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今日も今日とて、隣のコイツが腹を空かせて。皆を困らせています!!   作者: 土竜交趾
過去編 ~素敵な世界に一時の終止符を~
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第百五十六話 褒賞授与式 その二

お疲れ様です。


後半部分の投稿になります。




「金貨十万枚を授与する」


「「ブフッ!?!?」」



 想像よりも遥かに桁違いの数値が彼の口から出て来たので相棒諸共吹き出してしまった。


 き、金貨十万枚!?


 一月に金貨十枚を使用したとして、えぇっと……。全て使い切る事が出来るのは一万か月後か。それを年単位に表すと約八百三十三年だよな??


 魔物は千年生きると言われているので堅実且浪費を抑えれば一生安泰して暮らせるだけの資金じゃん。



「どうしたのだ」


 俺達の驚きを捉えたミキシオン陛下が首を傾げる。


「ゴホッ……。お、おほん。え、えっとですね。私達庶民にとって金貨十万枚は想像の及ばない額の報酬なのです」


「それは理解している。この金貨で何処かの土地を買い屋敷でも建てて静かに暮らすといい」


 い、いやいや。俺達はまだこれからも冒険を続けて行く予定なので所帯を持つのは時期尚早かと。


「それだけの金貨を受け取っても保管するのも大変ですので……。取り敢えず金貨二百枚程頂けますか??」



 俺とハンナ、そして依頼を手伝ってくれたフウタとシュレンで均等に分けるのが妥当な使い道だよな。


 金貨五十枚あれば次の冒険の準備に掛かる資金は余裕で賄えるし。



「残りの九万九千八百枚の金貨はどうするのだ」


 財務官殿が大変厳しい瞳を浮かべたまま俺を見下ろす。


「そう……、ですね」



 参ったな。これだけの額を頂けるとは夢にも思っていなかったので使用用途が見付からないぞ。


 酒池肉林を体現するかの様に可愛いお姉ちゃん達と一晩飲み明かしてもたかがしれているし、王都内の家を購入しても御釣りがわんさか出てしまうのは目に見えている。


 片膝を着いたまま思考を巡らせて膨大な金貨の使い道を考えていると、ふと一つの案が浮かんだ。



 そうだ、この手があったじゃん。



「――――。キマイラとの交渉を続けている内に闘技場建設の話が出ましたよね??」


「あぁ、そうだが。それがどうした」


「では残りの金貨は闘技場建設に投資させて頂きます。建設するのには資金が必要になりますでしょう?? 私達がその費用を投資させて頂き、行政側主体の闘技大会が主催されて利益が出たのなら此方の投資分と総建築費の割合に応じて利益を分配して下さい」



 只保管するだけならいっその事。


 そう考えて今し方パっと浮かんだ案を提案してみた。



「ほぉ、中々に賢しい案だな。娘が話していた通り頭はキレる男のようだ」


「有難う御座います」



 ミキシオン陛下の御言葉に対して静かに頭を下げる。


 と言いますか、レシーヌ王女様は一体俺の何を陛下に話したのだろう?? まさかぐうたらな部分は御話していませんよね??



「財務官。彼が話した通りにしてやれ」


「陛下がそう望むのなら彼等から素直に投資を受けますけど……」



 まぁ二つ返事で投資の話を受け取る訳にはいかねぇよな。


 公的な機関だけで話を進めたいのにも関わらず民間の野郎が美味しい話に一枚噛ませてくれと懇願してくるのだから。



「彼等の資金は総投資額の凡そ二分程度だ。残りの九割八分の利権は我々が手中に収めている。そこまで痛手になる投資額でも無いだろう」



 中々首を縦に振らない財務官にゼェイラさんが追い打ちをかける。


 約金貨十万枚が二分程度、ね。


 俺が想像しているよりも闘技場建築費及び街の建築費は膨大に膨れ上がってしまった様ですねっ。



「分かりました。では、一回大会毎に利益を計上致しますのでその際に受け取りに来い」


「分かりました」



 よっしゃ、これで闘技大会で得た利益を数十年に一度受け取る事が出来る様になったぜ。


 ずぅっとこの大陸に居る訳にもいかないが、此処で得た絆は早々忘れる事は出来ないのでたまぁに帰って来ては馬鹿騒ぎをして絆の深さを再認識すべきなのさ。


 王都守備隊の連中達と戯れる際、ついでに利益を受け取りに来ましょう。



「では、後で金貨二百枚を渡す。私からの話は以上だ」


 財務官がちょっとだけ不機嫌な顔を浮かべて元の位置へと下がって行く。


 それと入れ替わる様にゼェイラさんが俺達の前に静かに歩み来た。



「それでは最後にお前達が望む物を与えよう。ダン、貴様は何を望むのだ??」


「へっ??」


 いきなり欲しい物を述べよと言われても簡単に出て来る訳無いでしょうに。


「国王陛下はお前達の功績を大層喜んでいる。授与出来る物は限度があるがそれ相応の希望に応えるだけの財力は此方にあるぞ」


「欲しい物……。ですか」



 パっと頭に浮かんだのは資金だが、先程金貨十万枚を授与されたのに此処でお金を催促したら卑しい男だと思われてしまうし……。


 お金で買えない物を所望するとしますかね。


 金で買えない物と言えばぁ……。



「――――。では休暇を下さい!!」



 そうだよ、休暇だよ。休暇!!


