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今日も今日とて、隣のコイツが腹を空かせて。皆を困らせています!!   作者: 土竜交趾
過去編 ~素敵な世界に一時の終止符を~
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第百四十一話 怨嗟の申し子 その二

お疲れ様です。


後半部分の投稿になります。




「アイツが容易く俺を通してくれないだろうし。ここは一つ、共闘といかないかい??」



 先程の軽い戯れで感じたのは……。奴は底を見せていない事だ。


 恐らくまだまだ力と速さは上がるだろうし、例え人質を先導出来たとしても背を見せた刹那に上半身と下半身が綺麗さっぱりお別れを告げてしまうだろう。


 ハンナの力は誰よりも信じているが、五体満足で戦闘を終えられる保証は無い。


 作戦変更はやむを得ないって感じでしょう。



「断る。俺は一対一で奴を倒す」


 絶対そう言うと思ったぜ……。


「いいか?? 奴の得物は槍だ。俺は短剣、ハンナは剣。戦闘において長物が有利である事はお前さんも周知の事実だろ。それに……、今回の作戦は純粋な戦闘じゃなくて人質の奪還だ。優先事項を履き違えるなって」


 今も鋭い目を奴に向けている彼の左肩を優しく叩いてやる。


「ちっ……。あれ程の使い手、早々お目に掛かれないというのに」


「それ、同感。多分グレイオス隊長よりも強いぜ??」



 まだ腕に残る痺れ、左脇腹に居座る激痛がそれを物語っていた。



「あぁ、恐らくな。それと大弓はその場に置いておけ。どうせ役に立たん」


「ん――。了解っと」


「相談は終わったか??」



 肩を並べて立つ俺達の前に堂々とした立ち姿を披露する大蜥蜴が静かに問う。



「今丁度終わった所さ。俺達の当初の作戦は居間に居る人質を俺がサラっと救出して、残る三名でお前さん達を無力化する予定だったんだけどぉ」


「相手の戦力が強大であるが故、人質救出を後回しにしたのか」


 正解。


 そんな意味を含めて強力な殺意を纏う彼に指を差してやる。


「その選択は正解だ。弱者は群れる事で本来の力を発揮するからな」



 あ――……。その言葉は控えた方が宜しくてよ??


 大蜥蜴の口から出て来た弱者という言葉に反応したハンナから大変分かり易い魔力の鼓動が迸った。



「貴様……。もう一度言ってみろ」


「弱者という言葉が気に障ったのか?? 訂正したければ実力で向かって来い。それが弱者に出来る唯一の方法だから」


 彼が静かに落として朱き槍を正面に構えると背の肌が一斉に泡立つ。



 こ、こぇぇ……。何だよ、コイツの圧は。


 強力な殺意と憎悪が巨躯から滲み、溢れ出して朧に揺らぎ始める。


 目に見えぬ感情が視認出来てしまうという有り得ない現象が戦場を容易く支配した。



「言われずとも分かっている!! はぁっ!!」


 この異常とも呼べる空気を払拭しようとしてハンナが槍の真正面へと突撃を開始する。


 お前さんは相手の挑発に易々と乗る性分では無いでしょうが!! もっと冷静に状況を観察しなさいよね!!


「良いぞ!! もっと打ち込んで来い!!」


 ハンナの鋭い一閃を槍で受け取ると眩い火花が飛び散り、戦場に広がる闇を刹那に照らす。


「はぁぁああああ!!!!」



 上段からそして下段から。


 上下左右の素晴らしい剣技とそれと受け止め跳ね除ける朱き槍から迸る火花が戦場の熱を上昇させ、互いの口から放たれる叫び声が闘志を熱する。


 実力はほぼ拮抗しているとあの姿を見れば誰しもが口を揃えて言うだろうが、不利なのはハンナの方だな。


 少しでも選択肢を誤れば死に至る彼の剣技を一切の迷いなく受け止めている奴にはまだ余力があるのに対し、正直な太刀筋で向かっているハンナの瞳にはほんの微かに迷いが生じている。


 あの瞳の色は恐らく、俺の剣技が通じないのではないか。コイツはまだ底を見せていない。奴の本気を受け止められるだろうかという迷いの類だ。



 ったく……。


 お前さんが迷っていたら俺まで迷っちゃうでしょうが!!



 闇を照らす火花を撒き散らして寝静まった街の安眠を妨げる音を奏でている大蜥蜴の背後からそ――っと忍び寄り、刹那に生まれた隙に乗じて襲い掛かってやった。



「後ろがガラ空きだぜぇぇ――――!!!!」


「ふっ、敢えて見せた隙なのだがな??」



 で、でしょうねぇ!!


