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今日も今日とて、隣のコイツが腹を空かせて。皆を困らせています!!   作者: 土竜交趾
過去編 ~素敵な世界に一時の終止符を~
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第百四十話 順調過ぎる制圧作戦

お疲れ様です。


本日の投稿になります。




 矮小な明かりさえも存在しない漆黒の闇の中に本当に小さな物音が響く。


 鼠の八つの足が奏でる音は蝶の羽音よりも矮小なものでありその音を奏でる張本人でさえも思わず唸ってしまう音量だ。


『シューちゃん。これからどうするよ』


 屋根裏に漂う静謐な環境を崩さぬ様、埃がたんまりと溜まった梁の上を進む可愛いお尻に向かって問う。



 等間隔に左右に揺れるお尻ちゃんは俺様の手を誘い、その誘いに乗って思わず触れてしまいそうになるがそれをグっと堪えて彼の後に続く。


 ここで触れたら絶対怒るだろうし……。今は作戦に集中しようとしますかねっ。



『段取り通り二階に侵入して一階の階段付近の個体をおびき寄せて無効化する』


 いや、それは分かっているんだけど。


『どうやって二階に侵入するんだ??』



 風もゴキブリもそして本家本元の鼠も通行し放題のボロ屋なら兎も角、この屋敷は中々御立派な造りであり俺達が出入り出来る場所はほぼ無いに等しいからな。



『貴様が開けた穴があるだろう』


『俺様もそれを考えたけど……。多分、鼠の侵入を嫌がって塞がれているぜ??』



 害獣を室内に招き入れたくないのは人の心情であり恐らく奴等もそれに則った行動を取るだろうから。



『そうか……』


『っと、急に止まるなよ』


 前方を行く彼が急に四つ足を止めたので可愛いお尻ちゃんに俺様の顔面が密着してしまいそうだった。


『他に侵入出来る場所は無いか??』


 前回潜入したのだからその程度の情報は入手済みだろう??


 そんな感じの少々厳しい瞳の色で此方の顔をじぃっと見つめて来る。


『無い……、と思う』


 わりっ、女性物の下着の海の中で安寧を貪っていたからそれは知らねぇな。



『はぁ――……、だろうな。此処から一番近いのは北東の部屋か。先ずはそこから確認するぞ』



 今なんで溜息吐いた?? そして何故俺が情報を入手していないだろうと即刻判断した??



『今の溜め息の意味。どういう事??』


 返答次第じゃあお前さんのお尻を更に可愛い姿にしてやっからな??


『深い意味は無い。こっちだ、付いて来い』



 へいへい……。今日だけは大人しく従ってやりますよ――っと!!


 此処が街中だったら仰々しい声を放って襲い掛かってやるのだが俺様達は失敗の許されない作戦をじっこ――中だからな。


 万人が認める優しい俺様は今回だけ見逃してやるぜ。


 お尻からそして背中から微かな憤怒を滲み出す小鼠の後に続いて北東の部屋の壁の間に体を捻じ込むと、鼻頭に備わる髭に下方からの微かな風を感じた。



『んっ?? 何だ、今の感覚』


『恐らく壁に穴が開いているのだろう。微かに感じた風は誰かが窓を開けた。若しくは室内の扉を開き屋敷全体の内圧が微かに上昇した結果だ』


『壁に穴ぁ?? 御立派な屋敷にそんな物が……』



 直角に下る壁の間を器用に降りて行くと彼の仮説通り、俺様達の体が丁度潜り抜けられる穴の存在を確認出来た。



『い、いやいや。何で壁に穴が開いてんだよ』


『部屋側から強力な力が加えられている。恐らく、屋敷を占拠した者が開けたものであろう』



 八つ当たり、みたいなものだろうか?? それとも人質を拘束する時に開けられたもの??