 行政側からの依頼が舞い込んで来てから真面に休めた日は殆ど無かったし、一段落したらこの大陸を旅立つのでそれに向けて翼を休めるいい機会じゃないか。



「休暇……?? 本当にそんなもので良いのか」


 ミキシオン陛下が両目をキュっと見開いて俺達を見下ろす。


「お金では買えない物の一つに時間という概念が存在します。私もそしてハンナもそれ相応に疲弊していますので体を休めるのも必要かと考えての所望です」


「ふむ、分かった。では国が所有している北の無人島を使用するが良い」


「無人島、ですか」


「島の周りは美しい青い海が囲み、白い砂浜に押し寄せるさざ波の音が心を落ち着かせてくれる。島の中央に屋敷があるのでそこで休むといい」


 おぉ!! それは贅沢な休暇になりそう……。


「そうだ。レシーヌ、お前もダン達に同行してはどうか?? 久し振りに強烈な日差しの下で羽を伸ばしたいであろう??」



 はい、前言撤回しますっ!!


 王族が近くに居たら休めるのも休めないって!!



「お、お父様。流石にそれは……」



 レシーヌ王女様が堪らずといった感じで陛下の背後から言葉を掛ける。


 そうそう、流石に野郎共と王族が一緒に休暇に出掛ける訳にはいきませんからねぇ。



「彼等は信に値する者達であり腕も立つ。護衛ならグレイオス達を引き連れて行けばいい」


「貴方の言う通りよ。あの島は保養地として有名ですし、私も何度か利用させて頂いたけど海が本当に綺麗で心が洗われたわ」


 おやぁ?? 話が不味い方向に向かっている気がするぞ??


「お、お母様まで……」


「よし、決まりだ。島の使用期間は明後日から自由に使えるものとする。ダン、ハンナは予定が決まり次第ゼェイラに伝えろ」


「こ、国王陛下。えっと流石に王族の者と同席するのはぁ……」


「何か不満でもあるのか??」



 ミキシオン陛下が大変覇気ある声と目力で俺の口を紡いでしまう。



「あ、ありません。では指示通り予定が纏まり次第ゼェイラ長官にお伝えしますね」



 完敗です。


 そんな意味を含めて若干諦め口調で我が道を行くミキシオン陛下に降参を告げてあげた。



「うむ、結構。では続いてハンナ。貴様が望む物は何だ」


「活動に必要な資金、体を休める為の時間は既に得たので……。武器を所望させて頂く」


 武器??


 お前さんの体そのものが武器だってのにこれ以上不必要な武力を備える必要があるのかね。


『おい、お前は剣を持っているだろう??』


 ハンナにしか聞こえない声量を放ち、彼の脇を肘で突いてやる。


「激闘によって剣が折れてしまった時の保険みたいなものだ」


 あぁ、そういう事。


「武器、か。ふぅむ……。歴戦の勇士の剣技に耐えられる武器は限られるからな……」



 ミキシオン陛下が難しい難題に対して腕を組み思考を巡らせる。


 それから暫し沈黙した後に一人の高官を呼び寄せた。



「おい、宝物庫からアレを持って来い」


「へ、陛下。それは流石に……」


「アレは気の長くなる時間の間使用されていない物であり使い手も現れていない。只保管させて腐らせるよりも相応しい者に持たせるべきなのだ」


「わ、分かりました。直ぐに御持ちしますので暫しお待ちを……」



 ハンナに渡そうとしている武器は余程高価な物なのかしら?? それとも武器の使い手が現れていないって会話の流れから聞こえたからよっぽど扱いが難しい武器なのか……。


 巨人が使用する巨大な剣、弓の名手が使用する大弓、神々が造りし神器等々。


 小説の中でしか登場しない伝説の武器の数々に想像を膨らませていると先程血相を掻いて王の間から出て行った大蜥蜴ちゃんが息を切らして戻ってきた。






「はぁっ……、はぁっ……。お待たせしました。此方が……。天下無双八刀てんかむそうはっとうの一振り 『月下美人』 になります」






 大粒の汗を浮かべる政府高官が純白の鞘を国王陛下に渡すと。


「何!? 天下無双八刀だと!?」



 ハンナが物凄い勢いで立ち上がりあの美しい鞘へ視線を送った。


 急にどしたの?? 便意を我慢出来ない子供みたいに慌てて立って。



「相棒、その無双なんちゃらって何??」


「貴様は知らんのか!!」



 あ、はい。ものを知らなくてごめんね??


