難なく出来るってのに……。



「あの森の中では某達でも魔力を留める事はかなり難しいぞ」


「貴様の当面の問題は強烈な魔力を両手に宿す事。それにビビヴァンガの強固な装甲を穿つ算段を考える事だ」


「んな事は分かってんだよ。それが出来ない限り俺の負けだって事もね!!!!



 空になったお椀を少々乱雑に地面に置き、己の憤りを夜空に向かって叫んでやった。



 高めた魔力を留める事が出来る様になっても果たしてそれが奴の装甲を貫く事となるのかどうか分からないし、それに向こうはぼぅっと突っ立ったまま俺の攻撃を受け止めてはくれない。


 西龍の次鋒が放った魔法よりも『高火力』 が求められるのは最低条件であり、輝かしい勝利を掴む為にはそこから更にもう一歩踏み込んだ『策』 が必要とされているのだ。



 天界に住まう神々も恐れ戦く怪物を倒す高火力と策。


 この二つが揃わぬ限り俺は戦闘場のちゅめたい石と熱い抱擁を交わす事となってしまう。



 全く……。常勝不敗の怪物に挑む小説の中の登場人物になった気分だぜ。


 骨だけになった川魚をぼぅっと見下ろしていると暗い闇の中から小さな足音が此方に向かって来た。



「あぁ!! 俺様が帰って来るまで待ってくれてもいいじゃねぇか!!!!


 お、フウタも帰って来たか。


「お帰り――。安心しろって、お前の分もちゃんと残し……。キャアッ!?」



 お帰りなさいの声を掛けようとして振り返るととんでもねぇ姿を捉えてしまったので驚きの声が素直に口から飛び出て来てしまった。



「あ?? 何だよ、気持ち悪い声を出して」


「い、今直ぐに湖に行って汚れを落として来なさい!!」



 フウタの髪の毛には黄緑色の体液がベッタリと付着し、暗くてもやたらに目立つ真っ赤な忍装束には白濁の体液が染み込む。


 顔中に刻まれた細かい裂傷、両腕にも出血が目立つが顔色は優れていた。


 力の森の中でワンパクして来た事が容易に想像出来るナリをしているフウタに向かってそう叫んでやった。



「洗いに行くのは後でもいいだろ。取り敢えず腹が減ったから先に飯を食う!!!!」


 お母さんの言い付けを破った横着者が胡坐を掻いて座り、予め用意しておいた夕食を物凄い勢いで平らげて行く。


「あのねぇ……。はぁ、まぁいいや。その様子だとあのドでかい飛蝗と戯れていたんだろ??」


 食後の甘味として用意していた果実の皮を剥きつつ話す。


「ガッフガフッ!! ふぉうふぁう!! 俺ふぁまに向かって来やがったから!! すうふぃき纏めてぶっ潰しふぇやっふぁ!!!!」


「食べ物を口の中に入れながら話すんじゃねぇ!!!!」



 テメェの唾と砕けたおじやが混ざり合ったきったねぇ液体が顔に掛かったじゃねぇか!!!!



「おぉ、すまん。んんっ!! 数匹纏めてぶっ潰した後にもさ、仲間の仇を取ろうとして飛蝗共が襲い掛かって来やがってよ。それの相手をしていたら遅れたんだ」


 ふぅん、そりゃ災難だなと労いの声を掛けてやろうとしたのだが。


「いやいや。あの化け物飛蝗の群れを単騎で殲滅して来たのかよ」


 あの化け物飛蝗の力を知っている者として、首を傾げてしまう台詞を吐いたフウタに思わず突っ込んでしまった。



「俺様も流石に素の状態じゃ無理だな。でもぉ……、史上最強であり尚且つ大天才である俺様は奥義を使用して生き延びたって訳さ!!!!


「奥義?? どんな技だよ。ほら、食後の甘味だぞ――」


「あぁ」


「頂こう」



 先程からフウタの話よりも俺の手元に熱い視線を送り続けていたハンナとシュレンに切り分けた果実を渡してやる。



「にしし!! それは次の試合で披露する予定だからそれまで首を長くして待っていやがれ!!」


「あっそ」


 もったい付けずにさっさと教えてくれればいいのに。


「声冷たっ!! ダン、テメェはどうなんだよ。ビビヴァンガの馬鹿げた装甲を貫く算段はあるのか??」


 早飯を心掛ける大工さんよりも素早く食事を終えて満足気な吐息を漏らすフウタが此方を見つめる。


「ん――……。正直、手詰まり感があるのが本音かしらね」



 力の森の中で鍛えて居る最中に頭の中で奴との仮想戦闘を何度も頭の中で思い描いていたが……。


 中途半端な攻撃を仕掛けた時は俺の頭が半分捻じれ切れてしまう強撃を受けて地面に横たわり、後ろ足加重になって攻撃を避ける事に専念して逃げ回る姑息な手段を取ってもいつかはあの馬鹿力に掴まり酷い目に遭わされてしまう。


