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用語設定集1

 一章が終わったので、用語の解説を今後の展開のネタバレにならない範囲で軽くまとめるために作りました。辞書程度に思って頂けると幸いです。某フリー百科辞典サイトのような感覚で扱って頂けると嬉しいです。


 全体でどれくらいの量になるか分からないし、多すぎると探すのが面倒になるので2000〜4000文字程度くらいで切っていきます。更に、未読者には絶対に伝わらないように書いているので読んでない方は読んで頂きたいです。


 あと、この作品の事『どうかの』って略して呼んでくれると嬉しいです。私自身長文タイトルは口に出しにくいからあまり好きでは無いのですが、何分このご時世長文タイトルじゃ無いといけないみたいな風潮 (偏見)があるのでこんな感じにしました。


 最後にいつも読んで頂いている方々には感謝を。性癖とトラウマとカタルシスと中二病を全開で書いた、にんにく入りの全増し家系ラーメンのスープを使ってイベリコ豚のしゃぶしゃぶをする闇鍋みたいな小説読んで頂いて嬉しい限りです。 (意外と美味しそう)


 こんな感じで、私華蘭蕉(はなかんな)は日々折れないように更新していきますので、これからも応援よろしくお願いします。



 以下、用語集です。



 用語一覧 (掲載順、一行開けで別の用語に変わります)

 エス (イド)

 エゴ (自我)

 特異能力エゴ

 特異能力者エゴイスト

 非特異能力者アルトゥルーイスト

 感情生命体エスター



 エス (イド)

 ジークムント・フロイトの心理学における用語の一つ。生物におけるあらゆる生命活動と精神活動の根本に存在する心のあり方をいう。フロイト心理学では、エスには人間の動因となる性欲動『リビドー』と死の欲動『タナトス』が発生していると考えられている。

 本作では、『リビドー』=『生への執着』=『生存欲』、『タナトス』=『死への憧れ』=『自死欲』として表現している。また、感情の制御が出来なくてエスを溢れさせた生命体として『感情生命体エスター』という生物が登場している。


 エゴ (自我)

 フロイト心理学における用語の一つで、意識と前意識、無意識的防衛を含む心の構造という意味がある。

 本作では、特異能力エゴという特定の人間や感情生命体エスターが使用する事の出来る超常的な力として表現している。また、エゴイズムの略語をエゴとして言葉を使用している事もある。


 特異能力エゴ

 死喰い(タナトス)の樹が出現して以降、特定の人間や感情生命体エスターが使用するようになった超能力の様なもの。エネルギーをERG(エルグ)という物質で賄うことによって、超常現象を可能にしている。特異能力エゴの条件としては、通常の物理現象では起こりえない事をしている事、または通常の人間の身体機能では絶対に起こりえない機能を見せることである。大体の特異能力エゴは使用時間が人体の代謝機能と起こす現象によって、数十秒から数分間とばらつきがあるが、稀に常時発動している物もあるため、人それぞれとしか言えない。専門家曰く全人類気合いでなんとかしようとすれば、なんでも出来るらしいがその前に感情生命体エスターになるか、頭が吹っ飛んで死喰い(タナトス)の樹に回収されるらしい。


 特異能力者エゴイスト

 本来の利己主義者という意味ではなく、特異能力エゴを発現させた人間を指す言葉。特異能力者エゴイストは二種類に分けられ、親の遺伝で産まれた頃から特異能力エゴを持っていた人、そして人格形成時 (基本的に小学生から高校生の間)に多大なストレスを受け特異能力エゴを後天的に獲得した人だ。中には複数の特異能力エゴを持つ特異能力者エゴイストもいる。

 作中開始時点 (紅葉もみじが護衛軍で活動を始めた時点)では、家族代々特異能力者(エゴイスト)の人以外である、一般人から特異能力者エゴイストが出現し始めたのは2、30年前である。その為、一般大衆のこの単語自体の認知度は全くと言っていいほど無い。


 非特異能力者アルトゥルーイスト

 アルトゥルーイズム (利他主義)から派生した意味ではなく、特異能力エゴを使用できない普通の人間を指す。この単語も特異能力者エゴイスト同様、護衛軍の関係者など一部の人間しか使われていない。

 しかし、一般的に護衛軍が集団の軍として成り立っているのは非特異能力者アルトゥルーイストが大半を占めているからである。彼らは基本的に護衛軍初代大将の筒美つつみ封藤ふうとうが生み出した非特異能力アルトゥルーイストでもERG(エルグ)を使う事の出来る技術、『筒美流奥義』によって暴走した特異能力者エゴイストや理性のない感情生命体エゴイストに対抗している。


 感情生命体エスター

 死喰い(タナトス)の樹が出現して以降、現れるようになった主に感情に由来する物質、ERG(エルグ)によって構成された新生物。どこかで自我を持つ生物 (人間)が関与していないと産まれないのは確かである。

 発生原因は様々で、一度に多くの人間が同じ感情を抱いたりすると自然発生したり、人間に過剰にストレスを与え過ぎた結果全ての細胞がERG(エルグ)に転化して発生するタイプもある。

 植物や動物、はたまた人間の姿をしていたり、亜人の姿をしていたり、最早名状しがたい何かの姿になっている時さえある。

 感情生命体エスターの行動原理は大抵が自身を産んだ感情をより周囲に伝播させるように動く。そうする事で彼等はより強力な生命力を得る事が出来る。なので、理論上種類によっては人間に利益をもたらすものもいるが、今の所色絵しきえ瑠璃るりや樹教の人間以外対話出来る存在は確認されていない。

 中には衝動パトスと呼ばれる、周りに自らの感情汚染させたERG(エルグ)を放つことで、強制的にその感情にさせる能力を持つ感情生命体エスターもいる。

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