 だから無知な私に説明を宜しくお願いしますです。



「貴様の生まれ故郷であるアイリス大陸には蜘蛛一族が居る。蜘蛛一族は刀を打つ事で有名であり遥か昔、古の時代に一人の名匠が生まれた。その者は己の人生を懸けて刀を打ち続けた。力を、魂を削って打った刀は神をも打ち倒すと言われている程の切れ味を持っておりその刀を手に入れたのなら無双の力を発揮すると言われていた」



 へぇ、それは初耳ですのでそう語尾を荒げずに続けて下さいまし。



「一人の名匠が人生の中で打った刀は八本。その八本は時代が進むに連れて何処かへと姿を消し、いつしか人から忘れ去られてしまっていた……。まさか、本当に存在するとは……」


「物凄い力を持った刀ってのは理解出来たけど。何でお前さんはそれを知っているんだよ」


「戦士長並びに長から噂を聞いたのだ。よもやこうして現物と出会えるとはな……」


 武人にとって物凄く価値がありそうなのは美女と出会った時も一切高揚しなかったハンナの興奮ぶりを見れば一目瞭然だ。



「名匠が打った八本には途轍もない力が秘められているが……。それぞれの八本には名匠の魂が籠められている。この月下美人は気紛れな女性の嫋やかな心が宿っており使い手を選ぶと言われているぞ」



 ミキシオン陛下が刀の鞘を両手で大切に掴みながらそう話す。



「その話も伺った事があります。刀の名匠は己の魂を削って鉄を打ち続けた、その名残が刀に秘められていると」


「その通りだ。この国の英雄シェリダンが大陸を治め始めた時に月下美人は発見された。皆一様に興奮したが一番の剣の使い手でさえも手に余ると判断して彼に預けた。そして時が経っても刀を揮う者は現れなかった……。戦士ハンナよ、お前なら使いこなせるのか??」



 国王陛下が試すような瞳を相棒に向けると、彼は静かに立ち上がりミキシオン陛下の前へと進み跪いた。



「天下無双八刀が一振り、月下美人を必ずや使いこなしてみせます」


「宜しい。では受け取り賜え」



 一国の王が王座から立ち上がり眼前で跪く戦士に刀を託す。


 何だか物語の一場面に出てくるような場面に出くわすと周囲の者達が盛大に柏手を放った。



「こ、これが幻の一刀か……」


 俺の隣に戻ったハンナが興奮気味に純白の鞘に手を掛けている。


「なぁ相棒、鞘から抜いて刀身を確かめてみたら??」



 長年使用されていないのだからど――せ錆だらけで使い物にならなくなっているだろうし。


 どんな立派な刀でも経年劣化には勝てないのさっ。



「そ、そうだな。では……」


 錆て朽ち果てた刀身が現れるかと思いきや。


「お、おいおい。何だよその刀身……。まるで新品みたいじゃねぇか」


 静かに鞘から姿を現した刀身はまるで濡れた女性の髪の艶の様に怪しい輝きを発しており、その姿を捉えると刹那に背の肌が一斉に泡立つ感触を覚えてしまった。



 刀の全長は柄まで含めると凡そ一メートルといった所か。


 しかし特筆すべきなのは刀の長さでは無く全体的な美しさと力強さだ。


 切っ先から刃区はまちまで上身かみに走る波紋は嫋やかな女性の指先の様にゆらゆらと揺らめき、背の反りはまるでしなやかな猫の動きの様に軽く湾曲するも決して折れ曲がらないという意思も感じる事が出来る。


 刀身と柄を区切る鍔は漆黒の素材を使用しておりその紋様は蜘蛛の巣を模したものだ。


 柄巻も鞘と同じく純白であり目貫は美しい菱形に描かれていた。


 刀身に走る女性の嫋やかな姿と刀全体から迸る強き意思。


 美しさと力強さの相反する事象が見事に融合した逸品に俺は思わず息を飲んでしまった。



「す、素晴らしい……。武と美が合一した見事な傑作だぞ」


「はは、気に入ってくれて幸いだ。試しに一振りしてみればどうだ?? その刀の扱い辛さが理解出来る筈だ」


「分かりました。では移動します」



 相棒がミキシオン陛下の言葉を受け取ると王の間の扉の方へ下がって行く。


 此方から離れて目測十メートル前後だろうか。


 周囲に誰も居ない事を確認すると彼が静かに刀を掲げ、そして一気苛烈に振り下ろした。



「ふんっ!!!!」


「あ、あ――。相棒?? なぁんか妙に野太い棒を振り下ろした時の鈍い音がするんだけど??」



 鋭い刀が空を切る甲高い音では無く、どこぞのがきんちょが遊び半分で太い棒を振った時の様な音を捉えると思わず首を傾げてしまった。



「成程……」


 いやいや、お前さんは納得したみたいだけど俺は全然理解していないから!!