 前に出ようが、後ろに逃げようが結局は八方塞がりになってしまう現状なのです。その原因となるのが……。



 ビビヴァンガの巨躯を沈められる火力だ。



 桜嵐脚が真面に入れば流石のアイツでも芯は揺らぐだろうが、それに入るまでの過程がど――も思い浮かばない。


 烈火四星拳による拳の四連発で野郎の膝は折れるのか?? 魂を震わせる連撃が全く通用しなかったら??


 高火力の魔法でも一切傷付かなかった装甲にヒビ一つも入らなかったら??


 俺が持つ技の火力不足が完全勝利に至る考えの足を引っ張っているのですよ。



「んだよ、だっせぇな」


 フウタが懐に手を入れつつ悪態を付く。


「うるせぇ。あんな化け物をあてがわれたこっちの身も考えろよ」


「ビビっていたら倒せるものも倒せねぇよ。さてと!! 俺様はさっき見付けたこれを食すぜ!!」



 馬鹿野郎が懐から取り出したのはフウタの忍装束と同じでやたらに赤が目立つ木の実だ。


 実の大きさは親指の先程度の大きさであり先程まで木の枝に生っていた所為か、篝火に照らされた赤は艶が良く目立っていた。



「そんな色の実を食べて大丈夫なのか??」


 腹を壊しても知らねぇぞ。


「大丈夫!! 男は度胸って決まってんだよ!! では、頂きますっ!!!!」


 フウタが勢い良く赤色の実を口の中に放り込み、奥歯で実を砕くとカチっという咀嚼音が聞こえて来た。


 モゴモゴと口を動かし始めたその三秒後。



「フォムフォム……。味はしないけど妙な水気があって……。ッ!?!?」


「美味いのか??」


「かっっっっらぁぁああああ――――――ッ!!!!」



 高熱で床に臥せている病人よりも顔が真っ赤に染まり、咀嚼していた実を勢い良く吐き出す。


 しかしそれでも口内の辛みは猛威を揮っているのか彼は辛さに悶え打ち、何かを誤魔化す為に大地の砂を強烈な力で握り締めていた。



「訳の分からない物を食うからそうなるんだよ。ほい、水」


「ンッ!! ンッ!! ぶはぁっ!!! 死ぬかと思ったぜ……」


 水が入った竹製の水筒を渡すとあっという間に中の水を飲み干して天を仰いだ。


「普段から鍛えてないからそうなるのだ」


 彼の様子を冷静に見つめていたシュレンが溜息混じりに話す。


「はぁっ!? 体は鍛えられても体内は鍛えられる訳ねぇだろうがよ!!」


「油断、隙、驕り。これらを消し去ればその様な醜態を晒す事も無かっただろうに。貴様の生活態度は目に余るものがあるぞ」


「テメェだってちょぉぉっと可愛い子に揶揄われただけで顔が真っ赤になるじゃねぇか!! これも鍛えていない証拠になるんじゃないんですかぁ――??」


「それとこれは話が別だ!!!!」


「ギャハハ!! だからいつまでも童貞なんですぅ――。あぁ、童貞臭くてたまんねぇや」



 フウタとシュレンがギャアギャア騒ぐ会話を聞いていると、とある単語が妙に引っ掛かった。



「――――。フウタ、ちょっといいか??」


「あん!?」


「さっきの台詞をもう一度言ってくれ」


「レイミーちゃんの双丘はフカフカで心地良かったって所か??」


「ごめん、それよりも全然前の台詞だ。それにそんな台詞は一切合切言っていなかっただろうが」



 彼女の服の中に潜り込んだ際にあの大盛を前足で堪能したのかよ。


 羨ましい限りだぜ



「もうちょっと前――?? ん――……。体は鍛えられても体内は鍛えられる訳ねぇだろうがよ、か。この台詞が一体どうしたんだ??」


「――――。あ、あはは!! そうかそうじゃん!! その手があったのか!!!!」



 フウタが放った汚い言葉が勝利に繋がる最後の欠片の助言ヒントになるとは思いもしなかったぜ!!!!



