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今日も今日とて、隣のコイツが腹を空かせて。皆を困らせています!!   作者: 土竜交趾
過去編 ~素敵な世界に一時の終止符を~
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第百四十四話 渇望していた再会 その一

お疲れ様です。


本日の前半部分の投稿になります。




 冷たく厳しい冬を乗り越えて訪れた春の生命の息吹きを感じさせてくれる微風の様な優しい風が体をそっと撫でてくれる。


 風の女神様の贈り物を体全身で噛み締めつつ遠い地平線の彼方へ視線を送り続けていると左足の患部にズキンとした痛みが生じた。


 双肩に重く圧し掛かる疲労感が自ずと体を猫背に移行させ、体の真芯にしつこくしがみ付く痛みがそれを更に加速。これからもまだまだ続くであろう残務処理を想像すると精神的摩耗が進み、何もせず只相棒の背に乗っているだけでも疲労が募って来やがる。


 依頼を請け負い、それを片付け、依頼主に成功を告げる。


 これが請負人に与えられた使命でありこの循環から抜け出さぬ以上、疲労の蓄積という負の連鎖から脱出する事は叶わない。


 頭では当然理解しているのだけどもある程度発達した文明社会の中で生きている限り稼ぎがなければ生きていけないのは自明の理だ。


 まぁ、この問題を簡単に解決出来る唯一の方法はある。相棒と共に南の大陸を脱出すれば良いだけの話さ。


 しかし、それは俺の信念が許してくれないのだ。



『レシーヌ王女様の依頼を放棄して逃げ出すのかい??』


『キマイラとの交渉も終えていないぞ??』


『この事件の顛末を見届けるべきじゃないの??』 等々。



 心の隅に佇んでいる真面目な俺が不真面目な俺に教育熱心な母親の様に問い続けて来る。



 そりゃあ俺も真面目な自分の声に従って行動を続けたいのですけども。生憎この体には体力という概念が存在しておりそれを無視して行動し続けた結果が……。


 この様さ。



「……っ」



 大変座り易い相棒の羽の上で胡坐をかき、一人静かに右手を開いては閉じたりすると腕の筋力に連動した肩口の筋肉が微かな痛みを訴える。


 その痛みがあの時の死闘を脳裏に過らせた。


 ジャルガンから受けたあの馬鹿げた威力の攻撃……。自分でもよく耐えられたなと褒めてやりたい所だが、それよりも気になっている事があった。


 相棒が初めて見せてくれた二つの異なる属性を混ぜ合わせる技、確か炎雷ノ帝っていったか。


 キマイラとの死闘でも感じた火事場の馬鹿力を駆使して彼の体内を注視しているとその素晴らしさに思わず息を漏らした。


 俺も彼と同じ舞台に立ちたい、そして相棒の命を断とうとする巨悪を打ち砕く力を渇望したこの体はあの素晴らしい力を発揮してくれたのだ。


 相棒は長きに亘る訓練によって発現したと言っていたが果たしてそれを鵜呑みにしても良いのだろうか??


 俺はハンナの様に幼い頃から武の道に携わっている訳では無いし、本格的に鍛え始めたのはマルケトル大陸に渡ってからだ。


 観察眼に関しては自信があるけども武の才脳があるかどうかと問われた正直首を横に振るだろう。



 そんな俺に唐突に発現した巨悪を打ち倒す力。



 素直に受け取るべきか、それとも多用は避けるべきなのか……。


 その答えはこの体の惨状が物語っている。


 体中の筋線維を休める為に馬鹿みたいに眠り、馬車馬よりも沢山栄養を摂ったのにも関わらず完全回復に至っていないし。


 体は正直にこう言っているのでしょう。


『分相応の活躍に専念しなさいよ』 と。


 それは重々承知しているけども、あの力を使用せざるを得ない時は必ずやって来る。馬鹿と鋏は使いようと言われている様に要所要所で使用すればいいのさっ。



「よぅ!! ダン!! さっきからしみったれた面を浮かべているけど、どうしたよ!!」


 相棒の背の羽の間からやたら元気な小鼠が顔を覗かせて俺を見上げる。


「ん?? あぁ、まだちょっと疲れが抜けていないなぁって思っていたのさ」


 ヒクヒクと細かく動くフウタの鼻を指先で突いてやる。


「まぁそりゃそうだろう。俺様達は宿で馬鹿みたいに眠っていたら突然起こされたんだし??」



 フウタが微かな笑みを浮かべると、白頭鷲の巨大な背の端で流れ行く地上の景色を見下ろしているローンバーク家御一行の心温まる光景を見つめた。



「お母さん!! 僕達飛んでいるよ!!」


「えぇ、本当に素敵な光景よね」



 うふふ、喜んで頂けて光栄ですよ。でもそれ以上端に寄らないで下さいね??