「説明!!!! あ、失礼しました……」



 自分勝手で横着な相棒に説明を求める為についついいつも通りに叫んでしまった。



「恐らく、というか確実に刀に魂が籠められているぞ。今の一振りがその証拠だ。この刀は刀自身が求める振り方をしないと対象を切れぬ様になっているな??」


「は、はぁ!? 只の物質にそんな意思みたいな物が宿る訳ないじゃん!!」


 陳腐な説明をした相棒に即刻噛みついてやるが。


「その通りだ。月下美人を使いこなす為には刀の気持ちを理解せねばならない。素晴らしい剣の使い手でも十に一つ会心の振りが出来れば万々歳だ」



 ミキシオン陛下はハンナの言葉が正解であると告げてしまった。



「それですと十の内の九つは失敗であり、その間に敵に斬られてしまう恐れがありますよね??」


「九つは凡打。しかし、残り一つは何物をも両断する会心の一撃となり得る。その精度を高めるのが真の月下美人の使い手であろう」


「ふむ、理解した。これから暫くはこの刀と会話を続ける事にしよう」



 彼が鞘に刀を収めると静かな足取りで向って来る。


 そして俺の隣に立つと進行役の大蜥蜴ちゃんがちょいと大袈裟に声を放った。



「これにて褒賞授与式を終える!! 皆の者は訓練場へ移動する様に!!」


 ふぅ――……。これにて堅苦しい場はお終いって訳ね。


 後は訓練場に用意されている贅を尽くした御馳走を腹がはち切れるまで食べる事のみさ!!!!


「ふぅむ……。何度見ても飽きないな」


「今から食事の席だからね?? 物騒な物は腰に下げておきなさいっ」


 食事の前に玩具を振り回す子供を叱る親の口調でそう言ってやる。


「俺は食事よりも刀との会話に励みたいぞ」


「お前さんがいつも使っている剣がその姿を捉えると嫉妬しちまうぞ??」


「安心しろ。二つの武器を使いこなしてみせるから」



 今の発言って聞き方によっては二人同時に付き合ってみせるって風にも聞こえるよね??


 長年連れ添った本妻と突如として現れた美女との出会い。


 両者の間で揺れ動く男性の気持ちを剣と刀を通じて理解して欲しいものさ。



「それはさておきさっさと移動しようぜ。腹が減って仕方がねぇや」


 相棒の肩を軽くポンと叩くと政府高官達の雑談で少しだけ喧しくなっている王の間を退出した。


「鍛える前に先ずは腹ごしらえだな」


「おいおい。外へ通じる門はこっちだぞ」


「あ、あぁ。すまん」


 やれやれ……。コイツは女性よりもそっち方面にしか興味が無いんだよなぁ。


 その刀を持ったまま生まれ故郷に帰ったのならクルリちゃんが嫉妬で名刀をブチ折らなきゃいいけど。


『私と刀!! どっちが大事なの!?』 ってね。


「素晴らしい……。実に素晴らしいぞ」


 相も変わらず刀から一切視線を外そうとしない彼の先導役を担いつつ御馳走が待ち構えている訓練場へと向かって行った。



お疲れ様でした。


どうしてもこの褒賞授与式を一気に書きたかった為、投稿がいつもよりも遅れてしまいました。


本話で登場した天下無双八刀なのですが第二部でも登場予定です。一応、残り七刀の種類のプロットは書いたのですがどれを登場させるのか悩ましい選択ですね。



さて、ゴールデンウイークが明けて暫く経ちますが読者様の体調は如何でしょうか??


私の場合は可もなく不可も無くという感じですね。強いて言うのであれば花粉症が徐々に和らいでいくのが大変嬉しい感じでしょうか。


鼻水に悩まされない日々がこうも嬉しく感じるとは……。ですがもう間も無くやって来るうだる様な夏を想像すると手放しで喜べる状況じゃありませんね。



そしてブックマークをして頂き有難う御座いました!!


執筆活動の嬉しい励みとなりましたよ!!!!



それでは皆様、お休みなさいませ。

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