「はぁ?? 何だよ、急に。美女とのお出掛けの許可を漸く受けたみたいに舞い上がっちゃって」


「良い事を思いついたのさ!! ニシシ!!!! よぉぉしっ、これであのデカブツに勝つ算段が出来上がったぞ!!」



 欠けていた勝利の未来予想図がカチッと音を立てて完成すると歓喜の声を上げ、天に向かって勢い良く拳を突き上げてやった。


 よぉし、後はこの体が新しい技に耐えられる様に馬鹿みたいに鍛えるのみっ!!


 残り三日間で技の完成及び魔力を留める様になれば確実に勝てるぜ!!!!



「あっそ。それじゃ俺様は服の汚れを落として来るわ」



 ちょっとだけ冷めた様子で俺を見つめていたフウタが己の尻に頑張ってしがみ付く砂をパパっと払って湖の方へ向かって行く。



「グシフォスの釣りの邪魔をするなよ??」


 もう既に眠そうなハンナが静かに目を開けて彼の背にそう話す。


「嫌なこった。アイツ、こっちに帰って来ても鍛える素振すらみせねぇし。そんなままじゃ巨乳……。基、巨龍には勝てねぇよ――って優しい俺様が忠告してやらなきゃいかんし」


「一応忠告したからな」


「ん――。じゃあ行って来るわ――。俺様の攻撃は世界最強――、邪魔する奴は激烈な技でぶっ飛ばすのさぁ――」



 フウタが妙に音程のズレた鼻歌を奏でつつ暗闇に包まれた湖の方へと向かって行く。


 俺を含めた三名はこの先に訪れる出来事を粗方予想しているのだろう。



「さて、某は先に休む。後の世話は任せたぞ」


「俺も休む。明日は朝一番で出て行くから食事は不要だ」


「えぇ――。偶にはシュレンが面倒を見ろよ。後、相棒。俺はテメェの女房じゃあ無いんだから一々飯の予定を伝えるんじゃねぇ」



 誰が彼の後始末をするのかの擦り付け合いが始まってしまった。


 やいのやいのと言い合いを続けていると腹の奥がギュウっと締め付けられてしまう魔力の鼓動が湖方面から迸り、その数秒後。



『俺の邪魔をするなぁぁああ――――ッ!!!!』


『ギャバババァァ――――ッ!?!?』



 水面に巨大な水柱が立ち昇り、それは空高く浮かぶ月に向かって果てし無く高く上って行く。


 月光に照らされた水柱の影は美しく俺達の視線を刹那に独占してしまった。


 そして、水柱の先端から飛び出た妙に小さな物体が空に向かってグングン上昇して行き。ある程度上昇したら星の重力に引かれて落下を開始。



『グボアッ!?』



 妙に小さな物体が水面に激突すると気色の悪い音が俺達の鼓膜を刺激し、水面には先程と比べて大分小さな水柱が形成された。



「まっ、水に落ちたから大丈夫だろう」


「そうだな」


「某も同意しよう」



 俺達は今日一日の疲れもあり大馬鹿野郎の半死体を回収するのを諦め、ふぅっと心地良い息を漏らして天幕の中に入り明日に備えて早めの就寝に心掛けたのですが……。



「ふっざけんなよテメェ等!! 俺様が空高く吹き飛ばされたってのに何で誰も助けにこねぇんだよ!!!!」


「止めろ!! 濡れるから近付くんじゃねぇ!!!!」


 水浸しの半死体の野郎が勢い良く天幕に滑り込んで来たのでそれは叶わなかった。


 眠かったから。疲れていたから。面倒だったから。


 三者三様の台詞が各自の御口ちゃんから放たれるとそれが彼の逆鱗に触れたのだろう。


 彼は気の赴くままに天幕の中を暴れ始め、それは月と星々がそろそろ眠りに就こうと考えられる夜更けに至るまで続けられたのだった。




お疲れ様でした。


さて、次話の入場の御話の後に覇王継承戦の決勝戦が始まります。


この大陸の終盤の話になりますのでかなり気合を入れて執筆しているのですが……。中々上手い具合に書けていないのが現状です。


その最たる原因が各々の勝敗ですかね。詳しくはネタバレになってしまいますので言えませんがその采配に苦労しているのですよ……。


何んとか納得の行く形にして投稿させて頂きますね。



そして、ブックマークをして頂き有難う御座いました!!


読者様の温かな応援が執筆活動の励みとなります!!!!



それでは皆様、お休みなさいませ。


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