 数百メートル以上離れている地上へ向かって真っ逆さまに落下してしまいますので。



「俺様達の苦労も知らずに燥いじゃってまぁ――」


「クソ野郎共に長期間拘束されていたんだ。疲労度で言えば俺達よりも彼等の方が上さ」


「ダンさん、この度は本当に有難う御座いました」



 俺達の視線に気付いたローンバーク家の家長であるホービーズさんが静かに近寄り、そして何度目か分からない美しいお辞儀を披露してくれた。



「い、いえいえ。そう畏まらないで下さい。自分達はレシーヌ王女様からの依頼を遂行したまでですから」


 彼が何度も頭を下げた事に対し、此方も何度も此度の経緯を軽く述べてあげた。



 ジャルガンとの死闘を制して暁の空をぼぅっと眺めているとホービーズさんがシュレンと肩を並べて俺に治療を施してくれた。


 その際、俺の容体を本当に心配そうに見下ろしていた彼に俺達が何故此処に来たのかを重い口を動かして説明すると彼は。


『そ、そうなのですか!? ほ、ほ、本当に有難う御座います!!』


 涙ながらに心からのお礼を述べてくれたのだ。



 簡易的な治療を終えると怪我で動けない俺と相棒の代わりにフウタ達が屋敷を占拠していた砂漠の朱の槍の工作員達を集め、その間にホービーズさんが街の執行部へ向かって事件を知らせに駆けて行った。


 街の有力者の屋敷が知らぬ間に不法占拠されていたのだ。


 恐らく街の執行部の連中は血相を変えて大挙を成して此処にやって来る筈。そして余所者である俺達の身柄を拘束してアレコレと事情聴取を行い、疑いが晴れたのなら釈放されるのだが……。


 今回の依頼は、王宮側は一切関わりの無い言わば非公式な依頼である。


 只の一般人である俺達が執行部の方々の信頼を勝ち取る為には途轍もない労力を費やしてしまう蓋然性があるので。



『本当に……。本当に有難う御座いました!! この御恩は一生忘れません!!』


『えっと、ウルファさんでしたっけ?? 旦那さんが帰って来る前に俺達はお暇させて頂きます。執行部の方々に俺達の正体はしがない請負人とだけお伝え下さい』



 この体に数十時間の尋問は堪えると判断した結果。


 屋敷から足早に去る事をホービーズさんの妻である彼女に伝えてあげた。



『え?? 帰ってしまうのですか!? まだお礼は伝えきれていませんよ??』


 そのお礼自体が物凄く堪えるのですよ。


 目の眩む金銀財宝、世の男共垂涎の的である美女。


 今はそんな物よりも何も考えず泥の様に眠るのが最高の褒美なので。


『怪我の事もありますので……。自分達はあそこの宿で休んでいますので事情聴取が終わったのなら知らせて下さい』


 妙に重たい腕を上げて塀の上に確認出来る宿屋の二階部分を指す。


『分かりました。それでは御体を御自愛下さいね』



 礼儀正しい大蜥蜴のお礼を背に受けるとまるで戦地帰りの戦士の様にクソ重い足を引きずりながら屋敷の正門から出て、その足で宿に到着するとほぼ同時に眠りに就いた。


 これは後から聞いた話なのだが……。


 俺と相棒がベッドの上で眠っている間にシュレンが延泊の申請をしてくれたらしい。しかもかなり割引してくれた値段で。


 彼等もそれ相応に傷付き疲弊していたが恐らく俺達の状態を見越して行動してくれたのだろう。


 ジャルガンとの戦闘が相当堪えたのか俺と相棒は何も食わず飲まず。質素なベッドの上で丸一日眠り続けていたが宿屋の扉が少々大袈裟に叩かれる音で目が覚めた。



『ダンさん!! いらっしゃいますか!!!!』


 部屋で休み続ける者達は声色で誰が尋ねて来たのかを速攻で看破したのだが、恐らく相手にするのが少々面倒だと思ったのだろう。


『『『……』』』


 誰一人として動く気配を見せなかったので。


『――――。頭に響くのでも――少し静かにして頂けたら幸いです』


 酷い二日酔いを優に超える頭痛がこれ以上彼の大声によって酷くならない様、静かに扉を開いて応対をした。


『まだ辛そうですね……。そ、そんな事よりも聞いて下さい!!』


『はぁ、それでは立ち話もなんですし。入って下さい』


 そんな事よりもという言葉に少し傷付き、野郎共の匂いが染み付いた部屋に肌艶が回復した一体の大蜥蜴ちゃんを招いてあげた。



 少々興奮気味の彼曰く。


 役立たずの執行部の連中が群れを成して屋敷と宿屋で拘束されている反政府組織の連中を全員無事に拘束し終えるとホービーズさん達に事情聴取を行った。


 彼等は今回の事件の経緯の真実をありのままに話した所、執行部の連中は漸くこの街に重犯罪者達が潜伏している事に気付いたそうな。まぁ執行部の奴等が役立たずでは無く、彼等の目を盗んだクソ野郎共の方が一枚上手だったという感じかしらね。