 その真相は窺い知れぬが今はこの穴を利用させて貰いましょうかね。



『よいしょ……っと。う――し。潜入成功だなっ』



 屋敷の壁の間とは違い、清く澄み渡っている空気が漂う部屋に侵入すると俺様達が潜り抜けて来た穴を見上げる。


 おぉ――……。どうやらシューちゃんと俺様の仮説は正しかった様だな。


 大蜥蜴の大きな拳とほぼ同じ面積の穴が屋敷の壁にぽっかりと開いて俺様を寂しそうな瞳で見下ろしていた。



『これから階段付近を警戒している個体を二階におびき寄せるぞ』


『わ――ってるって。ほれ、俺様が扉を開いてやるから様子を見て来いよ』



 扉の取っ手にしがみ付き、両前足と後ろ足。そして尻尾を巧みに動かして取っ手を捻って扉を開いてやる。



『言われずとも分かっている』


 ここは俺様に扉を開けてくれて有難うって礼を言う場面なのになぁ――……。


 相変わらずちゅめたい事で。



 扉と壁の間に出来た微かな隙間を通って小鼠の姿が消えると取っ手から静かに両前足を外して床に華麗に着地。


 シューちゃんよりも静かな歩みで二階廊下に潜入した。



 うぅむ……。誰も居ない事は分かっているけども、何だか静か過ぎて不気味だぜ。


 嵐の前の静けさとはよく言ったもので??


 廊下に漂う不穏な空気が俺様の背の毛を泡立たせ慎重な歩みを更に四角四面へ強制的に移行させてしまう。



『居たか??』


 階段付近で一階に向けて鋭い視線をじぃっと向けているシューちゃんのお尻に問うと。


「……」


 彼は無言で頷き小さな顎を下階に向かってクイっと差した。



「はぁ――……。ったく、暇過ぎてどうにかなっちまいそうだ」



 俺様達が退治する予定の個体は階段に腰掛け、込み上げて来る欠伸を誤魔化そうとしているがそれは叶わず。


 強力な潜入者に注視されている事も露知らず堂々とそして大胆に無能さを露呈していた。



 ニシシ!! 奇襲を仕掛けるのに好都合な雰囲気を醸し出しているじゃん!!


 こりゃ楽勝で無力化出来そうだぜっ。



『よしっ、やろうぜ』


『承知。奴を西側の廊下へとおびき寄せた後、某達のクナイを突き刺して無力化させる』


 ははぁん。体の小さい利点を生かして闇に紛れて奴の死角から襲う算段ね。


 二階奥の廊下なら多少の物音でも一階には聞こえ辛いだろうさ。


『おう、分かった。じゃあ……、悪者退治の始まり始まりぃ』



 俺様の右前足に備わる超絶カッコイイ爪で床を大袈裟にカリカリっと引っ掻いてやると。



「んっ?? 何だ、今の音は」



 此方の予想通り、階段に腰掛けて居る野郎が重い腰を上げて階段を上って来やがった。



 おっしゃ!! 移動しようぜ!!!!


 シューちゃんの大変可愛いお尻をポンっと叩くと瞬き一つの間に西側の廊下へと移動。


 壁を伝って天井に張り付き奴の到着を待つ。



「誰か居るのか――って。二階には誰も居ねぇよな」


 阿保野郎が北東側の部屋の扉を開けて中の様子をサラっと窺い、そして此方の部屋の状態を確認しようとして向かって来る。



 へへ、柄にもなく緊張しているのかな。四つ足が微妙に汗ばんでら。


 一歩、また一歩と近付いて来る背の高い大蜥蜴の体に狙いを定め。五月蠅く鳴り響く心臓の音を悟られまいとして必死に宥めていると遂にその時が訪れた。



「この部屋にも居ないし。気の所為だったか?? それともまた鼠が出て来たのか……」


 今だッ!!!!