 思ず飛び掛かってしまいそうな美女の淫靡な背中みたいに本当に美味しく見えましたものっ!!


 大蜥蜴の巨躯が一切の無駄の無い所作で回転すると槍の穂先が俺の胴体目掛けて放たれた。



「あっぶねっ!! 残念でしたぁ――!! これも予期していたんですぅ!!」


 どう考えても苦しい言い訳を放って槍の穂先を短剣で受け止めると体がふわりと浮かんで後方へと強制移動されてしまう。


「ならばこの一撃はどうかな」



 あ、御免なさい。それは予期していませんっ。


 俺の着地を狙いすました野郎がその巨躯に似合わない移動速度で迫って来やがった!!



 ず、ずるい!! こっちは準備出来ていないってのにぃぃいい!!


 両の足が地面に着地すると強固な防御態勢を整えて大蜥蜴の雷撃に備えた。



「ふぅんっ!!」


「おっふっ!?!?」


 上段から振り下ろされた一撃を受け取ると両腕の筋力が使い物にならなくなるので、体を捻って半身の姿勢で回避。


「はぁっ!!」


「きゃあっ!!!!」


 続け様に繰り出された横一文字の一撃は屈み。


「ふぅっ!!!!」


 後頭部の毛を微かに削り取って行った槍が俺の死角に移動すると、間髪入れずにすんばらしい速度の穂先が顔面目掛けて飛来するものの。


「いやぁっ!!!!」


 首の筋力がブチ切れても構わない勢いで右方向に傾けて刺突を回避してやった。



 あ、あ、あっぶねぇ……。


 避ける気に専念して正解だったぜ。


 もしも反撃に転じようとして向かって行ったら今頃俺の御顔ちゃんに綺麗な穴が開いていた所だった。



「ははっ!! 貴様、言動とは裏腹に素晴らしい身の熟しを披露するでは無いか」


 そりゃどうも。


「避ける事に専念していたからな。ってか良いの?? 俺に気を振っていたら死んじまうぜ??」


 さ、攻撃好きな白頭鷲ちゃん?? 俺が死ぬ思いでお膳立てしたんだからさっさと攻撃しちまえ!!!!


「……ッ!!」



 ハンナが無言のまま、そして無音のまま大蜥蜴の背後に素早く踏み込むと鋭い太刀筋を奴の脇腹へと放った。


 最短距離を進む切っ先、音を越える速度、そして纏う圧。


 強力な敵を倒す為に必要な全ての要素を備えた剣技がもう間も無く直撃すると思われたが……。



 どうやらこの程度ではまだまだ彼に及ばない様だ。



「ふんっ!!」


「いぃっ!?」



 背に一切の視線を向けず、槍を素早く立てて柄の部分で相棒の剣技を受け止めてしまった。


 い、いやいや!! せめて少し位は動揺する素振を見せなさいよね!!!!