 ホービーズさん達に此度の失態に対して頭を下げ、地方管轄の執行部では手に負えない為。王宮の執行部に応援を寄越す様に伝令長を飛ばした。


 その応援が来るのには二、三日掛かる為。それまでの間傷付いた体を労わる様に自宅待機を命じられたのだが……。



『む、娘に会わせて下さい!! お礼は何でもしますからっ!!!!』


『そ、そ、それは別に構いませんけども。首が捩じ飛んでしまいますので肩を揺さぶるのは止めて下さい!!』



 大蜥蜴ちゃんの腕力によって大きく前後左右に揺れながら朝に似つかわしくない声量で叫んでやった。


 それから俺達は重い体を懸命に動かして穴だらけの屋敷にお邪魔させて頂き、使用人さんが拵えてくれた料理を馬車馬も思わずドン引く量を平らげ。そして街の郊外からローンバーク家御一行を相棒の背に乗せて今に至るのだ。




「それでその……。娘は一体何処に居るのでしょうか?? かなり南の位置まで飛翔していますけど……」


 ホービーズさんが周囲の地形を確認しながら疑問の声を出す。


「彼女は今、ミツアナグマ一族の里で保護されていますよ」


 少々不安気な瞳を浮かべている彼にそう話すと。


「えぇっ!?!? ミ、ミツアナグマ一族ですかぁ!?」


「グェッ!!」



 瞳の色が不安の色から驚きの色に変わった彼は俺の肩を思いっきりグイっと掴み、そして懲りずにこの体を何の遠慮も無しに揺さぶるではありませんか。



「ミツアナグマ一族は我々大蜥蜴達を忌み嫌っているのですよ!? そ、そんな場所に娘を!?」


 しまった。その事はまだ説明していなかったな……。


「お、落ち着いて下さい!! 実はですね!!!!」



 ローンバーク家の長女が取った行動を簡易的に説明、そして先の遺跡内部に突入して救出した経緯を話すと。



「そ、そんな事があったのですか!? 何故それを先に説明してくれなかったのです!!」


「戦闘後のいざこざがあって……。う、うぷっ。説明する時間が足りなかったからですよ!!」


 も、もう嫌!! 誰かこの揺れを止めてくれよ!!


「あなた。ダンさんが苦しんでいますよ」


「ハッ!! も、申し訳ありません。少々取り乱してしまいました……」


「ぜぇ……、ぜぇ……っ。い、いえ。お気になさらず……」



 魔法指導が得意でどちらかと言えば線が細い大蜥蜴ちゃんなのにその膂力と来たら……。やはり大蜥蜴は大蜥蜴だな。


 種族特有の力は健在だ。



「娘が取った行動は理解出来ました。あの子は私達の身を案じて誰にも頼る事無く……、いいえ。誰にも頼れずにたった一人で行動を続けていたのですね」


「よぉ姉ちゃん!! その単独行動の所為で俺様達がひっでぇ目に遭ったんだぜ!?」


 またコイツは余計な事を。


「フウタ、少し黙れ。某達は危険が蔓延る遺跡から彼女を救出したが、それは某達だけの力では到底不可能であった。ティスロ殿の助力が無ければ恐らく巨大砂虫を撃退出来なかっただろう」


「シュレンの言う通りさ。彼女は自分に負い目を感じて一人静かに遺跡内部で命を断とうと考えていたのかも知れません。それを見越した使い魔であるチュルが王都まで飛翔して、逮捕されるのを覚悟してレシーヌ王女様の下に今回の事件を伝えに来てくれたのですよ」