 野郎が俺様達に背を向けた刹那の隙を窺い天井から二匹の鼠が襲来。


「いてっ!! な、なん……。は、はれっ?? 体がう、ごか……」


 大蜥蜴の双肩に音よりも素早い一撃が突き刺さると間抜けな野郎は口を一度、二度パクパクと無意味に開いて気絶しやがった。



 ふぅ――……。相変わらず完璧過ぎて自分でも驚いちまうぜ。



『おぉしっ、退治成功っと』


 両前足で右肩に突き刺さったクナイを引き抜いて大蜥蜴の様子を確認するが起き上がる気配は無く。


「うぅん……」


 顰め面のまま意識を失っていた。



『倒れた時の音を聞かれたかも知れぬ。油断はするなよ??』


『倒れた時って。お前さんがさり気なくデカイ体を両前足で支えて消音に努めただろう?? 一階に聞こえてる筈はぁ……』



 一階からこれだけ離れているのだから大丈夫だろうと判断したのだが、現実は俺様が考えている以上に厳しい様だぜ。



「お――い、何かあったのかぁ――??」



 げぇっ!! シューちゃんの予想通りになっちゃった!!!!



『ど、どうする?? この体じゃあデカイ体を引きずって部屋に隠せないぞ!?』


『奴は仲間の身を案じて此方にやって来る。今と同じ要領で攻撃を加えれば良い』



 いや、まぁそうかも知れないけどさぁ。


 この異常事態を伝える為に奴が踵を返したらどうするつもりなんだよ!!



『わ――ったよ!! 配置に就けばいいんだろ!!』


『理解しているのならそれで構わん。後、もう少し声量を抑えろ。冬眠中の熊でさえも起きてしまう声量だぞ』



 これでも必死に抑え込んでいるんだぞ!?


 俺様がプリプリと分かり易い怒気を放つものの、奴はそれを華麗に受け流して天井の闇の中に潜んでしまった。


 ったく、ど――なっても知らねぇからな!!


 クナイの柄を口で食み、四つ足を器用に動かして先程と同じ要領で闇の中に身を隠していると二体目の大蜥蜴が大きな足音を奏でながら二階へ上がって来やがった。



「おい、聞こえているのか?? 何があったって聞いて……。ッ!?」


 ほらぁ、早速見付かった。


 階段からぬぅっと大きな体を覗かせた個体は廊下で静かに眠る大蜥蜴を見付けると大変驚いた表情を刹那に浮かべる。


「だ、大丈夫か!?」


 そして今も廊下の冷たい床の上でグースカと眠り続ける個体の身を案じて素早く寄って来やがった。


 さぁ――、おまえさんもおねんねして貰おうかなっ!!!!


 二体目の個体が昏睡する野郎を抱き起そうとしたその時を俺様達は見逃さなかった。



「「ッ!!」」


「えっ!? 何だこの出血……。いつっ!?!?」



 へへ、またまた打たせて貰いましたよ――っと!!


 天井に蔓延る闇の中から雷撃を放ち、誰がどう見ても完璧だと舌を巻かざるを得ない華麗な着地を披露。



『よぅ、木偶の棒。そのまま静かに眠りやがれ』


 酒に呑まれた酔っ払い如く、俺様達の前で千鳥足を披露している個体を見上げて大見えを切ってやった。


「だ、駄目だ……。うごけ……」



 お、おいおい!! こっちに倒れて来るんじゃねぇ!!



『やっべぇっ!!』


 上方から倒れ込んで来る巨体を受け止めるべく後ろ足で立ち上がると全身全霊の力で大蜥蜴の体を迎え撃つ。


『ぐぇっ!!』



 く、く、クソおめぇ!!!! 何だよこの重さは!!


 鼠の姿では到底支えられぬ重さが両前足に襲い掛かり、この世の普遍的な摂理に従って俺様の体は大蜥蜴の無駄にデカイ体に圧し潰されてしまった。


 重いだけじゃなくて何だか饐えた匂いもしやがるし!! コイツ、風呂に入ってねぇのか!?


 臭過ぎて俺様御自慢の鼻が捻じ曲がってしまいそうだ!!!!



