用語集 4
用語集
DAYN
特異DAYN
特異兵仗
DRAG
特異能力の覚醒
ヒトと感情生命体の違い
DAYN
CGS単位系における力の単位を示すdyneとは英語スペルが別なのでご注意を。
作中では、人や感情生命体の細胞内に存在する器官。構成成分はERGやミトコンドリアや細胞核等で出来ており、機能は主にERGの代謝を行いATPなど人間の生命活動に関わりのある物質の大量生産したり、ERGの分解が行われた際に生じる神経伝達物質 (感情の素となる物質)の受容体の役割を果たしたりする。DAYNは筒美封藤の異常な程の身体能力に存在によって発見された。推察では、死喰いの樹が生えた後大気中にばら撒かれたERGが人間の細胞に入り変異したと言われている。正式名称をNucleus Accept erg and Yield Discord (意訳:細胞核はERGを受容体として受け入れ、不和 (人間離れした力)を産む)であり大文字のアナグラムをするとergの関連単位のdyneと同じ発音となることから、その様に呼ばれるようになった。
特異DAYN
特異能力を作り出すDAYN。通常のDAYNを変化させる遺伝子を親から受け継ぐか、多大なストレスが身体に溜まった際にDAYNが変化した際に特異DAYNが生まれる。身体に特異DAYNを持っているものは特異能力者になれる。しかし、変化の際そのストレスに耐える事が出来ない場合、DAYNが分解しERGとなる事で体内のERG濃度が上がり飽和することで感情生命体となる。
特異兵仗
特異能力者にしか使えない、特異能力をより長くより強くする為の武器や道具の総称。特異兵仗は身につけ、決まったルーティーンを行うことで特異能力を強化する。また、その際に特異兵仗は特異DAYNの代わりを務めることで、体内の特異DAYNを温存することが出来る。そのため、特異能力の使用時間が増えたり、単純に分解できるERGの量を増やすことが出来る為特異能力自体の威力をあげることが出来る。また、特異兵仗は人が特異能力者になった時に意図せずに作ってしまう場合と特異兵仗を作るための特異能力を持つ操朝柊が作った場合に限られる。そのため、生産性が乏しく需要と供給が釣り合っていないく、DRAGを使わざる負えないのが現状である。
DRAG
服用することで恒久的に体内に特異DAYNを増やすことが出来る錠剤。使った特異能力者は特異兵仗と比べても非常に強く恒久的に特異能力を使用できるようになる。また、色絵青磁の特異能力『真の存在』により作ることが出来、作り方は簡単で、使用者の細胞を『真の存在』でDAYNを特異DAYNに変質させる酵素に変えることで完成となる。しかし、使用した人間はDRAGにより身体からERGが大量に放出されるようになるため、使用者は確実に感情生命体になり、使うとしても最終手段である。しかしそうと言われ、ほぼ禁止となってはいるものの、特異感情生命体を相手にした時にはほとんどの確率で対峙した軍人が使っている。また、肉体関係を持った相手のDRAGを使用することで、その相手の特異能力を使えるようになる。これには不確実な制約もあり、相手と深い愛情関係であることやDRAGに使われる細胞がその人のコンプレックスの象徴であるという条件で他人の特異能力が使えるようになったりする。
色絵青磁は正式名称を『Drug Redly Addict Gift』と言い『薬は難なく人を依存させてくる、お前らの反応が見たいからくれてやるよ』と訳した。また、DRAG自体に引っ張るという意味があるため、これは人の人生の足を引っ張るものだと言った。
特異能力の覚醒
特異能力を長い間続けると、特異DAYNのキャパシティがでかくなり、より強力な特異能力が使えるようになることを指すが、めったにそんなことは起きなく、護衛軍の特異能力者がDRAGを使わないようにするために、気休めでできた用語である。
ヒトと感情生命体の違い
人はERGを体内から放出させることはない、逆に感情生命体はERGを自分で作り放出させ人間に被害を及ぼさなければ生命活動を行えない。また、単純に容姿で判別される場合もある。
作中ではこのように定義は人によって曖昧に扱われており、色絵瑠璃は特異能力の性質上人としての形を保てていない時がある為、感情生命体として扱われるのに対し、体の内側から自死欲のERGを放出していた紅葉が感情生命体扱いをされていないといったところが例に挙げられる。またこれは、この二人がイレギュラーすぎる問題である為、起きたことであるから基本見た目で判断される。