「娘はそこまで思い詰めていたのですか……。これも全て私の力が至らなかった結果ですよね」



 ホービーズさんが大きく項垂れて巨大な溜息を吐く。



「反政府組織の連中が踏み込んで来た時に戦闘したのです??」


「えぇ、娘には及びませんが私もそれ相応に魔法を使えます。屋敷に突入して来た連中を何体か倒したのですが……。あのジャルガンという人物には全く歯が立ちませんでした」



 でしょうね。


 俺と相棒の全力を目の当たりにしても逃げる処か喜々として向かって来たイカレた野郎でしたもの。



「卓越した付与魔法の使い手には練度の低い放出系の魔法等は塵芥に等しいです。もっと魔力を高めた一撃を放てば良かったのですが、息子と妻を人質に取られてしまいまして」


「ホービーズ殿の魔法は素晴らしいの一言に尽きる。そう自分を責めるな」


 シュレンが俺の懐から顔を覗かせて精一杯の助言を送る。


「有難う御座います。しかし……、あの禍々しい力を備える巨大な敵を良く倒せましたね??」


「自分一人ではとてもじゃないけど無理でしたよ。ジャルガンを倒せたのは……、彼の御蔭です」



 滑らかな触り心地を提供してくれる大きな羽を一つ撫でると今も険しい瞳を前方に向けている相棒の後頭部に視線を送った。



「ハンナさん!! ほんとうにありがとうございました!!」


 ホービーズさんとウルファさんの息子であるステフィン君が相棒へ向かって子供らしい声量で叫ぶ。


「ふんっ、俺は自分がやるべき事をしたまでだ」


「ご、ごめんなさい。おこっちゃいましたよね……」



 あ――あ、子供を怖がらせちゃってまぁ――……。



「ステフィン君。あの白頭鷲の頭部をよぉぉ――く御覧なさい」


「後頭部ですか?? ん――……、白くてカッコイイですけど」


「よく見ないと分からない位に彼の羽がふわぁっと立ち上がっているんだけど……。彼の癖でね?? 嬉しい時とか楽しい時とか。心の陽性な感情が湧いた時に限って彼の羽は立ち上がるんだよ??」



 俺がそう話すと。



「あ、あはっ!! そうなんですね!! ハンナさん!! 今度ぼくにも剣技を教えて下さい!!」


「うふふ、自分の感情を矢面に出さない方なのですね」


「それは良い!! 是非とも息子の体を鍛えてあげて下さい!!」


「ギャハハ!! んだよ――、ハンナぁ――。だっせぇな――!!」


「ふっ、某でももっと上手く感情を殺せるぞ」


「そうだぞ――、相棒。頑是ない子供を怖がらせるなんて……。お母さんは貴方をそんな子に育てた覚えはありませんからねっ!!



 巨大な白頭鷲の背で今日一番の明るい笑い声が響いた。


 こうして馬鹿みたいに口を開いて笑えるのも事件が片付いたお陰だからだよなぁ。


 あ、でも未だ解決していない事件があったな。


 そう、レシーヌ王女様を元の姿に戻す事だ。


 確かぁ……、月下の涙だっけ??


 王宮の国庫に保管されている魔道水晶を使用すれば認識阻害を解除出来るとティスロから聞いたし。それ程まで切羽詰まる事は無いと思うけど、一分一秒も早く彼女を元の姿に戻して安心させてあげないとね。


 その為にはティスロを相棒の背に乗せ、そして踵を返して王都に向かうべきだよな。


「……」


 周囲が明るい声に包まれる中、一人静かに空を見上げて大雑把な到着時間を考えると。どうやら王都に到着するのは日が暮れてからだな。


 巨大な怪鳥が王都で暮らす人々を脅かす恐れもないし、そっちの方が好都合かも。



「貴様等、いつまで笑っている。間も無く到着するからその口を閉じておけ」


 相棒が猛禽類特有の鋭い瞳を此方に向けるので前方に視線を送ると、大海原とリーネン大陸の終わりを捉える事が出来た。



 ほぅっ、相も変わらず絶景ですなぁ。


 何処までも続く大海原の青の中に揺れる微かな白波の白色がより一層紺碧を際立たせている。海と大地から押し寄せる風は相も変わらずあの遺跡があった山付近で吹き荒れており、その手前には俺達が発った時と変わらずミツアナグマ一族の里が確認出来た。



「おぉ――い!!!!」


 相棒が里の近くで静かに旋回を開始して下降して行くと俺達の存在に気付いたミツアナグマさん達が此方に向かって手を振ってくれる。


 その表情は皆一様に明るく、その中でも目立ったのは太陽の申し子であるシテナの眩い笑みだ。


「ダ――ンッ!!!! こっちだよ――!!!!」


「相棒、お疲れさん。少しの間休んでろよ??」


「あぁ、そうする」


 俺達を此処まで運んでくれた彼に礼を述べて颯爽と大地に降り立つと思わず顔を背けたくなる笑みを浮かべたシテナが誰よりも先に駆けつけて来てくれた。




お疲れ様でした。


これから冷やしうどんを食した後に後半部分の編集作業に取り掛かります。次の投稿まで今暫くお待ち下さいませ。

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