プロローグ 憲法改正
架空戦記を書きたいのですが、どうも時間的に余裕が無いので、これまでに考えた架空護衛艦を記載していきたいと思います。
21世紀の初頭。
今、日本は、新たな一歩を踏み出した。
新日本国憲法 第九条より
第一項
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国会により正統性を認められない戦争と、自衛権の範囲外である戦闘、武力による威嚇又は国際法に反する武力は、経緯を問わず国家として、永久にこれを放棄する。
第二項
前項に記載された自衛権の定義は、専守防衛の理念ではなく、日本国に被害を与える可能性を持つ脅威に対して発動する実力行使全てを指す。
第三項
第一項の目的を達するため、陸海空軍核兵器その他の実力を保持し、国際平和の維持のために行う戦闘を除く日本国の交戦権はこれを認めない。
日本は、新憲法を制定した後、国際紛争を解決するために必要な軍備を拡張。
アメリカやヨーロッパ諸国を出し抜き、国連の活動の中枢を担うようになった。
また年金制度を、100年に渡り廃止しすることで、負債の返済にあてた。
消費税や所得税も5~10%上がった。
そして、日本人は日本軍の国連活動により、海外で名誉的地位を獲得し、他国から厚待遇で受け入れられるようになり、海外に働きに出る者や、海外から日本に研修に来る邦人が増加した。
日本人の中には、戦争憲法と罵る人もいたが、世界からは称賛され、特に東南アジアの諸国からは「極東の誇り」と言われ、国交が深まったため、大半は賛成した。
日本は自衛隊を憲法改正に伴い、以下の用に変更した。
陸上自衛隊→国防陸軍(英語:Defense Army)
海上自衛隊→国防海軍(英語:Defense Navy)
航空自衛隊→国防空軍(英語:Defense Air Force)
海上保安庁→沿岸警備隊(英語:Coast Guard)
沿岸警備隊は領海内での活動に限り、排他的経済水域では国防海軍が治安維持を行うものである。
これから記載するのは、新憲法に制定された日本国防海軍の軍備拡張のために配備された護衛艦艇である。