 しかもハンナの剣技を腕力のみで受け止めたってのに腕処か、体の芯も全く揺らいでいねぇ……。


 全身鋼の筋肉みたいな野郎だな。



「こっちは素晴らしい攻撃力だ。攻撃に特化した戦士と卓越した思考と防御を持つ戦士、か。本当に久し振りだな……。ここまで高揚するのは」


 野郎が俺達から距離を取ると満足気に喉を鳴らす。


「高揚で済めばいいけどなぁ。グズグズしていると居間で戦っている俺の仲間が合流しちまうぜ??」


 これで焦りが生まれれば儲けものだけど……。


「そうなる前に貴様等を屠るからその憂いは無い」



 ですよねぇ――。超火力で一気に戦場を制圧すれば焦りなんか生まれませんよねぇ――。


 単純に強ければ俺の言葉にも動じない。厄介極まり無い相手だぜ。



「貴様等の名は何んと言う」


「むっ。相手に名前を尋ねる時は自分の名前から名乗るのがじょ――識だぞっ」



 体の前で腕を組み、少々強めの鼻息をフンっと漏らす。



「あぁ、そうだったな。俺の名はジャルガン。反政府組織、砂漠の朱き槍の最高幹部の一人だ」


 まぁ実力からしてそれ相応の地位に就く奴だと思っていたけど。まさか最高幹部の一人だったとはねぇ。


「最高幹部の一人?? それなら他にも幹部が居るのかい??」


「俺の他に二名居る」



 と、言う事はコイツ級の強さを持つ野郎が二人も居るのね。どれだけの規模か知らねぇがこんなべらぼうに強い奴が他に二人も居ると考えると頭が痛くなって来やがりますよ。



「有難うよ、敵である俺達に内部の情報を教えてくれて」


「貴様等の命は今日此処で断たれるのだ。礼には及ばん」



 人を殺す事を前提で話を進めるのは止めてくれません?? 肝が冷えっぱなしになってしまいますので。



「じゃあ俺達も自己紹介をさせて貰おうかな。俺の名はダン、んでこっちが……」


「ハンナだ」


 相棒が中段に剣を構えて戦闘態勢を維持したまま話す。



「ダンとハンナか。フ、フフッ!! ハハハ……。ハハハハッ!!!!」


 いやいや、人の名前を聞いて笑い転げるなんて失礼極まりないわよ??


「あのね?? 人の名前を聞いて笑うのは失礼だとお母さんから習わなかったのかな??」


「すまぬ。よくよく考えれば俺は敵に初めて名を尋ねたと思ってな」



 込み上げて来る笑いを無理矢理胸の内に閉じ込め、先程と同じ声色で話す。



「今まで殺して来た敵は名を聞くに値しなかった。俺は……、そう何の価値も無い敵を殺めて自惚れていたのかも知れぬ。それを見越した祖先達は今日、此処に強力な戦士を二名寄越したのだ」


「依頼主が偶々依頼したのが俺達だったんだよ。そんな訳も分からない力に引き寄せられた訳じゃないって」



 彼の話した通りの方法で此処に吸い寄せられたのならいつかあっちの世界に赴いた時に声を大にして文句を言ってやるぜ。


 現実の世界に干渉するんじゃねぇ!! ってね。



「俺とダン、そしてハンナは必ず巡り合う運命であった。経緯、方法、結果……。全てはなるべくしてなっているのだ」


「絶世の美女と巡り合うのは大歓迎だけどよ、お前さんみたいなゴツゴツの野郎とは巡り合いたくないのが本音さ」


「ククク……。相変わらず笑わせてくれる。どうだ?? この際、俺達の組織に入ってみては」



 俺の冗談が余程気に入ったのか、将又実力を買ってくれたのか知らないが急に勧誘の声を出すなよ。



「屋敷を警備する者を音も無く無力化する隠密力、俺とほぼ互角に戦う実力。お前達四人が加入すればこの大陸に蔓延る王制を覆す事も可能になるだろう」


「お前さん達の真の目的は何だよ。王制を打倒する事なのかそれともお前さん達が大陸を支配する事なのか??」


「今日の俺は気分が良いから話してやろう」



 俺の様な身分の低い者に態々説明して頂いて有難う御座いますね。


 そして可能な限り会話を長引かせて体力と怪我の回復に努めようか。


 脇腹の痛みが激しい自己主張を継続させており、それがこれからの死闘に響くと一大事になりかねんからな。



「俺達の目的は……。王制からの脱却だ。奴等の祖先はかの英雄王達の末裔であり、奴等の祖先達は周知の通りこの大陸を暴力で支配した。今の平和な生温い世で生活している民はそれを忘れてしまっている。我々が今一度それを世に知らしめ罪を償う時がやって来たのだ」



 はぁ――……。俺の想像通りコイツ等はイカレタ連中だった様だな。



「おい、そのまま聞け。各地で戦いが勃発して怨嗟が怨嗟を呼ぶ狂乱の時代を治める為に英雄王シェリダンは力を用いて大陸を支配したんだ。そりゃあ……、話し合いで解決した方が絶対良いに決まっているけど中にはお前さんの様に暴力しか頭に入っていない連中が居たのだろうさ。彼等が大陸を治めたお陰で戦いは無くなり、この大陸に平和が訪れた。不要な血が、死が蔓延するよりも誰しもが平和で穏やかな暮らしを望むだろうさ」



 大昔に存在した彼の頭の中は窺い知れぬが凡そ俺と同じ考えを持って行動に至ったのだろう。


 自分が起こした行動で仲間が死に、戦いで血塗られて行く己の身を見つめて絶望に瀕する。普通の神経を持っている奴ならそこで恐らく行動を止めてしまうだろうが彼は鋼の精神を持ち、右手に剣を掲げて大陸を治めた。