『ぜぇっ……。ぜぇぇええっ!! 串焼きにして食い殺すぞ!!!!』



 俺様の体を圧し潰そうとする体から這いつくばって何んとか脱出するとほぼ同時に蹴りを入れてやる。



『ふっ、某と違って圧し潰されてしまったか。真面に受け止めるからそうなるのだ』


『あのなぁ。同郷の者が危機に陥ろうとしているんだからそこは救いの手を差し伸べるのが普通じゃないの??』


 すました顔で俺様と気を失っている大蜥蜴を交互に見つめているもう一匹の鼠にそう言ってやる。


『安心しろ。コイツが装備している武器を床に着けない様に受け止めてやったから』


 ド派手な音を出さない様に努めるのは当然だけどな?? それよりも人員の命を優先すべきじゃね??


『けっ、俺様と同じ状況に追いやられたとしても絶対助けてやらねぇからな』


『その状況に追い込まれる程某は無能では無い』



 こ、この野郎!! 俺様が無能だってぇ!?



『お――し、分かった。表へ出ろ。忍ノ者の登用試験の時の様にボコってやっから』


 窓に向かって右前足をクイっと差してやるが、シューちゃんはいつも通りにどこ吹く風。


『その決闘の申し出は後で受け取ろう。今は任務を最優先すべきだ』


『あっこら!! 話はまだ終わってねぇぞ!!』


 俺様の挑発をサラリと躱して一階に続く階段へと向かって行ってしまった。



 思わず触れたくなるお尻に続いて二階から一階へ移動を果たすとこれまで以上に緊張感を高めて耳を澄ます。


 鼠の大きな耳に届くのは恐らく正面玄関を守る個体の吐息と、遠い位置から聞こえて来る微かな会話。


 そして……。



『んっ?? おぉっ!! ダン達じゃん!!』


 東側の窓の外から本当に静かな足音が聞こえたのでそ――っと窓枠に登りその音の音源を確かめるとダンとハンナが屈んで移動している様を捉える事に成功した。


『おい!! そっちは終わったか??』


 小さな前足で窓をペシペシと叩いて注意を促す。


『びっくりしたぁ……。フウタか。こっちは段取り通り終わったぜ』



 黒頭巾に覆われたダンの口元が微かにニュっと上がる。



『俺様達は二体を無力化。残りは正面玄関に居る個体だけだぞ』


『了解。相棒と一緒に処理するから少し待っていろ』



 ダンがそう話すと先程よりも警戒心を強めた所作で南の方へ向かって行った。



『俺様達が処理してもいいけどなぁ……』


『人の姿の方が力を出せる。当初の計画通り玄関付近で警備している者の処理はあの二人に任せろ』



 へいへい、そ――しますよっと。


 窓枠から静かに降りるとシューちゃんのお尻に続いて玄関方向へと進み、廊下の角から正面玄関をそ――っと覗いた。



「すぅっ……」



 おいおい、他の者達が頑張って警備をしている中でお前さんは居眠りかい??