 彼が望んだ通りの世界が訪れたのかどうかは知らないけど……。


『平和』


 この一点の存在だけはかなり大きい。


 街には笑顔が溢れ、人々は今日も戦いという存在を忘れて日常生活を謳歌出来る。


 それを根底からぶち壊そうとしているのがコイツ等の存在なのだ。



「それが仮初、偽りの平和だとしてもか?? 今日の平和は大勢の無念の下に成り立っているのだぞ??」


「大勢の人々は忘れているかも知れないけどよ。お前さん達が覚えているじゃねぇか。それを人々に伝えるのがジャルガンの役目じゃないの??」



 彼等はその伝達方法を間違えてしまっている。


 武器や暴力では無く、口頭という意思と感情を持つ生物が普遍的に装備している能力で伝えるべきだってのに。



「武力で頭を抑え付けてもいつかは立ち上がり襲い掛かって来るんだよ。相互理解には時間が掛かるけど、根気よく己の意思を相手に伝えるのが本当にカッコイイ男ってもんさ」


「相手が聞く耳を持たない場合はどうする」


「簡単な話さ。聞くまでずぅぅっと話し続けてやるんだよ。お前さんも嫌だろ?? 朝から晩まで絶え間なく同じ話を聞かされ続けたら。一度話を聞けば収まるのだと相手に理解させて、んで話を聞く姿勢になったら自分達の意思を親切丁寧に伝えるべきさ」



 俺の考えをジャルガンが受け取ると暫し考える姿勢を取るが……。



「――――。それでも平和な世界の住人達は漆黒の真実に目を向けようとしないだろう。やはり血と恐怖で思い知らせねばならぬ」



 初志貫徹の志を胸に秘めた彼は朱き槍を俺達の方に向けてしまった。


 まっ、此方の話が通じるとは思わなかったよ。



「そっか、それは本当に残念だ。平和を乱す輩はこのダンお兄さんが成敗してやるぜ!!」


「勝者こそが正しい考え。その考えに則り貴様等を屠ってくれるわ!!!!」



 うげっ!? 何!? その強力な圧は!!!!


 ジャルガンの瞳が瞬時に真っ赤に染まるとこれまでよりも数段上の魔力の圧が彼の大きな体から発せられる。


 その圧と来たら……。


 彼の後方に存在する屋敷の窓が微かに揺れ、俺達を包み込む空気も震える程だ。



「お、俺は急用を思い出したから帰っていいかな??」


 馬鹿げた魔力の圧を体全体で受け止めると思わず素直な本音が口から漏れてしまう。


「奴に背を向けた途端に襲われるぞ。アレは……。俺も貴様に見せた事がある代物だ」


「確か、古代種の力って奴だよな??」


 俺がそう問うと彼は静かに一つ頷いた。


「その通り。古の時代から受け継がれし力だが、それを発現させる事が出来るのは限られた人物のみ」



 え?? 何?? 限られた人物って……。


 今、さらっと自分の事を自慢したの??



「強力な力だが発動時間は限られている」


「まぁ――アレだけふざけた力を長時間発揮されちゃあ堪ったもんじゃないわな」


「ダン、貴様は発動の終わりを狙え。俺は可能な限り奴の足止めをする」



 彼がそう話すと本当に大きな深呼吸を始めた。



「お、おいおい。まさかお前さんも古代種の力を発動させるつもりかよ」


「目には目を歯には歯を。同じ力を持つ武人同士、対等な舞台で戦うべきだからな」


「先に力尽きても助けてやらねぇぞ??」



 そう話して右の拳を向けやると。



「ふっ……。余計なお世話だ」



 彼は微かに笑みを浮かべて拳を合わせてくれた。


 今の笑みはクルリちゃん以外に向けたら駄目だぞ?? 男でも思わずキャアッ!? ってなっちゃう位にかっこよかったんだから。


 さてさて、これから始まる楽しい楽しい地獄の殺戮劇にこの体は果たして耐えられるのでしょうか??


 それは定かでは無いが、例えこの身が滅びようとも相棒の命だけは絶対に守り抜いて見せるぜ。


 刻一刻と膨れ上がって行く両者の暴圧的とも呼べる魔力を交互に見つめながら俺は一人静かにそう決心した。



お疲れ様でした。


救出作戦の詰めとなる部分が中々思う様に執筆が進まず、投稿が少々遅れてしまい申し訳ありませんでした。


本日の夕食は冷やしうどんでしたが……。うどんを食べていると四国旅行で食したあのモッチモチの歯応えのうどんが恋しくなって来ました。


時間を見つけてはまたうどんの旅に出掛けようかと画策している次第であります。今度はもっとディープなうどん屋さんに足を運びましょうかね。



そして、ブックマークをして頂き有難う御座います!!


執筆活動の嬉しい知らせとなり励みになりました!! 本当に嬉しいです!!


それでは皆様、お休みなさいませ。


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