 玄関の直ぐ脇に設置してある椅子に腰掛け、その脇には殺傷能力の高そうな剣が立てかけてある。


 街中で見かける大蜥蜴よりも一回り大きな体の前で太い腕を組み、蜥蜴の頭が眠りに合わせてコクッコクッと上下に揺れ動く。


 あれだけ熟睡していると無視しても良いんじゃないかなぁっと思うが、居間でド派手に暴れる予定なので素通りは出来ねぇよな。


 それに……。



『俺様達とダン達の行動が上手く行っているからアイツは居眠りをしているんだよな』


 もしも異変に気付いたら居眠り処の騒ぎじゃねぇだろうし。


『その通りだ。此処までは驚く程に順調に来ているぞ』


 願わくばその順調が滞りなく最後まで続いて欲しいものだぜ。


 蜥蜴の大きな口から透明な液体がツツ――と零れ落ちてそれが地面の床に到達すると。



「……ッ」


 玄関の役割を果たす木製の扉から本当に静かな音が奏でられた。


「むはっ!? は、はぁ……。夢かぁ」



 その音を拾った大蜥蜴が慌てた様子で起き上がり、夢現な頭の状態を元に戻そうとして激しく左右に振り続けていると再び扉から静かな音が鳴り響く。



「んっ?? 交代の時間か?? おいおい、今日の俺の当番は玄関周りだって知っているだろ?? 頼まれても交代しねぇぞ――」


 仲間からの合図だと捉えた彼は無防備且無警戒なまま扉を開いてしまった。



 はい、御苦労さん。そのまま二度寝していろや。



『んぅっ!?』


 扉が閉められたとほぼ同時に何やらくぐもった苦悶の声が聞こえて来る。


 その数秒後、月明かりに照らされた見慣れた二つの顔が屋敷に侵入した。


『これで居間以外の脅威は取り除いたぞ』



 ダンの口回りの黒頭巾がニッと上がり満足気な表情を浮かべると廊下に片膝を着けて口を開く。



『残る脅威は居間の三体だ。計画通り某達はこれから三点同時の奇襲を仕掛ける』


 シューちゃんがそう話すと三名全員の顔が緊張の色に染まった。


『居間の二つの窓からはダンとハンナ、天井からは某、そして扉からはフウタが突入する。某が天井裏に配備するまで……。約一分か』


 もう一匹の鼠が後ろ足で立ち上がり随分と高い位置にある天井を見上げる。


『了解、じゃあ俺達は今から移動を開始して……。一分後に窓をブチ破って突入するぜ』


『おっしゃ!! それじゃあ作戦の最終段階を発動しましょうかね!! 俺様達の力を見せつけてやろうぜ!!!!』


『おう!!』



 右前足で拳を作って差し出してやるとそれに応えたダンが静かに大きな拳を合わせてくれる。


 他の二名には期待していなかったけど、こういう時でもダンは調子を合わせてくれるから嬉しい限りだ。



『では、総員配置に移動するぞ』


 シューちゃんが物凄い勢いで二階へ向かって駆けて行くとそれを合図として捉えた俺様達は特に何を言う事も無く己に与えられた配置へ向かって進んで行った。



 さぁぁって……。コソコソ戦うのは此処まで!!


 最終最後の戦いはなぁぁんの遠慮も無しに暴れられるから嬉しい限りだぜ!!


 勿論?? 人質の命が最優先である事は忘れていないぜ??


 それを優先しつつ自分勝手に動けるから高揚しているって意味さ。



『ふふ――ん、ふんふんっ。大蜥蜴の尻を蹴飛ばしてっ、泣きっ面を思いっきりぶっ飛ばしてやるのさ――っと』



 廊下に漂う静謐な空気を侵さぬ静かな声量で鼻歌を奏でて目的地へと向かう。


 きっと俺様の家族がこの姿を見付けたら顔を顰めるだろうなぁ……。


 お願いだからもっと任務に集中してくれ!! って。


 だけど、普通に任務を熟すってのは性分に合わねぇし何より四強の一つ。華菱はなびしを目指す俺様にとって地味な戦闘や行動は憚れるのさっ。


 心に湧く高揚と緊張感に合わせて尻尾が左右に揺れ動き我が四つ足は決して歩みを止める事は無く。燃え盛る闘志を胸に秘めたまま素敵な危険と死が待ち構えている戦地へと向かって行ったのだった。




お疲れ様でした。


本日の執筆のお供は毎度御馴染エイリアン2でしたが……。何んと今年中にエイリアンシリーズの最新作が公開されるのです!!


公開はまだまだ先なのですが今からワクワクが止まりませんよ!!


そんな事よりもさっさと続きを書けという読者様達からの手厳しい言葉を頂きましたので、これからもう少しだけプロット執筆作業を続けますね。



それでは皆様、お休みなさいませ。

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